まどか「魔法少女まどか☆マギカ」(日曜朝8時30分)at NEWS4VIP
まどか「魔法少女まどか☆マギカ」(日曜朝8時30分) - 暇つぶし2ch350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 20:50:59.54 vRL2bZ060
―――――――――――――

マギカ「上手になったわね、フィニトラ・フレティア。これで一緒に魔女と戦えるわ」

ほむら「ありがとう。まだ貴女には及ばないけれど……」

マギカ「そんなことはないわ。……そろそろ、もう一つの魔法を教える頃ね」

ほむら「本当っ?光栄だわ!」

マギカ「良く聞いて、ホムラ。この魔法は強大な魔女に対抗する最後の手段」

マギカ「かつて私の祖先が、大いなる魔女クリームヒルデを封じた魔法よ」

ほむら「そんな魔法を……!?む、無理よ!私には……」

マギカ「大丈夫。この魔法は一人では出来ないものだから。私も一緒よ」

マギカ「”イペル・マギカ・レイジオ”……これは先祖より伝わる呪文」

マギカ「私がそれを唱えたら、貴女はいつも通り弓を引き、魔女を撃つの」

マギカ「いつも通り、よ。お願いね、ホムラ……」

―――――――――――――

ほむら「……う……ん……夢?」フッ

QB「……暁美ほむら!目が覚めたのかい!?は、早くマミに知らせないと」スタタタッ

351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 20:53:56.91 TtPpdxf5O
まだ続いてた支援

352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 20:55:40.56 vRL2bZ060
放課後

マミ「佐倉さん、今日お休みだったのよ」

まどか「うぇ?そうなんですか?」

さやか「…………」

マミ「そうなのよ、最近は毎日学校に来ていたのにね……美樹さん、何か知らない?」

さやか「っ、あーあの後すぐに別れたんで……」

まどか「なにか病気かな……心配」

さやか「……じゃあ、三人で一緒にお見舞いに行こうか?」ニヤッ

QB「マミー!」スタタタッ

マミ「キュゥべぇ?もしかして……!」

QB「そうなんだ!彼女むきゅ!?」グイッ

マミ「そ、そうなの?彼女が出来たのね?お名前は?」ギュムムッ

さやか「……魔法生物か……やはり生きていたか……」ボソッ

マミ「み、美樹さん、お見舞いは貴女一人で行ってきて貰える?今日も病院に行くんでしょ?」アセアセ

さやか「病院……?」

353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 20:56:59.54 8NkqcmhG0
頑張れ、あと30分で連続投稿24時間達成だ

354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:07:34.06 eAP5lScXO


355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:10:25.47 Ay2/5XmSO
ほし

356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:12:34.01 vRL2bZ060
まどか「さやかちゃん?」ジッ

マミ「……?美樹さん、彼のお見舞いにも行くなら一人の方が良いわよね?」ボソッ

さやか「…………あ、そうだそうだ、病院ね!じゃ、サヤカちゃん行ってきまっす!」タッタッタッ

さやか「良く分からんが、明日までミキサヤカとして不審な行動は取れないからな……」ボソッ

マミ「うふふ……美樹さん、頑張ってね」ヒラヒラ

QB「もがもがっ」ジタバタ

マミ「あ!ごめんなさいキュゥべぇ!」パッ

QB「きゅっぷは……いや、さやかには秘密なんだったね、迂闊だった」

まどか「それよりキュゥべぇ!ここに来たって事は……」

QB「そうだ!ついさっき彼女の目が覚めたんだ!」

マミ「良かったわ!じゃ、早く家に行きましょう!」アセアセ

まどか「マミさん、どうしたんですか?そんなに慌てて……」

マミ「暁美さんの事だからまた消えてしまうかもしれないわ。行きましょっ」タッタッタッ

まどか「は、はい!」トテトテトテ

357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:14:12.68 yMqTH1PM0
ここまで凄い>>1を今まで見たことがない支援

358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:16:16.82 KIQW2uMMO
支援するのも考え物
埋まりゃしないかと冷や冷やしてしまう

359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:16:31.65 vRL2bZ060
さやか「残る二人、誘い出してまとめて始末しても良かったが……命拾いしたな、魔法少女共め」

ワルプルギス「キャハハハッ!随分楽しそうだねぇ、オクタヴィア?」ズズズズッ

さやか「ワルプルギス……まさか、楽しい訳がなかろう、こんな窮屈な体で」ギロッ

ワルプルギス「他者を演じるってのはそれだけで楽しい物だと思うがねぇ……」

さやか「そんな無駄話をしに来たのか?それともトゥレ・ディアボレとして協力を?」

ワルプルギス「まっさか!ちなみにもうデュエ・ディアボレだよ?キャハハハッ」

さやか「貴様っ……!シャルロッテの事を……!」ギリッ

ワルプルギス「あれは少々役者不足だったからねぇ。アンタはどうだい?役不足かい?」

さやか「……貴様はそういう奴だったな。もう聞きたくもない、用件だけ話せ」

ワルプルギス「人間演じる暇があったらエネルギー集めな。クリームヒルト様復活には全く足りていない」

さやか「そんな事か。見ていろ、明日のブンカサイには非常に多くの人間が集まると聞いた」

さやか「敵は私を魔女と見ぬけぬ間抜けな魔法少女がたった二人」

さやか「加えて、この娘はそのブンカサイが来て欲しくないらしい。刻々と負の感情が強まっている」

さやか「明日はそれが最大、つまり私の力が最大となる。倒された同胞の分まで集め、その不足、必ず返すぞ」

ワルプルギス「なんとまぁ、大見得切ってくれるじゃないか!キャハハハハッ」シュンッ

360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:16:53.40 TtPpdxf5O
>>1の体が心配だけど続きが見たくて仕方ないジレンマしえん

361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:20:04.41 vRL2bZ060
マミ「暁美さん!」バタムッ

まどか「ほむらちゃん!」バッ

ほむら「……どうしたのそんなに慌てて?」ムクッ

マミ「はぁ……貴女がまた、消えてしまうんじゃないかと思ったから……はぁ……」

まどか「よかったぁ……はぁ……よかったよぉ……」

ほむら「……貴女達は本当に………。消える訳はないわ、伝える事があるもの」

QB「伝える事だって?何だい、それは?」

ほむら「美樹さやかは魔女、という事」

QB「な、なんだって!?どういうことだい!?」

ほむら「魔女に取り憑かれているの、彼女の負の感情に漬け込まれたわ」

マミ「そんな……じゃあ貴女が襲ったというのは……」

ほむら「当然嘘ですよ、マミさん。全てが逆」

まどか「さやかちゃんが……魔女……?う、ウソだよね?ほむらちゃん……?」

ほむら「私を信用するかどうかは任せるけれど、私が言う事は事実よ。まどか」

まどか「……さやかちゃん、たしかに様子おかしかったけど……こんなのって……」

362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:20:49.19 Ija/bsFO0
まもなく24時間… gkr…

363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:24:42.86 vRL2bZ060
マミ「どうにか元に戻す方法はないの!?」

ほむら「美樹さやかは負の感情によって魔女は繋がり、心が乗っ取られている状況です」

ほむら「囚われた心に貴女達の声が届けば、接続が弱まり……」

マミ「美樹さんが正気に戻るってことね?」

ほむら「かなり可能性は低いと思いますが、それくらいしか」

QB「じゃあ、もし声が届かなかったらその時は……」

ほむら「そうなったら……彼女と戦うしかない」

マミ「それって、魔法少女同士で……!?」

ほむら「魔女の魔力も無限ではありませんから、動けなくなるまで、回復出来なくなるまで……」

マミ「暁美さん!やめて!!」

まどか「だ、ダメだよ……さやかちゃんとなんて、戦えないよ……」

ほむら「……でしょうね、だから貴女達は何もしなくて良い。全て私が片を付ける。……っ」ガクガク

マミ「無理よ、その体で!!暁美さん動いちゃダメ!!」

ほむら「もう伝えるべき事は伝えたわ……もうこれ以上貴女達には関わらない……」グググッ

364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:29:20.02 vRL2bZ060
QB「暁美ほむら、君はどうしてそこまで……!?」

ほむら「こういう時に、足手まといになるのよ。仲間意識なんて……くっ」カクッ

マミ「…………分かったわ、私が美樹さんと戦う」

まどか「マミさん!?」

マミ「ただし消耗戦にするわよ。私のリボンで拘束して、美樹さんを呼ぶの。鹿目さんも協力して?」

まどか「そっか、そうすればさやかちゃん、無傷で元に戻せるかも……!」

ほむら「可能性は低いし、彼女の武器は剣ですよ?貴女のリボンじゃ止められるかどうか……」

まどか「だったら、わたしが止めるよ。剣をつかんだら、ぜったい放さなければいいよね?」

マミ「鹿目さん!そんな危険な事させられないわ!」

まどか「さやかちゃんを安全に助けるためですから……!任せてマミさん!」

ほむら「貴女達、何故そこまで彼女を気遣って……」

QB「君には分からないかもしれないけど、彼女達、特にまどかの強さはそういう所なんだよ」

QB「自分よりも他人の事を、思いを、常に大事にしている。それが力になるんだ」

ほむら「……………………」

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:34:00.05 vRL2bZ060
マミ「でも私達の中に潜り込んで、学校でエネルギーを集めるでもなく、目的は何かしら?」

ほむら「……人間として近付き、こちら側の戦力を殺ぐ事が第一目的かと。そして明日……」

まどか「文化祭……!?」

ほむら「美樹さやかが今日学校に来ていたなら当然知っている筈。目をつけない訳が無いわ」

マミ「じゃあ、その前に美樹さんを!」

ほむら「待って、魔女は正体がばれる事を警戒しているでしょう。今下手に動かない方が良い」

ほむら「相手も明日の文化祭までは、警戒される様な動きはしない筈ですから」

QB「今気付かれたら……逃げられるか、暴れられるか、という事か」

ほむら「ええ。最悪、返り討ちに合うわ。幸い魔女はこちらが正体を知っている事に気付いていない」

マミ「明日、気付いていないふりをして、一瞬で拘束する。これが一番安全策なのね」

まどか「じゃあ、あした!マミさん、二人でがんばろうっ!」

マミ「ええ、よろしくね鹿目さん。暁美さんは家で寝ている事。良い?」キッ

ほむら「……はい」

QB「ね、二人と言ったけれど、杏子はどうしたんだい?」

マミ「佐倉さんは今日お休みだったのよ、たぶん病気で明日も……っまさか!?」

366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:36:22.17 zQ/wYLRp0
もしかしてこの>>1スクリプトじゃね?

367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:38:18.67 vRL2bZ060
マミ「昨日、佐倉さんは美樹さんと二人きりで帰っていたわね……」

QB「!……戦力を殺ぐのが魔女の目的だとしたら、当然襲われる!」

ほむら「彼女はもう始末されている可能性が極めて高いわ、残念だけれど」

まどか「そんなっ、い、いますぐ杏子ちゃん家にいってみようよ!!」

ほむら「言ったはずよ、今下手に動けないって」

マミ「それに私がお見舞いを頼んでしまったわ……鉢合わせる可能性もある」

まどか「そ……そっか……」

マミ「……大丈夫よ!やっぱりあの佐倉さんがそう簡単にやられる訳ないじゃない!」ニコ・・・

マミ「大丈夫よ……きっと……」ギュッ

まどか「マミさん……」

QB「そ、そうさ!マミの言うとおりだよ!どうせただの病気さ、皆元気出してよ!」アセアセ

まどか「う、うん。そうだよねっ。まだ決まったわけじゃないもん!」

ほむら「でも原因が何にせよ、佐倉杏子が明日来る事は期待できそうにないわね」

マミ「暁美さん、私達二人で何とかして見せるわ。絶対に」

368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:39:10.35 Uj7xsN+Y0
すげえ…
支援

369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:39:34.09 Ija/bsFO0
スクリプト支援

370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:42:43.65 vRL2bZ060
翌日・文化祭

ワイワイガヤガヤ・・・

仁美『本日は見滝原中学校文化祭にお越し頂き誠に……』

まどか「さやかちゃん、いませんね」

マミ「ええ、何処かに隠れているのかしら」

QB「隠れるってのも不自然な行動じゃないかな、正体がばれてないと思っている訳だし」

まどか「キュゥべぇ!?ここ学校だよっ」

QB「大丈夫、ここまで人が多いなら僕が喋ってるとは思われないよ」

マミ「この込み方だと美樹さんを見つけるのは一苦労ね……」

仁美『現在、ホールにてコンサートが行われています。我が校の吹奏楽部による……』

まどか「!そうだっ、コンサート!さやかちゃん、ホールにいるかもっ」

マミ「あら?そうなのっ?」

まどか「はい!さやかちゃん、今日のコンサート楽しみにしてたから……!」

QB「それは元のさやかだろう?今は魔女なんだからコンサートなんて行くかな」

マミ「かといってここにいてもしょうがないわ、行ってみましょう」タッタッタッ

371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:46:52.49 vRL2bZ060
控え室

仁美「放送、終わりましたわ」バタン

恭介「お疲れ様、志筑さん」

さやか「お疲れ、ヒトミ」

仁美「さやかさん、私がいない間に、上条君となにかお話しされましたか?」

さやか「……?いや、別に」キョトン

仁美「……折角内緒で上条君の控え室までご招待致しましたのに、何もないのですか?」

恭介「さやか、なんだか今日様子が変だよ?体調でも悪いの?」

さやか「あ、あはは、昨日っから食欲無くてさ……」

さやか(物凄い負の感情が溢れてくるな……特に以前利用したあの娘が戻った瞬間に……)

