12/07/16 23:01:26.96 hwI9mKsX0
「それに使い魔を使って僕達に情報を渡して来たのも君だろう?」
「ええ、でも情報源はそれだけじゃないでしょう?」
普通の詐欺師なら少し黙ってしまうかもしれない。
だが躊躇わず続ける。
「連絡があったんだ、『暁美ほむらの下へ』ってね」
病院へ歩む。
「着いて来なさい、私のループは今回終わるわ」
今までのような失敗はない。
莫大な量のグリーフシードを集めた。
いや、語弊がある。
莫大な量のグリーフシードの元を集めた。
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:01:58.93 zcyNZ4kS0
ほむほむ?
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:02:12.09 s2uzXAab0
ほむらちゃん?
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:02:36.34 hwI9mKsX0
病院。
恭介は寝ていた。
元々、さやかを魔法少女にさせない為に取った行動。
パターンの一つ。
今になっては必要な物ではないが、任務は遂行する。
全力。
「ッハァッッ!!」
恭介は眩い光に包まれる。
光は消えていく。
その場にほむらは既に居ない。
腕は完治。
一瞬の出来事。
最初からしなかったのは、パターン通りに進める為。
もう、キャラ造りも要らない。
疲れるものだ。
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:03:08.56 zcyNZ4kS0
ほむほむ
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:03:14.10 yldMWMmP0
つまり盾の中の生物とは…
ループにループを重ねて生きたまどかを盾の中に押し込んだんだな!!!!
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:03:40.13 hwI9mKsX0
太腿も痛かった。
処女も既に前の本番の周で奪われている。
言っても、奪ったのは自分なのだが。
そういえば腹も切られた、あれは本当に痛い。
電話をする。
「恭介様は完治なさいました」
「……それは、本当かい」
「はい、では私の目的は達成しましたので。本日より暇を頂こうかと存じます」
「……君のことだ、本当なんだろう。わかった」
物分りの良い人だ。
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:04:05.50 zcyNZ4kS0
ほむ……ほむ……?
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:04:52.36 hwI9mKsX0
「一週間後位に来てくれ、恭介の様子を確認してから謝礼を払おう」
「はい、有難う御座います。それでは……」
「あぁ」
ツーツーツー。
謝礼という言葉を使うあたり、わかっているのだろう。
「ほむら、何をしているんだい」
「ええ、今行くわ」
病院の屋上へ。
さぁ契約が始まる。
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:05:18.92 zcyNZ4kS0
ほむ?
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:06:08.98 hwI9mKsX0
屋上、時間の止まった世界。
全世界のインキュベーターを待つ。
「まだなの?」
「「あぁ、すまない」」
インキュベーターの声は重なって聞こえる。
「まぁ、こっちを処理するのに大変だから別にいいのだけど」
「「少しでもソウルジェムが濁ったら言ってくれ」」
「ふふ、ありがとう」
そのやりとりは激戦の中行われる。
魔女との戦い。
空中戦。
建物や地面には一切攻撃を与えさせない。
ほむらの結界はほむらの願う様に変化する。
背景はなく、透明。病院がよく見える。
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:06:59.93 hwI9mKsX0
ほむらの盾から常に出されるソウルジェムと人間の対。
絶望の淵に立たされた魔法少女達。
空中に出来た馬鹿デカい結界の中に放出される魔法少女達。
結界からは出れない。
魔法少女達は数える間も無く魔女になっていく。
魔女達は同士討ちする事は無く、須くほむらへ殺意を向ける。
ほむらはそれらを薙ぎ倒す。
獲物は魔法で作った拳銃一丁。デザートイーグルのように見える。
一発撃つだけで本体が溶けてしまうので、マミの様に使い捨てとなる。
威力はほむらが今までに見たことのある魔法の中で最強。
拳銃と共に魔女も溶ける。
グリーフシードが溜まる、エネルギーが送られる。
永遠に続くかと思われた殺戮は、本当に永く続く。
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:07:20.47 zcyNZ4kS0
きゅっぷい
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:07:53.51 tnNZpEse0
升ほむ
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:08:29.30 hwI9mKsX0
永い戦いの末。
残った魔女と魔法少女。
結界の中、ワルプルギスよりも強大な魔女。五体。
途中から出てた者とさっき出た者。
その魔女が口を開く。
「何でこんなことをするの?ほむらちゃん」
「終わりよ」
ほむらが吐き捨てるように言う。
「終わりなんかじゃないよ、だってほむらちゃんには私は倒せない」
「そんなことないわ」
「本当に私を撃てるの?」
ほむらの銃弾は全て認識できない何かによって落される。
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:09:01.54 zcyNZ4kS0
まどまど……
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:09:34.40 hwI9mKsX0
太陽の塔みたいな顔をして体はガスの集まりの様な魔女が三体。
人間の形を保つが、無表情なのが一体。
魔法少女の姿を保ち、ほむらと対話をするのが一体。
既に結界の大きさは地球の大きさを越え、ほむらは結界の大きさで見ると点のようだった。
「「……」」
キュウべぇ達は声を発しない。
聞こえないだけだろうか。
「撃てるわ」
「えへへ、でも当たってないよね?」
魔女達は動かない。
「それにね、もう私は自分以外の魔法少女や魔女を認知する気はないの」
撃つ。
当たらない。
「……」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:09:52.13 7kHHBN2h0
ああ、これだけエネルギー集めればイイでしょ的な事か
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:10:26.13 zcyNZ4kS0
ほむほむ
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:10:27.20 hwI9mKsX0
統計。
もうそろそろ。
「えへへ、ほむらちゃんの考えてることわかるんだよ?」
「今、焦ってるでしょう?」
得意げに言う。
馬鹿め。
私は概念からズレた者だ。
死なない。
概念は時により死ぬのだ。
例えば誰かが魔法少女になる時に願ってしまえば。
「うふふ」
ほむらは笑う。
この部屋の誰よりも素直な笑顔。
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:11:05.14 zcyNZ4kS0
ほむほむ?
