12/03/04 00:29:29.10 9UnIugpT0
細かいことだが、ママとお母さん混じってるぜ
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:31:34.33 o2a1nOQj0
ほむら「私が姉かしら?」
まどか「…同じこと考えてたんだね」
なんかほむらちゃんと心が通じてるみたい。
不思議だな。
さっきまであんなに寂しかったのに。
まどか「ほむらちゃんの妹か。うん。いいかも……」
ほむら「似てない姉妹ね」
まどか「どうせ私はほむらちゃんみたいに美人じゃないですよ」ムク
ほむら「あら、私はあなたの方が愛らしくて可愛いと思うけど」
まどか「か、可愛い…」///
ほむら「ええ。目にいれても痛くないぐらいに。」
う、嬉しい…
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:31:42.69 mbXJNyIW0
まぁまぁ
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:35:30.54 o2a1nOQj0
まどか「そ、それは言い過ぎだよ」
ほむら「あら、そうかも」
まどか「もうっ、ほむらちゃん!?」
ほむら「冗談よ。可愛いと言ったのは本当だから許して頂戴」
まどか「///」
結局ほむらちゃんに言いくるめられてしまった。
なんだかずるいな。
でも……こういう時間、久しぶり。
本当にほむらちゃんが私のお姉ちゃんだったらなぁ。
ずっと一緒にいられるのに……
-------------------------------------------
>>193
指摘あり。
全部置換してきた。
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:37:33.38 9UnIugpT0
さるよけ
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:39:12.23 o2a1nOQj0
まどか・ほむら「いただきます」
二人で作ったシチューを口の中に入れる。
ほむら・まどか「あつつ……」
まどか「えへへ、ふぅふぅしないと熱いね…」
ほむら「もう、まどかにつられて、何も考えず食べてしまったわ」
まどか「え?私のせい?」
ほむら「そうね。一人ならこんなことしなかったわね」
まどか「つられるほむらちゃんが悪いんじゃないかな?」
ほむら「む…」
ほむら「だって、二人で一緒につくったものだから…」
ほむら「味わうのも一緒がよかったのよ」ボソッ
胸の奥がじわっと暖かくなるのが感じた。
ほむらちゃんがあまりに嬉しいことを言ってくれるものだから、
油断すると涙が出そうになる。
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:41:58.48 ZdecBLsp0
実に興味深い物語
支援
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:42:40.14 o2a1nOQj0
そんなしめっぽい雰囲気ににならないようにするため、
私もほむらちゃんをいじってみよう。
まどか「ほむらちゃんてさぁ」
まどか「実は結構可愛いよね?」
ほむら「なっ…」///
まどか「そういうところ、さやかちゃんとかの前で出していったらもっと仲良くなれるんじゃないかな?」
ほむら「大きなお世話よっ!?」
いや、もしかしたら私よりもずっとさやかちゃんの方が仲良しなんだろうか?
実は私の知らないところで意外と交流があったりするのかもしれない。
そんな空気が、二人の間にあることをこの前から感じていた。
ちょっと悔しいなような。
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:42:44.10 hVoVcQTy0
carvipよ大志を抱け
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:43:19.34 YJCtWulg0
さるよけ
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:45:21.53 9UnIugpT0
支援
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:46:08.50 o2a1nOQj0
まどか「でも、可愛いほむらちゃんを私だけが知ってるってのは嬉しいな」エヘヘ
今、一瞬だけど……
ほむらちゃんが心から嬉しそうに笑っていた。
あんな笑顔を見たのは初めてかも。
まどか「ほむらちゃん笑った」
ほむら「別に普通よ」
まどか「なんだかすごく珍しい気がするよ」
ほむら「あなたのシチューをすする姿が可愛らしかったからね」
まどか「も、もう!可愛いって言えばなんでも許されると思って!」
ほむら「あら、別にバカにしてるつもりはなかったのだけど…」
まどか「それ絶対、嘘だよ」
ほむら「ふふ…バレてるなら仕方ないわね」
まどか「もう~~、子供っぽいって結構気にしてるんだからね!」
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:50:31.92 o2a1nOQj0
……楽しい。
こちらに来てから私が一番楽しいと思ったのは、きっと今だろう。
……でも。
ほむらちゃんは、私を知っているはずなのに、
私はほむらちゃんを知らない。
もっと、もっとほむらちゃんのことを知りたい。
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:50:35.04 4kZFS0t30
ID変わっても臭いでわかるわ
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:53:28.85 o2a1nOQj0
まどか「ねぇ、ほむらちゃんは一人暮らししててさびしいときはとかないの?」
ほむら「唐突ね。毎日それなりに忙しいから、さほど寂しいと感じることはないけど……」
まどか「そっか。すごいね」
ほむら「当初は今よりも心許なかったのだけどね。慣れたってのもあるわよ」
慣れか……
慣れたら私も寂しくなくなるのだろうか?
いや、違う。
私の場合はそもそも家族が今どうしているのかすらわからないのだから。
寂しいどころの問題ではない。
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:53:57.13 hBGrxWjo0
支援
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:54:04.93 9UnIugpT0
さるよけ
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:54:45.18 zRZhOE3A0
しえーん
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:56:24.75 o2a1nOQj0
まどか「家族とは会ってないの?」
ほむら「そうね……しばらく会ってないわ」
ほむらちゃんは遠い目をしていた。
もしかして、つらいことを思い出させてしまったのだろうか。
ほむら「まどかも家族がいるうちは、時間を大切にした方がいいわ」
ほむら「いつ会えなくなるかわからないのだからね」
まどか「うん……ホント。……その通りだね」
まさか本当に会えなくなるかもしれない日がくるなんて、思わなかった。
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:58:18.36 o2a1nOQj0
食事が終わることには、時計は八時半近くになっていた。
ほむらちゃんは、洗い物をしている。
……そろそろ帰らないといけない時間だろう。
ほむらちゃんに言わせるのも悪いので、洗い物が終わったら私から切りだそう。
今なら一人でも少しは平気な気がした。
ほむら「まどか~、リンゴたべな~い?」
流しからほむらちゃんの声が聞こえた。
まどか「え?剥いてくれるの?」
ほむら「ええっ…」
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 00:59:47.02 o2a1nOQj0
ほむらちゃんは、リモコンでテレビをつけて動物特集のところでチャンネルをとめた。
まどか「あ、わんちゃんだ!」ワクワク
そこには、大好きな犬たちが遊んでいる姿が見えた。
か、かわいい。
ほむら「今りんご剥くわね」
まどか「うん♪」
って、帰るつもりだったのにいいのかな?
もしかして、ほむらちゃんも私にいて欲しかったり……とか?
でも、一人でも寂しくないってさっき言ってたのに。
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:01:25.24 JYt6UMWj0
ニヤニヤしつつも胸が苦しい
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:03:54.59 o2a1nOQj0
テレビを見ながらほむらちゃんを待っていると、お皿を抱えて帰ってきた。
ほむら「ほら、剥けたわよ」
まどか「わ~い♪」
まどか「すごい、うさぎだぁ!」
器用だなぁ。
ちょっと食べるのがもったいないぐらい。
まどか「食べてもいいかな?」
ほむら「うん。」
まどか「いただきま~す♪」パクッ
ほむら「……」モグモグ
歯ごたえのある食感と、甘み、酸味が口の中に広がっていく。
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:05:43.29 zRZhOE3A0
かわいいって思ったり胸がギュッと締め付けられたり...
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:06:50.49 o2a1nOQj0
まどか「おいしいね」
ほむら「うん」
不思議。
家族ともう会えない気がして昨日は、あんなに泣いていたのに。
今はこんなに笑っていられるなんて。
……ありがとうほむらちゃん。
私決めたよ。
今度時間を見つけて、実家に帰ってみる。
そしてこんなモヤモヤとした気持ち、さっさと終わらせるんだ。
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:09:23.62 ZdecBLsp0
いよいよクライマックス?
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:10:00.63 o2a1nOQj0
それから数日が過ぎた。
私は家族と会いに行くのをまだためらっていた。
なかなか踏ん切りがつかない。
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:12:30.85 9UnIugpT0
し
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:12:34.60 3pv2DjeRO
しえん
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:13:07.12 o2a1nOQj0
~ほむホーム~
まどか「ほむらちゃん、次の土曜日暇かな?」
ほむら「そうね。特に予定はないけれど?」ホム?
まどか「じゃあ、二人でどっかお出かけしよっか?」ニコッ
ほむら「ええ。いいわよ」
ほむら「どこか行きたい場所があるのかしら?」
まどか「ううん。とりたてては……」
ほむら「なら適当に街をぶらぶらしてみましょうか?」
まどか「うん!」
よし、これを自分のご褒美にして行ってみよう。
早速家に帰って出かける準備を整えた。
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:15:51.18 ITiXOrEdO
まどかぁ…
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:16:32.53 o2a1nOQj0
~Y県W市~
祝日を使って旅に出た。
まどか「帰ってきた…」
JRを乗り継いで、ここまで3時間以上。
中々の遠出と出費をしてしまった。
駅からは田舎道をバスを使って家の近くまでいく。
別に懐かしいとは思わない。
ちょっと前まで、通いなれた場所だったのだから。
それでも私は安心していた。
地元に帰ってくれば、自然と思い出すものだなぁ。
よかった。
やっぱり私はここに住んでいたんだ。
最寄り駅まで20分ほどバスに乗っていた。
225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:18:52.75 xe8yRA/p0
これは嫌な予感
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:19:29.18 o2a1nOQj0
さて、早速家の前についたわけで…
まどか「なんだか緊張するな。」
呼び鈴を鳴らす。
しばらくして、扉が開いた。
「はい、どちらさん?」
中からママが出てきた。
……あれ?
この人がママ?
私はママのことをよく知っている。
この人の名前も、性格も、思い出だってある。
でもなんでだろう?
全然私のお母さんである気がしないのだ。
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:20:30.54 3pv2DjeRO
どうなってるんだろう
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:21:34.63 ZdecBLsp0
なんという焦らしプレイ
これはえげつない
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:22:39.93 o2a1nOQj0
まどか「あ、あの…私」
「ああ、あの子の友達ね。上がってちょうだい」
まどか「え?」
やっぱり、ママではないんだろうか。
……そんな。
ここはたしかに私の家のはず。
ここ以外に私は帰る場所を知らない。
こうなったら…とことん調べるしかない。
中に案内されたので家の中を歩く。
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:26:16.82 9UnIugpT0
さるよけ
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:26:24.73 o2a1nOQj0
うん、やっぱり、私の家のはずだよ。
だってここで暮らしてた記憶があるんだもん。
そういえばこの人の話だと同じぐらいの女の子が家にいるみたい。
その子なら、何かわかるに違いない。
私がなぜ、こんな事になったのか説明してもらおう。
麩を開けると、和式の部屋に通された。
まどか「あれ、ここって?」
女性「ふふ。お線香はここにあるよ」
部屋の奥には、仏壇と遺影が並んでいた。
写真には、私と同じぐらいの髪の長い女の子が映っていた。
まどか「そんな……」
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:27:08.79 hBGrxWjo0
おい
おい
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:29:32.61 o2a1nOQj0
写真の子は、清水由衣という名前らしい。
今年の夏に東京ので一人暮らしを始めたはいいものの、亡くなったみたいだ。
死因はよくわかっていないらしいが……
清水?
