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ベルリン映画祭でグランプリをとった「サンダカン8番娼館」のドキュメンタリーを見ると
戦前の日本は物凄く貧しいと実感する。
田中絹代が東南アジアの売春宿に親に売られた日本人出稼ぎ売春婦を経験した老婆の役で
栗原小巻が女性史研究家のルポラーター役で、当時の日本人売春婦たちを調査する話。
九州の天草地方は貧困で娘を売って「からゆきさん」と呼ばれる海外へ出稼ぎ売春婦として
働いて実家に仕送りして親は生活費にしたり兄弟を学校にいかせたりしてる。
東南アジアの売春宿では日本人売春婦が、白人・現地人・日本人相手に働いていて
1日に30~40人の客を取らされ過酷な肉体労働で、結核・梅毒・その他の病で若死にして
異国で無縁仏になる日本女性が多かった。
文盲も多く明治時代生まれの貧しい女性はかろうじてカタカナが読める程度。
東北・沖縄・朝鮮・台湾の貧困地域の女性たちは親に売られて異国の地で出稼ぎ売春婦として
たくさん働いていて親に仕送りしてた。
売春防止法が出来て売春が犯罪になったのは戦後のこと。