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:11:15.69 b/t8FiBj0
素質はしょぼい癖に魔法は強いのか
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:11:15.86 tnNZpEse0
でも一般人結局巻き込まれてね?
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:11:28.24 hwI9mKsX0
「あははっ図星でしょ!ほむらちゃ―」
言葉は途切れる。
消える。
この結界、私以外は消えていく。
弱体化。
この結界は私の次元。私は文字通り神だ。
人間の形に、魔法少女の形に保ててなかった魔女はほむらの弾丸により死んだ。
ほむらの撃った弾は三発。
時は満ち、私は力を得た。
もう敵は居ない
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:12:35.50 hwI9mKsX0
「え、なんで―」
撃つ。
撃つ。
お喋りな魔女が死にゆく。
撃つ。
只の的と成り下がった魔女は消えた。
残る一人。
黙りの魔女。
撃つ。
ヒット。
撃つ。
ヒット。
撃つ。
避けられる。
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:13:40.79 hwI9mKsX0
「さようなら、ほむらちゃん」
魔女は泣いているように見えた。
「えぇ、さようなら」
ほむらは躊躇わない。
撃つ。
消える。
「……」
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:14:41.61 zcyNZ4kS0
まどまど……
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:14:57.03 hwI9mKsX0
エネルギーは宇宙に還元される。
宇宙の寿命は粗無限へとなる。
地球の寿命は変わらないが。
インキュベーターの願いは宇宙の延命なのだろう?
「ならばもう必要ない」
ほむらによりインキュベーターは宇宙から全滅。
それと同時に全ての魔法少女は人間へと変換され、脳細胞が死滅し都合よく魔法少女・魔女に関する記憶が消えてしまった。
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:16:11.85 zcyNZ4kS0
やったー!
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:16:48.72 7kHHBN2h0
なんというご都合
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:17:53.38 tnNZpEse0
わけがわからないよ
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:18:14.35 qmx+hbC40
中古ほむほむか…
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:18:15.73 GNaKfepCO
しえほむ
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:18:28.56 s2uzXAab0
む、むつかしい・・・
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:20:59.11 hwI9mKsX0
私の記憶は消えない。
私は魔法少女でも魔女でもないという事なんだろうか。
最後の最後まで忌々しい奴等だ。
まぁ、そんなことは関係ない。
魔法少女でありながら年齢を重ねる魔法も出来たし、普通の人間として過ごすことが可能だ。
さぁて、恭介家とさやかの記憶を改竄するか。
魔法少女に関わった一般人の記憶も改竄しなければならない。
私の仕事はまだ残っているのだ。
今周の家は盾になりえた。
FIN
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:21:15.82 s2uzXAab0
乙っちほむほむ
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:21:45.86 hwI9mKsX0
さる喰らった
ありがちなほむら魔女化END
>>105ネタバレやめろよ
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:21:51.51 CdwEfDWg0
上条を誘惑した理由って結局なんだったんだ
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:22:01.67 yldMWMmP0
凄いな。発想はあったけど文に起こしてちゃんと完結して。
とにかく乙
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:22:08.03 qmx+hbC40
追いついた
なんこれ
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:22:30.62 zcyNZ4kS0
乙乙乙
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:23:11.27 yldMWMmP0
>>136
ごめんよ。同じ様な考えしたことあるもんで
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:23:21.87 tnNZpEse0
最後の最後までよくわかんなかったけどまぁ乙
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:23:25.43 hwI9mKsX0
>>137
パターンに従わなければっていう話
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:24:54.52 0YYJfhLPP
恭ほむっぽいのにちょっとワクワクした
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:29:14.30 HYhcoVXJ0
なんだか良く分からなかったけど乙
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:34:57.89 OO0bXomP0
乙
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:36:19.46 hwI9mKsX0
台本形式にしろとか名前付けてとかあったけど
書き溜めで一気に投下する形だったからそれはできなかった
見難かったのかもしれない、それに関してはすまないと思ってる
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:38:05.51 tnNZpEse0
別に口調の差別化はされてたからそこは困らなかった。
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:38:10.86 CdwEfDWg0
乙
>処女も既に前の本番の周で奪われている。
>言っても、奪ったのは自分なのだが。
恭介の童貞を奪ったってことなんだろうけど
恭介とヤることがなぜパターンに組み込まれたのか気になるところだw
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:39:03.57 CdwEfDWg0
ああ、そっか
恭介を自分のものにしてしまえば
さやかも契約しないってことなのかな
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:43:43.53 hwI9mKsX0
補足補足になるからこれで書き込むのやめるわ
恭介自体女に興味ない→女に興味を持たせてやってはどうだろう
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:45:00.63 tnNZpEse0
変態ほむらがさやかを全裸にして病室に放り込んだりするのをシリアスでやるとほむほむの純潔が奪われてしまうのか(´;ω;`)
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:46:03.34 CdwEfDWg0
>>151
サンクス
でも、本番までいっちゃうと
上条がほむらに夢中になりそうだなw
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:51:31.99 ot7f5plS0
くっさwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:52:08.34 jfGxP8+u0
保守
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 23:58:33.16 jfGxP8+u0
保守
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/17 00:05:00.38 tVHORSVb0
保守
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/17 00:09:23.97 phfEEElh0
ひどい黒歴史を見た