12/04/25 20:03:37.51 CKZhMymR0
恭介(さやプラスって、もしかして……)
さやか「え、えっとね、私と仁美でゲームを作ったんだけどね」///
恭介「それで僕にテストプレイを?」
さやか「う、うん……」
恭介「どうして僕なんだい? 鹿目さんや暁美さんに頼んだらいいんじゃないかな」
さやか「ほら、恋愛シミュレーシュンだから、こういうのはやっぱ男の子の感想を聞きたいっていうか」
さやか「作った身としては、いろんな人にプレイしてみてもらいたいっていうか…」モジモジ
恭介(でもこれどう考えてもさやかがヒロインのゲームだよね…)
恭介「バ、バイオリンの稽古が忙しいから、ちょっとゲームをやってる時間は」
さやか「え……」ウルル
恭介「いや、いや…、稽古で疲れてたからちょうどゲームがやりたいって思ってたところなんだよね!」
さやか「本当!?」
恭介(まあ深く考えないでおこう。さやかも単純にゲームの感想が聞きたいみたいだし)
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:06:16.37 kVCzECPy0
さやかちゃんは気弱になるととたんにかわいくなるから困る
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:07:36.00 X7GsDobq0
代行ありがとうございます。
まどプラスの続きで、前スレの326の意見を参考に書きました。
どうぞよろしくお願いします。
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:09:12.84 X7GsDobq0
~数日前~
まどか「そんなわけで、まどプラスをきっかけにほむらちゃんと仲良くなれたんだ」
仁美「全て私の計画通りですわあああああああ」
ほむら「」ギロッ
仁美「ひぃっ」
さやか「まあまあ、話し聞いてる限りじゃ転校生も結局仁美のお陰でうまくいったわけなんだし…」
ほむら「わかってはいるけど、志筑さんの掌で踊らされていたというのが腹立たしくて」
まどか「さやかちゃんも、仁美ちゃんにお願いしてみたら?」
さやか「ば、ばか。そんな恥ずかしい真似できるわけ…」///
仁美「あら、お望みとあらば美樹さんにも作って差し上げますわよ」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:09:39.44 TvQRRjGvi
まえスレみたいれす
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:10:58.03 toXS+0P3O
さやかとかいいクソビッチ
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:12:16.12 X7GsDobq0
ほむら「でも、それは敵に塩を送ることになるのでは? あなたも上条恭介のことが好きなんじゃないの?」
仁美「構いませんわ。それで美樹さんのことが好きになるようでしたら、私も諦めがつきますもの」
仁美「むしろこのまま美樹さんが何もしないまま私が上条くんとお付き合いすることになれば、かえって後味が悪いですわ」
まどか「仁美ちゃん……かっこいい」
ほむら「意外と懐が広いのね。少しは見直したわ」
さやか(あれ? なんかこの流れ…おかしいことになってない?私は別にゲーム作って欲しいなんて言ってないのに)
仁美「早速鹿目さん用のデータを、美樹さん用に書き換えさせていただきますわぁ!」
ほむら「絶対楽しんでやってるわね……」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:16:27.75 CKZhMymR0
ちょっとだけ支援。
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:18:05.73 X7GsDobq0
~現在 放課後~
恭介(さて、授業も終わったし中沢と一緒に帰ろうかな)
仁美「上条くん、ちょっとよろしくって?」
恭介「志筑さん? なんの用かな?」
仁美「うふふ。昼間美樹さんから面白いものをもらったと思うんですが」
恭介「ああ、あれね。そういえば志筑さんと一緒に作ったんだっけ?」
恭介「さやプラスだっけ。どんなゲームなんだい?」
仁美「さやかさんとお喋りするゲームですわ」
恭介「ああ、やっぱり。でもゲームだから、さやかに似たキャラクターってことかな」
仁美「いえ、さやかさん本人ですわ!」
恭介「!?」
仁美(私がライバルにやすやす協力すると思ったら大間違いですわぁあああああ)
仁美「もし何かわからないことがあれば、電話していただければお答えいたしますわ」
恭介「え、うん……」
恭介(志筑さんの背後に、黒いものが背景に見える気がするんだけど…)
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:20:17.07 X7GsDobq0
>>5
URLリンク(logsoku.com)
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:22:49.86 ZGGe0SqS0
美樹さんだったりさやかさんだったり呼称が安定しない海草だな
