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ザックＪ、求められる一発回答 米合宿は最大級の“おもてなし”
サッカー日本代表は２９日（日本時間３０日）、Ｗ杯ブラジル大会に向けた最終合宿地の米フロリダ州タンパに到着。
前日成田空港からチャーター機で出発する前、アルベルト・ザッケローニ監督（６１）は、チームの集合先となったホテルに
集まったファンへ日本語で「ガンバリマショウ」と呼びかけ、サインにも応じるなどリラックスムードだった。
日本サッカー協会は、今回の米合宿のために最大級の“おもてなし”を敢行。協会スタッフが２カ月近くかけて
日本代表をサポートするための備品を用意したが、その重さは実に２・５トン。
「ひょっとしたらブラジルに運んだ荷物より多いかもしれない」（協会関係者）。日本代表史上、最大規模だという。
気になる中身は、ユニホーム、スパイク類やトレーニング用具に加え
「いろんな種類の入浴剤。選手たちから意外に重宝されるのがドライヤー。
コーヒー好きが多いので、コーヒーメーカーも入っています」（同関係者）。
さらにはザックが就任以後に大好物となった本ワサビも忘れていないとか。
その荷物を搬入したチャーター機も、２０００万円以上の費用をかけて用意。
これまでの遠征ではファンの同乗が許されていたが「今回は遠慮してもらった」（同）。
周りの目を気にせず、ひと眠りすればフロリダのさわやかな太陽が待っている。
現地の宿泊先でも１０００万円以上の費用をかけて、ザックジャパンの受け入れ体制を整えている。
これまでザッケローニ監督は「私は結果を約束することができない。
結果を出す努力をすることは、お約束する」と、ブラジル大会での目標を口にしてこなかった。
が、過去最大級の“おもてなし”に応えるためにも、しっかり主力組のコンディションを上げ、
“一発回答”をたたき出さなければならない。 （夕刊フジ編集委員・久保武司）
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ザックは声援をおくってくれたチビっ子たちにサインでお礼
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事前合宿地の米フロリダ州へ出発前に、セレモニーであいさつするサッカーＷ杯日本代表のザッケローニ監督（手前右）
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事前合宿地の米フロリダ州に向け出発する（手前から）大久保、長友、斎藤ら
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