ママの名前も清水由佳。
私の名前は鹿目まどか。
あれ……私……
なんの繋がりもない。
私は亡くなった由衣ちゃんとは一体どんな関係があったのだろうか?
ただ思うことは、彼女の境遇が少し私に似ているということだ。
同じ一人暮らしをしていて、同じ学校へ通っていた。
年の離れた弟がいて…
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:33:01.33 o2a1nOQj0
まどか「あの私、鹿目まどかって言うんです」
まどか「由衣さんは、私のこと何か話してませんでした?」
母親「さて…娘とは離れて暮らしてたからね…」
母親「もっと音沙汰があれば、聞けたのかもしれないんけど…」
まどか「そうですか…」
これ以上聞くのは酷な気がした。
お線香を上げて、私は家を出た。
愕然とするしかなかった。
私は帰る場所を失った。
大好きな家族は、どこにもいなかったのだ。
涙を流すことも忘れ、ただなんとなく歩いた。
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:34:23.88 pQQL3L0I0
待ってたよ!///
まさか、あれの続きとは
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:36:21.17 o2a1nOQj0
あの家族は自分にとってなんなんだろう。
あの人達と、私は過ごしてきた記憶があるのに…
それでもはっきりとわかる。
私はあの人の娘じゃない。
私の居場所はあそこではない。
まどか「何も…」
まどか「何にもなくなっちゃった…」
本当の私の家族はどこに?
みんな、どこにいっちゃったの?
会いたい……
会いたいよ……。
ママ……
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:36:27.63 ZdecBLsp0
ひょっとしてリアルタイムで執筆中か?だとしたらすげぇ集中力だ
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:37:36.20 FO5USjvK0
切なくなる
④
239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:39:02.52 o2a1nOQj0
~見滝原駅~
もう、夜はすっかり遅くなっていた。
誰もいないあの家に、また帰らなくてはいけないのだろうか。
こんな時に、誰かいてくれたら。
まどか「……ほむらちゃん」
ほむらちゃんの顔が浮かんだ時、
後ろから肩を叩かれた。
まどか「ほむらちゃん!?」
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:41:25.06 FO5USjvK0
ほむ
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:41:46.87 ippsWQTZ0
>>237
んなこたぁない
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:42:02.21 o2a1nOQj0
そこには、優しい顔をしたマミさんがいたのだ。
マミ「こんばんわ、鹿目さん」
まどか「マミさん?」
どうして、こんな時間に?
マミ「あなたにお話があってね……ずっと待ってたのよ」
まどか「私に、お話?」
そういえば、この人は屋上で話した時、私のことを何か知っているような口振りだった。
まどか「全然……わからないよ」
まどか「マミさんたちは、どうして私のことを知ってるんですか?」
まどか「私は……」
まどか「私だけが何にもわからないままで……」
マミ「……」
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:43:53.92 x0caoS0RO
前回のはほむら視点だったやつか
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:44:12.62 o2a1nOQj0
マミさんは、ただじっと私を見下ろしたままだった。
まどか「ごめんなさい。別に、みんなが悪いわけじゃないのに…」
まどか「私、何がなんだかわからなくなっちゃって…」
マミ「とりあえず、私のうちに来ない?」
マミ「温かい紅茶をご馳走するわ」
----------------------------------
>>237
4日ぐらいかけて書きました。
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:44:41.45 mbXJNyIW0
ほむん…
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:47:09.05 o2a1nOQj0
~マミホーム~
マミ「少しは落ち着いたかしら?」
まどか「はい。ありがとうございます……」
お陰でだいぶ冷静になれた。
それに一人で家に帰るより、よっぽどマシだった。
今は誰でもいいから側にいて欲しい。
マミ「ふふ、紅茶には私もお世話になっているの」
マミ「悲しいこととかがあった時、癒してくれるからね」
まどか「……」
この人も辛いこと、いっぱいあったんだ。
優しい目を見ていると、そう思えてきた。
どことなくほむらちゃんに似たような雰囲気を、この人からも感じた。
人を寄せ付けないというか…
どこか普通の人とは違う感じ。
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:47:29.35 9UnIugpT0
さるよけ
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:49:15.39 o2a1nOQj0
マミ「率直に聞くけども」
マミ「鹿目さんは自分の正体が何なのか、知っているのかしら?」
まどか「私の…正体?」
…もしかして、この人は全てを知っているのだろうか?
マミ「やっぱり何も知らないのね」
まどか「マミさんは、私のこと何か知ってるんですか?」
マミ「……」
まどか「教えて下さい。」
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:49:55.45 ZdecBLsp0
なんとまぁ……時間をかけて書いただけあって話の流れが分かりやすくて良いですな。
ちゃんと小説形式で書いたら更に力作間違いなしだな。VIPでさくっと投下となるとそうも言ってられないか。
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:51:54.62 o2a1nOQj0
マミ「そうね…」
マミ「私もあなたのことを全て知っているわけじゃないの」
マミ「でも、ここ数日あなたのことについて、調べまわっていたわ」
マミ「本当にあなたは存在するか。両親はいるのか。」
なぜ……そんなことを?
マミ「確かに戸籍上、あなたは存在することになっている。」
マミ「けれど、あなたのご家族。ご両親に関することは何もわからなかった」
まどか「そんな……」
マミ「察するに、今日あなたは実家だと思われる場所に帰っていたみたいだけど…」
まどか「はい」
マミ「よければ、話を聞かせてもらってもいいかしら」
今日の出来事を、マミさんに話した。
251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:52:07.84 WGWd4i5B0
SS速報向きだな支援
前作も既にお気に入りにあったわ
252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:53:10.95 mbXJNyIW0
こんだけ書くにはやっぱそんぐらい掛かるんだなぁ…
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:54:31.26 o2a1nOQj0
マミ「なるほど。あなたの知らない家族が……」
まどか「いや、知らないってわけじゃ…」
まどか「覚えてるけど、この人は違うっていうか…」
マミ「なるほど。なるほど」
マミ「大体事情は呑み込めてきたわ」
まどか「私のことわかったんですか!?」
マミ「いいえ、まだそこまでは……」
やっぱり、もうママたちには会えないのかな。
254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:54:33.19 3pv2DjeRO
しえん
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:56:15.54 o2a1nOQj0
マミ「ねえ鹿目さん、あなたは本当のことを知りたいと思っているのよね」
マミ「私は真実に近づけるためのヒントを与えることができると思う」
マミ「だけどあなたはそれとは引き換えに、今まで知らなかったものを、知らなくてはいけなくなる」
マミ「それがどんな事であろうと、受け止める覚悟はあるかしら?」
まどか「私は、パパとママに会いたい!」
まどか「もし少しでも会える可能性が残っているのであれば……」
まどか「どんなことでも受け止めます」
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:56:53.27 Q4zSrL0l0
猿去る
257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:58:08.68 3pv2DjeRO
まどっち…
258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:58:27.25 o2a1nOQj0
マミ「……」
マミ「わかったわ」
マミ「少し長い話しになるけれども、ゆっくりついてきなさい」
今までの優しい目をしていたマミさんではなく…
ただ淡々とした口調で、この世の真実を話す。
魔法少女。
自らの祈りを叶える為に、魔獣と戦うことを運命付けられた存在。
マミさんや、ほむらちゃん、さやかちゃんは、それと戦っているのだという。
実際に、魔法というものを見せてもらった。
何もないところから、銃やリボンをとり出されては信じるしかない。
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:59:19.88 xe8yRA/p0
概念化したあとの話か
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 01:59:24.06 o2a1nOQj0
まどか「魔法少女と私の家族が関係あるんですか?」
マミ「そうね…そのあたりは私も確証があって言える話ではないのだけれど…」
マミ「記憶を操作したり、存在が消えたりなんて、普通はありえないことだから」
まどか「もしかして、私の家族はその魔獣ってのに…」
マミ「違うと思うわ」
マミ「鹿目さんか、ご家族が被害にあったのなら、記憶を書き換えるなんてややこしいこと奴らがするとは思えない」
まどか「じゃあ、いったい…」
マミ「今から私が言うことは、真実ではないかもしれないわ」
マミ「けれど最も考えられる可能性が高い仮説を話すわね」
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:03:12.79 o2a1nOQj0
マミさんが言うにはかつて私は魔法少女だったらしい。
そして魔法少女となった私は、その祈りに「魔女の消滅」を願った。
魔女とは、魔法少女のなれの果てで、今で言う魔獣のような存在。
魔法少女は力を使い果たすか、絶望を糧に魔女へと変わる。
世界を救う存在が、世界を滅ぼす悪へと変わる世界。
それを私は作り変えたのだという。
魔女を滅ぼす概念となり、この世から消滅した。
マミ「言ってみれば、神様のような存在よ」
まどか「そんな、そんなこと私は……」
なんの取り柄もない私が、そんなことできるはずがない。
自分の居場所を失っただけでこれほど狼狽している自分が、
世界を変えるような存在であったなんて思えない。
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:03:21.35 xe8yRA/p0
しえん
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:05:58.24 FO5USjvK0
④したいが眠い
昼間で残ってますように
264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:06:13.13 o2a1nOQj0
まどか「第一私はここにいます」
まどか「消えてなんかいない…」
まどか「それに世界が作り変えられたのだとして…」
まどか「どうしてマミさんたちはそれを覚えていられたんですか?」
マミ「……」
マミ「暁美さんだけは覚えていたの…」
まどか「ほむらちゃんが?」
マミ「私や、美樹さん……あなたの友達もあなたのことを忘れてしまった」
マミ「なぜ彼女だけが覚えていられたのかは私にもわからない」
マミ「けれど、彼女が言うにはあなたによって世界を再構成されたらしいの」
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:08:02.37 bFUgNGSe0
まどか視点待ってた
支援
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:09:47.14 9UnIugpT0
さる始末
267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:10:00.82 o2a1nOQj0
マミ「なぜあなたがここに具現化したのかはわからない」
マミ「あなたが今日会った、家族はきっと……」
マミ「この世に存在するためのギャップを埋めるために、最適だと思われた人物の記憶を継承したのだと思う」
マミ「一人暮らしだとか、同じ学校だとか…今のあなたが存在するにはぴったりの条件だものね」
まどか「そんなのおかしい。だって…私には家族がいるのに、なんでわざわざ…」
マミ「……」
そう言うと、マミさんは黙ってしまった。
私は数秒してから、まみさんの沈黙の意味を理解した。
私はもともといなかったことになるのだから……
パパも…ママも…たっくんも私のことを覚えていない?
ギャップを埋めるとはそういう意味なのか?