さやか(加えて、あの娘からも負の感情を感じる……焦り・もどかしさ・不安と言ったところか)

仁美「そろそろ上条君、出番ですわよ」

恭介「もうそんな時間か、なんだか緊張するね。それじゃ、行ってくる」

さやか(……ミキサヤカ、この男の演奏が終わるのを恐れているな?心が悲鳴を上げているぞ)

さやか「ならばその恐怖、私が除いてやろう……」ズズズズズズッ

372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 21:54:20.51 vRL2bZ060
179
ホール

ズズズズズズッ・・・

QB「間に合わなかった……!もうエネルギーの回収が始まってる!」

まどか「やっぱりさやかちゃん、ここに……」

恭介「……」スタスタスタ・・・ペコ

マミ「!?見て鹿目さん!ステージの上!!」

まどか「あれ、上条君!?なんで平気なんだろ……!?」

恭介「……」スッ・・・~♪~♪・・・ズワワワワワッ

QB「回収の速度が上がった!?これは、彼が原因なのか!?」

まどか「演奏とめなきゃ!!」トテトテトテ

マミ「待って、彼はおそらく本体ではないわ。考えがあるの……すーっ……」

マミ「美樹さん!!いるんでしょ!?魔女が現れたわ!!いつも通り一緒に魔女を探すわよ!!」

まどか「ま、マミさん凄い大声……」ビリビリ

マミ「ごめんね、鹿目さん。でもこれで……」

さやか「二人とも待たせてゴメン!ちょっと今までヒトミと控え室にいてさ!」タッタッタッ

373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:00:42.24 vRL2bZ060
まどか「さやかちゃん!じゃなかっモガッ!?」グイッ

マミ「度々ごめんね……美樹さん、聞いたでしょ?魔女を探しに行きましょう」

さやか「はい!じゃあ私は屋上辺りを!」ニヤッ・・・クルッ

マミ「お願いね……変身!」

キュピーンッ・・・パアアアァァァァァッ

マミ「心を繋ぐ絆の黄色!魔法少女マミ!」ティローンッ

マミ「闇の力のシモベさん!とっととおうちに帰りなさい!!」バッ・・・シュルルルルッ

さやか「ちょ!?マミさん何すんの!?」ガシッ

QB「マミの狙いはこれか……!」

マミ「美樹さん!正気に戻って!!魔女なんかに負けちゃだめよ!!」

まどか「そ、そうだよ、さやかちゃん!元のさやかちゃんに戻ってよぉ!!」

さやか「!?……貴様ら、まさか気づいていたのか!?」

マミ「本性を現したわね、魔女!貴女なんかに美樹さんは好きにさせないわ!!」

まどか「はやくさやかちゃんを返して!!」

さやか「愚かな事を……こんな事をした所で、この娘は元には戻らない」

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:05:50.13 vRL2bZ060
マミ「私達の声が美樹さんに届けば貴女なんてすぐに追い出されるわ!!」

まどか「そうだよ!さやかちゃんは強い女の子なんだからっ!!負けないんだからっ!!」

さやか「貴様らは何も分かっていない……同じ事をやろうとした魔法少女はすでに始末されたというのに」

QB「ま、まさかそれって……!?」

さやか「赤い魔法少女だ。私が確かに片付けさせて貰った」

まどか「そんな……ほんとに杏子ちゃんは……」

さやか「どうした?拘束が緩くなっているぞ?相当動揺しているようだな、黄色の魔法少女」

マミ「くっ……」

さやか「茶番は終わりだ。この娘の心には貴様らの声も届かない……変身」ズワワワワッ

QB「リボンが切られてくっ!?」

さやか「心を侵す、滅びの黒。魔法少女サヤカ……とでも言えば良い物か?」ガシャンッ

マミ「黒い甲冑の魔法少女……!」

さやか「中々に、この体にも馴染んで来たようだな。魔力が溢れる」ズワワッ

マミ「……鹿目さん……どうすればいいの……佐倉さんが……美樹さんにも声が……」ジワッ

まどか「マミさん……っ許せない!へんっしん!!」キュピーンッ・・・パアアアァァァァァッ

375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:07:45.60 H1fntX3+O
馴染む…実によく馴染むぞ!

376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:09:51.69 vRL2bZ060
まどか「心を染める愛のピンク!魔法少女まどか!」キュピーンッ

さやか「!……貴様、魔法界の姫ではないか。何故ここにいる?」

まどか「うぇ?だからっ、わたしはおひめさまじゃないってば!」

さやか「……確かに、良く似てはいるが別人か。魔力が小さすぎる。話にならない」ボソッ

QB「マミ、落ち着いてよ!まずはとにかくヴァイオリンを止めるんだ!」

マミ「わ、分かったわ!」タッタッタッ

さやか「演奏の邪魔はさせない、それがサヤカの負の感情の要だ」

仁美「……」シュタッ

QB「か、彼女はたしかこの前助けた……!」

まどか「うぇええ!?仁美ちゃんまであやつられてる!?」

さやか「あの男には演奏を止めぬよう、娘には貴様らと戦うよう魔力で暗示をかけた。ヒトミ?」

仁美「……」コクリ・・・バキンッ

マミ「きゃああっ!?」ズザザザッ

さやか「魔力を少し分けてやっただけで優秀な戦士だ、良い素質を持っているな」

QB「こんな狡猾なやり方……酷すぎる!!」

377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:13:47.80 H1fntX3+O
同じ素材でよくまあここまで書けるもんだ

378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:15:17.16 YhFPrKaW0
支援

379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:17:57.15 vRL2bZ060
さやか「戦いに狡いも酷いも無い。さあ、かかって来ると良い。ただし傷つくのはサヤカの体だがな」

まどか「で、できないよぉ!!そんなことっ」

さやか「賢明な判断だ、傷つこうとこの体は回復できる。魔力が尽きぬ限り、傷は力に変わる」

さやか「この演奏が終ることがミキサヤカの恐怖だ。終わらせぬ為ならばいくらでも私に魔力をくれる」

さやか「常に負の感情を生産して、力をもたらしてくれる。どうやっても貴様に勝ち目はない」ジャキンッ・・・ズバッ

まどか「う……くっ!」ガシッ

さやか「……っ剣が動かん……何という馬鹿力だ」

まどか「さやかちゃん、返してよぉ……返して……!!」グググッ

さやか「はぁ……無駄と言っても聞かないのなら、絶望に突き落とすしかないのかもしれん」

さやか「ヒトミ!そいつを押さえて離すな。絶対にな」ジャキンッ

仁美「……」コク・・・ガシッ

マミ「な、何!?もう片腕に剣……!?」

さやか「今から私はお前に向かってをこの剣を投げる。良いか、そのまま離すなよ?」グワッ

QB「みみ味方ごと攻撃する気か!?や、やめるんだ魔女ぉ!!!」シュタンッ・・・ガブッ

さやか「フッ……貴様のような小動物に止められると思ったか?さ、食らうんだヒトミ、そして魔法少女」バシッ・・・ヒュンッ

380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:18:01.78 D74zmJ910
ずっと投下し続けてるけど、自動ツールってあるんかね?

381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:18:03.87 15QQUTZn0
> QB「こんな狡猾なやり方……酷すぎる!!」

わろた

382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:19:39.61 H1fntX3+O
>>381
確かに

383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:23:31.91 vRL2bZ060
―――――――――――――――

マギカ「流石にソウルジェムが封印していた魔女……手強いわ……」ガクッ

ほむら「ええ……でも負けるわけには……」ガクッ

シャルロッテ「どこにかくれたのー!?いーかげんあきらめてよねー!!」ズワワワッ

オクタヴィア「…………」ズワワワッ

ワルプルギス「クリームヒルデ様を封じた魔法少女の末裔ってのも、大した事ないねぇ!」ズワワワッ

ほむら「っ……なんて魔力……!まだあんなに……」タジッ

マギカ「ホムラ、このままでは魔法界はお終い。……今こそあの魔法を使う時よ」

ほむら「あの魔法……まさか」

マギカ「いくわよ?イペル・マギカ……」キュウウゥゥゥ・・・

ほむら「だ、駄目!マギカ!!」ガシッ

マギカ「!?離してホムラ!このままじゃ唱えられない!!貴女まで……!」

ほむら「やっぱり、そうなのね……?」キッ

マギカ「あ…………気付かれちゃった?」

ほむら「当たり前でしょ!!やめて、そんなことされたら……」

384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:28:21.06 vRL2bZ060
マギカ「ホムラ、これが王族たる者の役目なの。私の一族はこの瞬間の為に存在している、分かって」

ほむら「分からない……分からないわよ!お願い、やめて!!」ギュウウッ

マギカ「…………ホムラ、どうしても無理?」

ほむら「っ……」コクッ

マギカ「いつも通り、撃てそうにない?」

ほむら「……」コクッ

マギカ「そう…………仕方ないわね。紫のソウルジェムよ、マギカの名の下、汝を解放する」ポウッ

ほむら「!?マギカ、何を……!?」パアァァァッ

マギカ「汝は自由。主と共に異世界へ飛ぶか良い。同胞を追って……」

ほむら「マギカ!!」

マギカ「貴女は今から異世界へ行くの。そこに残りのソウルジェムもある、集めれば必ず魔女に対抗できるわ」

ほむら「そんな……じゃあ魔法界は……」

マギカ「……一度、魔女の手に落ちる。でも、私は信じてる、貴女がソウルジェムを集めて戻ってくるって」

ほむら「貴女は!?貴女はどうするの!?」

マギカ「この世界で、最後まで戦うわ。かつて先祖がそうしたようにね」

385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:32:02.42 /r4fWNCb0
公開されてるツールがあるかはしらんが、自分で書けばそんなに面倒書く作れるんじゃないかな
ただ、これは投下間隔がわりとばらついてるから手動に見える

386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:32:06.66 vRL2bZ060
マギカ「頼んだわよ、ホムラ。これは貴女にしかできない事」

ほむら「……」プルプル・・・

マギカ「そんな顔しないで。少しの間、お別れするだけ」ギュウウウッ

ほむら「マギカ!貴女を必ず救い出すからっ!」

ほむら「全て、取り戻すからっ!!」

マギカ「うん、ここで待ってる。ずっと……それじゃ、また」

ほむら「……またっ……必ず!」パアアァァァァァッ

マギカ「行ってらっしゃい、ホムラ……」

―――――バシュンッ―――――――

ほむら「……また……夢……」パチッ

ほむら「マギカ……私の為に……私は……これから……」

コンコン・・・

ほむら「ノック……窓?」ムクッ

ほむら「!……貴女は……!」ハッ

387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:36:05.55 qqrtg+zV0
ここで>>1になるのか

388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:37:22.51 vRL2bZ060
ホール

マミ「……うぅ」ガクッ・・・パシュン

仁美「……」ガクッ

QB「く……」グッタリ

さやか「やはり自身で受けたか、魔法少女。リボンで緩和したようだが、魔力は尽きたな」

まどか「マミさん!キュゥべぇ!」

さやか「貴様も、魔力が尽きかけているな。終りだ」ジャキン

まどか「もう一本!?」

さやか「片方止めるので精一杯だろう?」ズバッ

まどか「きゃあぁぁぁっ!?」ズザザザッ

さやか「他愛も無い。さて、黄色から始末してやるか……」ザッザッザッ

まどか「う……負けない……キュゥべぇも……マミさんも……さやかちゃんも守るんだもん……」グググッ

さやか「……何故立てる?もう魔力は残っていない筈だ、何故変身が解けない?」

まどか「守る……!」フラッ・・・キッ

さやか「……やはり似ている、あの姫もそうだった。気に入らんな、先に片付けてやる」ジャキンッ

389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:44:35.89 vRL2bZ060
さやか「いくら立ち上がろうと、絶望が増えるだけだ。この演奏が貴様らの鎮魂歌にな……」ザッザッザッ

恭介「…………」シーーーーン・・・

さやか「演奏が止まっている?指が裂けようと止められぬ筈だが……!?」バッ

???「全く、指がボロボロじゃないか。また入院したいのかよ?さやかが、悲しむだろ?」

さやか「貴様は……!!」

杏子「さ、早く目を覚ましな。あんたの声が必要なんだ」ポウッ

まどか「杏子……ちゃん?ほんとに……ほんとのほんとに杏子ちゃん!?」

杏子「待たせたね、まどか。病み上がりで寝てたら遅くなっちまった!」

さやか「何故だ!?貴様は確かにこの私が!!」

杏子「ご丁寧に刺したさきから治してってくれたでしょ?応急処置程度だったがさあ!」

さやか「あの時……届いていたのか、ミキサヤカ!!」ギリッ

恭介「……うん?き、君は誰!?」ハッ

杏子「あたしの事は良い。落ち着いて聞いて、さやかが危ないんだ。周りを見てくれよ」

恭介「さやかが……!?なんだ、これ……人が皆が倒れてる?」

杏子「さやかも同じようになっちまってる。元に戻す為に、さやかを呼んでくれ」ボソッ

390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:47:44.13 cdo5/Jpo0
あんあん!!