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:23:50.19 X7GsDobq0
~恭介ホーム~
恭介「というわけで、早速やろうと思うんだけど……気が進まないな」
恭介「でもやらないと、明日さやかにどやされるんだろうし……」
恭介「考えてても仕方ないか。えっと……これがスイッチだっけ?」
--ロード中--
恭介「あ、始まった」
さやか「こんにちは、私、美樹さやか。さやかちゃんて呼んでね」
恭介「………ぷ」
さやか「ちょっと、何吹き出してんのよ! 失礼しちゃうな」
仁美(やはり予め上条くんに仕掛けを説明しといて正解でしたわ)
仁美(百合でないのは残念ですが、今日も面白いものが見れそうですわね)
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:28:17.89 X7GsDobq0
さやか「で、いきなり笑ってくれちゃった、画面の前のあなたは何て言う名前なの?」
恭介(なるほど。さやかは僕が仕掛けを知ってることを知らないんだっけ?)
恭介(面白そうだからこのまま、知らんぷりして遊んでみようかな)
恭介「僕の名前は、上条恭介。よろしく、さやかちゃん」フフ
さやか(恭介がさやかちゃんて呼んだ…)///
さやか(って呼べっていったのは私なんだから照れてどうすんのよ)
さやか「よ、よろしく……恭介」
さやか「あっ、でも恭介くんて呼んだほうがいいかな?」
恭介「呼び捨てで構わないよ」
さやか「じゃあ恭介、よろしくね」
さやか(恭介は私だって気づいてないんだよね……なんか騙してるみたいで悪いな……)
さやか(でも、ゲームだと思ってもらえば、普段は聞けないようなことも聞けちゃうかもだし……うーー)///
仁美(ふふふ。美樹さん、珍しくガチガチに緊張してますわね)ニヤニヤ
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:35:35.40 X7GsDobq0
さやか「えっとね、このゲームは私と恭介が仲良くなることを目的として作られてるの」
さやか「だから恭介は遠慮なく私にいろいろ話してくれると嬉しいかな…」//
恭介「わかったよ、さやかちゃん」
さやか「うう……」///
恭介(ちゃん付けされるのが恥ずかしいなら、最初からやめとけばいいのに…)
恭介(でもこういうさやかが見れるのは新鮮だなぁ)
さやか「それで、恭介は何をするのが好きなの?」
恭介「バイオリンだよ。小さい頃からずっと」
さやか「そ、そうなんだ…頑張ってんね」
恭介(そっか、さやかはゲームのキャラを演じて、僕のこと知らないふりをしてるんだね…)
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:41:25.34 X7GsDobq0
恭介「さやかは普段どんなことして遊んでるの?」
さやか「わ、わたし?」
さやか「え~っと、クラシックとか、お菓子作りとか…かな?」
恭介「さやかは、お料理出来るんだ」
さやか「もちろん。これでもケーキ、クッキー、和菓子、なんでも作れちゃうのだぁ!」
恭介「へぇ~。甘いものは好きだから、是非食べてみたいね」
さやか「ホント? じゃあ明日学校に」
恭介「学校?」
さやか「い、いや、なんでもない。なんでもないんだよぉ恭介ちゃんよぉおおおおおおおおおおお~」
恭介(動揺しすぎだよ、さやか)
さやか「き、恭介は今日は何してたの?」
恭介「普通にバイオリンの稽古だよ。今は終わって、これから宿題するところかな」
さやか「そうなんだ…偉いね」
さやか(ふう、なんとか誤魔化しきったみたい。気をつけないとね)
さやか(鹿目さんより、ボロが出るのが早かったですわね)
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:45:15.08 mashp3G60
マジョプラスの発売はまだか
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:45:55.14 X7GsDobq0
恭介「さやかは宿題しなくていいの?」
さやか「私も後でやるんだ」
恭介(もしかして、僕がゲームやるまでカメラの前でずっと待機してたんじゃ……)
恭介「大変だね…」
さやか「?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:47:21.06 Fl+WWPSmO
仁美の間違いか
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:49:34.85 40LHwmr90
何という俺得
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:49:35.96 X7GsDobq0
さやか「恭介に聞きたいことがあるんだけどさ」
さやか「その、どういう女の子が好きなの?」///
さやか「今好きな子とかはいるの?」
恭介「どうしてそんなこと聞くんだい?」
さやか「えっと……」
さやか「そ、そう。これは一応恋愛シミュレーションゲームなわけで、できればその…」///
恭介(なるほど、そういう遊びか……って、さやかと付き合うこと?)
