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韓国を訪れている東京都の舛添知事は、23日、友好都市・ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長と会談し、
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた、協力促進などを盛り込んだ合意書を締結した。
会談で舛添氏は、「きょうをスタート台にして、協力関係を積み重ねていきたい」と述べ、
朴市長も、「舛添氏の訪問を心から歓迎する」と応じた。
会談では、東京オリンピック・パラリンピックのほか、「PM2.5」による大気汚染対策や、都市の安全対策などで
協力していくことで一致し、合意書を締結した。
舛添知事は「きょうから、新しい未来志向の日韓関係に向かって、ソウル市と東京都が手と手を携えて前進する、
大きな一歩が踏めたと、そういうふうに思っています」と述べた。
会談に先立ち、舛添氏は、旅客船「セウォル号」沈没事故の犠牲者を追悼する焼香所を訪れ、花を手向けた。
都知事の韓国への公式訪問は18年ぶりで、日韓関係が冷え込む中、舛添氏は、安倍首相から、
韓国政府に向けたメッセージを預かっていることを明らかにしている。
舛添氏は、朴槿恵(パク・クネ)大統領をはじめとする政府要人との会談を調整していて、会談では、
安倍首相の日韓関係の改善に向けた思いを伝える見通し。
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