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ニューヨーク(CNNMoney)��6月12日に開幕したサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会を巡り、ピッチ外でも激しい戦いが繰り広げられている。
主役はスポーツ用品大手の独アディダスと米ナイキだ。
サッカー用品市場を長らく先導してきたアディダスだが、近年ではナイキが急激な攻勢をかけている。
市場規模は莫大だ。
国際サッカー連盟(FIFA)の予想では、1カ月にわたる大会期間中、世界人口の半分近くに及ぶ32億人が試合を観戦する。
両社とも大規模なキャンペーンを展開しているが、特にアディダスがこの大会にかける意気込みは強い。
現状ではナイキが世界最大のスポーツウエア企業だ。
米調査会社ファクトセットによると、去年の年間売り上げは253億ドルに上る。
一方、2番手のアディダスは年間売り上げ163億ドルとナイキの後塵(こうじん)を拝しているが、W杯とは縁が深い。
同社は1970年以来すべての大会でスポンサーになっており、FIFAのスポンサー最上位にあたる「公式パートナー企業」6社の中に名前を連ねている。
今大会ではW杯公式球の開発を手掛けており、さらに、ドイツ、スペイン、アルゼンチン、コロンビアといった優勝候補4カ国のスポンサーにもなっている。