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★阪神・呉の「おもてなしマップ」完成
阪神の新守護神・呉昇桓（３１、オ・スンファン＝前サムスン）のための「韓流おもてなしマップ」が完成した。
製作したのはベテラン女房の藤井彰人捕手（３７）だ。バッテリーを組む間柄とあって積極的にコミュニケーションを図る必要がある。
さらに、自宅が呉昇桓の新居に近いこともあり“接待部長”として綿密な準備を進めているのだ。
藤井は「韓国料理の店はいろいろ調べた。近所の人にも聞いて、おいしい韓国料理店をリストアップしたよ。
結構、いろいろな店がうちの近くにもあるみたい。準備はもう大丈夫だよ」と胸を張る。
鶴岡の加入もあって正捕手争いが激化。年齢的にも正妻争いに敗れれば厳しい立場に追い込まれるため、
不退転の覚悟で自主トレを行っているが、同時に大阪府内の韓国料理店の調査も敢行してきた。
目的は言うまでもなく新加入する韓国最強ストッパーを徹底サポートするためだ。
捕手という立場上、投手とのコミュニケーションは欠かせない。
しかも藤井は「呉昇桓が、うちから（車で）１０分ぐらいの場所に住むらしい。まだ独身なんだってね」という情報を入手。
“ご近所さん”として未知の土地で単身新生活をスタートさせるチームメートをバックアップするのは当然のことだろう。
大阪出身の藤井が地元を離れたのは楽天に在籍した６年間だけ。３０年以上、住み慣れた場所だけに土地勘はバッチリだ。
これに周囲から聞き込んだ最新情報も加え、韓国料理店を中心とした、渾身の「おもてなしマップ」を完成させたのだ。
時には一緒に食事をすることも計画している。藤井は「どういう球を投げたいか、どういうふうにアウトを取りたいか、
といった向こうの意思もあるし、こっちの考えもある」とできるだけ野球談議をする機会を増やすことで意思疎通を図っていくつもりだ。
韓国語の勉強も行っている。
「『気にするなよ』という意味の『ケンチャナヨ』とか、マウンド上で励ますための簡単な単語は覚えていきたい」（藤井）と準備に余念がない。
ベテラン女房がグラウンド外でも世話役をこなしてくれるとなれば、呉昇桓も心強いばかりだろう。
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