恭介(いやいや。いくらなんでもそんなの恥ずかしいよ)///
恭介(さやかだってさすがにそんな恥ずかしい真似できるわけないさ)
さやか「恭介のこと好きになれたら嬉しいなって…」
恭介「えええええええええええ~~!」////
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:49:49.18 J5kzJz+D0
さやさやかわいい
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:53:17.11 X7GsDobq0
さやか「い、嫌だった?」ウルッ
恭介(だからなんでさやかはそんな涙目なんだよ!)
恭介(何が目的でさやかがこんなことしてるのかわからない)
恭介(いくらゲームをプレイして欲しいからって、限度を通り越してるよ!)
さやか(恭介が引いてる……)
さやか(ゲームだったら大丈夫だと思ったのに、もしかして私ってそんなに嫌われてたの?)
さやか(いや、ただ驚いてるだけかもしれないし……ああ、でも嫌われてたらどうしよう)
仁美(そろそろ手助けが必要かもしれませんわね)ククク
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:54:08.09 tilWrg810
恭介「さやブス」
に見えたのは内緒だ
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 20:59:29.65 X7GsDobq0
ピルルル、ピルルル(電話)
恭介「もしもし、志筑さん? これはどういう遊びなの?」
仁美「さあ。私自身も美樹さんからは詳しいことは聞いておりませんの」
仁美「ゲームを開発して欲しいとお願いされただけですし」
仁美(もちろん嘘ですけどね)
仁美「美樹さんがおっしゃった通り、目的は上条くんと仲良くなることなんじゃないでしょうか?」
恭介「……」
プツ…(電話)
恭介(ダメだ。志筑さんもさやかと共謀してる)
恭介(教室で感じた志筑さんのあの黒いオーラ、ただごとじゃないよ)
恭介(志筑さんに恨まれるようなことした覚えはないのに……)
恭介(やっぱり二人揃って僕を陥れようとしているのかな?)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:00:13.06 40LHwmr90
さやかわいい
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:04:53.59 J5kzJz+D0
さやさや
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:05:04.25 X7GsDobq0
~恭介 妄想~
さやか「恭介ったら、ゲームの中の私に本気になっちゃってさ…」
ほむら「不潔」
まどか「上条くんやらしいかも」
仁美「殿方の考えることは理解できませんわね」
恭介(ああああああああ……そんな、ひどいよさやかぁあああああああああ~~~)
恭介(君は遊びなのかもしれないけど、そんなことになったら、学校に行けないじゃないか)
仁美(ふふふ、今頃上条くんが考えているであろうことが手に取るように伝わってきますわ…)
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:07:07.30 quxILIwo0
さやかにメガネとかリボンをプラスして着せ替えるゲームかと思った
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:09:00.68 J5kzJz+D0
ひとひと?
