【テレビ】取材された難病少年も静かな怒り、日本の海外ロケの無茶at MNEWSPLUS
【テレビ】取材された難病少年も静かな怒り、日本の海外ロケの無茶 - 暇つぶし2ch1:太鼓 ★@転載は禁止
14/07/16 14:15:54.36 0
「ぼくは世界中のドキュメンタリー番組で人生を語ってきた。ベルギー国内5回、
フランス2回、ドイツ2回、イギリス1回、そして日本2回。たいがい楽しくやったけど、
日本の取材班にだけはほとほと困らされた」。世界でも希な難病を患うベルギー人少年
ミヒル君(15才)は、昨年出版した自著の中で、日本からの取材班がいかに虚構を
描こうとするか、静かな怒りを込めて書き綴っている。

■「それは僕の顔じゃなかった」

ミヒル君の病気は、全身の老化が異常に早く進行してしまう早老症疾患『プロジェリア』だ。
世界で確認されている存命患者数は40名ほど。平均寿命が13才位とされること、また、
ミヒル君の家族では兄妹で揃って罹患していることなどからメディアの注目を浴びてきた。

日本からのテレビ取材を受けたのは2009年のこと。取材当時、平均寿命とされる13才に
そろそろ近づこうとしていたミヒル君を前に、カメラは『死の影に怯える悲壮な少年と家族』
を描こうと必死だった。サッカー選手になりたいという将来の夢を語らせておいて、
「でも、君に未来はないよね」と声をかける。それでも涙を見せないミヒル君を、とうとう祖父
の墓まで連れて行き「もうすぐ、君もここに入るんだね、大好きなおじいちゃんに会えるね」
とたたみかける。

ミヒル君はこう回想する。「ぼくの目に涙が出てきたら、彼らはズームアップして撮った。
その顔を後で見たけれど、それは僕の顔じゃなかった」と。ミヒル君の父親はとうとう爆発し、
「もう止めだ。偽りの姿を見せたくはない。私達家族は悲嘆に打ちのめされているわけではない。
それが気に入らないなら、荷物をまとめてさっさと帰ってくれ」と叫んだという。
ここで浮き彫りにされている問題は、筆者も度々直面することだ。高視聴率を得るための
テーマや映像を安直に求めすぎるのだ。日本のテレビ界では、番組は質的評価よりも、
視聴率という量的尺度が一人歩きしている。衝撃的な映像や大音響を盛り込めば、
無計画にチャンネルを変える手が留まりやすくなるので数値が上がる。
社会問題など映像や音声的には単調でも「知らせるべきこと」を掘り下げるような番組は、
企画が通りにくく予算が付かない、と、ある制作関係者がこぼす。

(>>2以降に続く)


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