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◇ASKA容疑者 覚せい剤所持容疑で逮捕
覚せい剤取締法違反容疑で17日、逮捕されたASKA容疑者。警視庁はこの日、薬物の供給源についても暴力団関係者の介在も
視野に慎重に捜査を進めた。かねて、暴力団関係者との友人関係を著書で公言するなど人脈は多岐にわたるとされている。“クスリ”
“オンナ”に加え“黒い交際”と、トップミュージシャンの深すぎる闇が浮上。全容が暴かれれば芸能界の枠を超えた衝撃をもたらしそうだ。
警視庁組対5課はASKA容疑者の疑惑を内偵する中で、薬物の入手先が覚せい剤を譲渡していたとされる暴力団であった可能性
にも注目している。
この日午後3時ごろ、同課課長は取材に対し「捜査中。それ以上は言えない」と、供給源について、慎重かつ徹底的に捜査を進めて
いることを示唆した。
薬物疑惑の端緒になった盗撮ビデオについて、昨年8月の「週刊文春」は札幌に拠点を置く暴力団組員が盗撮したと報じた。同誌に
よるとこの組員は、ASKA容疑者の中学時代の同級生で、数年前から薬物手配の依頼に応じていたとされる。
ASKA容疑者の注文が徐々にエスカレートし無理難題や暴言を繰り返すようになる中、怒った同組員が恐喝目的で盗撮したという。
これ以外にもASKA容疑者の周辺には暴力団の影がつきまとっていた。96年に発表した書き下ろしエッセー「インタビュー」(幻冬舎)
では「僕にはヤクザの友達がいる。“ヤクザな”ではなく、“ヤクザのような”でもなく、正真正銘の」とつづっている。
さらに故郷・福岡県の小学校時代の友人である暴力団関係者とも親密な交際を続けていた。この友人とも薬物をめぐってもめ事を
起こし、別の暴力団関係者に仲裁を依頼した過去があるという。“黒い人脈”は複数の幹部にも及ぶとされ、全容が解明されれば、
芸能界や各業界にはびこる、暴力団の影が白日にさらされる可能性もある。
ASKA容疑者について関係者は「頑固でエキセントリックな部分の一方、どこか隙のある部分や、ナイーブさがある」と指摘。
「ASKA容疑者は歌唱の第一人者を目指すのではなく、作り手として高みを極めることに美学を感じていた。90年代の全盛期から
すればその後の楽曲が比較的、世間に受け入れられていない状況に、著しく焦りや不安を覚えていたようだ」との声もある。
こうした精神的不安定さが、反社会的勢力との交際へ足を踏み入れ、自分を制御できなくなった要因の一つになったのかもしれない。
▽警視庁組織犯罪対策部 03年4月、従来の刑事、公安、生活安全部に横断していた外国人、暴力団、銃器・薬物犯罪などの
担当課を移行・再編して新設。組織犯罪対策総務課のほか同1課から同5課までと「組織犯罪対策特別捜査隊」の6課1隊で構成。
組対5課は銃器と薬物を担当。
ソース(Yahoo・スポニチ) URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
写真=覚せい剤所持容疑で逮捕されたASKA容疑者
URLリンク(amd.c.yimg.jp)