12/09/28 19:47:48.90 T2BIAXy/0
「……ねぇ……おきて」
まどか「う……うん……?」
ほむら「私よ、まどか。あなた、私がわかる?」
まどか「ほむらちゃ……わたし……」
そこは病院の一室でした。
何度も何度もみてきた、始まりの場所です。
驚きながら、そして、物憂げにほむらちゃんがわたしを見つめているのでした。
いつも見ている景色は、実体を持っていると何もかも違っていました。
匂いがします。病院特有の注射を思い出させるアルコールの匂いでしょうか?
―身体がある。
手を動かし、その指を動かして、私は思わず涙ぐんでしまったのでした。