私がショックを受けないように…
わざわざ偽りの記憶まで……
268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:14:36.97 o2a1nOQj0
まどか「マミさんは……」
まどか「……マミさんもほむらちゃんの話を信じてるんですか?」
私には信じられない。
いくらほむらちゃんの話しでも、信じられないよ。
本当の自分はもうこの世にはいなくって…
神様になっていただなんて…
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:15:50.87 xe8yRA/p0
去る
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:16:01.09 9UnIugpT0
さる
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:17:16.77 o2a1nOQj0
マミ「あなたのそのリボン……暁美さんと全く同じものだって気づいてた?」
まどか「え?」
頭からリボンを取り外して眺めてみる。
ママからもらったリボン。
マミ「暁美さんのリボン……あなたからもらったんですって」
マミ「正確には、この世を作り替えたあなたから…」
まどか「ああ……あぁ……」
そういえば、ほむらちゃん言ってた。
このリボンは、友達からもらったって。
私以外に、このリボンを持っている人なんて偶然にしては珍しい。
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:17:33.08 3pv2DjeRO
るるる
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:20:29.39 o2a1nOQj0
やっとわかった。
ほむらちゃんが、私を知っていた理由が。
初めて会った気がしなかったのは、そういう間柄だったからだ。
世界が変わる前、私とほむらちゃんは同じ魔法少女で、一緒に戦った仲間だった。
まどか「うぅ……ほむらちゃん……」
もっと早く知りたかったな……
だって、ほむらちゃんだけだったんだもん。
この世界で私とつながっていたのは。
そしたら私……初めてほむらちゃんとお話したときに、ちゃんとお礼が言えてたのに。
覚えててくれてありがとうって。
こんな私のこと、大切に思っててくれてありがとうって。
274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:23:02.89 3pv2DjeRO
しかしまどっち辛すぎる…
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:23:25.66 ZdecBLsp0
ふぇぇ……切ないよぉ……
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:24:06.13 pQQL3L0I0
ガチで泣ける
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:24:10.07 o2a1nOQj0
マミ「……」
マミ「紅茶いれなおしてくるわね…」
私はマミさんから紅茶のお代りを頂いた。
もう一度落ち着いて、マミさんと話をする。
まどか「それで、どうしてマミさんは私のことを調べてたんですか?」
マミ「もし、あなたが本当に神様だとしたら、世界に異変が起こるかもしれないもの」
マミ「あなたがここにいる理由を調査しなくては、何かあった時に対応できないから」
なるほど。
マミさんは私が神様の仕事をしてないかもって思ってるんだ。
……もしかして私、とんでもないことをしてるのかな?
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:28:21.86 o2a1nOQj0
まどか「私が仕事をさぼると、どんなことが起こるんですか?」
マミ「魔女が生まれるようになる」
マミ「私達魔法少女が、悪意を持って人を襲うようになる」
まどか「そんな……」
じゃあ、ほむらちゃんもいずれ……
マミ「でも、今のところ他の魔法少女たちが、魔女になったという話は聞かない」
マミ「おそらく、別のところでしっかり働いてくれているのでしょう」
まどか「よかった…」
ほむらちゃんが、魔女になったらどうしようかと思った。
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:30:06.81 9UnIugpT0
し
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:30:59.18 o2a1nOQj0
マミ「それにあなたからは何の魔力も感じない」
マミ「あなたは神が創りだした分身かと考えたのだけれど、彼女も魔法少女であることには変わりない」
マミ「彼女の魔法であれば、必ず魔力の気配を感じるはずだもの」
私にはそれがない……と。
マミ「そもそも概念となった彼女が、この世に干渉する力があるとは思えない」
マミ「あなたが本当に鹿目まどかであるなら話は別だけれども」
まどか「私は……偽物なんでしょうか?」
マミ「少なくとも、暁美さんはそんなこと気にしてないみたいだから、安心していいわよ」
それは……喜んでいいのだろうか?
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:31:13.67 ZdecBLsp0
ふぇぇ……完結するまで起きていられる自信が無いよぉ……っ
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:34:25.38 5ieW6xba0
追いついた、眠いけど支援
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:34:39.16 o2a1nOQj0
マミ「とりあえず、あなたがどういう経緯でこの世に生まれたのか、私たちは知る必要がある」
マミ「あなたが神とは独立した存在だとしても、だからと言って軽視することはできないの」
マミ「もし何か思い出したことがあるなら、報告して欲しい」
マミ「あなたも、暁美さんを魔女にしたくはないでしょ?」
まどか「わかりました。」
マミ「ふふ。ありがとう。」
マミ「うん、よし!堅い話はこれで終わりっと。」
マミさんの目にやさしい目の色が戻った。
マミ「お茶のおかわりでもどうかしら?」
まどか「いただきます」
284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:37:15.12 o2a1nOQj0
まどか「おいしい…」
まどか「ありがとうございます。マミさんのおかげでスッキリしました」
マミ「それならよかった。」
正直、まだわからないことだらけ。
それにこれからどうしたらいいのだろう。
ママたちを探したとしても、私のことを覚えてないのは辛すぎる。
マミ「今日はもう遅いから、泊まっていってもいいわよ」
まどか「えっ?いいんですか?」
マミ「こんな時、誰か一緒にいてくれる友人が欲しいものでしょ?」
マミさん……
魔法少女というものを、まだ私は理解していないけれど、
きっと優しい人がなれるものなのだと思った。
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:40:09.13 GxK4JuH/0
眠い
支援
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:40:22.54 mbXJNyIW0
まどまどぉ…
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:40:59.18 o2a1nOQj0
まどか「えへへ、正直一人は寂しいなって…」
マミ「うん。私もずっと一人で暮らしてても、未だに寂しくなるもの」
まどか「マミさんも?」
マミ「そうね。それにこんなことをしているから、友達も恋人もつくれないし」
まどか「……大変なんですね」
マミ「別の世界では、あなたも魔法少女をしていたはずなのだけどね。」
まどか「そっか。そういえばでしたね」
私にも、魔法少女になる資格があったんだ。
それってすごいことなんじゃないかな?
ほむらちゃんと一緒に世界を守ってた…
ふふ…なんか嬉しい。
私にも、役に立てる場所があったんだ。
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:43:06.04 pQQL3L0I0
このまどかには白いのは寄ってこないのか?
289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:43:20.11 o2a1nOQj0
まどか「でも、私ってどんな願い事をしたんだろう?」
マミ「ふふ、さぁ、それはなんとも言えないわね。」
自分でも想像つかない。
だって家族も友達もいて、何もほしい物なんてなかったはずなのに
どんな願い事を叶えて、魔法少女になったんだろう?
マミ「もう遅いし、そろそろ寝ましょうか。」
マミ「布団敷いておくから、シャワーは好きに使ってちょうだい」
まどか「ありがとうございます。」
290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:43:51.97 X5TYAI5H0
これもしかしてかなり長い?
291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:44:23.98 ZdecBLsp0
あぁ眠い。でも支援はやめられないだよ
292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:50:12.41 H2dco38S0
まぁ書き溜めてあるんだし、気長に読むよ
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:50:31.01 o2a1nOQj0
お風呂の中で、私はじっくりと考えた。
どうして私はここにいるんだろう。
なんでほむらちゃんだけが記憶を持ったままでいられたのだろう。
まどか「はぁ……全然わかんないよ」
とりえず、マミさんが良い人でよかった。
一人でも、私のことをわかってくれる人がいてくれるだけで安心する。
--------------------------------------
>>290
長いっすよ。
まだ半分ぐらいです
眠いなら、無理しないで下さい。
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:53:00.48 o2a1nOQj0
お風呂から上がって、髪を乾かす。
マミさんは既に、ベッドで眠っていた。
私もマミさんの用意してくれた布団で横になった。
よく考えたら、一人暮らしなのに予備の布団を持っているなんてどういうことだろう。
誰かが泊りにきたりするのだろうか?
でも、さっき恋人はいないって言ってたし。
そのあたりの話はおいおい聞くとしよう。
今はただ自分が何者なのかを知りたい。
心からそう願った。
295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:53:57.18 YJCtWulg0
よくこんな沢山書けるな
頑張れ
296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:55:39.93 o2a1nOQj0
~???~
シクシク……
シクシク……シクシク……
「泣いているの?」
「悲しいことがあったの?」
うん。
パパも……ママも……
私のことを覚えてない…
「そうだね…」
「それでも私たちは、それを望んだんだんだ」
「この世界に生まれ変わることを」
望んだ?
こんな結末を、私が?
「今、思い出させてあげる。」
297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:56:40.99 JYt6UMWj0
きたーー!!
298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:57:00.73 o2a1nOQj0
~ほむホーム?~
まどか「私も一緒に戦うよ!」
ほむら「ダメ。せっかくここまであなたを契約させなかったというのに、その努力を水の泡にする気?」
まどか「だって…今までだって勝てなかったって…」
ほむら「それは、あなたが戦いの途中で、キュウべぇと契約をしたせいで…」
嘘。
どんな魔女かは知らないけど、ほむらちゃんだけではきっと勝てない相手なんだ。
まどか「過去の私だって、そんなこと望んでないよっ!?」
まどか「ほむらちゃんが、一人だけで命を落とさせるような真似をするなら、私は…私は……」
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:58:04.32 o2a1nOQj0
ほむら「まどか……」
ほむら「…あなたがそういう子だってこと、私はよく知っている」
ほむら「だけどね……これは私が望んだことだから」
ほむら「私の願いは、あなたとの時間をやり直すことだった」
ほむら「もう一度あなたと出会いをやり直して、あなたを守れる自分になりたいと願った」
ほむらちゃんは、私の背中を抱き寄せた。
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:58:54.49 mbXJNyIW0
(`・ω・´)キリッ
301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 02:59:10.75 o2a1nOQj0
まどか「…ほむら……ちゃん?」
ほむら「お願い…まどか……」
ほむら「私にあなたを守らせて……」
ほむら「これで終わりにしたいの…」
ほむら「もし、私があなたを守ることができたのなら、最後にあなたの笑顔が見たい」
ほむら「頑張ったねって、私を褒めて欲しいの…」
ほむら「そのために……私……これまで頑張ってきたんだよ」
私は何も言えなかった。
ほむらちゃんの背負った物の重さに、手が震えそうになった。
私が救われることだけが、ほむらちゃんの救いだとするのなら…
私はここで何もすることはできないんだろうか?
302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:05:31.64 ZdecBLsp0
んほぉ
303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:06:43.90 9Tn2JOrw0
>>54
なんかここだけ見ると
Kanonを思い出すな。
304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:08:37.89 o2a1nOQj0
考えろ……私。
何かあるはずなんだ。
ほむらちゃんも、私も救われるとっておきの魔法みたいな方法が。
そうだ…!