391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:50:21.71 vRL2bZ060
さやか「ふん、しかし男一人の暗示を解いた位でどうなる?お前の声はサヤカには届かなかった」

杏子「そうさ、あたしじゃ駄目なんだ。だが良く聞けよ魔女野郎。おい、今だ!」

恭介「うん……さやかーーーーーーーーー!!!!」

まどか「杏子ちゃん!駄目だよさやかちゃんはっ」

さやか「……ぐっ……あああああ!?」グワンッ

まどか「うぇ……!?きいてるっ?」

恭介「さやかーーーーー!!戻ってくるんだ!!!」

さやか「ミキサヤカ……出てくるんじゃない……!!サヤカ!貴様は助からん!!」グラグラッ

恭介「あの黒い奴、さやかの事なにか知ってるのか!?」ダッ

杏子「おい!あたしから離れるな!!……くっ、まだ万全じゃねーか……」ガクガク

恭介「お前、さやかをどこにやった!!さやかを返せ!!」ザッ

さやか「ぐうぅ……知らんな……ミキサヤカなんぞ……!!だから私の前でその名を呼ぶな……!!」

恭介「嘘だ!!返せ!さやかは僕の大切な幼馴染なんだ!!」

さやか「オサナナジミ……ふふ、どうしたサヤカ、僅かに引いたな?隙有りだ……!」ズゾゾッ

恭介「!?…………」カクンッ

392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 22:59:36.62 cdo5/Jpo0
さすがに>>1は寝たか

393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:00:43.67 Ija/bsFO0
まさか>>1が寝るわけが…

394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:01:23.79 H1fntX3+O
まだだ、お前ならまだいけるだろ

395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:02:19.22 vRL2bZ060
さやか「はぁ……今出来るのは……黙らせる程度か……もう、邪魔はさせん!!」ジャキンッ・・・グワッ

恭介「……」

まどか「上条君!」ダッ

杏子「まずい!間に合わない!!」ダッ

さやか「これで本当に終わりだ!!」ブンッ

ほむら「ぐっ……私もヤキが回ったわね……!!」ザシュ・・・グググッ

まどか「ほむらちゃん!?上条君をかばって……!!」

さやか「ホムラ!?貴様までも……!変身も無しに剣を受けるとは正気か!?」

ほむら「ええ、おかしくなったわ!!まどか!!こいつを押さえ込んで!!」

まどか「う、うん!!」ガシッ

さやか「なっ?離せ!!」

杏子「さやかぁ!!今なら聞こえるんでしょ!?戻ってこいってのぉ!!!」ポウッ

さやか「やめろ!!やめろーーーーー!!!!」

――――――バシュゥゥゥゥ・・・

396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:05:30.32 gzgZMxUuO
寝たとか言ってるからどんだけ間隔あいてるのかと思ったらたった10分じゃねーか

397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:06:18.04 vRL2bZ060
さやか「あ……あれ?あたし何やって……!?ってなにこの剣!?それに暁美さんその怪我……」

ほむら「帰ってくるのが遅いのよ……美樹さやか……」グラッ

オクタヴィア「…………」ズズズズッ

杏子「あたしが出来るのはここまでか……」パシュン・・・ガクッ

まどか「まだ魔女が……でももう力が……」パシュン・・・

さやか「あたし……暁美さんの言うこと聞かないで……皆傷つけて……」ガクガク

ほむら「美樹さやか、もう戦えるのは貴方しかいないわ……」

さやか「あたしって、ほんとバカ……」ガクガク

ほむら「っ……しっかりなさい!!」パァンッ

さやか「痛っ!?」

ほむら「皆ね!貴女の為に傷ついたの!!貴女の為に頑張ったの!!全部貴女を取り戻すため!!!」

ほむら「馬鹿なら馬鹿らしく!!生意気に後先の事なんか考えてないで!!」

ほむら「今自分に出来ることだけを考えなさい!!馬鹿さやかっ!!!!」

さやか「……暁美さん……!」

さやか「……もう、バカバカうるさいっての……!!」

398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:07:25.63 dfcAkDsB0
トイレぐらい行かせてやれ

399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:11:33.03 vRL2bZ060
オクタヴィア「……」ジャキンッ

さやか「魔力は殆ど残ってない……あるのは置き土産の剣だけ、でもやるしかないね」ジャキッ

ほむら「さやか、私の手を握って」スッ

さやか「う、うん、暁美さん」ギュッ

ほむら「私は貴女をさやかと呼ぶ、だからほむらで良い」ズズズッ

さやか「な、なにこれ!?魔力が溢れてくる!?」ブワッ

ほむら「この魔力があれば貴女の魔法、使えるでしょう?」

さやか「……!ありがとう、ほむら!」

ほむら「治しかけの私の傷、責任持って最後まで治してね。お礼はするから」

杏子「おい、あたしのも持ってってくれよ!」

まどか「マミさんたちのも!」

さやか「もちろん!こんだけ魔力があれば……皆の傷、恭介の傷、仁美の傷……」キュウウウ……

さやか「あんたとあたしが付けた傷!!全部全部!刃に変われえええええ!!!」パアアァァァァァッ

オクタヴィア「……」ズパァァッ

さやか「スクワルタトーーーーーレ!!!!」ズバアアアアァァァァッ

400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:16:28.71 vRL2bZ060
さやか「……っ」ガクンッ

オクタヴィア「……」ズズズッ

さやか「……あんたの負けだよ、オクタヴィア」

オクタヴィア「……」ドッパアアアァァァァンッ・・・コロン

まどか「やったあ!!さやかちゃん!!」

杏子「良く戻ってきた!さやかぁ!」ダキッ

ほむら「よくやったわね」ギュッ

恭介「……ん、あれ?君は鹿目さん?……と、貴方はいつかの!?」ハッ

まどか「うぇ!?上条君気が付いたの!?……さやかちゃん隠れてっ」ボソッ

さやか「ど、どうしよっ、変身解けないじゃん……!」カクレッ

杏子「やば、一回解いたから早いのか……ほむらってのも隠すの手伝え」ボソッ

ほむら「ええ……さやか、これ被るといいわ」ボソッ・・・ポンッ

さやか「ええ?これって……マギ仮面じゃん。前から思ってたけどシュミ悪いよこれ」コソコソ

ほむら「余計なお世話。というかマギ仮面て何よ?さ、他人の振りなさい!」スポン

恭介「あれは夢じゃなかったんだ……さっきの黒いのも貴方が倒したんですよね?」

401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:17:41.07 gzgZMxUuO
そう言えばオクタヴィア喋れないんだったなww

402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:17:43.02 a7IwaFIB0
ナイショだよ!

403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:20:59.17 vRL2bZ060
さやか「そっ!そうとも!私が全て解決した!!」

杏子「なんか声色かわってね?」ボソッ

まどか「さやかちゃん器用ー」ボソッ

恭介「さやかは!?さやかは無事なんですか!?」

さやか「もちろんだ!彼女は今別の場所で救出されている!」

恭介「よかった……ありがとうございます!!僕の大切な人なんです!!」

さやか「……そ、それは良かった。では!」タタッ

恭介「ま、待ってください!!せめて名前を!!」ガシッ

さやか「えっ!?ちょ……離してっ」

杏子「あ、素の声」

恭介「あ、あれ……貴方もしかして……」

さやか「やば……その!わ、私は!!」

恭介「女性の方ですか?」

さやか「……は?」

恭介「ご、ごめんなさい!僕ずっと貴女の事、男だって思ってて……憧れてて……」

404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:21:30.71 H1fntX3+O
ふりふりの衣装を着て知り合いに見つかる
うん死ぬるわ

405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:23:33.99 ehNmzhUL0
ほす

406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:24:40.67 vRL2bZ060
さやか「い、いや……やっぱりそうだよね、あたし女には見えないよね……あはは」シュン

恭介「ごめんなさい!そうじゃないんです!その、あんまりかっこいいから僕が勝手に男だと……」

さやか「……幻滅したでしょ?こんな男女みたいなのが、憧れの人で……」

恭介「まさか!男女で何がいけないんですか!」

さやか「えっ……?」

恭介「かっこいい女の人だって素敵です。幻滅なんてするはずがありません!」

さやか「……ありがとう、君のお蔭で私はこの後も戦える。では」タッ

恭介「あ!名前!!」

さやか「私はマギ仮面!この世の悪と戦う者!縁があればまた会おう!はっはっはっ」タッタッタッ

まどか「いっちゃった……」

杏子「なんだよ、マギ仮面て」ポカーン

ほむら「さやか……やっぱり貴女は馬鹿だわ」ジトッ

さやか「おーい、皆ー!」ヒョコ・・・タッタッタッ

恭介「さやか!無事だったんだね!?」

さやか「うん、なんだかよくわかんないけど仮面の人に助けられちゃってさ、あはは」

407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:28:52.88 vRL2bZ060
夕方・学校

仁美『本日の文化祭は終了致しました。ホールにて多少の計器トラブルはありましたが無事……』

QB「あの後、文化祭を続けられて良かったね、皆」

ほむら「さやかが壊れたホールも怪我人も全て直したもの」

マミ「佐倉さんも無事だったし、本当に良かったっ」ギュウゥ

杏子「おいおい、抱きつくなって」アセアセ

まどか「ほむらちゃん、ほんとにありがとう、来てくれて」

ほむら「感謝なら、杏子に。私をここまで連れてきてくれたの」

杏子「ダメ元で声かけたら、協力してくれるってんだ。当然連れて行くさ」

マミ「暁美さん、貴女やっと一緒に戦ってくれたわね。佐倉さんの事も名前で……」ホロリ

ほむら「貴女達を見ていたら、少しおかしくなったみたいです。私」フフッ

QB「おかしく、か。今まで散々ツンケンしてた方がおかしかったんじゃないかい?ほむら」

ほむら「それについては謝るわ。ごめんなさい、皆」

杏子「その言葉、特に仲悪かったさやかに……て、あいつどこいった?」

マミ「……上条君と一緒なんじゃないかしら?皆、先に私の家に行きましょうね」ニコッ

408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:33:31.82 vRL2bZ060
屋上

仁美「……さやかさん、いらしたのですね」ガチャ

さやか「うん、話があるからね。仁美」

仁美「結論を聞かせて頂けるのですか?」

さやか「そっ……あたしは恭介が好き。仁美に負けないくらい、大好き」

さやか「だから、正々堂々勝負!受けて立つよ、仁美!これから同時に告白して……」

仁美「それでこそ!私の大好きなさやかさんですわっ!!」バッ

さやか「ちょ……だ、抱きつかないでよ、今から恭介来るんでしょ?あらぬ勘違いを……」

仁美「上条君?彼ならもう帰りましたよ?」

さやか「は……?え、だってあんた告白するって……」

仁美「ええ、もう終わりましたわよ。私の大好きなさやかさん?」

さやか「な、なんじゃそりゃー!?仁美!あたしはそんな趣味ないって!!」

仁美「何を勘違いされているのですか、私は上条君をお慕いしています。正々堂々奪い合いはこれから」

さやか「正々堂々奪い合いって……あんたまさか、それする為にあんなこと言ったの!?」

仁美「うふふ、どうでしょう?さやかさん、私負けませんからね」ニコッ

409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:42:13.15 Ija/bsFO0
ho


410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:43:30.20 vRL2bZ060
マミの部屋

さやか「ふいー……酷い目にあったもんだ」ガチャ

杏子「そりゃこっちの台詞だっての」

マミ「美樹さん、お帰りなさい!どうだった?楽しめた?」ニコニコ

まどか「さやかちゃん、ほんとに戻ってきてくれてよかったよぉ!」グスグス

ほむら「酷いのは貴女のネーミングセンスよ、さやか」

QB「遂に五つのソウルジェムが揃ったのに、今一まとまりがないなあ、君たちは」

マミ「じゃあ、まずは暁美さんが仲間になった記念パーティーよ!はい、ケーキ配って」

ほむら「!……ケーキ!」ピクッ

まどか「わー、おいしそうっ」

杏子「なんだなんだ、随分豪華じゃねーか、うまそっ」

さやか「マミさーん、さやかちゃんの復活パーティーはー?」

QB「パーティーも良いけど、少し話をしよう。食べながらで良いからさ。君について教えてよ、ほむら」

ほむら「……!」モグ・・・

QB「君は魔法界の人間だよね?それが何故この世界にいるのか、何者なのか、話してほしいんだ」

411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:46:08.56 a7IwaFIB0
うむ、そろそろ大詰めか

412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:47:47.24 vRL2bZ060
ほむら「そうね、話をしましょう。インキュベーター」

まどか「い、いんきゅ……?」

QB「僕の本名だよ、まどか。正確に言うと魔法生物学的な分類名さ」

さやか「キュゥべぇ!あんたそんな名前だったの?」

杏子「いん、きゅーべー、たー、でキュゥべぇか」

マミ「カッコいいわ!!なんでそんな素敵な名前を隠してたの!?」キラキラ

QB「なんだかインベーダーみたいで聞こえが悪いからね。君達に警戒心を持たれても困るし」

マミ「そうかしら、とってもカッコかわいいわよ?インキュベーター!」

QB「やめてよ、その呼び方。改めて呼ばれると、我ながらホントに侵略しに来た敵みたいだ」

ほむら「では、キュゥべぇと呼ぶわ。まず貴方、魔法界の姫マギカは知っているわね」

QB「もちろんだよ!会ったことはないけど……」

ほむら「でしょうね、私と貴方は魔法界では会っていないもの」

QB「ええ!?ということは君は偽物じゃなくて……」

ほむら「いえ、偽物よ。というよりマギカの影武者と言ったほうが正確かしら」

マミ「お姫様の影武者……?」

413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:56:07.56 Uj7xsN+Y0
しえ

414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/01 23:57:33.06 KtNDXf3i0
頑張れ>>1

