クリスタ「最近エレンの目を見るだけで胸が高鳴る」at NEWS4VIP
クリスタ「最近エレンの目を見るだけで胸が高鳴る」 - 暇つぶし2ch2:マルクス・アウレ(ry ◆QZIVCbbgRFY1
13/05/04 19:07:12.59 OzzO+1+Q0
まーたこのパターンか

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 19:16:02.57 ew5xtV+00
よしきた!

4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 19:28:03.67 aJiN2qm70
hayo

5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 19:28:12.26 B4R91qdH0
まってるよ

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 19:29:37.55 GiLMv9/8O
はぁはぁ

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 19:43:50.76 XlEDibBW0
>>1
URLリンク(i.imgur.com)

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 19:54:19.82 ew5xtV+00
地の文ありでいいなら

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 19:57:34.62 FvQICfCW0
期待

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 19:58:46.60 B4R91qdH0
どうぞどうぞ

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:03:05.52 VmWPHq8W0


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:03:41.22 /xGFATzV0
はよ

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:10:35.27 stw/Pj880
>>8
お前だよはやくしろ

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:12:42.48 B4R91qdH0
wktk

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:14:19.53 ew5xtV+00
 いつからだろう。
気がつくと彼の事を目で追うようになったのは。
気がつくと彼の事を考えるようになったのは。

 私は、彼に、エレンに惹かれている。というか、多分わかりやすく言ってしまえば、好き。なんだと思う。
いつからかはわからない。どうしてかも曖昧。

 ひたむきさ? 純粋さ?
努力家な所? 強い目的を持っているところ?

 きっとそのどれもが正解だと思う。
だってそのどれもが私にない物だから。
負けず嫌いで、挫けなくて、硬い意思を持っていて、
他人に流されない自分があって。羨ましい。

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:16:37.23 9OGg8cLG0
キモ

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:16:40.55 vwmI3nhb0
>>15
頼むぞ

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:17:17.45 B4R91qdH0
>>16
死ね

19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:18:35.58 m51PepjE0
うーん、恥ずかしい!

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:18:51.20 6OSpkwex0
>>16
巨人の餌確定だわ

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:19:06.66 stw/Pj880
はよせいや

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:24:34.76 ew5xtV+00
「ふっ!」
「いてぇっ!」

 対人格闘訓練。
今日もエレンはアニに蹴られ、ミカサに投げられ、
それでも立ち上がって向かっていく。

「おいクリスタ。なによそ見してんだ?」
「あ、ううん。ごめん」

 対人格闘に限らず、エレンは全てにおいて努力している。
それは彼自身の目的の為。強くなるため。
……私には、わからない感覚。

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:28:59.16 yzHFXUABT
ふむ

24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:30:32.16 ew5xtV+00
 余所見をやめ、自分の相手であるユミルと組み合っていると
「うおぉっ!」と言う声が後ろから聞こえてきた。
つまり私がさっき見ていた方だ。

 声に釣られて咄嗟に振り向けば、
肩で息をして立っているエレンと地面に倒れてるアニ。

「おっ、おい馬鹿!」

 自分の事の様に嬉しくなったのも束の間、
至近距離で組み合っている最中にいきなり後ろを向いた私に
ユミルの焦った様な呼びかけが聞こえて。
私の意識は途切れた。

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:35:54.42 yzHFXUABT
ふむふむ

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:36:34.33 B4R91qdH0


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:37:11.94 wHt2vm990
滝川クリスタ

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:44:27.72 ew5xtV+00
――

「うぅ……ん」

 真っ白な布団。真っ白なシーツ。
真っ白なカーテン。真っ白な壁。

「ここは……」
「医務室だ」

 ぶっきらぼうな声がすぐに答えてくれた。

「ユミル……」
「まったく、格闘訓練でやりあってる最中に余所見とか……。
 あのタイミングじゃとめらんねーっつの」

 どうやら私は余所見の所為で後頭部を無防備に殴られて
気を失ったようだ。

「ごめん」
「直前に余所見すんなっつったのにお前は」
「……ごめん」

 呆れたようにため息を吐かれた。

29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:51:28.31 B4R91qdH0
しえ

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:53:53.09 qNHrrO/20
全力で支援

31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:57:40.63 ew5xtV+00
「まぁ、私も悪かったけどさ。頭、大丈夫かよ」
「あ、うん。もう大丈夫」