私が全てを終わらせれば……もうほむらちゃんは苦しまなくて済むんだ。
夢は姿を変え、違う場面へと移り変わった。
305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:12:20.60 o2a1nOQj0
突然、強い風が私を襲った。
それにも負けず私は、まっすぐに走る。
全てを終わらせる、願いを叶えるために。
まどか「ほむらちゃん!?」
宙を舞う、一人の少女の姿が確認できた。
大きな道化師のような人形に向け、火器を打ちまくっている。
魔女の方も怯むことはなく、連弾をほむらちゃんに向かって放つ。
徐々に、追い詰められていくのがわかった。
--------------------------------
今さるったんで、
もしかしたらしばらく投稿できなくなるかもです。
>>303
たい焼きたべたくなった。
306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:14:46.51 eP3Y4tUeP
おさるの列車がぽっぽっぽ
307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:15:55.02 pnFKfMDA0
4
308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:18:44.82 o2a1nOQj0
まどか「お願い、もうやめてっ!」
まどか「なんで、なんでそんなに頑張るの…」
まどか「嫌だよ……ほむらちゃん…」
ワルプルギスの夜の放った炎弾の一つが、ほむらちゃんに命中した。
勢いよく、少女の身体が宙を舞う。
まどか「ほむらちゃんっ!?」
吹き飛ばされて地面にたたきつけられた。
ほむらちゃんに向かって走りだす。
ほむらちゃんの手をとった。
手首からは擦り傷だらけで、肩からは出血がひどい。
このままではとてももたないと思った。
309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:20:08.26 pnFKfMDA0
4
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:20:43.22 uZS07uVy0
頑張れ
311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:21:37.76 o2a1nOQj0
まどか「待って…今助けてあげるから……キュゥべぇ」
QB「まどか、やっと契約してくれる気になったんだね?」
まどか「どんな願いでも、叶えてくれるって言ったよね?」
QB「もちろん。まどかほどの才能を持った子なら、叶えられない願いなんてないはずだよ」
よし……
終わらせよう。
私は全ての魔女を消滅させる。
これで、ほむらちゃんも、魔法少女のみんなも救われる。
世界全体が大きく変わってしまうだろう。
私もきっとただでは済まない。
312: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】
12/03/04 03:22:57.36 FxhccXFAO
さる
313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:23:52.92 ovw5zZ0i0
待ってたよ。支援
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:24:12.29 pnFKfMDA0
4
315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:24:36.67 o2a1nOQj0
でも…
…私は守りたいんだ。
これまで頑張ってきたみんなの願いを。
さやかちゃんみたいに絶望して、祈りをかけた事自体が間違いなんて…
私は絶対に認めない。
……どんなことがあっても守ってみせる。
たとえ死ぬより辛い運命を負うことになっても。
願いを込めようとした。
その瞬間……わたしの手が握られた。
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:25:36.94 T8isQNLwO
前の作品も面白かった
支援
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:27:15.46 o2a1nOQj0
まどか「ほむらちゃん……?」
うっすらと目を開けていて、引きつりながら笑いを浮かべていた。
ほむら「もう……あなたったら…」ハァ…
ほむら「またそうやって、私を一人ぼっちにする気?」
ほむら「一からやり直すのは、大変……なんだからね…?」
ほむら「ずるい子だわ……本当に……」ハァ
ほむら「ううっ!!……」
318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:30:26.14 o2a1nOQj0
まどか「ほむらちゃん、もう喋らないで!!」
ほむらちゃんがテレパシーで話しかけてくる。
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:33:38.73 o2a1nOQj0
でもね、まどか。私はそれも悪くないと思うようになったんだよ…
だって、どんな世界でも必ずあなたがいてくれる。
同じ教室で何も知らないあなたに出会えるのが、私の楽しみで……
今度はどんなあなたに出会えるのだろうかと思うと、胸がふくらんで……
気持ちはすれ違っても、必ずあなたは私のことをわかってくれる。
そうやって時間を刻んでいくことが…嬉しくて……うれしくって…
だから……お願い。
私のことを忘れてしまっても……
またお友達になってね。
320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:34:42.74 H2dco38S0
泣いた
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:37:20.50 o2a1nOQj0
なんてことだろう。
ほむらちゃんは、ずっと楽しみにていたなんて…
私に忘れられても、私との出会いを楽しみにしてくれていて……
それなのに私…
全てを終わらせようと……
ほむらちゃんの気持ちを全然わかってあげられなかった。
ごめんっ……ごめんねっ
ほむらちゃん……
322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:41:33.55 FxhccXFAO
ほむぅ…
323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:41:44.51 o2a1nOQj0
このまま私が願いをかければ、
おそらく私は消えてしまうのだろう。
そしたら、ほむらちゃんの想いは?
これまで頑張ってきた、ほむらちゃんは報われるのだろうか?
嫌だ……
こんなになるまで戦ったのに…
たった一人の友達を救えないなんて……
させない。
もうほむらちゃんを悲しませたりしない。
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:50:17.51 T8isQNLwO
ほむらちゃん!
325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:51:07.40 pnFKfMDA0
4
326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:51:18.48 o2a1nOQj0
まどか「キュウベぃ。私の願いを叶えて!」
私の願いは、それは…
まどか「魔女のいない世界でほむらちゃんの側にいること」
QB「魔女のいない世界だって!?」
QB「でも、まどか。それは2つの願いが混同しているよ。」
QB「魔女を消滅させること。」
QB「その世界で暁美ほむらに出会うことは、それぞれ全く別の性質を持つ願いだからね」
まどか「だから、私は未来の私に願いを託すの」
まどか「ほむらちゃんが出会った、別の私が魔女を消滅させてくれることを!」
327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:51:29.06 ZdecBLsp0
あぁぁさるさぁあんん
328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:51:48.67 9UnIugpT0
し
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:55:56.78 FxhccXFAO
ふむ
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:57:04.74 o2a1nOQj0
QB「別の次元のまどかが、そんな願いをする保証がなくてもかい?」
まどか「私は必ず願う。魔女の存在を消すこと。」
まどか「だってほむらちゃんが、それまで諦めるはずないもの」
QB「たとえその願いを君が願うとしよう。」
QB「だけど君は家族や全ての人から忘れられた世界で生きていくことになるだろう」
QB「君の救おうとしている暁美ほむらだって、君のことを覚えているかどうかわからない」
QB「それでも、君はその願いを叶えようというのかい?」
まどか「それはほむらちゃんが今まで、経験してきたことだもん」
まどか「だからおあいこ。かまわないよ」
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:57:04.66 pnFKfMDA0
4
332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:57:18.98 pnFKfMDA0
4
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 03:58:42.31 ovw5zZ0i0
ずっと一緒なら幸せだな
334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:00:06.10 o2a1nOQj0
でもね。
私はほむらちゃんなら覚えててくれるんじゃないかって…
何が起きても、私のことだけは覚えててくれる
そんな気がするんだ…
私はもう一度ほむらちゃんに、出会うんだ。
たとえ誰からも覚えてもらってなくても、
ほむらちゃんから忘れられたとしても……
335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:00:30.71 AmpX3/ud0
ほむほむ
336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:01:48.04 bFUgNGSe0
まどまど
337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:02:09.51 o2a1nOQj0
私は魔法少女になった。
力を制御できず、全ての魔力をワルプルギスの夜に使い果たし…破壊した。
魔女を倒すことはできたみたい。
気がつくとほむらちゃんの横に倒れていた。
このままではいずれ私も魔女になってしまうのだろう。
それを察したほむらちゃんは、懐から拳銃をとりだした。
そして涙を流した。
私はほむらちゃんに、笑顔で最後のお願いをした。
まどか「いつか、魔女が現れない……そんな日が来たら…」
まどか「そしたら……私を思い出してね…ほむらちゃん」
338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:04:15.46 9UnIugpT0
さるよけ
339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:06:04.81 o2a1nOQj0
ごめんなさい、未来の私。
大変な運命を押し付けてしまって…
これは私が望んだわがままだ。
ほむらちゃんを救いたい…その気持ちに偽りはない。
けれどほむらちゃんが私と一緒にいたいってのと同じぐらいに
私だってほむらちゃんと、ずっと一緒にいたい。
たとえこの記憶を失くしてしまったとしても……
その想いはあなたも同じはずだよね。
一緒に見守ろう。
私とあなたと、全ての私たちで、彼女たちの行く末を。
340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:11:42.67 YJCtWulg0
支援
341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:11:42.69 o2a1nOQj0
~あさ~
涙。
瞼に、溜まった染みを拭き上げる。
ああ…そういうことだったんだ。
胸の奥が暖かくなるのを感じた。
私がここにいるのは、彼女たちが望んだ奇跡だったんだ。
素敵…
こうしてまたほむらちゃんと会うために、私は生まれてきた。
ほむらちゃんとお喋りしたり、一緒にご飯を食べる事自体が私の生きる意味。
342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:11:59.76 mbXJNyIW0
皆頑張ってるな
343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:12:43.58 pnFKfMDA0
4
344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:14:38.56 o2a1nOQj0
起き上がって、カーテンを開ける。
日の出の光が眩しく部屋の中へ差し込んできた。
マミ「ん……うう」
まどか「あ、ごめんなさい。起こしちゃって……」
マミ「かなめ…さん? ああ、夕べ泊まったんだったわね」
まどか「はい。お陰様でよく眠れました」
まどか「私、朝ご飯作りますね。泊めてもらったお礼させてください」
マミ「ありがとう。冷蔵庫のものは好きに使っていいから」
マミ「あと、あなたの分も作ってちょうだい。一緒に朝ごはんにしましょう」
まどか「ありがとうございます!」
そう言ってマミさんは、洗面所へ歩いて行く。
冷蔵庫から使えそうな食材を取り出し、フライパンに火をかけた。
油のジリリという音が、食欲をかきたてる。
345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:18:06.16 9UnIugpT0
さるよけ
346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:18:07.71 UcgNb75u0
9883
347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:19:04.94 o2a1nOQj0
マミ「ハムエッグかしら?」
まどか「えへへ、正解です。」
マミ「ふふ。こんな光景、暁美さんが見たらヤキモチを焼きそうね」
まどか「そ、そうですかね」///
マミ「多分、羨ましがると思うわ。ばれたら後で何を言われれるかわからないわ」
まどか「もう、言い過ぎですよマミさん」///
マミ「でもあの暁美さんが、あなたにデレデレしている姿が想像つかないわね」
まどか「ほむらちゃんは、優しいですよ。今も……昔も…ずっと」
マミ「昔も?まさか、鹿目さん…あなた?」
まどか「はい。食べながらそのことについては話します。」
---------------------------------------
今度さるったら寝かせていただきます。
まだ続くので保守をお願いしていいでしょうか。
再開は3~4時間後で。
348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:20:29.23 o2a1nOQj0
マミ・まどか「いただきます」
私は昨日見た夢の話をマミさんにした。
マミ「まさか本当に、円環の理と干渉することができるなんて」
まどか「円環の理?」
マミ「全ての魔法少女を導くと言われてて……つまりあなたのことよ」
マミ「正確には、魔女を消滅させた鹿目さんのことね」
