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(>>1からの続き)
◆MLSは世界で8番目の観客動員数
Jリーグは「アジアのプレミアリーグ」としばしば言われている。その地位を
もっと利用しなければならない。既に先手は打たれた。試合中継は
アジアの多くの国で行われ、ヨーロッパや北米のチャンネルでも
観ることができる。東南アジアのスター選手も獲得している。
これは、多国籍なプレミアリーグが示すように、海外で関心を
増やす素晴らしい方法だ。セレッソ大阪がディエゴ・フォルランを
獲得したことは、トッププレイヤーが日本への移籍を現実的な
オプションととらえていることを示す出来事と言える。
しかし、私が理解できないことがある。JリーグがMLS
(メジャーリーグサッカー)と協力関係を結ぶ道を探らないことだ。
ともにリーグは同じ時期(MLSは1994年W杯がアメリカに決定したことを
きっかけに設立され、1996年に現在の形が確立)に創設され、
すでに既存の国民的スポーツが存在するなかで、自らを確立しなければ
ならない状況だった。そして、同じく3月から12月にシーズンを開催している。
提携は、双方に有益になるだろう。2リーグ間での選手移籍や
マーケティング面での拡大についてのアイデアの共有など、
ピッチ内外で役に立つはずだ。
驚くことに、サッカーはアメリカで3番目に観客動員数の多い
プロスポーツだ(アイスホッケーやバスケットボールよりも上)。
そして、世界のサッカーリーグで8番目に高い平均観客動員数を持つ。
Jリーグは、現在トップ10にも入らない。
私は最近、MLSで最初にして現在も唯一の日本人選手である
ニューヨーク・レッドブルズの木村光佑にインタビューする機会を持った
(日本とアメリカ、双方知り、提携のメリットを語れる最適な人物と言えるだろう)。
「米国は、プロ意識がすべてです」と元川崎フロンターレユースの木村は語る。
(続く)