 鼻の頭を掻きながら気まずそうに
聞いてくる彼女に私は軽く腕を曲げて『元気』とアピールすると
「そか。そりゃよかった」と少しだけ笑ってくれた。

「心配かけてごめんね」
「別に心配はしてねーけどさ。……つかそれより聞きたい事があんだよ」
「なに?」
「……エレンの奴に惚れてんのか?」

 かーっと顔が熱くなった。それはもう一瞬で。

「えっ!? な、なんでそう思うの? ぜ、ぜぜん違うよ!」
「……お前わかりやすすぎだろ」

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 20:59:25.84 11Mj4wV00
ライナー「結婚したい」

33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:00:56.31 B4R91qdH0
かわええ

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:01:17.07 TJY0vxCtO
俺「結婚しよ」

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:02:07.33 /xGFATzV0
ライナーが飛ばされる……!

36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:07:30.57 stw/Pj880
我輩「結婚しよ」

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:11:55.98 ew5xtV+00
確かに働くおっさん劇場は面白かった

38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:12:39.89 ew5xtV+00
誤爆

39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:13:02.23 B4R91qdH0
書き溜めてんのかと思えば…

40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:15:34.84 rM1O+FC20
結婚しよ…アルミンと

41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:21:14.60 ew5xtV+00
「うぅっ……」

 熱い顔を両手で覆うけど、
その上からじとっとした視線を感じてしまう。

「前からそうじゃないかって思ってたけど、やっぱそうか」
「ま、前から……って」

 どうしてばれちゃったんだろう。

「なにかある毎にあいつの方見てりゃ嫌でも気がつくっての。
 他にも薄々感付いてるのはいるんじゃねぇの?」
「う、嘘!? じゃあエレンも!?」
「いや、それだけは絶対無いな。……ただ、ミカサは気づいてるかもな」
「お、終わった……」

 この自分の「エレンが好き」という気持ちに気がついたのは結構前になる。
けど、ずっと隠してきたし。これからも隠し続けるつもりだった。
だって、エレンにはミカサが居るから。
誰にも言わずに隠していれば、気持ちを持つことだけは許される気がして。

42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:24:43.66 ew5xtV+00
「うっ……うぅ……」

 でも隠せてると思ってたのは私だけだったみたいだ。
ユミルは、私が頼めばきっと誰にも言わない。
だから彼女だけなら問題なかったけど、
ミカサにバレッちゃったら、終わりだ。

 彼女のエレンに対する執着は見ていればわかる
エレンを目で追っていると、自然と一緒に居るのが目に入る。

「お、おい泣くなよ!」

 困ったような慌てた声。
言われて初めて自分が泣いてる事に気がついた。

「だって……、だって……」

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:27:59.58 pj4VBaE50
これ即興なのかよ・・・

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:31:25.72 ew5xtV+00
 一緒に居る時間も、外見も、訓練生としての実力も。
私はミカサに適わない。

「あぁ! もう! 大丈夫だって、少なくともあの馬鹿はミカサの事をそういう風にみてねぇから!
 やる前にあきらめてどうすんだよ!」

 地面を強く蹴って肩を掴まれた。
その声はとても大きくて、びっくりして涙も止まった。

「私も……、くそっ! 協力してやるから!」

 苦虫を噛み潰したようなという表現がぴったりの顔で、
硬直する私にそう宣言した。

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:34:11.48 ikt5Z52C0
外見……?

