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潤うドイツサッカー界 魅力的なV賞金35億円
4度目のワールドカップ(W杯)制覇でドイツのサッカー界は経済的にも潤いそうだ。ドイツ・
サッカー協会(DFB)は放送権料や入場券収入で約4000万ユーロ(約55億円)、スポンサ
ー料で約6000万ユーロ(約82億8000万円)の年間収入があるが、日本円で35億円を超
すW杯の優勝賞金は魅力的な臨時収入となる。
ドイツではW杯や欧州選手権などの収益が各クラブにも分配される。今大会は1人当たり約40
00万円とされる選手ボーナスを差し引いても、大きな黒字が期待できる。国際大会で代表が上位
に進めば、各クラブも潤う好循環が成り立つ図式といえる。
ただ、優勝のためのコストは決して安くない。元代表FWの協会理事で、経営学修士のビアホフ
氏(46)は大会前に「今回の費用はDFBでW杯史上最高の2200万ユーロ(約30億円)に
上る」と経済誌に語った。大会中の拠点は、ドイツの投資グループがバイア州の海岸に新築した広
大なリゾート施設を丸ごと借り切った。「小さな村のようで最高の環境。ホテルでは全く違ったは
ず」(ミュラー)と好評だったが、費用もかさんだとみられる。
DFBのメーンスポンサー、アディダスなどとの契約は2018年まで。W杯のタイトル獲得で、
ビアホフ氏が「可能性が広がる」と話すように、今後の交渉で有利に働くのは間違いない。(共同)
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