10/06/17 21:04:13.62 LpJPH6yi0
>>522
そりゃぁ、更正なんかしないでしょうｗ
藤吉や三浦先生が虐待に憤るのは、正義感とか使命感とか同情心からでしょうが、
ナオがレナを誘拐したのは、捨てられたレナと捨てられた自分とを重ねて見てしまい、
過去の自分が救われるためにレナに母親をあてがおうとしたんですから、もともと社会的視点は欠けています。
今のナオは、トーコの愛に改めて感謝し、ハナとも和解できて、レナ＝ツグミの母親になろうという動機付けは弱くなってしまったのですが、
そういう心境に至ることができたのも、ツグミとの関わりを経て、己の周囲の人々の心の動きを実感できたからこそです。
ナオが裁判を終えて鈴原家に戻った時、一生をかけて償うというようなことをトーコに対して言いましたが、
それがレナ＝ツグミの心の傷を癒してあげるということではないでしょうか。
レナは、その全身を委ねていたはずの母親が、いつの間にか恐怖の象徴となり、虐待を受け、
最終的には自分の方から母親を捨てるという経験を通じて、二重三重に傷ついています。
「お母さんになる」というナオの言葉が、単に自己のトラウマの克服というだけのことであるのか、
ナオがトーコやハナから授かった愛をレナ＝ツグミに伝えることができるのか、
最終回がどう描写されるのか、楽しみです♪