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54歳だった。6月16日、大リーグの歴史に残るスーパースターが、唾液(だえき)腺がんで亡くなった。
パドレスでプレーし、8度の首位打者に輝いたトニー・グウィン氏。現役時代に愛用し続けた「かみたばこ」が原因とも言われる。
今なお使う大リーガーは多い。慈善活動に熱心で
「模範的な人物」といわれたグウィン氏の死は米球界に衝撃を与えたが、たばこ規制への大きな広がりには至らない。
■「文化の一部」「ステータス」
大リーグの試合で、選手らが何かを口に含み、頻繁につばを吐く場面を目にした人は多いだろう。
それはガムではなく、かみたばこのケースが多い。
米メディアの調査では、今春のレッドソックスのキャンプに参加した選手58人のうち、21人が使用するなど、
大リーグ全体で4割近くが愛用者と言われている。亡くなったグウィン氏も現役生活の20年間、刻まれたたばこの葉をかみ続けていた。
かみたばこは「大リーグ文化の一部」とも言われている。その起源は、150年以上前にさかのぼる。
今につながる野球のルールが作られたのが1845年。当時すでに、選手はかみたばこを使い、プレーしていたという記録がある。
香りなどを楽しむ一方、大量の唾液(だえき)が出る。米野球殿堂博物館のキャシディ・レント氏によると、
「口内の乾燥を防ぎ、つばをつけて硬いグラブの革を軟らかくした。当時、投手はつばを球につけて変化させていた。
かみたばこは実利的な道具でもあった」。かつては、たばこ会社が有力スポンサーで、
スター選手がかんでいたことも後押しし、伝統のように受け継がれていったという。
7月20日(日)14時41分配信
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