ひな「ひなだお・・・なんで殴うの・・?おえぇ・・」at NEWS4VIP
ひな「ひなだお・・・なんで殴うの・・?おえぇ・・」 - 暇つぶし2ch300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:41:44.79 bSkF+E4N0
ひなをぶーんに変換

301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:41:52.97 XYBv/Y4D0
ちょっと面白そうだからアニメを見てみようかって気になった

302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:43:58.19 41XSnEAS0
もうこうなることを前提に作られたキャラとしか思えなくなってきた・・・

303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:48:08.53 ATXDI9xQO
ひな「おいたんやめちくり~」

304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:49:58.63 FNxGwVL+0


305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:52:16.86 K5FJqhsp0
美羽「ひなは、本当に優しい子だから」

美羽「いつも自分を気遣って部屋の隅へ、隅の方へと行こうとするおじさんの姿を、ずっと、そんな風に思いながら見守ってたんです」

おいたん「そんな……」

美羽「おじさんが帰ってくる前とかにも、寝言で『おいたん、ごめんね』―って」

おいたん「俺は……ひなちゃんにまた辛い思いを……ひなちゃんは、これっぽっちも悪くないのに」

美羽「もう、おじさんっ?」

おいたん「は、はいっ」

美羽「せっかくひなが一生懸命笑ってくれてるのに、今度はおじさんが幽霊みたいな顔してどうするんですか! 本当に顔色まで青いですよ!?」

おいたん「いや、ははは」

美羽「……笑っていましょう」

おいたん「美羽ちゃん」

美羽「そうしたら、きっと、またいつも通りに戻れますよね」

おいたん「そうだね、そうなるといい……いや、絶対に、そうなるよ」

美羽「また、みんなでルナルナセブンごっこしましょう……したいです」ソッ

おいたん「……うん」ギュ


306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:54:00.68 K36ZXibS0
美羽たんマジ天使

307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:55:18.44 xIanuSt90
おいたんだぉ!

308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:56:10.33 PBL6dxRc0
喋り方がキモすぎる

309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:06:52.51 K5FJqhsp0
――

おいたん(そっと握った美羽ちゃんの手は、震えていた)

おいたん(どんなに強く願っても、本当にどうなるのかは分からない。それが分かっているからなんだと思う)

おいたん(俺がそうだったから、それがよく分かった)

おいたん(それでも、あんなに小さな身体で、一生懸命に願って、耐えてくれていたんだ)

おいたん(ひなちゃん自身も、懸命に元も関係に戻ってくれようと、努力してくれているのが痛いほどに分かった)

おいたん(少しずつでも、前進しているんだと。全員が信じていたし、そう思うより他はなかった)

おいたん(それでも……)

310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:14:00.65 K5FJqhsp0
――

またある日・アパート・食卓

仁村「おいおい瀬川クーンっ? アレがないよもうーっ? アレ取ってきてくれたまえー?」

おいたん「はいはい醤油ね……っと」

莱香「自分で取りにいけばいい」

空「私もそう思いますっ……! その、そういうのって、ふっ、夫婦のやり取りって言うか―男の人同士はよくないと思いますがっ!」

おいたん「いいよもう……立っちゃったし―って、あいてー!!」

ガツン!
ガランガラン!

