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【テレビ】構成作家・高須光聖氏が語るテレビに対するジレンマ「最近はテレビを観ている人が“ボケ”を許さない」 - 暇つぶし2ch1:かばほ~るφ ★@転載禁止
14/05/04 16:41:04.69 0
構成作家・高須光聖が語るテレビに対するジレンマ  2014年05月04日 10時40分
 
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)を筆頭に数々のバラエティ番組の構成を
手掛ける高須光聖氏。何かと自粛ムードの現状のテレビ業界に対して、真摯な想いを明かしてくれた。

■アツアツあんかけ対決はもう視聴者が許してくれない
─『ガキの使い』も放送開始から25年が経過しました。“マスとコア”をここまでバランスよく
満足させたコンテンツもそうそうないですよね。

【高須】そうですよね。やっぱり、ふり幅が極端にデカいのが『ガキの使い』なんですよ。
大みそかの『笑ってはいけない』みたいに、皆さんが楽しんでもらえるような企画もあれば、
コアな層が喜ぶヘイポー企画みたいなのもあってね(笑)。やっぱり僕なんかはヘイポー企画みたいな
“ゲスさ”もバカバカしくて好きなんですよ。僕の中ではお笑いのバラエティの企画って、
大きく2つに分かれるんですよ。ひとつは“企画もの”、もうひとつは“創りもの”。

─“企画もの”というと今でいうなら『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)あたりですか?

【高須】そうですね。さらに遡ると『元気が出るテレビ』だったり『電波少年』であったり、比較的日テレに
多いかな。で、“創りもの”は『めちゃイケ』みたいなフジテレビのコント番組の流れをくんだもの。
その中で、『ガキの使い』は凄く作りこんだ企画と、ある一部の現象を雑に切り取っただけの企画が
混在している感じがしますね。

─近年は“自主規制”の名目で、バラエティ番組でも以前はオンエア出来た企画も出来なかったり、
なかなか思い切った企画が通らなくなってるじゃないですか? 高須さんはそこにジレンマを感じますか?

【高須】それはやっぱり感じますよ。例えば、恒例企画だった『山ちゃんVSモリマン』で、
アツアツあんかけ対決ってやってたでしょ?

─アツアツのあんかけを互いにかけあうという恐ろしい企画ですね(笑)。

【高須】あと、ゴボウしばき合い対決とかさ。あれなんか「食べ物を粗末にしてる!」ってメチャクチャ
怒られて。今はもう出来ないよね。「このあとスタッフが美味しく頂きました」っていうテロップを
入れたら暫くは大丈夫だったんだけど、もう許してくれない。

─そこがバラエティの立場の弱さを感じますよね。それを言ったらプロ野球の優勝ビールかけも充分に
粗末にしている行為だけど、あまり苦情の対象にならない。

【高須】最近はテレビを観ている人が“ボケ”を許さないですよ。
子供の頃だったら誰でも1度や2度やるようなイタズラも重大な社会問題になることだってあるし。

─今はSNSなどですぐに拡散しますしね。

【高須】ダメなことですよ、でもコンビニの冷蔵庫に入った写真をアップして青年が報道番組で
取り上げられてたけど、あんなのちょっとしたお調子者の「ボケ」でしょ。親と一緒に誤りに行って、
頭丸めてチャンチャンですよ。でも、今はおちおち笑ってもいられない。それどころか、働いていた
コンビニまで世間からのクレームで潰れてしまうんですよ。そういった負の目線の中で、
捉え方ひとつで面白くなることすらも規制されていくのは、なんか嫌やな~って思うときはありますよね。

(後半省略、全文はソースで)
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