14/07/20 09:05:27.45 0
URLリンク(news.livedoor.com)
NEWSポストセブン 2014年07月19日07時00分
サッカーW杯ブラジル大会は、時差の関係で早朝や深夜に生中継された。ゴールデンタイムには、各局がハイライト
番組を放送し、W杯を盛り上げようとしたが、軒並み視聴率は低迷した。テレビ局関係者が話す。
「高い放映権料を払っていることもあり、ゴールデンでハイライト番組を流しましたが、上手くいかなかったですね。日
本が勝ち上がれば、また展開は変わったんでしょうけど……。開幕前の6月13日には、日本テレビが8.4%を取りまし
た。日本代表への期待値が高かったとはいえ、今思えば、かなりの数字です。
15日のコロンビア戦で日本が負けた翌日、フジテレビの『2014FIFAワールドカップデイリー』は3.9%に終わった。17日、
テレビ朝日の『2014FIFAワールドカップデイリー』も4.9%と伸びなかった。ただ、ギリシャ戦を翌日に控えた19日、日本
テレビの『2014FIFAワールドカップデイリー』は6.6%とやや上昇しています。
明石家さんま、上田晋也、手越祐也の司会、本田圭佑や長友佑都のそっくりさんをドキュメンタリーチックに追いかけ
るなどバラエティ番組の要素を取り入れた。とかく批判されがちなタレント起用ですが、ゴールデン帯でハイライト番組
を放送する場合、どうしても必要になってくる。
今、深夜帯以外でサッカー専門の番組がないことからもわかるように、サッカー自体だけでは視聴率が取れない。民放
各局は、どうしてもそう考えてしまいます。さすがにW杯の試合中継はそれなりの数字を出しましたけど、ゴールデン帯
のハイライト番組でタレントがいなければ、さらに視聴率が低かったでしょうね。まあ、いずれにしても低いのですが……」
その後、日本がグループリーグ敗退を喫し、ハイライト番組の数字は低迷を続け、3~4%台を行き来していた。
「それでも、日本テレビは7月1日の『2014FIFAワールドカップデイリー』で、6.6%を記録。7月2日、TBSの『2014FIFAワール
ドカップDAILY』も6.2%とやや高くなった。ベスト8が決定し、大会も佳境に入ってきたことが影響したのでしょう」(同前)
とはいえ、ゴールデン帯では、とうてい胸を晴れるような数字ではない。
「大会期間中、NHKは月曜から金曜まで22時から『W杯デイリーハイライト』を放送しました。この番組の視聴率は5~6%台。
民放各局のゴールデン帯よりも、数字が良いのです。もちろん、基本的にタレントは出ていません。
民放各局は、普段あまりサッカーを観ない層を取り込むために、タレント起用に走った。ジャニーズ系の出演は、ティーン層
や主婦層を考えてのことでした。ただ、その成果が出たとは言いがたい。いずれにしても、今大会のハイライト番組の低視聴
率は、今後のタレント起用を考えさせられる要因にはなったでしょう。ただ、他局に先駆けて、自分たちの局だけ使わないとい
う方針を打ち出すのはかなりの勇気がいるでしょうが」(同前)