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:20:40.37 FzqgK5rr0
お前ら保守頑張れ
350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:21:55.35 o2a1nOQj0
まどか「それで、これから私はどうすればいいんでしょうか?」
まどか「マミさんたちに協力できることがあればいいんですけど」
マミ「まさか、魔法少女になろうだなんて言わないわよね?」
まどか「え、えと…」
マミ「そんなこと勧めたら、私が暁美さんに殺されるわ。そうでなくても、やめておきなさい」
まどか「はい…」
やっぱり、ダメなのかな。
私はどちらでも良いのだけど、ほむらちゃんが悲しむ姿は見たくない。
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:23:35.09 o2a1nOQj0
マミ「とりあえず、あなたが世界に影響をする存在でなくて、安心したわ。」
マミ「だけど、すごい契約を結んだものね。」
マミ「未来の自分と、暁美さんを信じて、願いを託すなんて…」
まどか「すごいのはほむらちゃんです。」
まどか「最後まで諦めなかったのは、ほむらちゃんだから…」
マミ「ふふふ、そうかも知れないわね」
マミ「諦めなければどんな願いも叶う……か」ボソッ
マミ「これまで、私もいろんな経験をしてきた」
マミ「そんなの絶対嘘だって思ってたけれど」
マミ「二人を見てるとそれが真理のように、思えてくるわ」
マミ「本当の奇跡を呼び寄せるのは、魔法なんかではないのかもしれないわね」
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:23:37.08 ZdecBLsp0
ひぎぃスレ残ってるかなぁ
353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:24:15.30 5ieW6xba0
任せとけ
354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:26:46.37 o2a1nOQj0
マミ「そういえば、ご両親のことは思い出せたのかしら」
まどか「それが……まだ……」
まどか「なんで、顔だけ忘れちゃったんだろう」
マミ「たぶん、ギャップを埋めるために記憶操作を行った弊害…」
マミ「いえ、あなたが家族の記憶を持っている事の方が奇跡なのかもしれないわ」
マミ「本当にギャップを解消するための作用が働いたのなら、根こそぎ記憶を失くしていたとしてもおかしくないもの」
たしかに。
でも…これじゃ憶えてる分だけつらい。
それでも背負って生きていかなくてはいけないのだろうか……
355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:26:47.69 pnFKfMDA0
4
356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:29:07.63 o2a1nOQj0
ご飯が食べ終わって、洗い物を終えた。
まどか「それじゃ、私一旦家に帰るんで…」
マミ「また遊びにきてね。」
まどか「えへへ、その時はよろしくお願いします」
マミ「あと昨日、暁美さんがあなたの調査を私に委ねてくれたのだけどね……」
マミ「実はずっとまえから調査を進めてたの。暁美さんには内緒で。」
マミ「あの子、乗り気ではなかったみたいだから。」
まどか「なんでですか?」
マミ「さぁ。でも、本人に聞かないで欲しいわ」
マミ「こっそり、やってたことがバレたら、怒られそうだから」
まどか「わかりました」
357: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】
12/03/04 04:29:38.86 FxhccXFAO
ほむ
358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:30:04.45 o2a1nOQj0
~学校~
家に制服を取り帰ったが、なんとかいつも通りの時間に間に合った。
ほむらちゃんに挨拶をしようと思ったのだけど、珍しく机の上で眠っていた。
多分、私のしらない所で色々頑張っているに違いない。
これからもよろしくね。ほむらちゃん。
359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:32:58.02 AmpX3/ud0
ほむほむ
360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:44:21.25 uZS07uVy0
マミマミ
361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:51:05.02 9UnIugpT0
猿
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 04:58:41.38 9UnIugpT0
寝たか
363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 05:01:15.59 o2a1nOQj0
寝ます。
よかったら、昔書いた作品もよんでやってください。
まどか「ほむらちゃん、おはよう」
ほむら「まどか……会いたい……」
364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 05:09:27.06 AmpX3/ud0
おつほむ
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 05:09:53.15 hBGrxWjo0
8時くらいには戻って来れるんだよね?
366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 05:13:17.58 mbXJNyIW0
寝たんか…
367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 05:17:27.74 hBGrxWjo0
保守目安って何分くらいだ?
368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 05:19:31.62 FzqgK5rr0
どっちも読んでた
ほす
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 05:24:29.46 9UnIugpT0
当然どっちも読んでおった
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 05:48:20.18 aI+JsTRp0
俺も両方読んどったわ
371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 06:03:11.09 U/S97xfu0
ふむ
372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 06:31:12.11 zFYNNao+0
ほむ
373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 07:02:05.04 LfyM4hH6O
ほ
374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 07:26:12.37 xv6Mkt5F0
保守
375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 07:44:19.73 o2a1nOQj0
ほしゅありがとう
続けます
376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 07:45:48.15 mbXJNyIW0
あとはまks
377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 07:47:39.76 o2a1nOQj0
~ほむホーム~
ほむらちゃんの家でゲームをしていた。
昔遊んだことがあるゲーム……
私がやったことがあるのか、清水さんの記憶なのか判別できない。
それでも楽しんでやっていた。
ここ数日同じゲームばかりしていたので、二人ともバカみたいに上達してた。
気がつくと、時計は9時を回っている。
そろそろ出ていかないとおじゃまかも。
378:1
12/03/04 07:52:53.92 o2a1nOQj0
ほむら「まどか……」
まどか「なぁに、ほむらちゃん」
ほむら「今日、泊まっていかない?」
まどか「え……」ドキッ
友達の家に泊まる。なんだか、わくわくする響きだった。
ほむら「幸い明日は休みだし…そのまま一緒に明日出かけるというのはどうかしら?」
そういえば、前にほむらちゃんと出かける約束をしていたっけ。
まどか「……どうしたの急に?」
ほむら「いや、もう少しまどかと遊んでいたいと思って…」
まどか「で、でも……それだとほむらちゃんに迷惑がかかるよ…」
魔法少女のこともあるだろうし…
ほむら「別に構わないわ」
まどか「………」
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 07:54:51.78 U/S97xfu0
はじまた
380:1
12/03/04 07:56:03.83 o2a1nOQj0
どうしよう。気持ちは嬉しいのだけど…
夜中に魔獣が現れたり、いろいろやることもあるんじゃないか。
それに、どうして急にそんなことを言い出したのだろう。
ほむら「私だって、一人で寂しくなる時があるわ」
ほむら「そんな時まどかが居てくれると、うれしいのだけれど」
まどか「う、うん……じゃあ」///
えへへ、ほむらちゃんたら…寂しいだなんて。
それでこそ、私が生まれてきた意味がある。
なんだか今日は嬉しくて眠れないかも。
でもほむらちゃんちって、お布団二つおいてるのかな?
マミさんちにはなぜか置いてあったけど、普通2組持ってることはないよね。
もしかして…同じベッドで寝るのかも……
すごく楽しみ。
381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 07:56:54.22 9UnIugpT0
ねるまえさるよけ
382:1
12/03/04 07:59:13.75 o2a1nOQj0
ほむら「ふふ。ありがとう。」
ほむら「じゃあ、お風呂沸かしてくるからその間に家に連絡しときなさい」
まどか「うん♪」
あ…。
ほむらちゃんはまだ私が一人暮らししてること知らないんだっけ。
いや、頭のいいほむらちゃんのことだ。
いくら何でもさすがにもうバレてるんじゃないか。
もしかして…私が寂しがるといけないと思って……
考えすぎかな。
でも、なんだかそんな気がしてならなかった。
383:1
12/03/04 08:04:23.74 o2a1nOQj0
ほむら「それじゃ、バスタオルとかここに置いておくわ」
まどか「え、一緒に入らないのほむらちゃん、お背中流すよ?」
ほむら「ばっ……そそんなの結構よ」///
なんだ、つまんないの。
ほむら「まどかはお風呂にはどれぐらい入るの?」
まどか「いつもはだいたい10分ぐらいかな…でも、もっと早くあがるけど?」
ほむら「ゆっくり入っていていいわよ。その間に布団の準備とかしておくから」
まどか「うん。わかったよ」
384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 08:05:30.18 hBGrxWjo0
支援
385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 08:06:41.73 xe8yRA/p0
再開か
前のも読んでくるかな
386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 08:07:33.74 Gqj7q9LG0
前作でも言ったけど風呂10分とか早すぎんだろwww
387:1
12/03/04 08:08:51.12 o2a1nOQj0
まどか「……」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「何かしら?」
まどか「ありがとね。いろいろ……」
ほむら「え…ええ……」
やっぱり、バレてる気がする…
明日遊ぶときに正直に家族のことを話そう。
未だに、ママたちのことを考えると胸が痛むけど
ほむらちゃんに黙ったままってのはダメだよね。
388:1
12/03/04 08:12:34.84 o2a1nOQj0
シャワーを浴びながら、ママたちのことを考える。
家族か……
もう諦めたほうがいいのかな。
結局みんな私のこと覚えてないんだろうし。
まどか「……」
なんだか切ないな…
でも、これから私の居場所はほむらちゃんの隣なんだ。
私は選んだんだ。
それを忘れちゃダメだよね。
でないと、奇跡を起こしてくれた私に申し訳が立たない。
389:1
12/03/04 08:16:05.94 o2a1nOQj0
お風呂から上がると、ベッドメイキングを終えたほむらちゃんが椅子に座っていた。
まどか「お先に入っちゃってよかったのかな?」
ほむら「ええ。その髪型……」
まどか「ああ…いつもリボンしてるからね」
そういえば私がほむらちゃんの前で髪を下ろすのは初めてかも。
なんか新鮮なほむらちゃんの反応が見れるかもしれない。
ほむら「結構長いのね……」
ほむら「じゃあ、お風呂入ってくるから」
まどか「うん。わかった」
それだけかい!!
なんか、もう一言欲しかったな。
390:1
12/03/04 08:19:26.08 o2a1nOQj0
まどか「あれ、ソファーの上に…毛布がしかれてる」
もしかして、別々に寝るってことかな。
……む。
せっかく、ほむらちゃんと一緒に寝られると思ったのに…
髪のことも何も言ってくれなかったし、なんか悔しい。
こうなったら、一緒に寝てやる。
それからしばらくしてほむらちゃんがお風呂から上がってきた。
まどか「ねぇ、ほむらちゃん?」
ほむら「何かしら?」
まどか「ソファーの上に毛布が引いてあるんだけど…もしかしてこっちで」
ほむら「私が寝るわ」
まどか「だ、だめ! 風邪ひいちゃうよ」
391:1
12/03/04 08:23:07.14 o2a1nOQj0
ほむら「いくら12月とはいえ、エアコンかければ大丈夫よ」
まどか「それだと電気代かかるし、喉痛めちゃうよ」
ほむら「別に構わないわよ」
まどか「とにかく、ダメなものはダメ!」
まどか「ほむらちゃんは、わたしと一緒に寝るの!!」
ほむら「え…」
まどか「そ、そういうことだから……」///
ソファーの上にあった毛布をとりあげると、ベッドの上にそれをしき直した。
まどか「……」
まどか「ほ、ほむらちゃんが嫌なら元に戻すよ」///
ほむら「別にいいわよ」
392:1
12/03/04 08:27:07.10 o2a1nOQj0
まどか「よかった。えへへ」
ほむら「じゃあ、部屋の電気消してもいいかしら?」
まどか「うん。お布団入ってるね……」
ちょっと強引だったかな。
変に思われてないといいけど…
でも、せっかくほむらちゃんと一緒にいられるんだ。
できるだけ近くにいたいよ。
ほむら「切るわよ」
まどか「うん♪」
ポチッ
393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 08:28:06.60 zFYNNao+0
ほむ
394:1
12/03/04 08:31:36.91 o2a1nOQj0
ほむらちゃんが布団の中へ入ってくる。
誰かと一緒に寝るなんて、久しぶり。
まどか「温か~い♪」
ほむら「ぬくぬくね」
まどか「えへへ、ほむらちゃんの匂いがするよ」
まどか「…いい匂い……」
まどか「ねえ、ほむらちゃん?」
ほむら「何?」
まどか「私、ほむらちゃんにお世話になってばかりだね」
昔も今もずっと…。
こうして心配をかけている。
395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 08:32:24.59 Tu3FY93X0
この前のやつのまどか視点?
