織莉子「バレンタインデーに鹿目まどかに一服盛る」at NEWS4VIP
織莉子「バレンタインデーに鹿目まどかに一服盛る」 - 暇つぶし2ch67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 19:51:01.71 /XNSrK3V0
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68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 19:51:30.67 XJLgE6m80
織莉子「え、えぇもちろんそうよっ!?」

ほむら「誰に渡すのかしら?やっぱり、キリカ?」

織莉子「え、あ、え、ええっと、それはそのですね、ええっと……あの……」

しどろもどろに返答する織莉子。

もう、逃げようがなかった。

織莉子「そ、そそそそそそうだっ!!そ、そういうほむらさんこそ、どこへ行くのですかっ!?」

必死ながら、話題を転換する。

ほむら「? わたしは、まどかの家へ行こうと思っていたのだけれど」

織莉子(何……だと……?)

織莉子の心の中で、大胆な犯行が音を立てて崩れて行く。

最早、修正の施しようが無かった。

69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 19:53:06.97 /XNSrK3V0
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70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 19:54:10.06 /XNSrK3V0
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71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 19:54:24.41 XJLgE6m80
ほむら「ほら、バレンタインのチョコレート。まどかに渡そうかな、と思ってね」

織莉子「そ、そう……なの……」

さあ、どうする美国織莉子。と、織莉子は心の中で自身に問いかける。

ほむら「それで?あなたは誰に渡すの?キリカ?」

織莉子「こ、これは、その、ですね」

思考の整理も追いつかず、更にはほむらに質問された為に思考がめちゃくちゃになり。

織莉子「か、鹿目まどかに渡そうと思っていて……」

つい、ポロリと本音が零れ落ちる。

72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 19:54:29.36 ZIC1a9FdO
さるよけ

73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 19:56:15.12 /XNSrK3V0
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13/02/13 19:57:17.83 /XNSrK3V0
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75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 19:57:40.17 XJLgE6m80
ほむら「………………………………え?」

織莉子(わ、わたし……今、なんて言った?鹿目まどかに、渡す、と言っちゃった……?もしかして?)

動作が停止したほむらを眼の前にして、織莉子はたった今自分が漏らした言葉がどういったものだったのかを必死に思いだそうとする。

ほむら「……………そ、そう……ま、まどかに……ね……」

織莉子(や、やっぱりっ!!?!?!?!?)

ほむら「……………」

織莉子「……………」

お互いに、沈黙する。

ほむら(まさか織莉子がまどかの事を好いているとは……。これが世に言う『殺し愛』なのかしら)

織莉子(ど、どうしよう……こうなったら、暁美ほむらを押しのけてでも鹿目まどかの所へ行くべき……?いえ、でも……)

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13/02/13 19:59:23.17 /XNSrK3V0
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13/02/13 20:00:25.87 /XNSrK3V0
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13/02/13 20:00:41.87 XJLgE6m80
ほむら「……ひとつだけ、確認してもいいかしら?」

織莉子「は、はいっ!?なんでしょうかっ!?」

ほむら「あなたは……本気、なのね?」

織莉子(ど、どういう意味での『本気』なの、それは!?やっぱり、そういった意味合いでの『本気』よね!?)

織莉子「………えぇ。わたしは本気です。止めるのなら、お好きに」

織莉子(もうどうにでもな~れ♪)

その問いに答える形で、織莉子は諦めた。

押し通るのも無理だし、どうすることも出来ない。

なら後は、正直に答えて大局に身を任せる他ないと判断したのだった。

79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 20:01:50.19 0VTmyMjg0


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 20:03:12.83 XJLgE6m80
ほむら「………そう。あなたのその気持ちが本気であるのなら、わたしがどうこう言う資格はないわね」

織莉子「……えっ」

ほむら「頑張ってきなさい、織莉子。……わたしも、応援させてもらうから」

それだけ言い残し、ほむらは来た道を引き返す。

ワルプルギスの夜との戦いにおいても、美国織莉子の力は大きかった。

そんな彼女が、まどかを好きだとわかったのだ。

自分が邪魔をしていい資格など、ない。

そうほむらは判断したのだった。

織莉子「え、ええっと………」

歩き去るほむらの後ろ姿を見送りながら、織莉子は呆気に取られてしまっていた。

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13/02/13 20:05:18.17 ZIC1a9FdO
なんと

82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 20:06:11.06 XJLgE6m80
織莉子「ほ、ほむらさんっ!!」

思わず、織莉子はほむらを呼び止める。

その呼び止めに応じ、ほむらは歩みを止めた。

織莉子「本当に、いいのですか!?だってあなたは、今までずっと……!」

まどかの事を守るために、頑張って来たのではないのか。

その言葉が、出てこなかった。

ほむら「………いいの。あなたの本気は、きっとわたしなんかよりずっと強いと思うから」

大きい声では無かったが、その言葉は織莉子の耳に何よりも強く響き渡った。

織莉子「ほむらさんっ……!」

83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 20:07:44.59 /XNSrK3V0
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84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 20:08:48.23 /XNSrK3V0
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85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
13/02/13 20:08:54.82 XJLgE6m80
ほむら「ただしっ!!」

織莉子「!」

ほむら「真正面からぶつかりなさいよ、織莉子!あの子は優しいから、きっとちゃんとした返事をしてくれるはずよ!!」

織莉子「………ほむらさん……!」

ほむら「わたしから言えるのはそれだけ!頑張りなさい、織莉子!!」

織莉子「………ありがとう、ほむらさん!わたし、頑張るから!」

ほむらは振り返らず。

片手をあげて、そのまま立ち去って行った。

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13/02/13 20:10:54.55 /XNSrK3V0
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13/02/13 20:11:57.98 /XNSrK3V0
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