14/06/12 22:05:28.36 0
(>>1からの続き)
◆立ちはだかるハードルの数々 4球団分の選手をどう集める、レベル維持は
まず新設球団の選手をどうするかだ。2004年、大阪近鉄が存続不可能に
なった時は、球界再編の非常事態でもあり、吸収合併したオリックスと
新設された東北楽天に近鉄の選手が分配されたが、今回は既存の
12球団とは関係ないところで行われる球団設立。社会人や独立リーグ、
他球団から戦力外通告を受けた選手などをかき集めるしかない。
もし、12球団が同意すれば、MLBやNFLなど米プロスポーツ界で見られるような、
既存の球団から選手を分配するエクスパンション・ドラフトが行われるだろうが、
それにしたって支配下登録70人×4球団で280人の新たなNPB選手が
生まれるわけだ。トップ選手のメジャー流出が続き、ただでさえレベル維持が
大変な球界で、そんなことがあったらレベル低下は避けられない。
新球団も当初はなかなか勝てないだろう。Jリーグは21年かけて、J1、J2、J3
というレベルの階層を作って行った。トップのJ1を頂点とするピラミッドを
形成しているのである。Jリーグ参入を目指すクラブは、まずは地域リーグで
実力をつけ、アマチュアのJFL入りし、J3→J2→J1というルートでレベルアップを
図る仕組みができている。そうしてレベルを担保している。今回の案のように
新設球団がいきなりトップレベルに参入して戦うこと自体、無理があるのだ。
加えて今は少年たちの野球離れが進んでいる。中学体育連盟
(中体連)による全国の中学校の部活登録者数のデータによれば、
2003年は野球部が1位で約31万人、2位のサッカー部が約21万人で
10万人あまりの差があったが、その後野球部の部員は減少が続いたのに対し
サッカー部は増加、2013年の部員数はついにサッカー部が野球部を抜いて
1位となった。高校野球はそれほどではないが、部員の減少は続いている。
(続きは3~4ページ目のスレスレリンク(mnewsplus板)で)