14/02/16 23:41:51.50 0
(>>1からの続き)
野球というのは、スタメンの選手が休憩している時間が
半分近くある特異なスポーツだ。それ以外にも、野村克也氏が
言うところの「失敗のスポーツ」であることや、心肺能力が問われる
長距離走的な動きが比較的少ない「瞬発力のスポーツ」
であること……など、“喫煙によるストレス解消法”が
有効となり得る条件は、たしかに兼ね備わっている。
しかし私は、プロ野球選手の喫煙率が高い理由は、
それだけじゃないと考える。まず第一に、野球というスポーツを
選ぶ男子たちのあいだには、いまだ「古き良き時代の不良文化」
が根強く残っているから、ではないのか(「良き」なのかどうかは、
まあ置いておいて)? それは、ザックリ言ってしまえば、
「不良=タバコ」といったシンプルで泥臭い不良観だ。
そういういにしえの観念が、「タバコは吸わないけどコカインは
吸ったりさばいたりします」みたいな、チーマーっぽい(古い!)
スマートなファッションをしながら、金持ちのボンボンや外交官筋の
ドラ息子とつるんだり、巧妙なネット詐欺やオレオレ詐欺に
精を出すような、いかにもサッカーを選びそうな(スゴイ偏見だがw)
“今どき風の不良たち”に嘲り笑われている傾向が、大げさに言えば
野球人気の陰りにも微細ながら関係しているのではなかろうか?
断っておくが、ここで私はプロスポーツ選手の喫煙の是非を
問うているわけではない。ただ、野球だけがこうやって時代の波から
取り残されつつあるこの現状に、「一縷の望み」を感じるべきなのか、
それとも「一抹の不安」を感じるべきなのか、私自身が迷っているのである。
(続く)