415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:03:09.98 1/ZjsPaz0
ほむら「王族ともなると敵が多く、本物の代わりに近しい魔力の素養を持つ影武者が必要なんです」

ほむら「そこで選ばれたのが魔法界で孤児だった私。マギカと同じ教育、生活を得たわ」

ほむら「でも扱いは所詮影武者。孤児上がりの私に王族の面々は冷たかった」

ほむら「その中で一人だけ、マギカだけは私を家族と言ってくれた……嬉しかったわ」

さやか「うわーなんか昼メロみたいな世界……魔法界ってもっとファンシーじゃないの?」

QB「実際、この世界と大して変わりない。人なんてほぼ一緒さ、見ればわかるよね?」

さやか「夢こわれるなー、全く」

ほむら「その生活も長くは続かなかった。ソウルジェムが見滝原に飛んで行ってしまったから……」

ほむら「王宮にあった二つのソウルジェムはマギカが引きとめたものの、魔女は復活してしまった」

QB「復活……?魔女は発生するものじゃないのかい?」

ほむら「……かつて大いなる魔女クリームヒルデが魔法界を襲った時、それに立ち向かった存在」

ほむら「たった一つ、白のソウルジェムを持つ魔法少女マギカ。最初の魔法少女よ」

ほむら「一方、クリームヒルデは手下に三体の強力な魔女を連れていた」

ほむら「クリームヒルデを封じることに全ての魔力をつぎ込んだ初代マギカは、その三体も倒しきれず封印した」

ほむら「ソウルジェムを五つに割り、赤青黄それぞれに三体の魔女を封じる結界を作らせたの」

416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:05:19.85 Ija/bsFO0
話も面白いが、足掛け3日もノンストップ書き続ける奴は初めて見たぜ
頑張れ

417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:07:28.04 1/ZjsPaz0
QB「つまり、その三つが結界を作れなくなり、三体が復活したんだね」

ほむら「そういうことよ。残り二つはクリームヒルデを魔力から遮断する為の結界を作り」

ほむら「その上に、王宮が建設された。そして代々マギカという名が受け継がれている」

ほむら「これが、魔法界の魔女に関する歴史の全て」

マミ「初代マギカはそのクリームヒルデという魔女を倒せなかったの?」

ほむら「命を懸けても、魔力を奪い封じるのが限界だったようです」

まどか「命をかけてって……死んじゃったの?その人?」

ほむら「っ……わからない、行方不明になったとだけ文献に残っていたわ」

マミ「そんな強力な魔女が現れたらどうしたら……」

ほむら「それを阻止する為に魔女と戦わなければなりません。魔女の目的はクリームヒルデの復活」

ほむら「魔力を遮断する結界が無くなった今、魔女はクリームヒルデに魔力を捧げられる」

ほむら「ただ、クリームヒルデを覚醒させるには魔法界中のエネルギーでも足りなかった」

QB「そこでこの世界に目がつけられたという訳か」

ほむら「ええ、マギカと私は魔女と戦ったけれど、その三体を止める事は出来なかった」

ほむら「この世界に魔女が来る事を許してしまった。ごめんなさい」

418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:12:29.92 1/ZjsPaz0
まどか「そんな!ほむらちゃんのせいじゃないよっ」

マミ「そうよ、貴女は全力で戦ったんでしょう?」

ほむら「……いえ、私は逃げました。失う恐怖に負けて戦えなくなってしまった」

ほむら「そんな私を見かねて、マギカは私をこの世界に逃がしてくれた」

ほむら「でもそれは、私がマギカを見捨てたのと同じ事。ずっと一緒に戦ってくれたマギカを……」ギリッ

さやか「そういうことだったんだ……」

ほむら「もう二度とあんな思いはしたくない。だから私は一人で戦う事に決めたの」

杏子「でも、何もそこまで徹底しなくたっていいじゃねーか」

ほむら「仲間になれば、また同じ事が繰り返されるかもしれない。それが堪らなく怖い……」

ほむら「それに仲良くなってしまったら……」

杏子「たら、何だ?」

ほむら「魔法界への思いが鈍ってしまう……私はこの世界にいても良いんだって、そう思ってしまう……」

ほむら「そんな自分が……許せないの……甘い夢に甘えて、また逃げようとする自分が……」

まどか「……ほむらちゃん……かわいそうだよぉっ!!」ギュウゥゥッ

ほむら「!?……まどか」

419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:16:38.67 Q52+weUi0
しえん

420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:17:40.60 1/ZjsPaz0
まどか「ずっと一人で戦って、辛かったよね、痛かったよね……!?」ギュウウ

ほむら「……ええ、辛かった。痛かった。でもね、自分で選んだ道だから苦心するのは当然なの」

さやか「そんなあんたが、今じゃ仲間になってくれた」

ほむら「それは貴女のせい、とでも言えば良いのかしらね。さやか」フッ

さやか「え?あ、あたし?」

ほむら「低い可能性にも関わらず、貴女を救おうとする皆の強さ。可能性を覆し、貴女を救いだ出したその強さ」

ほむら「それを見ていたらね、甘えじゃなく、賭けてみたくなったのよ。夢に」

さやか「な、なんか恥ずかしいね、そこまで言われるとさあ」

ほむら「それだけじゃないわ。貴女達は力を合わせて、今まで誰にも出来なかったことをやった」

ほむら「三体の魔女の内、二体を倒したのだから……!」

マミ「もしかして、今回の魔女は封印されていた魔女だったの?」

ほむら「ええ、さやかに取り憑いたのはオクタヴィア。青のジェムに封印されていた魔女」

ほむら「そして前回私が倒した魔女がシャルロッテ。黄色のジェムに封印されていた魔女よ」

さやか「確かに、どっちも今までのに比べて手強さが段違いだった……」

ほむら「それでも貴女達は倒した。協力することが貴女達の強さ。それは初代マギカにも出来なかった事よ」

421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:20:20.61 w2gRue0IO
孤児を魔法生物に改造するとか結構鬼畜だな

422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:21:38.04 /Gl10sge0
朝まで残ってたらそれはとっても嬉しいなって

423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:22:00.97 1/ZjsPaz0
まどか「あ、そういえばその魔女たち、わたしを毎回おひめさまと間違えたんだけど……」

ほむら「それはそうよ、貴女、マギカにそっくりだもの。私も初めて会った時驚いたわ」

さやか「それでみょーにまどかに馴れ馴れしかった訳だ。このさやかちゃんを差し置いてっ」

ほむら「……そう、かもね。それに、まどかのソウルジェムは、元々マギカの物」

まどか「うぇ!?わたしのソウルジェムが!?」

ほむら「残った二つのジェムでマギカと私は変身し、戦ってきた」

ほむら「恐らく、魔女に完全に負ける前に、マギカはジェムをこの世界に飛ばしたのね」

QB「それを追いかけて僕がこの世界にやってきた。そしてそれがまどかに渡された……」

マミ「奇しくも姫の面影を鹿目さんに……これは運命よ!そうに違いないわ!!」

杏子「うんめーって、単に他人の空似じゃねーの?」

マミ「いえ!これはきっと運命!鹿目さんだけじゃない!」

マミ「私達は円環の理に導かれて約束の地ミタキハラに集った、伝説の戦士の再来なのよっ!!」キラキラ

杏子「何だ、円環の理て」ビシッ

ほむら「……マミさん、こんな人だったかしら、まどか?」ジトッ

まどか「うんっ、ほんとはとっても可愛い人なんだよ、マミさんって」

424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:26:30.11 1/ZjsPaz0
マミ「我ら魔法少女の敵は残存が一!輪廻の魔女ウロヴォロス!」

マミ「一騎当神たるこの力で、魔法界、いえ、全ての世界の救い手となるのよ!!」キラキラ

杏子「おーい、マミ。かえってこーい。うろぼろすってなんだー」

ほむら「マミさん、最後の魔女はそんなのではありませんよ。赤のソウルジェムに封じられたその名も」

???「ワルプルギス」

ほむら「そう、ワルプルギスよ。なんだ、知っているんじゃない……っ!?」

ほむら「何故その名を知っている人が!?」バッ

ワルプルギス「キャハハッ!そりゃ、自分の名前だからねぇ」ズズッ

まどか「天井に……逆さに立ってる、女の子……!?」

マミ「あ、貴女いつの間に!?誰なの!?」バッ

さやか「あんたも魔女だね!?」ザッ

杏子「そっちからお出ましとはいい度胸じゃねーか!」ザッ

ほむら「ワルプルギス……!!」ギリッ

ワルプルギス「まぁまぁ、そういきり立つんじゃあないよ。今日は戦いに来た訳じゃない」

425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:28:45.39 xbCrM1rjO
アニメ化して欲しいなこれ

426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:29:38.65 9vcj8XnR0
>>425
映画化されるぞ

427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:30:01.07 xbCrM1rjO
>>426総集編と専らの噂

428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:31:27.77 9vcj8XnR0
>>427
   /  / /    |    /|   /:::/:.:.:.:.:.:.:|::::::   
  /  〃 i     .::|   /:.:.|  |::l::|:.:.:.:.:.:.:.:|::::::
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 ! ,' !  ::|    ::::|!. ,ィ|≧ゝl、_.;|::ィ|/_:._/ィllヘ         
 l ,' │ ::|:..  ::::|く/ {ひlll|::|ヾ|:.N:.::´〃ひlllリ::   嘘だッ!!
 ヾ  '、  |\  ::::|:.\\こソ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、、\こソ        
     '、 :|  \ :::\:.:._,、__彡 _' -─ 、`゙ー=        
      ヾ、/.::>:、:;ヽ、__  /ーァ''"´ ̄ ヽ         
      / .::::::::::::::::ヘ ̄   {|::/       }    
     /...::::::::::::::::::::::::::\  V      j}

429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:31:36.80 1/ZjsPaz0
ほむら「そっちにその気がなくたって、こちらはその気なのよ……!!」ギロッ

ワルプルギス「戦うにしたって、今のアンタ達は全員魔力不足さ。変身出来ないだろう?」

ほむら「っ……」

ワルプルギス「オクタヴィアとの戦い、劇的だったじゃないか!感動したよ、涙出そう!」パチパチ

ほむら「そんな無駄話をしに来たの!?目的を言いなさい!!」

ワルプルギス「全く、余裕がないねぇ……アタシは、告知と交渉に来たのさ」

マミ「告知と……交渉?」

ワルプルギス「悪い告知と、良い交渉があるよ。どちらから聞きたい?」

杏子「ちっ……悪い方から聞かせな」

ワルプルギス「魔法界と見滝原を繋ぐ扉がもうすぐ閉じる。もってあと三日と少し」

ほむら「何ですって!?どうして!?」

ワルプルギス「そんなのアタシに聞かないでおくれよ、最近になって勝手に閉じてきたのさ」

マミ「願いを叶え終ったから……見滝原に五つのジェムが揃ったからよ、きっと……」ポツリ

杏子「そうか、親父からあたしがジェムを受けとった時から……」

ワルプルギス「という訳で悪い告知はお終い。良い交渉に移ろうかねぇ」

430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:34:50.36 8gr8WFO/O
このまどマギが放送してた世界の2ちゃんを見てみたい。本気で

431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:37:51.54 jnamEytv0


432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:38:03.20 1/ZjsPaz0
ワルプルギス「扉も閉じることだし、アタシは魔法界へ帰ろうと思う訳さ」

まどか「うぇ……!?帰っちゃうの……?」

ほむら「どういうこと!?貴女達魔女はクリームヒルデの復活を……」

ワルプルギス「もちろん諦めちゃいないよ?ここからが交渉さ」

ワルプルギス「ソウルジェムを魔法界に返すことを諦めるなら、アタシは大人しく帰ろう」

ワルプルギス「もうこの世界に手は出さない事を誓おうじゃないか」

ほむら「それ……魔法界を見捨てろというの!?」

ワルプルギス「話を最後まで聞きなよ。魔法界の生物にも感情を戻してやっても良いんだ」

さやか「どういう風の吹き回し!?信用できるわけないじゃん!」

ワルプルギス「扉が閉じてしまったら感情の供給源がなくなるからね、その対策さ」

ワルプルギス「その感情を集め、クリームヒルデ様を復活させる。永い永い時間をかけてね」

マミ「魔法界の生物を家畜化する気……!?」

ワルプルギス「物は言い様さ、期限付きで平和を与えてやるって言ってるんだよ」

ほむら「詭弁だわ……!」ギリッ

ワルプルギス「この世界は救われ、魔法界も一時的に元に戻る。悪い話じゃない筈だがねぇ……」

433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:40:28.07 xbCrM1rjO
>>430
ストパンみたいな扱いになってる気がしないでもない

434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:42:25.31 1/ZjsPaz0
杏子「しっかしなんで今になって……今まであたしらがやったことは無駄だってのか?」

ワルプルギス「無駄なもんか、魔女にも余裕がない奴がいてねぇ」

ワルプルギス「そいつを消してくれたお蔭で、この気の長い計画が実行できる」

ワルプルギス「でもそれには、ジェムと、アタシの生存を知る者が邪魔だ」

ワルプルギス「ジェムを集めて魔法界に帰ることを諦めてほしい、ホムラ」

ほむら「そんな事……できる訳が……っ」

さやか「この世界に手を出さないという確証もないよね?」キッ

ワルプルギス「はぁ……分かってないねぇ魔法少女!アタシはね、この世は喜劇だと思ってる」

ワルプルギス「何でも面白い方が良いのさ、だからクリームヒルト様を復活させたい」

ワルプルギス「魔女の覇権だとか、魔女の理想の世界とかそんな大それた物を目指しちゃあいない」

ワルプルギス「ただ!単純に!クリームヒルト様が様々な世界を蹂躙する姿を見たい!!」

ワルプルギス「でも、もう魔法少女のと戦いは見飽きた。かつての魔法界でね」

杏子「飽きたから、もう興味ないってことか……」

ほむら「こんな奴に……こんな奴に魔法界は……マギカは……!!!」

435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:42:43.68 HMlw513n0
りゅうおうの世界の半分をくれる話みたいだな

>>430
プリキュア?

