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長友が代表強化へ新FKキッカーに名乗り
東スポWeb 7月28日(月)16時15分配信
日本代表DF長友佑都(27=インテル)が新境地を切り開く。
サッカーの国際親善大会「ギネス・インターナショナル・チャンピオンズカップ」(26日=日本時間27日)で、
インテル(イタリア)はレアル・マドリード(スペイン)と米国・カリフォルニア州バークレーで対戦し、1―1からPK戦の末に勝利。
長友は今季初の実戦となったが、4年後に向けてFK練習に取り組んでいる。
9月に始動するアギーレジャパンでは“悪魔の左足”FW本田圭佑(28=ACミラン)に代わる新たなFKキッカーに名乗りを上げそうだ。
日本代表はブラジルW杯で惨敗。
長友は「世界のサイドバックたちは攻撃でもみせている。僕も、そこをしっかりやっていかないといけない。得点もアシストも、こだわっていきたい」と
攻撃の再強化を課題に挙げる。
実際に今オフ、都内のグラウンドで行った自主トレでは、得点力アップを意識した練習を積んだ。
親交のあるJクラブ関係者は「決定力の向上を常に考えていて、キックの精度を高めようとシュート練習を徹底していたし、
プレースキック(FK)もやっていた」と明かした。
これまで長友が代表、クラブでFKを蹴る場面は、ほとんどなかった。
だが、2018年ロシアW杯に向けてプレーの幅を広げることを決断。
体幹が強く、軸足や体がブレないため、自主トレでは精度の高いキックを蹴っていたという。
恩師の明大サッカー部・神川明彦監督(48)も、長友のFKキッカーとしての資質を認める。
「3年生のときに、早稲田との対戦でFKを蹴ったのを見たことがあるが、すごいゴールを決めた。
練習でも(FKは)見たこともなかったけど、あの集中力はすごい。
本人には言わなかったけど、心の中では『すごいな』と思っていた」
日本代表でFKといえば本田の独壇場だが、代表の4年間で決めたFKゴール数は、わずか1。
もう一人のキッカー、MF遠藤保仁(34=G大阪)は、4年後のロシアW杯までプレーできる保証はなく、現状では完全に白紙。
長友がFKキッカーを務める機会もありそうだ。
長友はRマドリード戦の後半32分から左MFで出場。
まだ調整段階だけに、無難なプレーに終始した。
PK戦でもシュートを外したが、勝負どころはまだまだ先にある。
4年後へ、FKにも磨きをかけていく。
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