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募金「3億円」まだ220万円 掛川球場の照明整備 2014/2/ 2 07:28
掛川市が運営する掛川球場にナイター照明を整備するための
募金活動が岐路に立っている。3億円の目標額に対し、5年間で
集まったのは約220万円。計画実現が見通せない上に、経年劣化
による大幅改修の必要性が高まり、関係者は対応に苦慮している。
照明施設は地元の悲願。2009年に市民主体で整備委員会
を設置し、募金活動を進めてきた。改修を含む概算事業費は
6億円。市は半分を負担する方針で1億円の基金を積み立て、
残りを市民からの寄付金で賄う計画を立てた。
募金の受付期限は当初予定を2年間延長して
本年度末までだが、寄付金の集まり具合は尻すぼみ状態。
現在、市が最重要視するのは地震・津波対策募金で、
「ナイター募金」が今後数年で急増する見込みは立ちにくい。
利用上問題なのは、グラウンドの凸凹。内野の土が風で
天然芝の外野に飛ぶため、内外野の境に段差が生じている。
大きな試合の前には応急的な整地をするが、球場を管理する
上垣欣也同市体協施設メンテ係長(66)は
「全体の勾配にずれがあって水はけが悪く、根本的な
対処が必要。整備不良による選手のけがも心配」と話す。
整備委員会内には募金継続を前提に、基金を取り崩して
改修の先行実施を求める意見もある。雑賀祥宣市体協会長(68)
は「現状では球児がかわいそうだが、当座の修繕で、
照明設置の機運が薄れては困る」と複雑な胸中を明かす。
「利用者側からすれば、ナイター施設より外野拡張の方が
優先度が高い」と指摘するのは、県高野連の同球場責任者を
務める杉本陽介常葉菊川高野球部長(35)。
静岡新聞
URLリンク(www.at-s.com)
画像:芝生との境目の段差が大きく、改修が必要なグラウンド。内外野の境には防土ネットを張っている=1月29日、掛川市細谷の掛川球場
URLリンク(www.at-s.com)
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