14/06/26 17:04:32.04 axVVKyaW0
日本は「種目文化」しかなくて、「スポーツ文化」が無い。
部活動で種目を拘束してしまうから、野球をやった子供は野球しか知らないし、
バスケを選んだ子はバスケしか知らないままで、「スポーツ」の認識がない。
地域クラブでいくつもの種目を経験した子供たちは、同じ地域の他の種目の
選手たちも仲間として応援するし、自分は地域の一員なんだと自覚する。
日本は同じ地域の他の種目や選手たちを「敵」扱いする人間が育ってる。
子供の頃に一つの種目に限定してしまうから、スポーツ全体を愛するという
精神が育たない。こういう認識や精神は、子供の頃から色んなスポーツを
実践して体得するもので、上から叩き込もうとしたってできないものなのに。
学校で部活という時間や施設を利用するのはいい。でもそこで「拘束」する、
他の種目に参加できなくするというのは、あるカラオケ屋に行って一度そこの
会員になったら、もう他の店には入れなくするというのと同じくらい愚かなことだ。
日本では子供に身体の鍛練を叩き込む「体育」と、国際交流も含めた生涯楽しむ
「スポーツ」の区別が付いていない。まず仕事をするところと勉強をするところに
「スポーツ」を求めることが矛盾している。
企業スポーツも「社内体育」でしかない。だから体力がなくなると真っ先にスポーツ
部門を切り捨てる。交際費みたいなものとしか認識していないんだろう。