14/05/24 16:59:22.43 0
プロ野球16球団構想は現場を知らないジャーナリストの机上論
一部で報道された「アベノミクスにプロ野球16球団構想」。
プロ野球界の実態を知らない、人気取りのアドバルーンだ。その内容はこうだ。
「政府が6月中にまとめる成長戦略に、プロ野球の球団数を現在の12から16に増やすことが盛り込まれる見込みとなった。
自民党の日本経済再生本部(高市早苗本部長)がまとめた成長戦略の第二次提言案で、新たに4球団を増やすことを検討している。
近く政府に提言が伝達される」
4球団の本拠地候補として「北信越、静岡、四国、沖縄」を挙げ「消費税増税で落ち込むと見られる
景気の回復策としても期待されている」と締めくくっている。
が、この「16球団構想」そのものの出所が信用できるものではない。
球界関係者から批判されているスポーツジャーナリストの机上論だからだ。
「あの人が野球場に取材にきた姿を見たことがない。それなのに、いろいろとプロ野球界を批判して、的外れの改革論を唱えている」
プロ野球界の実態、現場を知らないスポーツジャーナリストの案に乗って、
本当に「アベノミクスにプロ野球16球団構想」などを正式表明したら茶番劇そのものだ。では、現状はどうか。
昨年、球界参入9年目で楽天が初めてリーグ優勝、日本一を達成したが、一方で身売り説が絶えない球団が2、3ある。
12球団2リーグ制度の維持さえ四苦八苦しているのが現実。
04年夏に表面化した球界再編の動き、10球団1リーグ制度騒動は、いつまた再燃するかわからないのが、球界の実態だ。
机上論の「16球団構想」を提唱しているスポーツジャーナリストをはじめとする拡大論者の多くは
「野球界もサッカー界の底辺の拡大に習え」と口にする。球界内部にも一部同調論がある。
が、6月にブラジルで開幕するW杯の日本代表にオンブにダッコのサッカー界。Jリーグは危機的な状態なのだが。 (江尻良文)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)