46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:42:28.89 B4R91qdH0
いいね

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:45:53.11 onMLakbJO
(結婚しよ)

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:47:05.39 ks0jwMjd0
進撃SSの>>1は総じて遅筆、そして飽きっぽい
せめて完走せえよ

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:49:25.30 ks0jwMjd0
進撃SSの>>1は総じて遅筆、そして飽きっぽい
せめて完走せえよ

50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:50:29.57 B4R91qdH0
うざい

51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:56:16.78 YaWwWj9k0
Anotherの恒一とかエレンとかがssでやたらとモテるのは何故なんだろう
クリスタならライナーでも良かろうに

52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:56:51.88 ikt5Z52C0
>>51
ライナー乙

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:57:06.50 qNHrrO/20
>>51
ライナー乙

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 21:59:37.58 5dQCwAfX0
理由の有る暴力が>>51を襲う

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 22:04:20.33 B4R91qdH0
>>1が消えてもうた

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 22:11:37.45 B4R91qdH0


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 22:20:18.43 qNHrrO/20


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 22:21:50.64 XQzgtCYv0
>>51
昔のライナーは戦士だった・・・
でも・・・今は違う

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 22:29:42.16 B4R91qdH0


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 22:44:12.50 B4R91qdH0
(´;ω;`)

61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 22:52:49.81 B4R91qdH0


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:02:43.67 qNHrrO/20
どこいった

63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:04:07.50 B4R91qdH0
4時くらいまでは末

64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:08:32.26 1Uah2U5K0
これで即興とか素直にすげえわ
ぜひ完走してくれ

65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:35:50.79 qNHrrO/20


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:49:40.63 B4R91qdH0


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:50:29.36 Gwdfk6AX0


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:50:46.08 LBCImX9o0


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:50:51.38 Atm74/H/0


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:53:33.81 stw/Pj880


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:55:25.98 Gwdfk6AX0


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:56:16.17 stw/Pj880


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/04 23:59:58.45 B4R91qdH0


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 00:07:43.55 BdWIsSkV0


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 00:10:34.11 TDQSESW+0


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 00:21:50.33 7OdpHuO80


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 00:30:15.96 aCsydSFo0
じじじじ地の文www

78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 00:52:36.90 7OdpHuO80


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 00:58:05.25 BdWIsSkV0
もう来そうにないな 残念

80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 01:22:16.74 BdWIsSkV0


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 02:14:27.49 BdWIsSkV0


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 02:14:28.91 zInUSKX40
期待を込めて保守

83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 02:44:00.05 hblLvFgL0


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 03:57:04.94 gBgQ/hAe0
あげ

85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 04:06:47.81 0brnnM4I0


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 04:38:51.67 eLCrt1/w0


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 04:44:11.46 FoiGXz2m0


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 05:00:11.17 gGhUjWUG0
やっぱり完結はしないか

89:ほ
13/05/05 05:34:29.35 1hrSkJEV0


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 06:07:55.60 bGFdlfrm0
 今起きましたすいません
 昨日即興でも落ちくらいは考えておかないとなぁとか思ってて考えてた所までは記憶がある
 そして気がついたらほぺたにキーボードの痕が凄いです

 あと、キーボードのキーとキーの間に涎が凄いです
 ちょっと洗ってきてから再開します

91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 06:19:51.93 bGFdlfrm0
「いいの?」

 やっと言っている事が飲み込めた私。
彼女に改めて確認した声はやや震えていた気がする。

「事故とはいえ、お前が今日医務室送りになったのは私の所為だし
 その詫びっていうかなんていうか、そんな感じだよ」

 鼻の頭を掻きながら少し距離をとって、
回りくどい「YES」を口にする。
今日の彼女は少し表情が豊かだ。

 応援してくれる人が居る。
それが嬉しくて。私は挫けかけてた心を起こし直す。
頑張ろう。エレンに好きだって伝えよう。
そして願わくば、エレンに、私を好きになってもらいたい。

「ありがとう。私、頑張ってみるね」
「……おう」

 ユミルは、少し複雑そうに頷いた。

92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 06:36:18.29 NOylMx9rO
キター

93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 06:43:56.48 bGFdlfrm0
――

「エレン隣いいかな?」
「お、クリスタか、珍しいな。いいぜ、遠慮するなよ」

 エレン・ミカサ・アルミン。
いつもの様に三人で集まってる所に近づいて声を掛ける。
「とにかく一緒に居る時間を増やせ、んで出来るだけ多く会話しろ」
ユミルのアドバイスその1。とりあえず今よりも仲良くならなくちゃダメ。
同期の仲間ってだけじゃなくて、もっとお喋りを当たり前にできる友達に。