436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:45:10.91 uT4aYi6Y0
めちゃくちゃ面白い
プリキュアは見たことないんだが、こんな感じなのか?

437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:46:54.89 1/ZjsPaz0
ワルプルギス「ホムラ、マギカも元に戻るよ?約束しようじゃないか」

ほむら「黙りなさい!!マギカは……私が戻る事を信じてくれた!」

ほむら「貴女の思い通りにはならないわよ!!ワルプルギス!!!」

ワルプルギス「良い表情するねぇ!でも、お友達は、どうだろうねぇ?」

マミ「…………」

さやか「…………」

杏子「…………」

まどか「…………」

ほむら「皆っ……!?」

ワルプルギス「クリームヒルデ様の復活は何百、何千年も先さ、魔法界だって当分平和だよ」

ワルプルギス「ホムラ、安心してこの世界で暮らすと良い。こんな素敵な居場所があるんだからねぇ」

ほむら「そんな……こと……っ」

マミ「っ……馬鹿にしないで!!そんな条件飲めると思っているの!?」

さやか「もう魔女の言葉なんて聞かないんだ!!あたしはほむらの味方だから!!」

杏子「ここまで人心惑わせといて、はいそうですかってできる訳ねーだろ魔女野郎!!」

438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:48:37.87 S2oc3I750
こういうので良かった

439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:51:13.67 1/ZjsPaz0
ワルプルギス「!……さぁ、お姫様の偽物ちゃんは?」

まどか「……ゆるせない……ほむらちゃんの世界を……そんな理由で……」

まどか「ぜったいにゆるせないっ!!」バシュウッ

ワルプルギス「おっと、魔力がまだ残ってるとは驚いた!思わず引いちゃったよ!」ズザッ

ほむら「皆……!交渉は決裂よ!ワルプルギス……!!」ギロッ

ワルプルギス「そうかい。じゃ、アンタ達はアタシと戦うってことで良いんだね?」ズワワッ

マミ「勿論よ!私たちは伝説の魔法少女の再来!魔女なんかに屈しないわ!!!」バッ

ワルプルギス「んー!!いい見得切るねぇ!!良いよ良いよ!!」

ワルプルギス「決して受け身じゃなく、自らの意志で戦う道を選んだ魔法少女!!」

ワルプルギス「新しいねぇ……これを叩き潰すのが面白いんだ……!!」ズワワッ

ほむら「!?やはり今潰す気!?」

ワルプルギス「おっと失礼。今のは開演十分前のブザーってところさ」

ワルプルギス「変身も出来ない小娘なんて、叩き潰したところで何も面白くないからねぇ」

ワルプルギス「幕開けは三日後の零時丁度!扉が閉じる直前ギリギリまで魔力を回復させたげるよ!」

ワルプルギス「それでは、開演まで今暫くの日常を。キャハハハハハ……」シュンッ

440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 00:55:44.02 1/ZjsPaz0
ほむら「……行ったわね。皆、ありがとう!こんな頼もしい……」

杏子「っふはー!!ビビったぁ!!」ドサッ

さやか「ほんとだよ!何あの魔力!?足ガックガクだぁ」ドザッ

マミ「……」フラッ・・・バタン

まどか「うぇ?ああああ!マミさん気絶してる!!」

杏子「さっきまで一番威勢良かったのにか!?」

さやか「マミさーん!起きてよっ!」ペシペシ

マミ「う……ん……っ魔女ワルプルギス!!かかって来なさい!!この運命に導かれし巴マミが……」

まどか「もういっちゃっいましたよ、マミさん!おちついてーっ」アセアセ

ほむら「と思ったけれど、やはりそうよね。夢を見過ぎたわ」

さやか「あれ?そういえばキュゥべぇは?」

QB「…………」ガクガクブルブル

杏子「あそこでしっぽだけでてるのがそうじゃね?」

マミ「……あらあら、キュゥべぇったら弱虫さんね」

QB「う、うるさいな!あんなの僕みたいなのに耐えられる訳ないってば!」ガクガク

441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:00:07.46 ApCwXkt70
皆可愛いな

442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:01:47.24 1/ZjsPaz0
マミ「三日後に、さっきの魔女と総力戦になるのね」

杏子「それまで回復しろだとさ、よゆーかましやがって」

まどか「でも魔力なんてどうやって回復したらいいんだろ」

さやか「確かに、意識してなかったよね、今まで。キュゥべぇ、知ってる?」

QB「魔力は感情から生まれるんだ。普通に生活してればジェムに溜まっていく筈だけど……」

マミ「今回は時間がないわね……変身して戦えるまで行くかしら」

ほむら「私に考えが。これから三日間、貴女達は普通に過ごし魔力を蓄える」

ほむら「私も魔力を蓄えるけれど、変身は目指さない。戦闘直前で貴女達四人に魔力を譲渡する」

まどか「それって、まさか前にペットショップで……」

さやか「今日あたしにしてくれた、あれ?」

ほむら「ええ、私は魔法生物。触れてさえいれば魔力を急速に充填できる」

QB「なるほど、君の様な高い魔力の塊が触れることは、外部バッテリーを繋ぐようなものだからか」

マミ「でも、折角五つのジェムが揃ったのに……暁美さんは……」

ほむら「このままでは全員変身できません。特に私は回復には程遠いんです……」

ほむら「ですから、私の魔力で戦ってください。これで、一緒に戦うことになりませんか?」ギュッ

443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:04:44.02 zXTcQfj9O
初めてキュゥべえ犯したいって思った
どうしても裏を勘ぐるけど

444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:06:28.67 hE9syAJi0
流し読みでよくわからないことになってるんだけど
ワルプルさの言いたいこととジェムの秘密簡潔に教えてけれ

445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:06:57.46 1/ZjsPaz0
まどか「魔力は感情から生まれるなら、いっぱい笑ったり、泣いたりした方が良いのかな?」

ほむら「そうね、どちらかと言うと明るい感情のほうが溜まりやすい傾向にはあるけれど……」

さやか「じゃ、お笑いのDVDとか借りてこよっか?いつものショップで」

杏子「エクソシスト借りようよ!ドキドキするからさ!」

ほむら「人工的に作られたのはあまり……あくまで自然な感情が良いわ」

マミ「自然な?……難しいわね」

ほむら「そんな事ありません、お菓子を食べて幸せ、とか。家族と一緒にいられて嬉しい、とか」

マミ「お菓子を食べればいいのねっ」

杏子「なんだ、いつものマミじゃねーか」

マミ「な、なによ佐倉さん!私がお菓子ばっかり食べてるみたいにっ」

杏子「え?違うのかい?」

マミ「違うわよぉ!失礼しちゃうっ」プンスカ

さやか「あっはははは、杏子言い過ぎ!マミさんふくれてるじゃん!」

マミ「ああああっふくれてるって言わないで!美樹さんっ」ジワワッ

ほむら「ほら、自然に笑ったり泣いたりできる。これで良い……」

446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:09:41.04 140Fivc90
ああ、自然に太ったり土俵入りしたりできるな……

447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:11:14.19 1/ZjsPaz0
まどか「……ほむらちゃん。これから三日、わたしの家に泊まってほしいな」

ほむら「急にどうしたの、まどか?」

まどか「うぇへへ、ほむらちゃん言ったよね?家族と一緒にいて幸せって」

まどか「マギカちゃんには敵わないけど、わたし、似てるみたいだから一緒に過ごせたら」

まどか「ほむらちゃんの魔力もいっぱい回復できるかなって……」

ほむら「まどか……!」

まどか「あ、やっぱりダメかな?わたし偽物のおひまさまだし……」

ほむら「私も、偽物の姫よ。まどか……ありがとう……!」ギュウゥッ

まどか「……うぇへへ、よかった」

マミ「もう、美樹さん酷いっ!!嫌いよ!!」

さやか「はーいマミさん、ケーキどうぞ」

マミ「……はぐっ……もうっ……失礼っ…………はぁ、おいしいぃぃ……」ニパーッ

杏子「扱い慣れたもんだな、うちの子供らみたいだよ」ボソッ

さやか「伊達に一緒にケーキばっかり食べてないからね」ボソッ

マミ「さあ、皆!気を取り直してパーティーの続きよ!!いっぱいケーキ御馳走しちゃうっ!」パアァァ

448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:15:44.12 hE9syAJi0
>>446
ティロ・フィナーレ

449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:17:19.58 1/ZjsPaz0
まどか「ケーキ、美味しかったね。ほむらちゃん」

ほむら「ええ、本当に……」ホッコリ

まどか「うぇへへ、今日、お夕飯食べられないかも。あ、着いたよっ」

ほむら「ここが……まどかの家」

まどか「うん!遠慮しないで上がってね」ガチャッ

ほむら「……」コクッ

詢子「あー!まどかお帰り!遅かったじゃないかっ」

知久「お帰り、ご飯もうできてるよ」

タツヤ「まろかー」

まどか「うぇ?お母さんこそどうしたの?こんな早く」

詢子「会議が早く片付いてね。ん?その子は誰?」

ほむら「……」オズオズ

まどか「こ、この子はほむらちゃん。この前転校してきたんだけど、えと、家族が……」

詢子「……一人暮らしなわけか。ふーん……」ジロジロ

詢子「うん!この子はいい子だっ。おっし、何?うちで預かってあげればいいの?」

450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:28:19.95 1/ZjsPaz0
知久「どうかな?僕の料理、口に会えばいいけど」

ほむら「……美味しい!」パクッ

詢子「アタシの胃袋捕まえた料理だよ、当たり前田のクラッカー」

まどか「くらっかー?」

タツヤ「くあっかーっ!」

知久「ママ、それは流石に古いよ。ははは」

詢子「何、今の若い子は言わないのか?クラッカー」

まどか「うぇへへ、言わないよぉっ。ママ」

ほむら「……まどか、家族ってこうなのね……」ポツリ

まどか「……うん、そうだよ」

ほむら「良かった、涙がなくって……もしあったら、ちゃんと喋れる自信ないもの」

まどか「ほむらちゃん……」

詢子「さ、ほむら!自分ちだと思って、もっと食べなっ!まだまだあるから」

ほむら「……はいっ!」

まどか「よかったね、ほむらちゃん……」

451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:33:29.47 R9H/7LjO0
>>436
これがプリキュアだったら
QBがわがままで余計なトラブルを起こしまくって本編以上に不快な存在になって
マミさんがぼっちなことを指摘されて仲間内での雰囲気悪くなって
杏子の父親が助からない上に知らないまま妹を殺すことになって
さやかが剣を囮にしか使えなくなるよ

452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:36:47.00 +LhbZjna0
おい、まだ投下続けてんのかよ
もう24h越してるぞ
体の方は大丈夫なのか?

453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:37:48.86 1/ZjsPaz0
まどか「お風呂、二人じゃちょっと狭いねっ」

ほむら「そうかしら、貴女細いから平気よ」

まどか「ほむらちゃんだって!背中、流してあげるね」

ほむら「……」コクッ

まどか「!……ほむらちゃん、よく見ると傷だらけ……かわいそう……」

ほむら「さやかの魔法は、治るだけで元に戻る訳じゃないもの。仕方ないわ」

まどか「ずっと……戦ってたんだね……」

ほむら「ええ、魔法界でも秘密裏に、マギカと一緒に……」

まどか「魔法界でも、誰も知らなかったの?魔法少女がいるって」

ほむら「最初の内はね。魔法少女がいるということは魔女が現れたということ」

ほむら「不安を煽れば魔女が増長するだけだったから……」

まどか「ほむらちゃん……頑張ったんだね」ナデナデ

ほむら「……ええ」プルプル・・・

ほむら「でもまだ、頑張らなきゃ……!」

454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:39:38.37 2wRLYcy60
これは>>1の組んだスクリプトが自動で投下してる
本物の>>1さんはもう……

455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:41:07.56 9vcj8XnR0
>>1ィィィィィィ!!!!!