396:1
12/03/04 08:35:47.76 o2a1nOQj0
今日だってそうだ。
ほむらちゃんは知らんぷりしてるみたいだけど、
きっと私が人で寂しいと思って気を回してくれたに違いない。
ほむら「ふふ、そうかもしれないわね」
まどか「いいのかな?」
まどか「このまま、ずっと、ほむらちゃんにお世話になりっぱなしで…」
まどか「私も何かしてあげたいのに、何も返せそうもないよ……」
ほむらちゃんの隣にいるだけでいいんだろうか?
ほむらちゃんだって、この先いろいろとやりたい事が見つかるかもしれない。
そうなった時、私が重荷になる可能性がある。
そんなの嫌だよ……
397:1
12/03/04 08:40:04.32 o2a1nOQj0
ほむら「……そうね」
ほむら「なら、私の妹になりなさい」
まどか「いもうと?」
ほむら「何か困ったことがあれば、必ず私があなたを守る」
ほむら「そのかわり、私が寂しくならないように、あなたは私の傍にいて」
ほむら「私はあなたが思っている以上に、寂しがり屋なの……」
ほむら「だから……」
ほむら「私の……家族になってほしい」
まどか「……家族」
それは私が失ったものだった。
この世界との繋がりが断たれ、誰も覚えている人はいない。
ほむらちゃん以外誰も。
398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 08:50:25.45 3pv2DjeRO
④
399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 08:53:04.11 tv4hPXdDO
前のやつ途中までしか読んでないんだよな
今回は楽しみにさせてもらいますー
400:1
12/03/04 09:00:11.50 o2a1nOQj0
ほむら「私、理由があってしばらく家族に会っていないの」
なんとなく、そんな気がしていた。
まどか「家族の人は心配してないの?」
ほむら「たまに連絡はいれるけど、その程度。今は会えない理由があって…」
まどか「……うん」
ほむらちゃんも私と同じだったんだ。
家族に会えず、苦しんでいた。
会えない理由はわからないけど、その苦しみは痛いほどわかる。
ほむら「それぐらいじゃへこたれないぐらい、強くなれたと思っていたのにね…」
ほむら「このリボンをくれた、あの子のように…」
昔の私だ。
401:1
12/03/04 09:03:59.19 o2a1nOQj0
まどか「……その人、ほむらちゃんの大切なお友達だったんだんだね」
ほむら「ええ……」
ほむら「それでも、やっぱり……私はダメみたい」
ほむら「ここ数日あなたと過ごしてみて、わかったの」
ほむら「一人でいきていくのはあまりに辛い…」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「だからどうかお願い。」
ほむら「私の側にいて…」
ほむら「私には、あなたが必要なの。まどか…」
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 09:08:16.70 XJzOPhnq0
支援
403:1
12/03/04 09:08:22.26 o2a1nOQj0
ああ。
ほむらちゃんが私を必要としてくれている。
世界が変わろうとも、ほむらちゃんだけは覚えててくれた。
私のことを忘れなかった。
それだけ深い絆が、私とほむらちゃんの間にはあったんだ。
すごい。本当にすごい。
私はこうしてただほむらちゃんの側にいるだけでいいってのが、申し訳ないくらいだ。
何があっても、離れない。
そう決意した。
404:1
12/03/04 09:13:40.81 o2a1nOQj0
まどか「………」
ほむら「ダメかしら?」
まどか「うんう……」ウルッ
ほむら「まどか……」
まどか「違うの……」
この感動をどう伝えていいのかがわからない。
言葉が見つからなくてもどかしい。
まどか「私……わたし……うれしくって……」
まどか「うまく言えないけど……すごくうれしいんだよ。」
もう一人きりじゃない。
私は、新しい家族と一緒に進んでいけるんだ。
405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 09:13:41.27 uA9KOKfv0
そい
406:1
12/03/04 09:18:46.00 o2a1nOQj0
ほむら「まどか…」ダキ
ほむらちゃんが、私を抱き寄せてくれた。
なんだかママを思い出す…
最後にぎゅってしてもらったのは、いつだろう。
首筋に涙が伝ってきた。
ほむらちゃんも、泣いているみたいだ。
まどか「どうしたの、ほむらちゃんまで泣いちゃって…」
407:1
12/03/04 09:22:50.83 o2a1nOQj0
ほむら「……」
ほむら「ずっと、一緒だから…」
まどか「……うん」
ほむら「ずっと、ずっと一緒にいるからね」
まどか「うん!」
そして、二人で笑い合った。
この幸せがいつまでも続くよう。
私は強く願った。
408:1
12/03/04 09:27:05.20 o2a1nOQj0
ほむら「恥ずかしいところを見せてしまったわね」
まどか「えへへ、それはお互い様だよ。」
家族か…
なんだか家族らしいことが出来ればいいな。
まどか「ねえ、ほむらちゃん?」
ほむら「なに?」
まどか「お姉ちゃんて、呼んでもいい…かな?」
ほむら「ふ……二人きりの時だけなら」///
まどか「えへへ、お姉ちゃん」ニコッ
ほむら「…」///
照れてる照れてる。
暗闇でも、白い肌が赤くなっているのがよくわかった。;
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 09:27:56.31 hBGrxWjo0
また泣きそうだ…
410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 09:28:22.16 CzVDvkGT0
④
411:1
12/03/04 09:32:19.53 o2a1nOQj0
まどか「私、弟がいるからずっとお姉ちゃんだったんだけど、上の兄妹が欲しいって思ってたんだ」
まどか「お姉さんだとしっかりしなくちゃいけないって思うから」
ほむら「今のままでも、まどかはいいお姉さんだと思うけどね」
まどか「うん…ありがと」
少しほむらちゃんに甘えてみたいくなった。
新しい、家族の絆を確認してみたいからだろうか?
一人きりの夜が寂しかったからだろうか?
わからない。
だけど、ほむらちゃんに抱きしめて欲しいという気持ちが強くて抑えられない。
なんだか恥ずかしい。
…ほむらちゃんそういうの嫌がるかな。
412:1
12/03/04 09:36:20.36 o2a1nOQj0
まどか「ねえ、お姉ちゃん?」
ほむら「う…」///
まどか(照れてるほむらちゃん、か……可愛い)
まどか「ふふ……ほむらちゃん、照れてる」
ほむら「ま、まだ慣れてないから…」//
まどか「じゃあ、名前で呼んだ方がいいかな?」
ほむら「……お姉ちゃんでいいわよ」
まどか「うん。私も慣れてないから、そなへんは適当に呼ぶね。」
なんだか、可愛いほむらちゃんを見ていたらもっと甘えたくなってきた。
さっきぎゅってしてもらった時のことが忘れられない。
すごく、あったかかったな。
勇気を出して言ってみよう。
413:1
12/03/04 09:40:18.00 o2a1nOQj0
まどか「お姉ちゃん…」
まどか「もっかいぎゅってしてほしいな…」
ほむら「え…えっ?」
うわ、驚いてる。
別に変な意味があって言ったわけじゃないんだけど、
嫌われちゃったらどうしよう。
414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 09:45:50.26 CESA5vnR0
支援
415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 09:51:19.47 U/S97xfu0
④
416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 09:52:39.10 8teSR99j0
おい(つい)たん
417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 09:59:06.13 G3B9qba9i
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
418:1
12/03/04 10:00:24.19 o2a1nOQj0
まどか「ダメ……かな?……わっ」///
ほむら「……これでいいかしら」ダキッ
まどか「う、うん」///
ほむら「息ぐるしくない?」
まどか「う、うん…」///
まどか「ちょっと、恥ずかしいね」///
私は、ほむらちゃんの妹にしてもらえたんだよね。
お姉ちゃんがいたら、こんな風に甘えてみたかった。
いや……ホントは私、
ほむらちゃんにずっと甘えてみたかったのかも。
いつも守ってくれるからかな。
すごく頼りになるお姉さんみたいな子だから…
こうやって抱きしめて欲しかったのかもしれない。
419:1
12/03/04 10:05:38.48 o2a1nOQj0
ほむらちゃんの胸の中はとても居心地がよかった。
恥ずかしいという気持ちもあるのだけれど、
できればずっとこうしてて欲しい。
離してほしくない。
だからほむらちゃんのパジャマの袖だけはしっかり握っていた。
私の思いが伝わったのか
ほむらちゃんが私の髪をなでてくれた。
嬉しくなって、笑みがこぼれた。
420:1
12/03/04 10:10:30.44 o2a1nOQj0
まどか「えへへ」
まどか「お姉ちゃんの手やわらかくて気持ちいい」
まどか「もっと撫でてほしいな…」
頭をゆっくり、ゆっくり丁寧に手がなでていく。
すごく安心する……
ここ数日の不安が嘘みたい。
421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:13:10.54 axJ2rNkk0
紫炎
422:1
12/03/04 10:14:26.41 o2a1nOQj0
ほむら「思っていた以上に、まどかは妹っぽいわね」
まどか「どういうこと?」
ほむら「甘えん坊さんてこと」
まどか「うん…そうだね。自分でもちょっとびっくり」///
まどか「でもほむらちゃんだから…」
まどか「ほむらちゃんだからこんなに甘えたくなるんだよ」
ほむら「あら、どうしてかしら?」
まどか「えへへ、わかんない。」ニコッ
まどか「なんでだろうね?」
まどか「でも、私の中で出会った時から、ほむらちゃんは特別で…」
まどか「さやかちゃんや、仁美ちゃんとも、何か違ったんだ。」
423:1
12/03/04 10:18:31.61 o2a1nOQj0
本当は知っている。
ほむらちゃんが、特別な理由。
でもまだ内緒にしておこう。
あのことを話したら、きっと泣いてしまうに違いない。
今日は笑顔のほむらちゃんを見ていたい。
私はほむらちゃんの手をしっかりと握った。
まどか「えへへ…続けて」
ほむら「うん」
今度は背中をさするように撫でてくれた。
まどか「ふふふ、なんだか猫になったみたい…」
ほむら「確かに」クスクス
まどか「ゴロゴロ♪」
424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:20:51.45 NhgVUPl/0
sien
425:1
12/03/04 10:22:36.13 o2a1nOQj0
今なら何をしても怒られない気がする。
甘えると嫌がるかと思ってたけど、ほむらちゃんはいつも以上に優しくしてくれた。
もっと甘えてみよう。
えい。
ほっぺをすりすりとほむらちゃんに押し付けた。
ほむら「ふふ、くすぐったい…」
まどか「えへへ、ぬくぬくだね」
ほむら「ええ。あったかい…」
426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:25:37.19 NhgVUPl/0
四縁
427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:25:39.06 pQQL3L0I0
支援
428:1
12/03/04 10:26:08.08 o2a1nOQj0
私は眠るまで、ほむらちゃんの手を離さなかった。
ほむらちゃんは、私の意識がなくなるまで頭を撫でてくれた。。
429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:29:22.94 x7AarlFS0
ほむほむ
430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:29:40.80 NhgVUPl/0
紫円
431:1
12/03/04 10:30:27.83 o2a1nOQj0
~あさ~
ぎゅっ……
えへへ
ぬくぬくだよ
まだほむらちゃんが起きてないから、好き放題抱きついている。
もっと、すりすりしたいけど、あんまり動くと起きちゃうかも。
ぐぅ~~~。
お腹へったなぁ。
でも、いいもん。
今はほむらちゃんから離れたくない。
もしほむらちゃんが起きても、離さないんだから。
今日は学校お休みだし、ゆっくり二人で朝寝坊すればいいよね。
432:1
12/03/04 10:34:46.67 o2a1nOQj0
ふふ…
朝から幸せいっぱいだなぁ。
あ、あれれ…
ほむらちゃんの肩に力がはいってる。
もう起きちゃったの?
