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「さまよう刃」 - goo 映画
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著者は、刑務官である自分と違い、凶悪犯罪者の実態を知りません。ドラマを通して、犯人である少年
への殺害という復讐の行為に、多少なりとも、「ためらい」若しくは、「後ろめたさ」が感じとれます。
それが、ドラマ全体を「重苦しい」「暗い」モノにしているとも言えます。読者にしても、それでよしと
納得しているようです。はっきりと言えば、「甘い」。拙著『真夜中の看守長』の刊行にあたり、
「某犯罪被害者遺族の会」の代表幹事である方に、電話でコンタクトした際、先に郵送した
『真夜中の看守長』の原稿の感想を伺うと、「だから何なんだ」という衝撃的な回答に愕然としました。
たとえ、フィクション小説といえど、凶悪犯罪者を次々に処刑しても、それだけでは納得出来ないのです。
現実の犯罪被害者遺族の心理は、我々一般市民には到底、理解出来ない凄まじいモノであると知りました。
「犯罪被害者や遺族」をテーマにした小説など軽々しく描くことは、止めようと猛省した次第です。
凶悪犯罪者たちに、「少年法」や「刑法第39条」など関係ありません。