「もう大丈夫なのかい?」
「うん。元気だよ、心配かけてごめんね」
「ユミルに殴られたんだって?」
「私が余所見しちゃったから」

 エレンの隣に会話をしながら自然に腰掛ける。

94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 06:49:17.29 azXYQxiA0
支援して外出
夕方まであるといいけど

95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 07:05:20.90 bGFdlfrm0
 その際チラッとミカサを見ると、真っ暗な夜みたいな瞳が二つ。
こちらを真っ直ぐ見ていて、私は若干怯えながらも出来る限りの笑顔を返した。
「絶対にミカサの敵にまわるな」がアドバイスその2。
最終的にはミカサにも当然バレてしまうだろうけれど、
それまでは出来る限り敵視されないようにしろと言われた。

 エレンはミカサをそう言った目で見てなくても、
ミカサがエレンを恋愛対象として見てるのは明らか。

「あ、そうそう! 今日アニに勝ったんだってね!」
「おう! ……つってもその後機嫌を悪くしたアニにボコボコにされたけどな」
「で、でも勝った事は勝ったんだしエレンも
 もう少し胸張っていいんじゃないかな?二人も、そう思うよね」

 ここで二人に話を振ってみる。
エレンとばかり話しているとわかりやすすぎるから。

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 07:09:07.64 gGhUjWUG0
ほしゅ

97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 07:20:02.51 bGFdlfrm0
「そうだね。間違いなくエレンはミカサとアニを除けば対人格闘でトップだよ」
「うん。エレンは強くなった」

 アルミンは笑顔で言って。
ミカサも少しだけ笑みを浮かべていた気がする。

「ね? いつも一緒に居る二人もこういってるんだし」
「はは、ありがとうな三人とも」

 よ、よし。場の空気が和やかな今ならきっと言える筈……。

「そ、それでエレンに頼みがあるんだけど」
「頼み? おう、俺に聞けることならいいぞ」

 一緒に居る時間も話す機会も増やせて、
かつこのタイミングで言っても不自然じゃない事。

「私に、対人格闘訓練教えてくれないかな?」

98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 07:20:27.93 zCAaCgiS0
きたか…!
ほしゅ

99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 07:33:39.44 4qQ7jBlK0
全力で保守してあげよう…!

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 07:33:54.20 bGFdlfrm0
 緊張で必要以上に声を張ってしまった気がする。
しっかりと言えてなかったかも、
ちゃんと伝わっても断られるかもしれない。
ど、ドキドキする。

「なんだ、そんなことか別にいいぜ」
「ほ、本当!?」
「おう。じゃあ次の訓練のときにな」
「うん!」

 やった。上手くいった。
チラッと離れたところでこちらの様子を伺っていたユミルに笑顔を向けると、
向こうも苦笑いのような表情を返してくれた。

101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 07:44:05.32 bGFdlfrm0
「でも、なんで俺なんだ?」

 ぽつりと、喜んでいた私の背に投げかけられた言葉。

「凄く努力してるから」

 私はそれに淀みなく答える。
ずっと思っていて、言えなくて。
言わないで置こうと思ってた、私の中のエレンを。

「ミカサもアニも凄いなって思うけど。
 二人は最初から強かったイメージがあるでしょ?」

 言いながら同意を求めてアルミンの方を見る。
「なによりアルミンを味方につけろ」がアドバイスその3。
二人の幼馴染で親友。なにより頭の回転が速い。
アルミンがミカサ側についたら私はお手上げだとまでユミルは言ってた。

「あ~……それは僕もそう思うよ。
 確かに凄いけど、物を教わるなら努力家のエレンの方がいいかな」

 そしてアルミンは私の視線に気がついて話をあわせてくれた。

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 07:51:57.06 bGFdlfrm0
 とりあえずはほっとして、そしてまたミカサの顔色を伺う。
なんだか私さっきからキョロキョロしてばっかりだ。

