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FRIDAY張り込みデスク
今週は『ダウンタウン』浜田
わがハリ班のエース・Ｓ記者がこのネタを拾ってきたのは、実は３年ほど前のことだった。
「浜田はいま家に帰ってないらしいんですよ」
―えっ、別居なの？
「見ている限りはそうですね。都内某所にある高級マンションがいまの住まいみたいです。ただ、それでも週一回は成城の豪邸へも帰るようにしてるみたいですね」
―巧妙にカモフラージュしてるというわけだな。
「そうですね。別居でできないですかね」
―厳しいなぁ。週イチで帰ってるとなると、一応、言い訳は成り立つからな。
その数日後。
「浜田ですけど、どうやらオンナを住ませてますよ」
―えっ、そうなの？
「別宅マンションからオンナと一緒に出てきて、コンビニとＤＶＤレンタルショップに出かけるところが撮れました」
―じゃあもう載せられるじゃん。
「いや、それが浜田は絶対に車から降りないんですよ。だからツーショットは撮れてません」
―なるほど。ツーはおさえたいな。
「長期戦覚悟でやりますよ」
―だな。オンナは何者なの？
「いまのところはまだちょっとわかりません。けど、明らかに一般人じゃないですね。タレントですよ」
しかしその後数ヶ月間張り込むも、向こうも警戒心はハンパなく、二人きりで外出する姿はおさえられず。
以降、別の現場が終了するたびごとにS記者が張り込むも、カーチェイスを繰り返したり、先方の運転手から「アンタらがしようとしていることはまず無理だから」と挑発されたりしながらも、最終的には尻尾をつかむことはできず。
そしてトライ＆エラーの末、なんとか二人きりでのデートをおさえられたのが２ヶ月ほど前のことだった。
「ようやく二人で外出する姿がおさえられました」とＳ記者。
―やったね。どこに出かけたの？
「コンビニですね」
―ツーショットは？
「浜田がハンドルを握り、助手席に彼女がいるところをなんとかおさえました」
―よし！
その後、彼女が何者か調べるのにさらに１ヶ月ほどかかり、かつてウチにもでたことがあるグラドルだということが判明。
で、今週月曜日の夜、まずは浜田を直撃。
深夜、別宅に帰ってきた浜田の車。
後部座席に浜田が乗っているようだったが、カーテンで締め切っており、姿は確認できない。運転手が駐車場にバックで車を入れようとしているとこをＳ記者が突撃。
まずは運転手に取材の主旨を伝える。
―後ろに乗っている浜田さんに伝えてもらえませんか？
「いやこの車には乗ってないですよ」
―そんなわけないでしょ。いま仕事場からここに送ってきたんですよね。
「いや、違います」
運転手はやや当惑しながらそう言うと、一旦、駐車場にバックさせていた車を大慌てで発信させ、なんと、逃げて行ってしまった。
こうなったら、妻の小川菜摘だな。
その後の直撃の様子は記事の通り。
別宅に関してはあくまでも「事務所です」と言い切る彼女。いいのか、そんなこと言って。じゃあ、あのオンナのことはどう言い訳するのか？
すると、顔を強ばらせながら、「全然いいんじゃないですか。芸の肥やしになれば」と必死に弁明。健気だ。
で、木曜日。
水面下でのＹ本の動きが、いつにもましてスピーディである。
はたしてスポーツ紙やワイドショーは、このネタを報じることができるのか。できないだろうなあ。できるのは、九州RKB毎日の『今日感テレビ』ぐらいか。