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日韓関係の改善に向けて、超党派の日韓議員連盟と韓国の韓日議員連盟の合同総会が
来月30日、東京で開かれる。総会では、北朝鮮の核問題や、福島第1原発問題と並び、
2020年東京夏季五輪と、18年の韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪の相互協力が議題となるという。
ジャーナリストの加賀孝英氏が、多くの問題が指摘されている平昌五輪に迫った。
(中略)
日韓両国はいま、領土・歴史問題で最悪の関係にある。
その両国議連が合同総会を開き、お互いの五輪成功にエールを送り、協力し合うことは、
関係修復に向けても喜ばしいことだ。私(加賀)も応援したい。
だが…。以下、複数の政府・与党幹部の話だ。
「東京五輪が決まった後、韓国側が(協力に向けて)積極的にアプローチしてきたのには驚いたが、
それ以上に、向こうの内情を知って愕然とした。平昌は雪が少なく、五輪会場には不向きだ。
競技施設や宿泊施設も不足している。近く建設に向けて着工する競技もあるようだが、
ノウハウなどは大丈夫なのか」
韓国が世界に向けて「仁川(インチョン)国際空港と平昌を68分でつなぐ」とアピールした高速鉄道KTX
の建設工事(総額10兆ウォン=約9000億円)は計画発表後、1年足らずで資金難で白紙となった
(『中央日報』12年1月3日)。
そして、こう続ける。
「資金面や計画面などに疑問が多い。最悪、準備が間に合わない恐れすらある。
韓国側は『ロンドン五輪で韓国は日本の2倍近い金メダルを取った』と豪語しているが、
相互協力の本音は『日本から技術とカネを引き出すこと』ではないのか」
ちょっと待っていただきたい。
東京五輪の決定前、韓国は「東京五輪ボイコット」を国際社会に働きかけ、
国際オリンピック委員会(IOC)総会直前には、福島第1原発の汚染水問題を根拠に
「福島県など8県の水産物輸入全面禁止」を発表した。日本メディアは「卑劣な妨害工作」と報じた。
(>>2以降に続く)
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