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2014.04.19(土)
「恋愛禁止条例」から「恋愛スルー条例」へ(その7)
世の進歩主義的な人々は、AKB48の「恋愛禁止条例」を不健全だと言う。
「恋愛って自然な人間の感情でしょ?」
「恋愛禁止って人権侵害よね!」
進歩的文化人や、その言説に影響された大衆もそのように言う。
恋愛を推奨するのが、物わかりのいい人間、文化的に進んだ人間であるかのような錯覚を起こしているのである。
それにしても「人権侵害」とは笑ってしまうが、そもそもそのような「恋愛至上主義者」たちにとって、
「恋愛」とは何を意味しているのだろう?
①互いに惹かれあって、相手を必要とする関係のことなのか?
②それとも一時的な性衝動で寂しさを紛らわせる関係のことなのか?
今までAKBでスキャンダルが出た場合、①であったことは一度もない。
一人くらい「大好きな人が出来たので、卒業させて頂きます。ファンの皆さん、申し訳ありません」と言って
辞めていく子がいないかなと思うのだが、そんな子は出てこない。
必ず男との関係を苦もなく切って、AKBに残るのだ。
遊んだ男よりも、AKBの方が圧倒的に実存を感じるからである。
世の中には恋愛の歌が溢れ、恋愛の話題や小説やドラマが溢れ、恋愛しなければ人間じゃないという空気が蔓延している。
だが現実は、互いに必要とする関係性を育てる恋愛より、一時的な性衝動を充たす遊びの方が多いのだ。
「性衝動って自然な人間の感情でしょ?」
「性衝動禁止って人権侵害じゃない!」
と進歩的文化人が言うならば、わしは「確かにその通り!」と思う。
だが、恋愛が自然な人間の感情とか、恋愛禁止が人権侵害というのは、嘘であり、むしろ恋愛をしない人に対する差別である。
世の中には恋愛話が溢れ返っているが、実際には恋愛をしている人は少ない。
恋愛難民は膨大な数に上る。
だから未婚化が進んでいるのだし、少子化が進んでいるのだ。
恋愛禁止が人権侵害なんて言ってる連中は、戦時中に「産めよ増やせよ」とプロパガンダをした
国家権力の犬のような役割をしたいのだろう。
恋愛をしない者に対する差別者だ!
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