ま、まあ簡単には起こさせないよ。
寝たふりで押し通す。
……このまま寝たフリしてたら、またなでなでしてくれないかな。
ワクワク。
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:35:00.70 U/S97xfu0
サルの仕組みがわからない
434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:35:50.05 ayJLbBIqO
ほ
435:1
12/03/04 10:39:04.31 o2a1nOQj0
するとほむらちゃんの指先が、私のほっぺをつんつん、と押す。
なんだかくすぐったくて気持ちいい。
私が起きてないか確認しようとしてるみたいだけど…
今はスルーです。
寝たフリ寝たフリ。
そうすれば、諦めてまた寝てくれるかもしれない。
まだほむらちゃんとベッドの中でゆっくりしたいんだもん。
しかし、ほむらちゃんは意地でも起きようとしていた。
ほむらちゃんの手を拘束するように抱きしめていたので、
それを解こうと手を動かす。
でも、そんなことじゃほどけませんよ。
しっかり抱きしめてるもんね。
436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:40:53.76 NhgVUPl/0
歯縁
437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:43:54.85 hl51SPkg0
ほ
438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:48:02.46 6wA0/DAkO
ああ、こないだのSSのまどか視点か
439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:50:21.56 o2a1nOQj0
すると今度はいきなり腰を使って身体を回転し、腕を解こうとしてきた。
私は思わず強く抱きしめ、それを阻止する。
ほむら「って、まどか、あなた起きてるんじゃないの!」
ちぇ、バレちゃった。
ほむら「起きるなら放してちょうだい?」
まどか「……」ブンブン
まどか「まだ寝るの…」
首を振って、そのままほむらちゃんの胸に顔を埋めた。
意地でも起きる気がないことを態度で示してやる。
……もう少しこのままでいようよ。ほむらちゃん。
440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:54:17.13 NhgVUPl/0
紙園
441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:54:30.72 x7AarlFS0
ほむほむ
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:54:38.20 o2a1nOQj0
ほむら「わかったから。あなたは寝てなさい」
ほむら「私はご飯を用意するから」
まどか「……」
ご飯なんていいのに。
そんなことより、ほむらちゃんとゆっくりしたいよ。
はぁっ…と小さなため息が聞こえて、私はすっかり嬉しくなった。
身体の力を緩めると、ほむらちゃんも力をぬいた。
えへへ、諦めてくれたんだ。
ほむらちゃんが、私の顎のあたりを指でくすぐってくれた。
気持ちいい。
もっとやって欲しいことをアピールするために、喉の奥を鳴らした。
まどか「ん~~~」ゴロゴロ
443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:58:26.21 o2a1nOQj0
すると、ほむらちゃんは同じように指を動かす。
こしょこしょ…
まどか「ん~~~」ゴロゴロ
こしょこしょ…
まどか「ん~~~」ゴロゴロ
444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 10:59:08.33 Q3AiDoL40
支援
445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:01:51.04 o2a1nOQj0
次は喉の下。首の部分を撫でてくれた。
なんだかくすぐったかったので、思わず首をふってしまった。
こしょこしょ
まどか「……」フルフル
こしょこしょ
まどか「……」フルフル
446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:04:06.33 NhgVUPl/0
師縁
447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:05:11.68 Cn7A7aE20
4
448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:05:50.98 o2a1nOQj0
さらに今度は、ほむらちゃんの指が首の後ろにさしかかり…
サワッ…
まどか「!?」ビクッ
なに、今の感じ?
ものすごくくすぐったくって、思わず抱きしめていた手を話してしまった。
するとほむらちゃんのからだがコロコロと回転して布団から飛び出していく。
しまった。
すぐに、ほむらちゃんの身体を抑えようと手を伸ばすが、全く届かなかった。
してやったとばかりに、ほむらちゃんは私を見て笑った。
なんだか無性に腹がたった。
449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:09:42.25 o2a1nOQj0
まどか「ずるい!お姉ちゃんっ!!」
ほむら「あら、それは寝たフリしてる誰かさんのことではないかしら?」
まどか「む~~~」プク
まどか「お休みなんだから、もっと寝てればいいじゃん!」
ほむら「ダメよ。休みだからって、なまけていたら身体が動かせなくなるわ」
くそぉ、こまままじゃダメだ。
何かいい方法は……
そうだ。
まどか「もっと、お姉ちゃんと寝てたいな…」///
ほむら「頬を染めても、ダメなものはダメ!」
可愛く言ってもダメか…。
なんだか恥ずかしくなってきたかも。
450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:12:51.32 NhgVUPl/0
思円
451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:13:30.03 o2a1nOQj0
ほむら「まあでもどうしても眠いのなら、あなたは寝てていわよ」
まどか「……ほむらちゃんのバカ…」
そういうことじゃないのに…
わかってて言ってるんだろうか。
もう、意地悪なんだから。
ほむら「起きたなら、着替えて顔洗ってきなさい」
まどか「…ほむらちゃん、ママみたいだよ」ムク
悔しいから、顔を洗ってからほむらちゃんの横をピタピタくっついて歩いてやった。
ご飯を作るのに邪魔だからどきなさいと言われたが、そんなのお構いなしだ。
ほむらちゃんもまんざらではなさそうだったので、よしとしよう。
結局私も朝ごはんを手伝うということで、ずっと一緒にいました。
452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:17:18.18 o2a1nOQj0
ほむら・まどか「いただきます」
まどか「えへへ、お腹すいたからすごくおいしそう」
ほむら「私より早く起きてたみたいだしね…」
まどか「うん。5時には起きてたかな」
ずっとお腹が鳴ってたけれど、気にならなかった。
ほむら「1時間も早いじゃないの!?」
ほむら「言ってくれれば、もっと早くご飯作ったのに…」
まどか「そういうと思ったから起こさなかったんだよ」モグモグ
ほむら「……まったく」///
まどか「たまごおいしいね♪」
453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:20:52.53 NhgVUPl/0
詩宴
454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:22:37.17 o2a1nOQj0
まあいいや。
早く起きたらおきたで、ほむらちゃんと出かける時間が増えるもんね。
ほむら「まどかはお金は大丈夫なのかしら?それによってどこに行くか決めようと思うのだけど」
お金…か。
そういえばこの前、遠出したときにだいぶつかっちゃったな。
まどか「あんまり持ち合わせがないから、出来ればお金がかからない方がいいかな」
ほむら「わかったわ。じゃあ歩いていけるところがいいわね。」
ほむら「まどかはどこか行きたいところはあるかしら?」
うーん
そんなにお金をかけなくて遊べるところか。
455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:24:07.81 MKYxAVUm0
ほむんほむん
456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:25:51.00 A7drOHtC0
まんこ!
457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:25:58.65 tv4hPXdDO
全力支援
458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:26:35.39 x7AarlFS0
ほむほむ
459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:27:20.07 o2a1nOQj0
~公園~
私たちは市民体育館でバトミントンをしてきた。
昔ママに教わったことがあったので、それらしい動きができていたと思う。
まどか「楽しかったね~~♪」
ほむら「ハァ、ハァ……」
ほむらちゃんは、ラケットを握ったのが今回が初めてらしい。
体育の得意なほむらちゃんに、勝てたのは誇らしかった。
負けても負けても勝負を挑んでくるほむらちゃんのおかげで
2時間ずっと動きっぱなしだった。
なんだかつらそうなので、軽く気分を変えてもらおう。
バッグから白いナプキンと箱を取り出した。
まどか「ほむらちゃん、お弁当でも食べて元気出して」
ほむら「うう~~」
460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:28:48.36 NhgVUPl/0
詞艶
461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:31:41.15 o2a1nOQj0
ほむら「」ぱくっ
まどか「ふふふ。はい、お茶もあるよ」
ほむら「ありがとう」ホム…
まどか「ほむらちゃん、自信満々だったから、つい本気になっちゃったよ」
ほむら「あなた結構うまかったけど、正直意外だわ」
まどか「ママが昔バトミントンやってて、教えてもらったんだ」
まどか「懐かしいな……」
ほむら「………」
ママというのは、私の本当のママのこと。
その時の記憶は残っているのに、まだママの顔を思い出せない。
462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:34:31.70 NhgVUPl/0
施園
463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:35:01.51 o2a1nOQj0
再構成されたこの世界で、私のことを覚えていない。
とうに忘れてしまってるだろう。
同じ町で暮らしているママ
これから……他人として生きていくことになるであろう人。
もし、私達が顔を合わせることがあったとしても、きっと気づくことはない。
だけど、私だけは家族のことを忘れないでいようと思う。
たとえつながりが無くなってしまっても、
二度と会えないとしても
私をここまで育て、愛してくれた人たちのことを、忘れられるわけがない。
こんな風にママとの思い出と遊んで……しっかり覚えているんだ。
464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:35:14.82 hBGrxWjo0
結末は前回と変わっていたりする?
465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:39:15.93 o2a1nOQj0
まどか「またやろうね♪」
ほむら「できれば御免こうむりたいわ」
ふふ、ほむらちゃんはもう嫌か。
残念。
-------------------------------
>>464
前回より進んだところまで書いてます。
466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:39:56.47 hBGrxWjo0
>>465
そうなんだ。
467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:44:14.67 o2a1nOQj0
ほむら「そろそろ、行こうかしら?」
まどか「え?もういいの?」
ほむら「ええ。十分休んだわ」
ほむら「さっ」ニギ
まどか「う、うん」
ほむらちゃんが、私の手をつかむ。
どうしたんだろう、なんだか焦っているように見える。
弁当をてきぱきとしまい、早足でほむらちゃんの手にひかれる。
一体どうしたんだろう。
私何かしたかな?
いや、なんだか何かから逃げているみたい。
もしかして、魔獣?
