12/07/15 22:56:54.32 V7EyQybuP
マミ「あたしが試してみるわ!」
さやか「えっ」
杏子「えっ」
マミ「うぐぐぐ……やっぱり無理みたいね、残念だわ」
さやか(そりゃそうだ)
杏子(あたしらできつい物がマミに入るわけないだろ……)
さやか(というか、このブラの大きさといい…………)
杏子(昨日の娘はやっぱりまどかだよなぁ)
お城の使い「残念ながら、この家には昨日の娘はいないようだな。
……おや?」
お城の使いは試着室に入っていなかったシンデレラを見とがめます。
お城の使い「君もしかして昨日の娘なんじゃ……ちょっと試しにこのブラジャーを着けてもらっても」
まどか「違イマス! 私、昨日舞踏会になんて行っていませんから!」(キッパリ)
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 22:58:28.83 V7EyQybuP
シンデレラは舞踏会に行ってみたかっただけで、別に王子様が好きだったわけではないですし、
何より国一番の貧乳扱いされるのは嫌だったので、知らんぷりしました。
まどか「それより、この家にはもうひとり女の人がいますから」
シンデレラは義母を指さしました。
和子「え……私?」
さやか(そういえば、確かに貧乳だ……)
杏子(いやでも、それでもあの大きさは無理なんじゃ。
いや待てよ、さっきマミのやつが無理やり着ようとしたから布が少し伸びきっている。もしかして……)
和子「うそっ、ぴったり」
お城の使い「やった! 王子様の花嫁が見つかったぞ!」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:00:02.75 V7EyQybuP
家来「王子様!見つかりました!昨日の娘が!」
QB「何だって!本当かい!」
王子様は連れてこられたベールをかぶった女性に近づいて、熱烈にプロポーズです。
QB「この国と僕には、君が必要なんだ! ぜひ僕と結婚して一緒にこの国を守り、幸せに暮らしていこう!」
和子「はい! 喜んで!」
QB「……あれっ」
和子「嬉しいわ、夫に先立たれてずっと寂しかったの。ちょっと外見が人間離れしているけれど、でもこんなやさしい言葉をかけてくれる王子様ならきっとうまくやっていけるわ。
……これから末永くよろしくお願いします」
QB(……なんというか、お店で料理を注文したら予想したのと全然違うモノが出てきたような気分だ)
和子「うええええん!(感涙) 私、頑張っていい奥さんになりますね。あ・な・た!」
QB(……でも今さら引っ込みがつかない)
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:02:02.47 V7EyQybuP
さやか「ねえ、本当は昨日舞踏会で王子様に気に入られたのはまどかなんでしょう?」
杏子「どうやったのかしらないけど、よく入り込めたな」
まどか「(ギクッ)えと、その、あはは」
マミ「そうだったの? それなのに、独り身だったうちのお母さんに王子様を譲ってあげるなんて!
なんて優しいの!」
杏子「まあ、おかげで、あたしたちもいい暮らしができるようになるし、どうとは言わねえよ」
さやか「何だ、うちの母さんに気を遣ってくれたんだ。良いところあるじゃない。
……今まで冷たくしていてごめんね、これからは仲良くしましょう」
まどか(……本当は少し違うけど、みんなと上手くやれそうだし、まあいいか)
シンデレラの家はそれからは王族の親族ということで、暮らしも豊かになり、
またシンデレラの優しさに心を打たれ、改心したお姉さんたちとも、仲良く幸せに暮らしました。
めでたしめでたし。
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:03:58.48 V7EyQybuP
マミ「つぎはいよいよ私が主役よ!」
まどか「「金の斧・銀の斧」だよ!
このお話は現代の見滝原にアレンジしたバージョンだよ」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:05:09.12 V7EyQybuP
見滝原という町にマミという魔法少女がおりました。
マミは仲間と一緒に魔獣を退治して、街の平和を日々守っておりました。
マミ「……今日も瘴気が濃いわね。暁美さんたちに手伝ってもらえばよかったかしら」
QB「頑張って、マミ!」
キュウべえはマミを契約によって魔法少女にした張本人です。
マミは交通事故にあって、両親を失った際に、自分も死に瀕したため
生き延びることをキュウべえに願い、代わりに魔獣を退治する魔法少女になったのでした。
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:07:01.73 V7EyQybuP
マミ「ふう、ようやく終わったわ。あら……」
マミはいつものように魔獣退治を終えましたが、ふと気づくと見覚えのない場所に立っていました。
マミ「ここどこ?私いつの間にこんなところに……」
そこは不思議な場所でした。
穏やかな空気に包まれ、なだらかな平原が広がっていました。
マミ「こんなところ見滝原にあったかしら?」
QB「おかしいな、こんなところ、そもそも僕の知る限り地球のどこにも存在しないよ。
時空のはざまにでも迷い込んだのかな」
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:07:37.67 Ne3MkAm60
マミマミ
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:09:03.15 V7EyQybuP
そのとき、唐突にキュウべえの足元に泉があらわれました。
QB「うわっ!」
ドボン!
マミ「キュ、キュウべえ! 大丈夫!?」
マミは泉に落ちたキュウべえを助けようと近づくと
泉の中から背中から翼をはやした神々しい少女があらわれました。
まどか「こんにちは、マミさん」
マミ「あ、あなたは?」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:11:02.87 V7EyQybuP
まどか「わたしは、あなたたち魔法少女を見守る高次元の概念的存在だよ!