「……」

 ミカサは自分の事を間接的に物を教えるのに
適してないと言われた事に不満を持つでもなく。
むしろエレンが褒められてる事に対して喜ばしげだった。

「なんだよお前ら。くそっ、照れるな……」

 片手を頬に当てて少し小さく呟く。
あまり褒められ慣れてないという態度に
少し微笑ましくなってつい笑みがこぼれる。

「笑うなよっ」
「ふふっ、ごめんね」

103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 08:03:56.83 bGFdlfrm0
 あ、やべぇ

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 08:09:00.38 aH0TVG1N0
クリスタってどいつや?

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 08:11:01.44 wGSbouE+0
ちっこいの

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 08:23:06.83 bGFdlfrm0
落ちます
適当にまとまった時間ができたら立てるね

107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 08:23:39.96 wGSbouE+0
えっ

108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 08:46:48.10 +98T03P0i
ざけんな

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 08:50:15.85 DXdbiew40
代打はよ

110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 10:16:25.55 EbIuShm/0
代打:俺

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 10:21:38.99 4stiioyN0


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 11:07:00.42 /JZ9Xgdj0


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 11:21:28.02 /JZ9Xgdj0


114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 11:24:58.77 RT6OfR4t0
キモ

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 11:50:44.15 gBgQ/hAe0
おい

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 11:56:31.37 BdWIsSkV0
ほす

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 12:40:06.67 4qQ7jBlK0
ほしゅ

落ちないことを願う…

118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 12:44:25.38 EC9jJv8dO
>>1
URLリンク(i.imgur.com)

119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 13:12:12.73 bGFdlfrm0
みかさ残ってるとは
会社から呼ばれなければ五時まで時間あるんで書きますね

120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 13:17:36.85 BdWIsSkV0
きたーー!!

121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 13:33:15.57 EC9jJv8dO
wktk

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 13:33:49.73 DXdbiew40
期待

123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 13:44:18.09 gBgQ/hAe0
おい

124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 13:53:58.52 bGFdlfrm0
>>102

 よかった。思ってたよりも上手く話せてる。
やっぱり私が一人でネガティブになっていただけなんだ。
笑みには、そう言った気持ちも含まれていたんだと思う。

「その代わりっていっちゃなんだけどさ」
「なに?」
「クリスタって馬術一位だろ? 格闘訓練を教えるから馬術を俺に教えてくれよ」

 願ってもない申し出。
単純に一緒に居る時間が増えるし、
教えてもらうだけじゃなくて教えることもできれば
きっと仲ももっとよくなれるよね。

「うん、喜んで」

 そんな風に私は軽く返事をした。

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 14:08:33.00 BdWIsSkV0
しえ

126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 14:09:18.54 DXdbiew40


127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 14:10:27.32 n6ZABTOX0


128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 14:13:49.11 bGFdlfrm0
――


 食後。部屋でユミルと二人になって結果を報告すると、
「上手くいったみたいでなによりだ」としきりに頷きながら言ってくれた。

「アドバイスのおかげだよ」
「そりゃどうも。ま、あとは言った事を心がけて
 上手く立ち回れば仲良くなること自体は簡単だろ」
「そ、そうかな……えへへ」

 一人で少し先の未来を創造して顔を緩ませる。
一緒に街にでかけたり。ち、ちゅーとかしてみたり……。

「けど、問題はその後だな。
 仲良くなっても恋愛対象とみて貰えるかは別問題だしよ」
「うっ……」

 あっさり現実に戻された。

129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 14:28:40.67 zCAaCgiS0
支援

