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2014.8.4 05:03(1/2ページ)
盛岡大付・松本、サウナ＆温泉で初戦万全 初の夏１勝を目指す
第９６回全国高校野球選手権大会（９日から１５日間）出場校による甲子園練習が３日、始まった。
コンディション不良のため外野芝生でのウオーミングアップ以外は室内での練習となるなか、８校が汗を流した。
盛岡大付（岩手）の１５０キロ右腕、松本裕樹投手（３年）は
蓄積した疲労をサウナや温泉で癒やし、同校初の夏１勝を目指す。
甲子園練習は組み合わせ抽選が行われる６日まで行われる。
狭い室内練習場で大きな金属音を響かせた。前日２日からの雨の影響で、
屋外で練習できなかったが、松本は昨春のセンバツ以来となる聖地で心を躍らせた。
３０分間の練習後は、西宮市内のグラウンドでさらに練習。
７月１８日からの１週間で５試合に登板したため、
岩手大会後は投球練習を控えて、体力の回復に努めている。
さらに神戸市内の宿舎入りした１日からは“夜練習”を敢行している。
「暑さ対策にサウナに行っています」。ホテルから車で１０分ほどの距離にある天然温泉付きの温浴施設。
サウナ好きの関口監督が、松本ら選手を引き連れ、大量の汗を流す。
疲労物質を取り除き、チームの結束も図れるというわけだ。
さらに関口監督は「抽選が終わって、日程次第では行きたいですね」と郊外の有馬温泉へ出向く考えも口にした。
筋肉痛などに効く「金泉」、飲用すれば、胃液の分泌を刺激し食欲を増進させる「銀泉」などがある名湯。
酷暑での戦いを乗り切るため、松本ら球児の味方になるはずだ。
最速１５０キロ、高校通算５４本塁打の「大谷２世」も、自身は甲子園で勝利投手になったことがない。
「知っています。でも、自分のことよりチームの勝利のためにやりたいです。早く試合がしたい」。
サウナ＆温泉でパワーを蓄え、エース兼４番として、夏の甲子園を熱くする。 （山田結軌）
（紙面から）
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