12/05/06 01:08:22.80 UajOyGqUO
>>559
内臓を貫く過程で殆ど漏れてしまったのだろう、四肢を切断しても血はあまり出て来なかった。
すでに事切れていたというのもあった。死ねば血液の循環も止まってくる。
泰平の肉は内部からの発熱と、周囲からの火のいきおいでこんがり焼けていた。
切断した四肢はそれぞれ串刺しにして、別個に焼くことになった。
人間は手足が結構長いから、四肢を切断してやらないと焼き加減にムラが出てしまうのだ。
顎のあたりから膣と臀部のあたりまでこんがり焼けるとあたりに食欲を誘う肉の臭いがあふれてきた。
腹を割くとこれまた良く焼けた内臓が、丁度蒸し焼きの様になってふかふか美味しそうに湯気をたてている。
従来の丸焼きでは内臓から表皮までまんべんなく焼くことが難しく、内臓は全て取り払ってから調理されていた。
最新型串焼き棒は、人肉料理の新境地を開拓したのだ。
凶悪は泰平から特に美味しそうな部位を選んで、元帥姫配下の人々と小悪魔にふるまった。
やわらかな尻、とろけるような外陰部、コリコリとした陰核。
セックスアピールの象徴たちは特に脂肪がのって柔らかいものだから、
食肉としてもかなりお勧めの部位である。
「なかなかの味じゃない」「そう言ってくださると用意した甲斐があります」
魔弾の目元には涙が光っていた。
「ん、焼酎にあいそうね」
「私はもうちょっと脂肪がある肉が、好きですけどねー」
「まあ他人の物を食ってつけた肉なんだから、ちょっとぐらい美味しくないとね」
肉は人間たちによってとり分けられ、それぞれ三者三様の感想をもらしたが、
いずれの人間もそのさっぱりとした味を楽しみ、その肉質はみなに賞賛されたという。