12/05/06 00:49:22.31 UajOyGqUO
>>542
人間の丸焼きを作るにあたっての第一手は、腸や胱など、そのままでは食べられない汚い部分を取り除くことだ。
凶悪は腹の切り込みから手を入れ、まずは腹に詰まった小腸を引っ張り出した。
「ンん゛あああああああ!!!! あああぁぁあぁあああ!!!!」
泰平は絶叫した。
いよいよ自分の中身が掻き出されようとしている。
腸は長く、始点から終点までで数メートルある。
ずるずると引きずり出されてゆく腸、引っ張っても引っ張っても出てくる、どこまで続くのかという長さであった。
あらかた引きずり出すと鎌を取り出し、腸とつながった十二指腸と肛門の境目、おしっこ袋である膀胱を切り離した。
「あ゛あ゛あああぁぁぁっ!!! 嫌ああああぁぁぁあっっ!!!」
泰平が首を振り回すせいで、口内の布が取れてしまった。
泰平の体はビクリビクリと痙攣するように、陸に上げられた魚のように跳ね回ろうとする。
内臓が取り外される痛みとはそれほど激しい物なのか。
体の内部というのは敏感に出来ている物である。
少し筋肉を触られるだけで、もの凄く痛く反応するよう作られている。
麻酔なしで内臓が千切れる、その痛みは……。
凶悪は無暗に失禁されないよう、鎌の力を使って三つ同時に切り離したのだった。
この光景を見て眉をひそめる者は殆どいなかった。
哀れな獲物の暴れる姿は、むしろ酒の肴として歓迎された。