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:11:31.57 X7GsDobq0
さやか「恭介…」
恭介「さ、さやか…?」
さやか「恭介は私のこと嫌いなの?」
恭介「き、きらいじゃないよ…」
さやか「ホント?」
画面の向こうにいる幼馴染が目に涙を貯めていることに気がついた。
まるで自分に嫌われることが、何よりも怖いと言わんばかりに手で胸を抑えながら上目遣いでこちらを見ている。
恭介「う、うん……」///
さやか「えへへ~、安心した」ニコッ
恭介(って、僕はなにときめいてんだ! これじゃさやかの思惑通りじゃないかああああああ)
仁美「美樹さんやりますわね」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:16:11.06 J5kzJz+D0
さやさや
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:17:03.03 X7GsDobq0
さやか「さっきの質問、もっかいしてもいい?」
さやか「恭介はどんな女の子が好きなの?」
恭介「と、とりあえず真っ直ぐな人がいいかな…」アセアセ
さやか(ふっふ~ん、さやかちゃんは真っ直ぐだけが取り柄だからバッチリだね!)
仁美(………まあ、私もある意味真っ直ぐではありますわよ……)
恭介(人を陥れるのを楽しむ子は簡便だよ)
さやか「元気な女の子はどうかな?」
恭介「……」
さやか「だ、ダメかな……」
恭介(さやかは自分のことを好きだって言わせようとしてるんだね)
恭介「どちらかっていうと、お淑やかなほうが好みかな…」
さやか(が~~~~~~ん)
仁美(お淑やかキマシタワーーー。っていっても上条さんの思惑はわかってますけどね)
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:21:02.31 40LHwmr90
翌日、学校でお嬢様口調になっているさやかちゃんが発見されるのでした
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:22:41.46 X7GsDobq0
さやか「えっと、恭介……恭介は今好きな人とかいるのかな?」
恭介「いません。絶対にいませんから」
恭介(下手なこと言って、変な噂流されたらたまらないよ)
さやか「そ、そう…」
さやか(なんかさっきから恭介の態度がよそよそしいんだけど…)
さやか(やっぱり恋愛の話をしてるからかな…。可愛いとこあるなぁ)
恭介「僕もさやかに質問があるんだけどさ」
恭介(そっちがその気なら、僕だって何か弱みを握ってやるんだ)
恭介「さやかは好きな人がいないの?」
さやか「!?」///
恭介(この反応! 手応えアリだ♪)
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:22:46.55 J5kzJz+D0
さやさや……
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:26:11.15 u0BlCxDL0
シーウィードが楽しそう
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:26:18.60 AqYWHiW40
癲癇で死なねえかなこのバイオリンカタワ
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:27:27.07 caeDDWNrP
>>11
本編でも魔女に操られてるとき「美樹さん」って呼んでたよ
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:29:39.96 ZGGe0SqS0
>>38
普段はさやかさんだしちょっと違和感がある
操られてるときは本音でも出たのかな?
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:31:04.50 X7GsDobq0
恭介「もしかして、クラスの子かい?」
さやか「え、えっと……」///
さやか(うわぁ、どうしよう~~まさか私のことを聞かれるなんて思ってなかった)
さやか(この流れで誰も好きじゃないなんて、誤魔化せないし…)
さやか(そうだ、この際恭介って言っちゃえば、ゲームだから好きでしたってオチでやり通せるんじゃ)
さやか「わ、私の好きな人は……」
恭介「」ゴクリ
さやか「……k」
本当にそんなんでいいの?
わたしの生まれて初めての告白を……恭介に嘘つくために……
そんなことの為にこのゲームをしてるの?