468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:50:02.36 NhgVUPl/0
資炎
469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:51:39.23 G3B9qba9i
URLリンク(i.imgur.com)
470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:51:50.62 o2a1nOQj0
マミさんの話を思い出した。
魔法少女が今戦っている存在。
その気配にほむらちゃんが気づいたのだとしたら…
ほむらちゃんの私を握る手が、急にこわばった。
どうしよう…
私は魔法少女じゃないからほむらちゃんの足でまといにならないようにしなきゃ。
いつでも、走り出せる準備しておいた方がいいよね。
しかし、私の予想は全く違っていた。
ほむらちゃんが逃げようとしていたのは、魔獣なんかではなかったんだ。
「まろか~~~!!」
背後から呂律の回らない、幼い声が公園中響いた。
471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:56:18.71 o2a1nOQj0
その声に反応して、後ろを振り返ると……
一組の親子の姿があった。
小さい男の子と、その手を握る女の人。
まどか「たっくん……」
まどか「………ママ?」
あれ……私…勝手に声が。
もしかして、あの二人が私の家族なんだろうか?
472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:57:24.06 NhgVUPl/0
し・・・・・・えん
473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 11:58:32.72 coS13ie40
地文入れるのがきもい
さらにその地文がきもい
文才無いからさっさと死ねくず
474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:00:26.02 JYt6UMWj0
進んだ所まであるのか…期待しえん
475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:01:58.35 o2a1nOQj0
嬉しくなって、二人のところに思わず走り出しそうになった。
でも、ママと目があった瞬間、私は足元が凍りついた。
ママは、喜ぶでも、悲しむでもなく、ただ呆然とこちらを見ているだけなのだから。
そっか……ママは私のことをもう覚えてないんだっけ。
ほむらちゃんの手が緩んだ。
知ってたんだ。
私が、家族から忘れられていることを。
だから、私の手を引いて……
タツヤ「まろか、まろか~~」
詢子「お、おい…タツヤ」
ママが、たっくんに引っ張られてこっちへやって来る。
476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:03:50.71 tv4hPXdDO
試演
477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:05:18.97 o2a1nOQj0
嫌だ……
そんな経験したくない。
私は覚えているのに、ママたちは忘れてるなんて。
身体がぶるぶる震えた。
思わずほむらちゃんの方を見た。
行こうよ!
無言で訴えかける。
足が震えて動けない。
私を連れ出して。
早く……ママたちが来る前に早く。
478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:07:07.88 NhgVUPl/0
しえん
479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:07:48.80 WA5GO7Ft0
追いついた
>>1がんばれ
480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:08:45.79 o2a1nOQj0
ほむらちゃんは、私の手を握り返してくれた。
そして、自分に言い聞かせるように彼女は言った。
ほむら「大丈夫よ、まどか」
私の目じっと見る。
ほむら「そう簡単に人は何もかも忘れることなんてできないのだから…」
481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:12:25.40 o2a1nOQj0
そう言うと、ほむらちゃんはこちらへやってきたママに向かって挨拶をした。
ほむら「こんにちは、この前はコーヒーありがとうございました。」
詢子「お、おう…」
タツヤ「まろか~~!」
たっくんが私に手を伸ばしてきた。
あれ…たっくん?
私のこと……
まどか「……たっくん」
詢子「!?」
482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:16:45.57 o2a1nOQj0
ほむら「これがこの前、話したまどかです。」
詢子「この子が…」
この前?
ほむらちゃんは、ママに会っていたの?
ほむらちゃんの方を見たが、何も言わずただ黙ったままだった。
視線の行き先がなく、私はママを見るしかなかった。
まどか「う…」
まどか「初めまして…」
詢子「あ、ああ…初めまして」
483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:20:13.99 NhgVUPl/0
SHIEN
484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:21:08.14 o2a1nOQj0
やっぱり、ママは私のこと覚えてないんだね。
わかっていたことだけど……
早くこの場から立ち去りたい衝動に駆られた。
詢子「タツヤとは、知り合いなのかい?」
まどか「え、えと…その……」
たっくんは、なぜか私のことを覚えているようだった。
どうして忘れなかったんだろう…
485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:23:45.59 NhgVUPl/0
市園
486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:24:43.95 o2a1nOQj0
詢子「多分、そっちの子と一緒に遊んでくれたんじゃないのか?」
まどか「そ、そんな感じです」
詢子「そう。ありがとな……」
詢子「…いや」
ママは、右手を額にあてながら頭を左右に振った。
詢子「いやいや、そうじゃないんだ、そうじゃ。」
まどか「え?」
詢子「アンタ、アタシとタツヤとアタシの旦那と……4人で……」
まどか「え、え?」
詢子「えと…、んと…」
詢子「くぅ~~~~~、なんか、ここまで出かかってんのに…ああああ、わかんねえぇえええええ」
詢子「苛々するぅうううう~~~!!!」
487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:28:33.12 uA9KOKfv0
し
488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:30:31.91 o2a1nOQj0
私は思わず笑ってしまった。
いつもクールでカッコイイ、ママがこんなに感情を表にだすものだから。
その光景が、昔と変わらないものだったから。
それに釣られるように、ママも私を見て笑った。
懐かしいね……ママ。
ママも覚えててくれたんだね、私のこと。
こんな風に笑い合って、まるで友達みたいな仲だったんだよ、私達。
489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:32:46.93 hBGrxWjo0
まどかの視点だと、とても切なくなるな…
490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:32:58.82 /ts+uFmu0
おいついた
しえん
491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:33:58.41 o2a1nOQj0
詢子「うっしっししし…そうそう。こんな感じ。こんな感じ。アンタとはこんな感じの仲だったんだよ」
詢子「なんだろうな。全然思い出せねぇけど、ゴメンな。」
まどか「ふふふ、いいよ。いいよ。私も同じだから……」クスクス
詢子「うそつけ、アンタ、私の顔見て、ギクッってなってたじゃんよ!」
まどか「えへへ、そうだったかな。」
詢子「まあでも、アンタが初めましてってんなら、そうなんだろうな。」
まどか「うん。間違いないよ。」ニコッ
ごめんね、ママ。
私は選んだんだ。
自分がやるべきこと。
私にしかできないこと。
それを見つけたから、今ここにいるんだ。
だから、見守ってて欲しいんだ。
私のことを。ずっと、ずっと。
492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:36:56.78 NhgVUPl/0
し え ん
493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:37:24.93 o2a1nOQj0
詢子「そうかい…」
詢子「でもタツヤと遊んでくれたんなら、今度ゆっくり礼がしたいね」
詢子「暇な時に、二人でうちに遊びに来な!最近は土曜なら休みが取れるから。」
まどか「わかったよ」
ほむら「ありがとうございます」
詢子「ふふふ、楽しみにしてるよ。じゃあ、またな」
詢子「あっそうそう、いい忘れてた。」
詢子「そのリボン、似合ってるよ。あげた奴は、超いいセンスしてるな」
まどか「………」
ばか……。
494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:38:27.22 tv4hPXdDO
いいなーこういうの
支援するだよー
495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:46:03.55 DFsqEEXN0
記憶から消される事を「思い出の外側」って言ってたワールドエンブリオを思い出させるなあ
496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:47:51.69 2FtkNAkV0
これが終わったらもう一個の方を探すか
ほむ
497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:50:14.84 o2a1nOQj0
ママは笑いながら、たっくんと一緒に歩いていった。
たっくんに向かって、手をふっていた。
ばいばい。
まどか「ふふ…自分で自分のこと褒めちゃって…」
まどか「バカみたいだよね、ホント」ウル
涙がコンクリートに落ちる。
まどか「うう…」
ほむらちゃんは何も言わず、私を支えてくれた。
498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 12:55:14.61 o2a1nOQj0
まどか「覚えてて…」
まどか「覚えててくれたんだ…」
まどか「ママも……たっくんも……私のことを……」
ほむら「うん……」
まどか「もう、いないのに…」
まどか「本当の私は、もうどこにもいないのに…」
まどか「ううううう」
まどか「うううああああああああああああぁぁぁ」
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12/03/04 12:59:36.23 5ieW6xba0
まどまど
500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:03:13.99 NhgVUPl/0
しえーん
501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:07:26.25 o2a1nOQj0
私は絆の重さを知った。
ほむらちゃんが、私を忘れなかったのもきっと…
何もかもが変わってしまったこの世界で
私の大切なものは、何も変わっていなかった。
それがわかっただけで、今日は満足だった。
502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:10:12.62 A7drOHtC0
絆の語源って、罪人や家畜を縛る綱なんだってね
503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:11:17.10 /ts+uFmu0
>>502
知りたく無かったよ…素敵な情報をどうもありがとう…
504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:12:41.43 o2a1nOQj0
ほむらちゃんはママのことを知ってたんだ。
しかも本当はママが覚えていることを確信しているようだった。
もしかして、ほむらちゃんは全て知っているだろうか?
私がここにいる理由も、過去の願いも……
ほむら「ありがとう、まどか」
ほむら「私はもう二度と家族に会うつもりはなかったけれど」
ほむら「あなたを見ていたら、少し考えが変わったわ」
まどか「……」
家族に会いに行くんだ。
ほむらちゃんも、私以外に大切な人がいるんだもんね。
がんばってね。
でもどうしてだろう。
ほむらちゃん、ちょっと寂しそうに見える…
505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:14:29.98 CESA5vnR0
>>502
貴様……知りとうなかったぜよ……
506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:16:33.61 o2a1nOQj0
~ほむホーム 夜~
今夜も有無を言わさずほむらちゃんの布団に入っていた。
ほむら「やっぱり、一緒に寝るのね。」
まどか「何を今さら」エヘッ
今夜もぬくぬくだね。
ほむらちゃんを抱きしめようと思った、その時だった。
ほむら「ねぇ…」
ほむら「いいの?」
507:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:17:40.15 NhgVUPl/0
しえん?
508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:19:41.38 x7AarlFS0
ほむほむ
509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:20:32.69 o2a1nOQj0
まどか「何が?」
ほむら「こんな時に過ごすのが、私なんかでいいの?」
ほむら「あなたは家族を選ぶこともできるのよ」
ほむら「私は……きっともう……大丈夫だから」
なんかほむらちゃん、勘違いしてる?
その言い方はまるで、もうすぐ私とほむらちゃんが一緒にいられなくなるみたい。
まどか「私は選んだんだよ。」
まどか「家族を」
まどか「本当に、私を必要としてくれる人を…」
まどか「そのために私はここにいるんだもの…」
まどか「だから…」
まどか「ずっと一緒だよ、ほむらちゃん」
510:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:20:54.48 NhgVUPl/0
しえん!
511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/03/04 13:24:28.97 o2a1nOQj0
グスッ…
ほむら「嘘よ…だって、あなたは……」
ほむらちゃん私が消えると思ってるんだ。
マミさんが言ってた、ほむらちゃんが私の調査をしなかった理由もそこにあるのかもしれない。
全てを知ったら、私がいなくなってしまうって。
まどか「嘘なんかじゃないよ」
まどか「約束したよね?ずっと一緒にいるって」
まどか「私を夢や幻にしないで…」
まどか「私はたしかにここにいて。それはこれからもずっと同じで…」
まどか「ほむらちゃんが寂しくならないように、隣にいつづけるんだ」
まどか「それが、私の居場所だから」