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宮崎県 VS. 沖縄県、巨人の春季キャンプ地を巡る戦い 2014年02月06日08時00分(臼北信行のスポーツ裏ネタ通信)
2月1日からプロ野球各球団の春季キャンプが始まった。
人気球団・巨人のキャンプ地をめぐって、50年以上の伝統がある宮崎と
多くの球団が集まる沖縄との間でしれつな戦いが起きている。
2014年シーズンの開幕に向けて、プロ野球12球団の
春季キャンプが2月1日から一斉にスタートした。その中でも
ひと際注目を集めているのは、球団OBの松井秀喜氏が
臨時コーチとして参加中の巨人・宮崎キャンプ。多くのファンが
押し寄せ、メディアにも連日のように取り上げられていることで
宮崎市にとっては経済効果の面でも大きなプラスとなっている。
ところが、同市関係者はニンマリしてばかりもいられないという。
実は、この宮崎キャンプが消滅の危機に瀕しているからだ。
巨人の球団関係者は声を潜めながら、こう打ち明けた。
「巨人は近い将来、沖縄へキャンプ地を完全移行したい希望を
抱いている。宮崎は南国とはいえ『霧島おろし』と呼ばれる
冷風が吹き、気温よりも体感温度が低い。対照的に沖縄は
2月でも十分に温暖。暖かければケガをする危険性も
少なくなる。だからスタッフや選手ら現場のチーム関係者は
『沖縄一本でキャンプをやりたい』と口をそろえているのです」
2011年から巨人は春季キャンプを宮崎だけではなく、
約2週間ずつの2段階制にして沖縄でも行うようになった。
それまで50年続いていた約1カ月の宮崎キャンプの日程を
削減して「撤退」をにおわせたことで、宮崎県の県庁幹部や
宮崎市の関係者が大きく動揺し始めている。
(>>2に続く)
Business Media 誠
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画像:サンマリンスタジアム宮崎
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