言えない……
言えないよ。
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:32:35.15 u0BlCxDL0
さやさや…
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:35:37.53 X7GsDobq0
恭介「さやか?」
さやか「へへ。ちょっと好きな子のこと思い出したら胸が詰まっちゃって……」
恋する女の子の顔。
たかだか数センチ×数センチの画面に映るのは、ただの幼なじみ。
いつも見慣れたはずの……
さやか「レディにそんなこと聞くもんじゃないぞ!」
恭介「そう……だね、僕が悪かったよ」ドキドキ
いけない、いけない。これもきっとさやかの術中に違いない。
もっと冷静にならなくちゃ。
さやかは全力で僕を篭絡させようとしてきてる。
なら僕だって……やってやる!
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:37:44.28 J5kzJz+D0
さやさや……
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:39:49.50 40LHwmr90
ふむ
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:40:54.09 X7GsDobq0
恭介「さやかに想われてる子は幸せだね、正直羨ましいな」
恭介「僕もさやかみたいな女の子と付き合えたら嬉しいんだけどなぁ」
あくまで、紳士的に。決して鼻の下を伸ばしたような声をしないように心がけた。
仁美(あら、上条くん。そういう作戦に出るのですわね)
さやかは僕を骨抜きにして、クラスの笑いものにしたいらしい。
だったら僕はそれに流されないようにするだけだ。
なおかつ、さやかの上に立ってイニシアチブを保つ。
さやかだって褒められたり、甘ったるいムードは苦手なはずだ。
あえてそれを作り出してやる。
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:43:24.90 40LHwmr90
どう考えてもご褒美だろ
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:46:43.54 X7GsDobq0
~さやか~
『さやかみたいな女の子と付き合えたらうれしいんだけどなぁ』
恭介は何を言ってるの?
まさか私と付き合いたいって、本気で思ってるわけ?
いやいや、恭介が言ったのは「現実の私」じゃなくて「ゲームの中の私」に対してだよね。
でもそれって結局どちらも私であることには代わりないんじゃ……
恭介はさやプラスのさやかが私だって知らないから、私には言えないようなことを言っちゃったなんてことも…
でも、ゲームを盛り上げるために言った可能性も捨て切れないわけで。
どうしよう……胸が…苦しい。
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:47:40.24 dn5kFP/n0
茶番だぁぁぁぁあああああああああ
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:51:09.73 caeDDWNrP
>>39
それだとわかめがさやかちゃんを嫌いってことになるだろ!
とか言ってる間に甘酸っぺえ流れになっとるww
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:51:37.93 h8cUWUm0P
コールドゲームだ
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:54:51.07 X7GsDobq0
~恭介~
どうやらさやかは、照れているようだね。
思った通り自分がくすぐったい思いをするのには慣れていないみたい。
でも、さやかならすぐ反論して自分の優位性を保とうとすると思ったんだけど……
黙りこくるってことは、僕の攻撃が相当効いていると見ていいのかな。
人をはめようとして自分がはめられる気分はどうだいさやか?
二度とこんなイタズラできないぐらいに羞恥で顔を赤くして、部屋から逃げ出せばいいよ。
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:55:22.49 40LHwmr90
ハメるとか
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:55:24.05 J5kzJz+D0
さやさや
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:55:40.78 0wCkk5YUO
さやかわいい
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 21:59:43.80 X7GsDobq0
恭介「さやか、どうしたんだいそんな顔を赤くして」
さやか「だって恭介が……」///
恭介「僕は思ったことを素直に言っただけだよ」
さやか「///」
恭介「ふふふ、照れるさやかはますます可愛いなぁ」
なんか自分で言ってて恥ずかしくなってきた。
でも、僕以上にさやかはもっと恥ずかしい想いをしているはずだ。
予想通り画面上には目をグルグル回しながら、思考をするのを辞めたロボットのごとくフラフラと身体を揺らすさやかが映っていた。
作戦成功。
ちょっと効き過ぎのような気もするけど、これぐらいやっても罰は当たらないだろう。
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:06:12.17 X7GsDobq0
~さやか~
私を可愛いなどと言う者が、中学に上がってからいただろうか?
