14/04/10 21:50:55.26 0
(>>1からの続き)
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もう一つ、女子サッカー日本代表がワールドカップで初優勝した
直後に書かれた「批判されてこそ文化」というコラムにも、
カズならではの「バッシング論」が。
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女子サッカーがブームで終わらないためには、
代表の社会的位置付けも大切だ。国際試合で
常に勝てるわけじゃないから、結果が出せないときも来る。
そのとき監督や選手は世間から批判を受けるだろうか。
男子の代表は負けが込むと、ひどいたたかれ方をする。
歴代の監督もやってきたことをすべて否定されるような時期があったし、
選手も大きな重圧を受ける。良ければ褒められて、
悪ければぼろくそにたたかれる。そんな経験を乗り越えて、
代表のステータスが出来上がってきたんだ。
女子の場合、今はまだ祭りの後の余韻に浸っている感じで、
周りも100パーセント味方の状態。そうじゃない声が出てきたときが
本物なんだ。スポーツ紙の1面で「その戦術じゃ駄目だ、
監督を代えろ」とか「あの選手は使えない」と批判されたり、
普段の会話の中で議論が沸き上がったり。
たたくということは関心があるわけで、そこまで世間の対象に
なっているということ。遠慮なしに批判されるようになったときに初めて、
女子サッカーが文化として根付いたと言えるんじゃないかな。
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日本人選手が海外で厳しい批判を受けるのも、
期待されているからゆえ、と思っておいたほうが良いようだ。