13/12/20 14:15:46.96 0
【セルジオ越後コラム】電通に期待すること
��
Jリーグが、2014年からの5年間、「Jリーグ マーケティングパートナー」として、
電通との契約を締結したと発表した。Jリーグ開幕以来付き合ってきた博報堂と
袂を分かったわけだ。
もともと電通には、サッカーが今のように陽の目が当たっていなかった時代から、
キリンカップを作り、高校サッカー選手権を盛り上げてきたという経緯がある。
しかし当時の川淵三郎チェアマンは、Jリーグ開幕に際し、電通のライバル的存在である
博報堂と手を組んだ。そのバランスを取るためだったのだろうか、日本サッカー協会は
電通とパートナーとしてやってきた。
そういう意味では、電通にとっては国内サッカーの場に「帰ってきた」ということに
なるだろう。当時に比べて今はサッカー人気が高まっているけど、一方では非常に厳しい
時代でもある。20年前とはJリーグも電通も変わっている。その中でどう国内サッカーを
盛り上げていくのか、という点に注目したいね。
その一環と言っても過言ではないのが、2015年からの2ステージ制導入だ。
僕はこれまで何度も述べてきているように、システム自体にどうこう言うつもりはない。
大事なのはこの2ステージ制が、チームを救うのかどうか、国内サッカーの発展に
響くかどうかだ。
JFAとJリーグで代理店が一本化されたことで、これまでとは違った動きも出てくる
かもしれない。バブルのようにお金を生んでいる日本代表の収益をJリーグに還元する
仕組みの可能性など、考えられることはたくさんある。ただ、いくら代理店が一本化
されても、おおもとのJFAとJリーグが一枚岩でないことは問題だね。
同じビルに住んでいるのに、会議も理事会も別々なのだから、おかしなものだ。
例えば早々に参加辞退の意向が明かされた2015年のコパ・アメリカにしてもそう。
代表チームはJFA管轄で、カレンダーはJリーグが握っている。個人的には、こうした大会は
強化の面でもビジネスの面でも大きいと思っているのだけど、なかなかうまくいかないね。
こうした状況をどう改善していくか。電通にそこまでの力があるのかどうか。
期待も込めつつ注視していきたい。
��
URLリンク(footballweekly.jp)