456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:45:12.62 1/ZjsPaz0
まどかの部屋

まどか「マギカちゃんとも、一緒に寝てた?」

ほむら「ええ、マギカが夜は怖いからって、良く潜り込んで来たわ」フッ

まどか「そっか、じゃあ一緒に寝ようよっ。ベッド狭いけど……」

ほむら「細いから、大丈夫」

まどか「うぇへへ……なんだか恥ずかしいね。こんな、抱き合って寝るなんて」ギュ

ほむら「そう?私は慣れたものよ。……懐かしい」

まどか「どうかな?マギカちゃんみたい?」

ほむら「そうね……貴女……マギカと同じ匂いがする……」

まどか「うぇへへ、そっか」

ほむら「すー……」

まどか「……ほむらちゃん、おやすみ……」ナデナデ

まどか「……すー……すー……」

――――――――――――――――

457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:46:25.62 HMlw513n0
いつも働かない睡眠代行と食事代行と休憩代行の業者がちゃんと仕事してるとかか

触られるとぷるぷるしちゃうのは変わらないのね

458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:48:25.67 1/ZjsPaz0
219
ほむら「まどか……まどか!」

まどか「うぇ……?あ、ほむらちゃんおはよ……」パチッ

ほむら「お早う、起きて」

まどか「起きない……すー……」

ほむら「遅刻するわよ!」

まどか「……遅刻!今何時!?」ハッ

ほむら「七時」

まどか「なんだ……あと三十分ねむれる……」

ほむら「ほらっ!そんなだから貴女……マギカ!!」

まどか「まぎ?……あ、やっぱりマギカちゃんもこうだったんだね?」

ほむら「ご、ごめんなさい」

まどか「本物もそうならしかたないよね……すー……」

ほむら「まどか!まぁどぉかっ!!」グイグイ

459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:57:31.43 1/ZjsPaz0
キーンコーンカーンコーン・・・

まどか「うぇへへ、ほむらちゃんのおかげで今日は遅刻しなかったよ、ありがとっ」

ほむら「ええ、良かったわね……」グッタリ

和子「はーい皆さん!注目してください!昨日の文化祭は素晴らしかったですねーっ」

和子「その中でも特に素晴らしかったのは、彼の演奏ですね!入ってきてくださーい」

恭介「……皆、えと、ただいま」スタスタ

和子「上条君が退院しましたー!拍手ー!」

パチパチパチパチ・・・

恭介「皆、拍手なら演奏を成功させてくれた志筑さんにしてあげてよ」

仁美「か、上条君っ……」ポッ

さやか「…………」

パチパチパチ・・・

恭介「そして……退院までずっと支えてくれたさやかに、これは僕から個人的に」パチパチパチパチ

さやか「!……恭介!は、恥ずかしいやっちゃなもう!このキザ男!」カアァァッ

恭介「見てよさやか、僕の手、良く動くようになったでしょ?……ありがとう」パチパチパチパチ

460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 01:59:04.57 zXTcQfj9O
ねぼすけさんだなぁ
女の子だからねぼこちゃんかな?

461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:02:42.74 1/ZjsPaz0
放課後

さやか「恭介!一緒に帰ろっ」

仁美「上条君、宜しければ、帰り道ご一緒しませんか?」

恭介「二人とも、僕もこれから誘おうと思ってたところだったんだ」

さやか・仁美「え?」

恭介「今から一緒に、病院に来てくれないかな?」

さやか「病院に?」

仁美「今から、ですか?」

恭介「そう、是非二人に来てほしくて」

さやか「うん、良いけどさ。ってかあたしにとってはそっちのが普通だし」

仁美「では、三人で歩いていきましょう?」

さやか「仁美、あんたリムジンは?」

仁美「私、もっと世界を広げようと思いまして。この世界はハリボテではありませんもの」

仁美「それに、さやかさんや上条君と一緒に登下校出来ますし。うふふ」

さやか「なーるほどね!いい心がけだ、仁美!」グッ

462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:03:31.09 hE9syAJi0
>>1に聞くけどいつぐらいに終わるつもりなん?

463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:04:07.00 thcuUm9m0
てs

464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:05:04.29 +LhbZjna0
>ほむら「……ええ」プルプル・・・

…。










URLリンク(i.imgur.com)



465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:11:30.50 1/ZjsPaz0
病院屋上

恭介「えと、コホン。上条恭介スペシャルコンサートへようこそ」

さやか「何をするかと思えば……とっことんキザだね恭介!」

仁美「お客は私達二人だけですのね」

恭介「君たちは僕の恩人だからね、志筑さんはチャンスを、さやかは癒しを僕にくれた」

恭介「そして、もう一人僕には恩人がいる。勇気をくれた恩人が」

恭介「今はどこにいるか分からないからせめて、彼女をイメージした曲を作ったんだ」

恭介「やっと完成したから、恩人の君たちに一番に聞いてほしい」

恭介「それに、なんだかここなら伝わる気がするんだ。あの人に僕の演奏が……」

さやか「恭介っ……!」ジワッ

恭介「では、始めます」ペコッ

~♪・・・~♪♪!!・・・~♪・・・

仁美「切り裂く様な鋭さ……包み込む様な優しさ……相反する筈なのに調和が取れていますわ……!」

さやか「ほんと、何この曲……凄すぎるよ……!」パアァァッ

――――――――――――――――

466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:15:30.71 1/ZjsPaz0
杏子「……ん?」

子ども1「きょーこ!どーしたのー?」

杏子「お前たち、耳すましてごらんよ。ほら」

子ども2「……あーっ!いつものばいおりんだー!」

子ども3「このびょーいんのおんがくすきーっ」

子ども4「きょうはながーい」

子ども5「とまらないね、きょーこ!」

杏子「……完成したんだよ。曲がさ」

杏子「やっぱ安心する音だね、こりゃ」

子ども1「わたしもばいおりんやりたーいっ!」

子ども達「うん!やりたーいっ!」

杏子「おいおい、うちにそんな金ねっての!」

子ども達「えーーーーーっ」ブーブー

杏子「あっはは、参ったな、こりゃ」

467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:20:23.81 c8bWV5YI0
寝れないぜ

468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:22:39.14 1/ZjsPaz0
♪~・・・

恭介「……ご清聴ありがとうございました」ペコ

恭介「どう、だったかな?」

仁美「素晴らしいですわ!!プロ顔負けの出来だと思います!!」パチパチパチパチ

さやか「……っ」

恭介「そ、それは言い過ぎだよ、志筑さん。……さやか?」

さやか「あ、あれ……なんでだっろっ……さやかっちゃん……涙……止まんなっくて……」ポロポロ

さやか「ごめんっね……おかっしいよね……こんなっ……ボロ泣きなっんて……」

仁美「……さやかさん、素晴らしい物に感動するのは恥ずかしい事ではありませんよ」ギュ

恭介「さやかがそんなに感動してくれるなんて……僕は本当に嬉しいよ!」

さやか「……っはは……じゃ、おことっばに甘えて……今日はっ思いっきり……泣くよ……」

仁美「悔しいですわね、さやかさん。上条君、勇気の恩人の事をお慕いしています」ボソッ

仁美「曲を聞けば一目瞭然ですわ。でも、諦めません。ね?」ボソッ

さやか「おう!それとっ……っ曲は……聞くっものでしょうがっ……仁美っ」ボソッ

さやか(ますます正体は明かせないや……正々堂々、だからね)

469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:31:25.23 1/ZjsPaz0
翌日・放課後

杏子「うお、さやか!今日目ぇ赤いね、どうしたよ?」

マミ「大丈夫?」

さやか「いや、ちょっとね……平気です」

杏子「おいおい、こんな大事な時期にフラれたのか?そういうのは生きて帰ってから」

マミ「ま、まさか生きて帰ってきたら付き合ってとか言ってないでしょうね!?それは駄目よ絶対!」

さやか「だから告白じゃないって!!」カアァァッ

杏子「そっかい、なら良いんだけどさ。じゃあたし帰るから」ヒラヒラ

マミ「美樹さん、気長に行くのよっ。それじゃあね」グッ

さやか「全く、あの二人はなんだかなあ……」

マミ「それじゃ、佐倉さん。また明日ね」スタスタスタ

杏子「おう、また明日」タッタッタッ

杏子「明日……明日の深夜か……」

470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:31:51.64 z/0+Fpwb0
しえん

471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:35:02.29 hE9syAJi0
しえん
明日もスレが残ってたら嬉しいなって

472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:37:14.72 1/ZjsPaz0
教会

杏子「なあ、親父」キイィ・・・

杏父「ん、杏子か。どうしたんだい?何か用かい」

杏子「……その……母さんの話なんだけどさ」

杏父「母さん、か」

杏子「……どんな人だった?」

杏父「そりゃあもう素敵な人だったよ。まさに聖母マリア様のような人だった」

杏子「シスターやってたんだっけ、母さん」

杏父「そうだね、恥ずかしい話、私は一目惚れして、近づきたくて神父を目指したんだ」

杏子「なんじゃそりゃ!それでも聖職者かよ!」

杏父「ははは、愛に生きたんだ。主もきっとお許しになるさ」

杏子「物は言い様だなあ……」

杏父「母さんはね、遺言でも、世界中の人々を愛してと言っていた。愛に溢れた人だったよ」

杏父「でも私はそれに忠実に生きようとして……愛の向きを少し違えてしまった」ギュウウ

杏子「お、おい親父!?抱きつくのは恥ずかしいって……」

473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:45:47.28 wrmP4UGQ0
やっと追いついた
支援

474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:46:19.28 1/ZjsPaz0
杏父「私は世界を愛する代わりに、杏子に愛を注いでやれなかった。寂しかったろう」ギュウゥゥ

杏子「親父……」

杏父「どうか……どうか私を許しておくれ……杏子……済まない……」ブルブル・・・

杏子「…………貴方の罪は神の御前において全て許されました」ナデ・・・

杏子「父と、子と、精霊の御名において……アーメン」スッ

杏父「杏子……それは……!」

杏子「いや……あたしさ、シスター目指してみよっかなって……母さんみたいに」

杏子「親父と一緒に働けるしさ、これなら、いつでも愛せるでしょ?」

杏父「ああ!杏子!!流石私の娘だ!!」ギュウウゥゥッ

杏子「ちょっ……親父ギブギブ!!」バンバン

杏父「いやー感激だ、杏子が私と同じ聖職者を目指してくれるとは……!」パッ

杏父「でも、聖職者たるものその言葉遣いは頂けないな。父さんと」

杏子「え!?そ、そんなの恥ずかしくって……ああ、全く……と、父さん」

杏父「流石私の娘だ!!素直でよろしい!!」ギュウウゥッ

杏子「だぁかぁらぁ!抱きつくなっての!!」ジタバタ

475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:47:01.19 9vcj8XnR0
杏子ちゃんに抱きついていいのはーーーっ!!


俺だけだー!!

476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:52:10.82 e+3kxQqt0
>>475
     (´・ω・`)
   /     `ヽ.   お薬増やしておきますねー
  __/  ┃)) __i |
/ ヽ,,⌒)___(,,ノ\


     (´・ω・) チラッ
   /     `ヽ.   
  __/  ┃  __i |
/ ヽ,,⌒)___(,,ノ\


     (´・ω・`)
   /     `ヽ.   今度カウンセリングも受けましょうねー
  __/  ┃)) __i |
/ ヽ,,⌒)___(,,ノ\


477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:53:24.93 1/ZjsPaz0
マミの部屋

マミ「そっか……うん……やっぱり……うん、良いの……はい、それじゃあね」ピッ

マミ「はぁ……」

QB「ご両親……今日も帰れないって?」

マミ「ええ、残念。明日は……っ」

QB「ま、マミ、一緒にケーキを食べよう!元気が出るよ!」

マミ「そうね、キュゥべぇ……元気出さなきゃ」ニコ・・・

QB「ほら、このシュークリームすごく美味しいよ!!」

マミ「……キュゥべぇ、貴方がいてくれるから最近ね、もう寂しくないの。本当にありがとう」

QB「何言ってるんだ、マミ。君こそ僕に良くしてくれる」

マミ「ええ、私、貴方の事大好きだもの」

QB「情熱的な告白をありがとう、マミ。さ、シュークリーム食べて!」

マミ「いただきますっ……うん……おいしいぃ……」ニパーッ

QB「やっぱりマミはその笑顔が一番だねっ」

478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:55:43.89 e+3kxQqt0
| |     | .|  |/      / |   /   | /           ,-|-r T´  |   || |
.! l     ! |  |.     ̄/ ̄/ ̄/ ̄ ̄T /           '´ |/  l .!  /   | |.!
ヘ l     、 |  |   // ./  /     i/                 /!   | l ィ   / ,リ
/,ヽi     V .|   /    .!  /                    / |   ,' /.!  /
  lゝ 、    ゙、 |  ,/___| /____            ,.-‐┬‐┬ァ /  / l\
 i ´ヽ    ヽ | /  ̄`ー、_   l::::::::}ヽ         -ニ、__l_;:='//  / | l ヽ
.,ヽ   ヽ    ヽl/       ̄`ー┴‐'"´          、 ー─‐  / ,.'  //  ヽ
..\ __i、   ヽ                             /.イヽ / /   l }
\ \  ` \   ヽ                       ハ\ヽ' ´ |  |/ /   //
 ヽ  ヾー-r、 `ヽ、 ヽ、 \\\\             ゝ       // /   /イヽ
   ヽ Y ´  `ヽ、   ̄                         / ´ ` ヽ、/,.< ,|i .!
―--、l  |     |`ヽ、           、____ _,       ,. '        \ .)/ !
    `ヽi,r―、_,r-|  ヽ ヽ、         ` ー― '´     , イ            \  .|
      \ \\\  \ヽ、ヽ 、            ,イ  l;;|       /      ヽノ
         ヽ ヽヽ ヽ   `ヽヽ、 `゙ -  _ ,.イ/./ |  |;;|      /        ヽ
         ヽ ヾヽ \    `゙ -`゙、ヽ-,.r'´/ / !   |;;|     V /         `ー
          ヽヽ ヽ、, r  ̄ ` ヽ、  i .| i   / ,. --、.|;;|     V
           ヽV ´        \ | | | ,ノ/     `ヽ、     |

