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スポニチアネックス 2月23日 10時9分配信URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
98年長野の団体とラージヒル(LH)で金、ノーマルヒルで銀メズリストとなったジャンプの船木和喜選手(38)が
23日、TBS系の情報番組「サンデーモーニング」(前8・00)に出演。ソチ五輪でメダルを期待されながら惜しくも
逃してしまったジャンプの高梨沙羅選手やフィギュアスケートの浅田真央選手らの頑張りに対しては「あっぱれ!」と
称えたが、「連盟はどれだけ選手を守ってあげられたのか?」などと重圧に屈してしまう状況を作ってしまったことに
対して、現役選手として厳しい見解を示した。
船木はソチ五輪のジャンプの団体銅メダルなどの活躍を紹介する中「私は現役ですからあの場にいないのが悔しい」と
意地を見せた。さらにご意見番である野球評論家の張本勲氏(72)が「金メダルもとれたのではないか?ファンの願い
だからね」と「あっぱれ&喝」と評したのに対して、船木はて「ご意見ありがとうございます」とおもむろに自身の意見を
話し始め、日本のジャンプ台が長野以後の16年間、風対策をしてこなかったと指摘。防風壁がほどこしてあるジャンプ台
があれば「もっと本数が飛べるし、技術が磨ける」と改善すべて提案をした。
さらにフィギュアの浅田についても、張本氏が「良く頑張ったといってもいいんじゃないか」などと「あっぱれ!」を
連発し、好々爺ぶりを発揮したが、船木は違った。
「僕は“喝”ですね」と笑顔ながら「オリンピックの前に過剰な期待をあおりすぎた。メディアに取り上げられるのは
力にもなるが凶器になる。選手を連盟がちゃんと守れたかどうか」と、選手ではなく連盟の体制に疑問を呈した。さらに
自分自身に対して「メダリストとしてメディアに呼んでもらい、こんなにオリンピックを見たことはなかった。でも、
自分はまだ選手なので悔しい。自分に対しては“喝”ですね」と現役ジャンパーとしての強い意志を示した。