130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 14:29:01.12 eLCrt1/w0
         /                       ヽ,
       /                         ':,
     /                              ′
      .′                            |      .
             . .      |          . /. . .|     ;
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   |    . ; | . . . . . |│. . . . . . |              .: . .| . ||
  │   . .i | . . . . . |│. . . . . . |        --‐ ' /. . .i│ . ||  ┌yミメ
   | . . . i .l | . . i. .i |│.j.¦. . ド: .,_      ´ / . ./∨∧ j八\j/ 冫
  │ . . | .l | . . |. .| |人「! | l. . .|‐--¨ニ=‐---- ′./. // / j(\\/
.  │. . . 川 | . . l. .| |--芥| |. . .|    /     \ /.′ /^(\\〉
.   |. . . . 丿. . /| |  .|.| |. . .|    {\       ∨ /   (\\〉
  |. . . . . .イ./ .i| |  .l.| |. . .|‐--ミ   〉    ,, ='' ´      \\〉
  |. . . . . ./  i || |   人 . . |    \,′ /           | 厂|
  |. . . . ..′   | リ |i.    \.l     ト                  K ノ〉
  |.i. . _;j   __,,ノ  ノ|i     \    |/ .                │| /
  | V   ---= ´ リ          ,′.:                │∨

131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 14:38:06.65 bGFdlfrm0
 事実エレンはあの幼馴染に対して「家族」というスタンスを貫き通している。
私がエレン達を知ったのはここに来てからで、それ以前にどんなやり取りや
アプローチがあったのかは知る由もないけれど、
多分エレン以外ならすぐに気づくレベルのそれであることは疑いようもない。
つまりちょっと仲良くなれる算段ができたからといって、
まだまだスタート地点に立っても居ないすら言える。

 一喜一憂だ。エレンを好きになってから、
なんだか感情の上がり下がりが激しくなった気がする。

「ま、お前が手段を選ばないって言うなら手っ取り早く
 意識させる方法がないでもないんだけどな」

 そんな私を見かねて「できれば言いたくなかったけどよ」と続けながら
私の反応を伺うようにこちらを見た。

「教えて」

 ユミルに詰め寄りながら問う。
方法があるなら、迷ってられない。
今日までにもう十分迷ってきたから。

132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 14:41:13.53 bGFdlfrm0
「そういうと思った」と呟いて、あたりをきょろきょろ見渡し
誰も居ないことを確認してコソッと「お前キスしたことあるか?」と
耳打ちしてきた。

「き、キス!?」
「わっ、馬鹿! 声が大きい!」

 私のより一回り大きな手で口を塞ぎ、
再びキョロキョロするユミルの顔も少し紅く見える。
そして「ご、ごほん」とわざとらしく咳払いをしてから。

「で、あるのか? ないのか?」
「ないよ……」

 妄想の中でしか。とは流石に私も言わなかった。

133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 14:42:11.18 OWmZUORiO


134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 15:00:48.41 NOylMx9rO


135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 15:10:57.55 bGFdlfrm0
「そうか……」
「……ゆ、ユミルは?」
「あると思うか?」
「え、えっと……」

 つまりはないって事なんだろうな、という事は理解できた。
―少し失礼かもしれないけど。

「それで、き、キスがどう関係あるの?」

 しばしの無言に耐えかねて聞いてみると「わかるだろ?」と返した後、
「お前も大概鈍感だな。……エレン程じゃねえけど」とため息をついた。

「つまりだな。お前がエレンにキスするんだよ。
 勿論誰にも見られないように極力気をつけてな。
 そうすりゃあの馬鹿でも意識しない方が無理ってもんだろ」
「なるほど……ってうぇぇっ!?」

136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 15:15:08.66 SuxpZy6G0
もう書かなくてもいいよ

137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 15:17:15.57 bGFdlfrm0
「そ、それができるなら告白を先にするよ!」

 告白するためにキスって、順序がめちゃくちゃじゃない。

「だけどお前の最終目的は、つまり相思相愛って奴だろ?」
「そうだけど……」
「意識させるには一番それが簡単だと思うぞ」
「無理! 流石にそれは無理だよ!」

 

138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 15:21:20.96 wGSbouE+0
ユミルには俺がしてやるよ

139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 15:36:48.62 zCAaCgiS0
いい展開になってまいりました

140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 15:47:17.67 4qQ7jBlK0
保守

141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 15:48:11.40 zInUSKX40
いいね

142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 16:18:53.97 gBgQ/hAe0
あげ

143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/05/05 16:20:37.40 BdWIsSkV0
最高です


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