479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:56:37.95 Cepahujs0
豚さん・・・

480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 02:56:38.01 1/ZjsPaz0
マミ「明日で、全てが終わるのね」

QB「そうだね、君たちには驚かされっぱなしだった。短い間だったのに、なんだか懐かしいよ」

マミ「本当ね。こんなこと言うと不謹慎かもしれないけれど、貴方がこの世界に来てくれて良かった」

マミ「本当の私を見てくれるお友達がたくさん出来たもの……ありがとう」

QB「僕は何もしていないよ、強いて言うなら円環の理の導きじゃないかな」

マミ「分かってきたわね、インキュベーター!」

QB「だからその呼び方やめってってば」

マミ「うふふ、かっこいいのに……こんな会話ができるのも明日で最後かしら」

QB「マミ……」

マミ「どうしてかしら、甘い物で幸せになるのに……どうして……」シュン

QB「……マミ、実はね、僕はただ魔女が恐ろしくて魔法界から逃げてきただけなんだ」

QB「偶然、ピンクのソウルジェムが見滝原に飛び立つところを見て、使命感を持っただけで」

QB「それまでは、魔女に気づかれぬよう、情報だけを集め、隠れて生きてきた」

QB「そんな僕には、ほむらのように待ってくれている人はいない」

マミ「キュゥべぇ……」

481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:01:29.62 1/ZjsPaz0
QB「だから……君さえよければ、僕はこの世界に残るよ……!」

QB「例え扉が閉じても、君と暮らせるなら、またこうやって話せるなら」

QB「僕はそれでも構わないと思う」

マミ「ほ、本当に……!?」ジワッ

QB「うん、それにキャットフードは魔法界じゃ売ってないからねっ」

マミ「……ふふっ、キュゥべぇ!決め台詞がそれじゃ折角の感動が台無しよっ」ポロ・・・

QB「じゃあしっかり決めさせて貰おうかな」

マミ「どうぞっ」

QB「マミ、この戦いが終わったら一緒むぐっ!?」グイッ

マミ「キュゥべぇ!その台詞は絶対に駄目!!めっ!!」

QB「きゅっぷは!そうなのかい?こっちの世界は良くわからないな」

マミ「これから覚えていけばいいじゃない」

QB「……うん。これから、だね」

マミ「これから、よ」ニコッ

482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:05:39.19 xbCrM1rjO
あかんそれが既に死亡フラグや

483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:09:07.23 1/ZjsPaz0
翌日・深夜

ズズズズズズッ・・・

ほむら「まどか、始まったわ。今よ」コソコソ

まどか「うん、いこう!急がなきゃ!」コソッ

詢子「おい、不良娘ども」

まどか「ママ……!?」

ほむら「……!?」

詢子「こんな時間にどこに行くってんだ?外は嵐だってのに」

まどか「ママ、何ともないの!?タッくんは!?」

詢子「何が?タツヤも普通に寝てたよ」

ほむら「エネルギー吸収の影響を受けていない……!?」

まどか「どうしようほむらちゃん……早くいかないとみんなが!」

詢子「何コソコソ話してんだよ?どこに行くんだって聞いてんだ」

まどか「……説明してる時間がないの!!お願い、いかせてっ!!」

詢子「馬鹿言うな!こんな時間に、しかも嵐ん中、娘を外に行かせる親なんている訳ねぇだろ!!」

484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:13:31.43 1/ZjsPaz0
まどか「ママ!!もう時間がっ!!このままじゃみんながっ!!」ジワッ

ほむら「……まどか」ギュッ・・・ジッ

まどか「ほむら、ちゃん?………………うんっ」コクッ

詢子「ほむら、アンタがうちのまどかを誑かしたのか?良い子だと見たんだが、とんでも」

まどか「ママ!いまから起こること、しっかり見てて!!」キッ

詢子「な、なんだよ、まどか。アンタそんな顔いつ出来るように……!?」

まどか「…………っ変身」

キュピーンッ・・・パアアアァァァァァッ

まどか「心を染める愛のピンク、魔法少女まどか」キュピーンッ

詢子「おいおい、なんの冗談だ……まどか、なのか!?」

まどか「そうだよ、ママ。わたし、魔法少女やってるの」

詢子「魔法少女ってアンタ……ファンタジーの世界じゃないんだから……」

まどか「でも現実に確かにあるんだよ!見て!」キュピーンッ・・・ポンッ

まどか「この弓矢で、人の心を食べる怪物、魔女を倒してるの」

まどか「わたしの話、信じてくれる?ママ」

485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:15:19.12 jWxLL8QOO
この>>1はもしや大分前にハートキャッチプリキュアの長編SSを書いてた人か?
あの時も二日間くらいぶっ続けで投下してたな

486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:22:20.19 1/ZjsPaz0
詢子「……アタシは、目で見たもんは信じる主義だ……」

まどか「じゃあママ、聞いて!今見滝原にとっても強い魔女が来てるの!!この嵐もきっとそのせい!!」

まどか「今すぐわたしとほむらちゃんが行かないと、人の心がみんな食べられちゃう!!」

まどか「この世界がめちゃくちゃにされちゃう!!」

まどか「ほむらちゃんの家族も助けられなくなっちゃう……!!」ポロッ

まどか「他のみんなが……友達が……魔女にやられちゃう……!!」ポロポロ・・・

まどか「だから……いかせてっ!!!!」ボロボロ・・・

詢子「……なんつー顔するんだよ、まどか……」

詢子「……一つだけ聞かせな。何で黙ってた?」

まどか「それは……ママやパパに心配かけたくなくて……」

詢子「っ馬鹿野郎!!」パシーンッ

まどか「いっ!!」ヨロ・・・

詢子「怪物と戦うなんざ安全な筈がねぇ!!そこでアンタが大怪我したら!死んだら!」ガシッ

詢子「何も知らされてないアタシらがどう思うか考えなかったのかよ……!!」ギュウウゥゥゥッ

まどか「ママ……ご……ごめんなひゃいぃ……」ボロボロ・・・ギュウウゥゥゥッ

487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:31:47.86 1/ZjsPaz0
詢子「アンタらが行かなきゃ大変なことになんだろ!?おっし、早く行け!!」バッ

まどか「ママ、ありがとう!!」ダッ

ほむら「安全な場所に避難していてください……!」ダッ

詢子「ただし!てめーの命はてめーだけのモンじゃねぇからな!!忘れんなぁ!!」

詢子「分かったら行けええええっ!!魔法少女コンビ!!!」

まどか「うん、いってくる!!」

ほむら「分かりました!!」

まどか「ほむらちゃん、急ごう!!」トテトテトテッ

ほむら「ええ……まどか、頬、痛くない?」

まどか「痛くないよ……あったかい!」

ほむら「……やっぱり家族って、良いわね……!」

まどか「取り戻そう!ぜったい!」

ほむら「ええ!!」

488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:36:06.58 NUwU9gPt0
詢子さんがダン隊長みたいだ

489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:42:22.72 1/ZjsPaz0
まどか「みんなー!!」

マミ「良かったわ、鹿目さんと暁美さん!来てくれたっ」

さやか「もう!おっそーい!!何してんのさ?まどかっ、ほむらっ」

杏子「てか何先に変身してんだよ、まどか!ずりーぞ!」

QB「ほむら!皆に魔力を!」

ほむら「ええ、皆、手を繋いで」ガシッ

まどか「すごい!まだまだ魔力が流れこんでくる!」ガシッ

マミ「ありがとうね、暁美さん!!」ガシッ

さやか「これだけあれば変身どころかどんな傷だって治せる!!」ガシッ

杏子「きたきたきたきた!!みなぎってきたああああああっ!!」ガシッ

―――――ズッ・・・ワワワワワワワッ

QB「ひっ……この魔力は!!」

ワルプルギス「ただ今、当劇場は開演時間を迎えました。本日の公演内容は”魔女と魔法少女”」ズズズッ

ワルプルギス「自ら戦い、滅び行く道を選んだ少女の喜劇物語に御座います……請う、ご期待」クルンッ

ワルプルギス「なお、公演中のご退場等はお控え頂きますよう……お願い申し上げます」シュタッ・・・ペコリ

490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:47:41.70 O08tXY55O
すげぇ 支援

491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 03:54:45.00 1/ZjsPaz0
ほむら「今日はきちんと地面に立った……本気ね」

ワルプルギス「本気には本気で応えないと、役が喰われるだろう?」

杏子「よっしゃ、行くぞ!!」

さやか・杏子・マミ「変身!!」

キュピーンッ・・・パアアアァァァァァッ

さやか「心を包む癒しの青!魔法少女さやか!!」シャキーンッ

杏子「心を燃やす情熱の赤!魔法少女杏子!!」シュピーンッ

マミ「心を繋ぐ絆の黄色!魔法少女マミ!!」ティローンッ

マミ「汝の在るべき姿に戻れ!グリーフシーーード!!」バッ

ほむら「皆……あとはお願いね……!私は……」ガクッ

QB「ほむら、安全な場所に移動を……」ダッ

ワルプルギス「言ったはずだよ?ご退場はお控え頂くってさぁ!」パチンッ・・・ガチャンッ

ほむら「これは、結界!?」

ワルプルギス「舞台が広いと役者が潰れるからねぇ……役者は七人、小劇場が丁度いい」

ワルプルギス「さ、幕を上げようじゃないか……!!!」

492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:02:39.07 1/ZjsPaz0
杏子「先手必勝おおお!!」シュタッ・・・バキンッ

ワルプルギス「速いねぇ……でも軽い」ベシンッ

杏子「うわっ!?」ヒュンッ

マミ「佐倉さん、私が張ったリボンを踏み台に!!そのまま加速!!」シュルルルッ・・・ビィンッ

杏子「ナイス!熱き情熱、陽炎を呼べ!!」シュタッ・・・キュウウウゥゥ

杏子「ロッソ・ファンタズマ!!」ギュンッ・・・ジャキンッ

ワルプルギス「!?っと危ない!人間パチンコに槍つけるたぁ、やるねぇ!!」

まどか「ええぇぇぇいっ」ポカンッ

ワルプルギス「槍はフェイク!本撃は拳かい!?こっちは重いねぇ……舞台に嵌っちまう」メリメリッ

さやか「地面壊れた!癒した傷よ、刃に変われ!スクワルタトーレ!!」キュウウウ・・・ズバァッ

ワルプルギス「面白いくらいの連携……これは……」

ほむら「足元を固めたわ!これで動けない!リボンで拘束を……!」

ワルプルギス「そうだねぇ、良い役どころ見つけるじゃないか!ホムラ!!」

マミ「まかせて!」シュルルルルルッ

493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:07:47.01 Rsfd8c1AO
追い付いた
面白い

494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:08:31.28 1/ZjsPaz0
ワルプルギス「こちらも使ってみようか、仲間の力ってやつをさ」シュルルルッ・・・ガシッ

マミ「!?リボンに何か絡んだ!?あれは……荊の蔓!?」

まどか「あれって……!」

ワルプルギス「ゲルトルート!!」

マミ「それは私が倒した魔女の力!?何故貴女が……!?」

ワルプルギス「なぁに、ただの演技だよ。演技。折角の最終決戦だ」

ワルプルギス「これまでのあらすじ、なんてのが必要だと思ってねぇ……エリー!」ポンポンポンポンッ

杏子「なんだ!?この光ってる箱どもは!?」

まどか「……!みんなそれに触らないで!!ハコにされちゃう!!」

さやか「じゃ、あたしと杏子は攻撃できない……」

ほむら「まどか!フィニトラ・フレティアを拡散させて!」

まどか「うぇええ!?そんなことできないよっ」

ほむら「マギカにはできたのに……分かった、私に触れて。魔力コントロールは私が!」

まどか「うん!愛する思い、矢になり届け!フィニトラ・フレティア」パシッキュウウゥゥ……シュババババッ

ワルプルギス「箱を全て射抜くとは、素晴らしいコントロール!絵になるねぇ!!」

495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:12:57.51 vBsDfPyF0
残っていることを信じて寝る

496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:17:45.72 1/ZjsPaz0
マミ「隙有り!!紡ぐ絆よ、魔弾を導け!!ティロ・フィナーレ!!!」キュウウゥ・・・ドウウウゥゥンッ