魔法少女のための神様みたいなものかな?」
マミ「神様?」
まどか「うん!ここは円環の理の中に私が作った空間だよ! 私がここにあなたを連れてきたの!」
マミ「あなたが? 一体どうして?」
まどか「その前にマミさん、気になることはない?」
マミ「あ、そうなの! さっき私の友達がこの泉に落ちてしまったんだけど……
浮かんでこないわ! 大丈夫なの!?」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:12:44.91 V7EyQybuP
まどか「この泉はいろいろな世界線、すべての時間軸、様々な可能性とつながっているの。」
マミ「キュウべえは無事なの?」
まどか「ちょっと待ってね。あなたが落としたキュウべえはこの優しくて美少年のキュウべえかな?」
泉の中から銀髪で赤い瞳の美少年があらわれて、優しく微笑んで言いました。
美少年QB「やあ、こんにちは。これからは僕がマミのそばにいて君をずっと支えるよ」
まどか「それとも、この愛嬌があって、可愛らしい
日曜八時半からやるTVアニメのマスコットキャラみたいなキュウべえ?」
今度は泉の中から目がくりくりして、表情も愛らしい、頭にリボンを付けたキュウべえがあらわれました。
マスコットQB「こんにちはでちゅ! マミ! これからは僕と愛と正義のために戦うでちゅ!」
マミ(……なんか語尾に変なキャラづけまでされてる)
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:14:07.78 V7EyQybuP
マミ「いいえ、私の落としたキュウべえは、表情があまり変わらなくて
何かと女の子に魔法少女の契約をせまる、ちょっと胡散臭い感じの白い獣のキュウべえよ」
まどか「マミさんは本当に正直者だね! ご褒美に好きなキュウべえをあげるよ!
どれがいい?」
マミ「え、えっともし、ここで男の子やマスコットみたいなキュウべえを選んだらどうなるの?」
まどか「マミさんのいた世界が改変されて、
最初からあなたが選んだキュウべえがその世界に存在していたことになるの。
逆に言うと元々いたキュウべえは存在そのものがなかったことになるよ」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:16:05.48 V7EyQybuP
マミ「それじゃあ、死ぬのと同じじゃない!」
まどか「いや、生まれ変わるようなものだけど」
マミ「お願い。元々いたキュウべえを返してちょうだい」
まどか「えええ、でもあのキュウべえは内心、自分がエントロピーを回収することしか考えてないんだよ?
人助けや正義のために魔法少女を増やしているわけじゃないし
本心では、マミさんのことをただ利用しているんだよ?
たまにマミさんのことを気にかけているように見えても
それはエントロピーを回収してくれる優秀な魔法少女という名の家畜として評価しているんだよ?
私が世界を改変する前は魔法少女自身を邪悪な存在におとしめるような
もっとえげつない方法でエントロピーを回収するようなやつだよ?」
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:17:43.87 qOphsGYL0
で、出た~wwwwwエントロピーを誤用奴wwwwwwwwwww
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:21:43.51 5vIzj+fA0
きゅっぷい
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:21:55.84 NPizjdo+0
本編からして誤用なので問題なし
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:27:19.08 Ne3MkAm60
マミマミキュウキュウ
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:33:08.16 R2cD4Clb0
こぶとりマミさんじゃないのか
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:39:54.89 iSXLkbz40
>>117
てめぇこぶとりじいさんのこぶとりはマミさんの小太りのことじゃねぇぞ
失礼なやつだな!
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:43:32.81 5vIzj+fA0
まみまみ?
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:48:09.60 5vIzj+fA0
まみまみ……
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:53:54.48 5vIzj+fA0
まみぃ……
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:55:09.72 G2xyMbst0
つまんね
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:55:29.77 rh5XwHVG0
さるか
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/15 23:59:34.56 5vIzj+fA0
ま……
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 00:02:12.15 zcyNZ4kS0
頭がティロティロしてきた
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 00:03:03.30 2B2D0Lu50
おわり
127:すまん、さるさんくらってしまった…
12/07/16 00:04:57.40 F+lOf2NkP
マミ「あなたの言っていること、わからないこともあるけど
……でも半分くらいは何となく理解できるわ。
キュウべえは時々結果の善悪を考えずに
ただただ契約するために女の子が願い事をしたくなるように煽っていたこともあるの。
命の生き死にをあまり重く考えていないところもあるしね。
……それでも、わたしはあのキュウべえがいいの」
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 00:05:48.10 UCozBuvU0
>>125
流行らねーよ
129:落ちるかもしれないけど行けるとこまで行く
12/07/16 00:07:09.28 V7EyQybuP
まどか「困ったなあ。まじめに頑張ってるマミさんにご褒美あげたかったのに……。
これじゃご褒美にならないよ。」
まどか「でも、マミさんがそういうんだから仕方ないよねえ」
女神様はいやそうに、元々いたキュウべえを泉から引っ張り出しました。
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 00:08:59.09 zcyNZ4kS0
ティロッティロッ
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 00:10:45.33 F+lOf2NkP
QB「ふううう、やれやれ、まさか高次元的な存在が目の前に現れて
僕の存在そのものを改変されるところだったなんて信じられないよ! ……助かったよ、マミ。
感情のない僕にも自己保存本能というやつはあるからね、ありがたいよ」
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 00:14:54.13 /gPQCRHu0
さるさんなら00分跨いだら解除されてるはず
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/07/16 00:25:17.22 HYhcoVXJ0
やはりさるさんかマミマミ