14/01/22 20:29:49.13 0
(>>1からの続き)
そこへいくと対照的なのが、海外で活躍するサッカー選手たちだ。
ACミランに移籍した本田圭佑(27)の入団会見は強烈な印象を与えた。
中学時代からNHKの語学講座で英語を学んでいたという日本代表GKの
川島永嗣(30)は、英語に加えてイタリア語、スペイン語、ポルトガル語まで
堪能。元日本代表の松井大輔(32)もフランス語はペラペラだ。
海外でプレーしているのに語学が苦手といわれるのは、
香川真司(24)と中村俊輔(35)くらいだ。
■野球とサッカー、語学力の差異はいったい何なのか。
サッカー選手の多くはJリーグでプロになることと、世界のビッグクラブで
プレーすることを同列に考えている。そこへいくと野球選手は、
日本球界でのプレーを念頭に置く。サッカー選手の方が世界を
より身近に感じていて、それが語学習得に対する意識の差につながっている。
野球とサッカーという競技の質の違いも見逃せない。
大リーグのメッツやロッキーズなどで計32勝を挙げた吉井理人氏はこう言った。
「メジャーではサッカーのようにプレー中、監督から直接、細かい指示が
出ることはほとんどありませんし、選手同士のコミュニケーションもサインを
理解しておけば間に合いますからね。(メジャー通算427本塁打の捕手)
ピアザがマウンドに来たときも『シュウチュウ(集中)!』『ヒクク(低く)!』
などと日本語だったほど。メッツでは当時、投手の牽制のサインを内野手が
出していて、二塁手のバイエガとは『寿司ネタの名前を叫んだら牽制』
と決めていました。必要な専門用語もデッドボールやフォアボール以外は
さほど変わらないし、英語を話せないがゆえにグラウンドで
不自由を感じたという経験はほとんどありません」
しかし、一歩でもグラウンドを出ると、事情は変わってくる。
(続く)