ワルプルギス「エルザ!」ドポンッ・・・ボウンッ

マミ「あれは病院の時の!」

ワルプルギス「そろそろ足も抜かないとねぇ」ニュルン

さやか「杏子!あたしたちの出番!!」シュタッ

杏子「おうよ!!待ってた!!」ヒュンッ

さやか「スクワルタトーレ!!」ズバアァァッ

杏子「ロッソ・ファンタズマ!!」ザシュザシュザシュザシュッ

ワルプルギス「くっ……!?成程ねぇ、この体、刃物は効くんだったよ……!!」

ほむら「まどか!矢で追撃!!」

まどか「うん!!フィニトラ・フレティア!!」バシュウウウゥッ

ワルプルギス「まずいねぇ、ギーゼラ!!」シュンッ

マミ「外れたわ!!あの車輪は佐倉さんの時の……!」

杏子「その速さは攻略済みなんだよっ!!」シュンッ

ほむら「杏子!狙うのは車輪だけで良いわ!!」

497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:23:22.86 1/ZjsPaz0
杏子「ったりめーだ!」バキンッ

ワルプルギス「!?なんだこりゃ、車輪なくすとここまで体が重くなるか……!?」ガクンッ

ほむら「皆、ワルプルギスは魔女の能力を模倣出来るけれど全容は把握できないみたい!見たままの知識しかない!」

マミ「仲間を知ろうとしなかったのが貴女の敗因よ、ティロ・フィナーレ!!」キュウウゥ・・・ドウウウゥゥンッ

ワルプルギス「くっ……イザベル!何か出ないものかねぇ!?」

――――――ドウウウゥゥンッ―――――――

マミ「空中で相殺された!?一体何が!?」

ほむら「今、ワルプルギスもティロ・フィナーレを放ちました!」

ワルプルギス「模倣能力の模倣か、中々に面白い状況だねぇ」

ワルプルギス「アルベルティーネ!……フィニトラ・フレティア」バシュウウウゥゥッ

まどか「うぇえええ!?わたしの技だあぁっ!?きゃ!?」ペチンッ

まどか「あ、あれ?痛くない……?」

杏子「なんだ、ハッタリコピーじゃねーか!」

ワルプルギス「フィニトラ・フレティア!」バシュウウウゥゥッ

杏子「だからそんなハッタリきかね!?ぐああぁ!?」ドパアアァンッ

498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:27:20.57 AKVY5wik0
朝起きて落ちてませんように

支援おやす

499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:27:22.23 1/ZjsPaz0
さやか「何やってんのさ杏子!治すよ!?」ポウッ

杏子「くっそ、ドジ踏んだ……!効くのと効かないのがあるよ、あいつのコピー!」

マミ「だったらリボンで周りを囲って……偽物はリボンすら通過できないわ」

ワルプルギス「籠城戦決め込むんなら閉じ込めてやるさ、ロベルタ!」パチンッ・・・ガシャーンッ

マミ「なにこれ、檻!?」

まどか「これ、ペットショップの時の……!?」

ワルプルギス「キャットファイトならぬ、ドッグファイトでデスマッチなんてどうかねぇ?ウーアマン!」

ズワワワワワワワワ・・・

さやか「な、何?檻の中に……犬の化け物!?」

ほむら「魔力で出来ているようね……」

まどか「杏子ちゃん!このワンちゃんたちすっごく動きがはやいの!」

杏子「任せとけ!!」シュタンッ

まどか「ほむらちゃん、この前みたいにオリ、壊せないかな」

ほむら「この前は大量に魔力をつぎ込んだから……今回もあれをやるには魔力が足りないわ」

マミ「……私に考えがあるわ」

500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:30:26.24 1/ZjsPaz0
QB「……」ガクガクブルブル

マミ「キュゥべぇ、お願いがあるの」

QB「な、何!?たたた戦えとか絶対無理だだだからね……」

マミ「このリボンの切れ端、持って檻の隙間を抜けるの。抜けたらオリの骨にリボンを当てて」

QB「そ……それだけ?本当にそれだけ?」

マミ「貴方にしかできないわ、急いで!」

杏子「くっそ!こいつら多い!誰か手伝ってくれ!」バキンッバキンッ

ほむら「杏子が捕まえて、まどかにパス!まどかは殴るだけ!!」

杏子「よっしゃ!まどかパス!!」バッバッバッ

まどか「うぇええええ!?そ、そんないきなり!こっ、こないでぇ!!」ポカポカポカッ

QB「まままマミ!準備おっけー……!」

マミ「美樹さん、このリボン直して!全力で!!」

さやか「了解!!癒した傷よ、刃に変われ……ってリボンが骨に伸びてく!?」キュウウゥ・・・バキンッ

マミ「やっぱり、治す力に負けて骨が壊れたわね!?美樹さんあそこに今の傷を!!」

さやか「マミさんあったまいーっ!スクワルタトーレ!!」ズバアアァァ・・・ドッパアアァァンッ

501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:33:05.20 YAFQmduY0
追い付いた支援

502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:35:17.13 1/ZjsPaz0
ワルプルギス「驚いた……あのオリを壊すとはねぇ……」

ワルプルギス「魔法少女、予想以上に楽しめるじゃないか……パトリシア!!」ジャキンジャキンジャキン

まどか「うぇえええ!?刃物がいっぱい飛んでくる!?」

マミ「私のリボンで!」

さやか「駄目だよマミさん!リボンは刃物には……!!」

杏子「あたしが分身して捌く!」

マミ「駄目よ佐倉さんは働きすぎ!!ここは任せて!」

マミ「暁美さん、さっきの鹿目さんみたいに魔力コントロールで私のリボン正確に動かせるわね!?」スッ

ほむら「触れてさえいれば!!」ガシッ

マミ「刃物の側面を叩いて軌道を逸らすわ!!動かして!!」

ほむら「分かりました!!」

―――――パシンッパシンッパシンッパシンッ・・・

まどか「すごい……一個も当たらないっ!!」

さやか「弱点克服してる!!マミさんほんとにすごっ!」

マミ「暁美さんがいてくれるお蔭よ、一人ぼっちじゃ、こんなことできないわ」

503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:40:17.39 1/ZjsPaz0
ワルプルギス「ズライカ!」ズズズズッ

――――――ドプンッ

まどか「なにこれ!?黒い沼みたいのに沈む……!?」

さやか「なんだろ……なんか……ぼうっとして……」

マミ「なんだか……安心する……」

ほむら「くっ……」グワンッ

杏子「こいつはあのハリボテ野郎か!!マミ!全員リボンで縛れ!!」ガシッ

マミ「っ!……分かったわ!」シュルルルッ

杏子「とっとと目覚ませ!!戦ってんだぞ!!」ポウゥッ

さやか「!……黒いのが引いた!」

ワルプルギス「シャルロッテ!!」グワパッ

まどか「おっきい口!?今度は飲みこまれるよ!?」

――――バクンッ―――――

ワルプルギス「流石に抵抗できなかったかねぇ?……っ!?」

杏子「ロッソ・ファンタズマァ!!!中からの攻撃にゃ弱いみてーだな!?この大口野郎は!!」ジャキーンッ

504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:44:20.45 1/ZjsPaz0
さやか「癒した傷よ!刃に変われ!!」シュタッ・・・キュウウゥゥゥ

ワルプルギス「シャルロッテの傷から剣を!?」

さやか「スクワルタトーレ!!」ズバアアアァァッ

ワルプルギス「オクタヴィア!!」ガキンッ

マミ「甲冑と剣の力!」

ほむら「今!」

まどか「えええぇぇいっ!!!」シュタッ・・・ゴガンッ

ワルプルギス「ぐふっ!?……甲冑砕くなんて……なんて力だい……」ピシ・・・ピシ・・・

マミ「皆!!全力で行くわよ!!」キュウウゥ・・・

杏子「熱き情熱!陽炎を呼べ!!ロッソ・ファンタズマ!!」ザザザザザンッ

さやか「癒した傷よ!刃に変われ!!スクワルタトーレ!!」ズバァァッ

マミ「紡ぐ絆よ!魔弾を導け!!ティロ・フィナーレ!!」ドウウゥゥゥンッ

まどか「愛する想い!矢になり届け!!フィニトラ・フレティア!!」バシュウウゥゥッ

―――――ドッパアアアアアアァァァンッ――――――――

505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 04:47:17.18 1/ZjsPaz0
杏子「全力くれてやった……」ガクッ

さやか「もう傷一つ治せそうにないや……」

マミ「はぁ……はぁ……」フラ・・・

まどか「こ、これで……」ヨロ・・・

ワルプルギス「そう、これであらすじはお終い。本編と行こうじゃないか!キャハハハッ」シュウウゥゥ・・・

ほむら「あれだけやってもまだ……」オドッ

ほむら「私達を、弄んだのね……ワルプルギス……!!!」ギリリッ

ワルプルギス「とんでもない!アタシは本気だった!!」

ワルプルギス「本気でアンタ達に負けていった脇役達の姿を演じたのさ!キャハハハハッ!!」

マミ「そん……な……」

ワルプルギス「どうした?笑いなよ?自分達の無力さに。これは喜劇物語と言っただろう?」

ワルプルギズ「それとも、演者は舞台上で自ウケしちゃ不味いってかい?」

ワルプルギス「気にすることはないよ、アンタ達はそろそろはける時間だ」

ワルプルギス「脇役が、最後まで舞台に立てる訳はないのだからねぇ!!」

――――――ズワワワワワワワワワワワワッ――――――――

506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 05:00:41.76 VagQvz4u0
いまのところ
全然つまらん

507:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 05:04:02.11 YAFQmduY0
投下速度の低下を確認した
とうとう>>1が力尽きたか…?

508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 05:05:48.89 1/ZjsPaz0
――――ズワワワ・・・・・・

マミ「う……」パシュン

杏子「ちく……しょぉ……」パシュン

さやか「くっ……」パシュン

まどか「…………」

QB「そんな……皆……やられた…………一瞬で……」ガクガク

ほむら「あ……ああ……こんなことって……」ガクガク

ワルプルギス「良い表情するねぇ、ホムラ。もっと良く見せておくれよ」グイッ

ほむら「うぐっ……離しな……さいっ」

ワルプルギス「嫌だ、こんな恐怖と絶望の調和がとれた美しい表情、中々お目にかかれない」

ワルプルギス「そうだ!このままアンタから感情は奪わずに、この世界が壊れて行く様を見せてやろう」

ほむら「……!?そんな事をして何になるの?私を苦しめても……」

ワルプルギス「おんやぁ?まさかこっちの世界に居付きすぎて、自分が何者かも忘れたのかい?」

ワルプルギス「アンタは強い魔力を持つ魔法生物だよ?それが心から恐怖と絶望に染まれば……」

ほむら「ま、まさか貴女……私からグリーフシードを……っ」ガクガク

509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 05:10:37.68 8gr8WFO/O
誰か>>1とまどかたちの為にミラクルライト早よ

510:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 05:19:45.53 nO2Goe7N0


511: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
12/04/02 05:31:39.72 3SZBz5EnQ


512:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 05:34:26.59 8gr8WFO/O
飯か? それとも……

513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 05:46:32.67 VhyUUClY0
32時間・・・よく頑張ったよ、お前
少しぐらい休んだっていいんだ、ちゃんとお前が戻ってくるまで保守しといてやるからさ

514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 05:47:57.04 YAFQmduY0
長い戦いだったな、あとは帰ってくるまで保守か

515:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 05:59:06.66 bzkBx/TiO
俺がきたからにはもう大丈夫だ

516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 06:03:51.58 8gr8WFO/O
この>>1は安心して眠るべき

517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 06:29:12.61 8gr8WFO/O


518:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 06:41:08.91 6rUJcF5T0
まかせろ

519:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 06:59:10.95 jWxLL8QOO
激しくほす

520:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 07:12:52.42 8gr8WFO/O
まど

521:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 07:24:03.53 oXQxw4po0
すげえよ… まだやってたのか!
しかも>>1が寝たってことは、スクリプトじゃなかった可能性があるわけだよな……

522:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 07:31:39.40 zDpd0UQR0
URLリンク(news.nicovideo.jp)

523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 07:40:59.20 QgFUMZ8q0


524:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 07:46:49.05 y/i7VLdr0


525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 07:55:52.52 Pj/9gQ0QO
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

526:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 08:24:02.74 140Fivc90


527:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 08:36:49.90 e+3kxQqt0


528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 08:46:58.32 FahGU4JX0


529:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/04/02 08:47:54.71 F4JN/Vat0
一応
ver0.0.9 -4 #90.2
12/03/07 23:50
非公式保守間隔表
'00:00-02:00 12分以内'
02:00-02:30 15分以内
02:30-03:00 20分以内
02:50-03:30 30分以内
03:30-04:30 40分以内
03:30-05:00 50分以内
03:50-04:50 45分以内
04:00-05:10 55分以内
04:50-05:50 60分以内
05:00-06:00 55分以内
05:10-06:10 50分以内
05:47-06:53 55分以内
06:00-07:10 60分以内
06:50-07:40 47分以内
07:40-08:30 45分以内
08:30-09:00 35分以内
08:50-09:30 39分以内
09:30-10:05 30分以内
10:05-10:32 20分以内
10:32-11:00 25分以内
10:55-11:30 30分以内
11:30-12:00 25分以内
12:00-12:30 20分以内
12:20-12:55 15分以内
12:55-13:20 20分以内


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