いや、身に覚えがない。
たとえ仮にいるするならそれは親戚か、路傍に極稀に現れるという痴漢ぐらいのものだろう。
我ながら嘆かわしい。
ととと、動揺のあまり思考口調が変になってしまったけれど、これはどういう状況なの?
恭介ったら私のことベタ褒めじゃないの。
ここまで来るとさすがに気持ちが悪いよ。
でも、でも、もしかしたら本当に私のこと好きだったのかもしれないし…
よくあるよね、幼なじみの関係で、相手のことを想っててもなかなか言えないってこと。
……あ、私がそうか。
私がそれに当てはまるみたいに、恭介が同じだとしても、不思議じゃないんじゃないの?
都合よく考えすぎなのかな?
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:06:15.98 u0BlCxDL0
ノリノリやないかい
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:08:04.64 AqYWHiW40
お前ら顔同じやないか
59: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 ストロング山根 ◆STRONG.Sgc
12/04/25 22:08:45.73 WwZ0Iviz0
何でさやかが嫌われてるんだろうね
さやかかわいいよさやか
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:09:22.38 J5kzJz+D0
さやかわいい
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:12:10.72 MJ01dNxZ0
さやかちゃん!
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:12:40.70 h8cUWUm0P
さかなちゃん!
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:14:29.95 X7GsDobq0
そういえば、好きな人を聞いたとき、恭介は慌ててたっけ。
『いません、絶対にいません…』なんていう変な敬語まで使って……
その焦りは言葉の裏返しととることだってできるんじゃ……
ゲームとはいえ私の好きな人を気にしてくれてたわけだし。
やっぱり恭介は私のことを……?
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:20:32.90 J5kzJz+D0
さやさや
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:21:00.19 X7GsDobq0
~恭介~
この様子じゃさやかもそろそろ懲りて、ゲームから興冷めするに違いない。
ここはさやかが白旗を上げるのを待ってみようか。
さやか「恭介……」
伏し目がちに、こちらを見つめるさやか。
何か言い辛いことを言おうとしている様子だ。
早速降参か。
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:22:54.27 h8cUWUm0P
さーやさーやさや
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:25:50.37 J5kzJz+D0
さやさや?
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:26:19.72 X7GsDobq0
さやか「わ、わたしは……」
さやか「私は恭介のことが……」
その瞬間動悸の振幅が自分で聞こえるぐらい大きく振れていた。
さやかの切なそうな表情や、震える声に心が乱されて。
僕はその後に続く言葉を無言で待ち続けたけど、さやかはなかなか口を開かない。
これは降参するとおもいきや、さやかが僕を陥れるための作戦なんだろうか。
それとも……
僕は改めて第2の可能性について思案しなければいけないのか。
……さやかが、僕のことを?
画面に釘付けになって息をするのを忘れた。
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:26:54.40 3B3FPqaL0
さやさや
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:27:24.15 u0BlCxDL0
さや…さや…
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:31:22.33 X7GsDobq0
~さやか~
恭介のことが好き。
私はどうやって、恭介に想いを伝えようかって、いくつも何通りも頭の中で考えてた。
どうやったら告白がうまくいくか、どうやったら気持ちがうまく伝えられるのかって。
そんな勇気がないくせに、妄想だけが膨らんで何もできなかった。
だから、この機会を逃したらチャンスはなくなっちゃうんだろうなって気もする。
だって恭介の言葉のせいで、私は今ものすごく舞い上がってる。
あいつが本気かどうかは知らないけど、私は恭介のことだけが頭がいっぱいで……
こんなに自分の想いを伝えたいって思ったのは初めてだよ。
想いを伝えたいという気持ちが、恥ずかしいって気持ちを追い越したんだから。
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/25 22:32:11.25 X8i2eBuB0
さやさやしてきたな