12/05/06 00:46:36.74 UajOyGqUO
「いだいぃっ!! 痛いいぃ!!」
泰平の調理はそのなめらかな腹を割かれることから始まった。
殺戮ショウとしても、肉料理としても、対象には出来るだけ長く生きていてもらった方がよい。
真っ先に首を落とせば調理は楽なのだが、そうであっては面白くない。
泰平は料理が完成する寸前まで生かされることになる。
庭の真ん中に敷かれたごさに、泰平が寝かせられていた。
肉が酷い暴れ方をするので、なかなかの腕力の持ち主である魔弾は、この料理をする凶悪をいつもサポートしていた。
泰平の両手首・両足首をきつく縄で縛り、縄の反対側を庭の樹木にくくりつける。
本気で暴れる人間の力は結構な物だし、逃げられてしまっては大変だ。
余計な内臓を切ってしまわないよう、魔弾が更に力任せに抑え、凶悪が一直線に切り込みを入れる。
「いだぁああ! 痛っ……んンンンン!!!!」
うるさいので丸めた布を口に詰め、声の出口を遮る。
口から酸素を得ることが出来ず、鼻からますます沢山の空気が出入りしはじめた。
今の泰平の息の荒さはまともではなく、ぜひゅーぜひゅーと大きな息を頻繁にくりかえすものだ。
その息の通り道を布で遮られたせいで、半ば窒息しているような、異常な苦しさの中にあった。
「―ン゛グうううう!!!!!!」
「あら、ナイフが深すぎたかしら」
泰平の皮膚は脂肪が乏しかったので、ナイフはすいすい進んでいく。
そのおかげで勢い余り、ちょっと内臓を切りつけてしまったらしい。
下腹部から始まった切れ込みはナイフの赴くまま、心臓の上の部分まで達した。