ひな「!」

おいたん「~~~~~~~~ッ」ゴロンゴロン

仁村「おお、小指直撃か!?」

美羽「うわぁ」

311:うわああああ!! 精子 STG
12/02/17 18:15:00.90 Eq61OQAB0
             `゙'''ー ..,_         `゙''ー ,,,>.._,.. ,,,.゙"     .''-、    ヽ   .l   .!  r ̄ 、/    /
            - ..,,_"''― ..,,,_、 ゛..,,,_           `゙'''`-..,゛ rー      `'-、  \       / 、,〃  //
           、 .`゙゙'''~      `゙゙''''― ..,,,_.     {   ミ      `'-、 \(^o^ )/   うわああああああああああああああ!!!!!!!!!!.
               `゙゙゙'"  __  r'"⌒'- ..,,.    ´゙"''―`''' ー= .`゙''ー ,,、  `'-│  │′   ″ /   //
'-、,      . _,゙,゙ ゙̄""         !   .`゙'ミ 、 .¬―--   ___        │  │
  `゙"──'               ゙'-- ―¬           ____       │  │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ⊂ω )       : ー ..,,_.
            ,, -―ー- .              /  .゙│ : ー''''"゙,゙.. ー'''',゙./   /  \        、,    .`゙'''ー
          /        ゙̄二ニ--、   : _,,,.. -ー''''  ゙ー- .″ .‐''"´ ,.. -''″   /     \  \
       .l゙         二ニ-- ‘´    _,,.. -ー     _..-‐'″ .,..ー _/     .i′ ! .l,   、 \
       .l             'ニ―' ._,,.. -‐'''"゛     ,,, -'"゛.,..  ,/´ /    ,   .l゙  | ヽヽ ヽ  `-、
... --ー'''^゙´ .ヽ          _;;jjl″       ._,,, ._..-''"゛._.. ‐'´ ., / .../    ../    . l  ! .! .ヽヽ ヽ  .`'-,
        . ゙'ー ..,,..  .'“´       ,,‐'"  .''彡….‐'″ ,/゛ . ,/   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
   ._,,,.. -‐''"                _,, ‐l゙   ._ /   ,..-'´  _、./   〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´
''''"´                 ,,, -''"  ._.ゝ__ r'"  .,..‐″  .〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''" l, .ヽ  \
             ,,, -''″  _..-'"゛    ,/゛   ., ‐l゙ ゝ `く/ /  〉 /  ∧_,. r ''". !   ..l .ヽ \
         _,, -'"゛   ._..-'"゛     .,..-'゛   _,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二>│  !     .ヽ ヽ\
     ._..-‐'″   ._..-'"゛      .,..‐" ,.._,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} + |    .'i    ヽ  \
. _,, -'"゛    _.. ‐'″         ,..-'゛.,..‐ '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'  /  /  ゙.!  |   i l.l 、  .ヽ  ヽ
     ._..-'"゛        _/´., ‐'´   " / .,,‐   /;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  廴__ノ  |  ! !..l !、    ヽ
 ._.. ‐'″        ,..-'´  ./       ゛ .,i'゙,./  ./   / ./ .゙./,i/  /  /   i   .!  .|   ゙!.l   l,
'"           _. _/゛    l           ,ノン ./   ./  !    .;l′ .i′  !   .l   .|  l   /    ヽ
  _.. -''"゙_..-'″  .,..      .l           〃゛     ./   ヽ__./   ./   /   .}   :!   `--"
.''″ ,..-'´   ,..-'" .,,  : ,/ .ヽ、     ,./      ,ノ゛      ./    l   !   ,!   !    .l  lL 、
      ...-'″ . /  -"    .、゙''―ー''゙゛./    /      .r  ,i",ノ .l゙   !   .!   .|  i i l l ! .l
        ,/゛ /    .,/     . /     ./    , ‐ ,i′./ ./ .,″  /    l   │ .l .! ゝ .ゝ l、
          ´  ./    ./      /    /    ,/  ./  / ./ / .、  /   │   .|  | ."     "ヽ
           //  ./      /    . /   : ,/"      ゛/ ./ l .i . l    |    l .l         !
        /  ,/         /     ./   : /           " / / .! l    ,!    | 

312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:15:13.57 K5FJqhsp0
空「お、お兄ちゃん」

ひな「……」ガタガタ

莱香「無理もない。こんな狭い部屋に6人でテーブル囲んでる。それは脚もぶつかる」

仁村「まあ、一人暮らしでも鉄板の鬼門だよな。テーブルの四つ足は」

ひな「いあぁ……」ガタガタ

空「ひな?」


313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:15:16.87 Eq61OQAB0
誤爆った

314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:15:45.63 K5FJqhsp0
ひな「い、い、いぁああああああッッ!!」

おいたん「あ……」

美羽「ひな!」ガバ!

空「ほら、大丈夫……大丈夫だから、ね?」ギュウ

ひな「ぱ、パパァ……ママァ!」ガタガタ

空「!!」

美羽「!」

ひな「ママァ……!」

空「……」ギュゥ!

美羽「……っ」プルプル

おいたん「あ……あ」

仁村「……」

莱香「……」

315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:19:07.20 FNxGwVL+0


316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:20:51.43 meJSusgh0
SSスレがVIPを駄目にしている一番の原因
SSスレにいる奴のほとんどがニコ厨、新参

317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:23:02.79 K5FJqhsp0
――


おいたん(そのひなちゃんの、胸が張り裂けそうになる叫び声を聞いて、初めて分かった)

おいたん(ひなちゃんは、ただ怖いから泣いているんじゃなかった)

おいたん(空ちゃんたちや、俺や……本当は一緒にいたい人たちと自然に接することができなくなってしまったこと)

おいたん(そのことを必死にどうにかしようとしているのに、どうしようもないこと)

おいたん(そのことが悔しくて、悲しくて、でもまだ小さいからそれがどういう気持ちなのかも分からなくて、パニックになってしまっている……)

おいたん(きっと、そんな泣き声だった)


318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:24:54.16 K5FJqhsp0
――

空「ねぇ……なんでだろう」

美羽「うん」

空「お兄ちゃんはただ、私たちを一緒にいさせてくれるために、一生懸命になってくれてただけなのに」

美羽「うん」

空「ひなは、ちゃんと分かってる。ちゃんとお兄ちゃんとも自分は一緒にいたいんだって。そのために一生懸命がんばってる」

ひな「すぅ……すぅ……」

美羽「うん」



319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:25:18.66 K5FJqhsp0
空「ひなは、ちゃんと分かってた。事故のことは知らなくても、3人で協力しあっていかなくちゃいけないって。ひなはちゃんとがんばってた」

美羽「うん」

空「私たち、だって」

美羽「う、ん」

空「誰も、悪くないのに……」

空「どうして、悪いことばっかり起こるんだろう」

美羽「うん……」

空「どうすればいいんだろう……」

美羽「……」


320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:29:43.76 ndGKwU9S0
おいたん、しぇんだぉ

321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:30:19.76 z0J5+ux30
なんで伸びてんだよ

322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:39:28.05 K5FJqhsp0
空「誰か、教えてよ……誰も何も悪くないなら、どうすればいいのよ……!」

美羽「……」ポロポロ

――


仁村「俺たちも、甘かったっすかねぇ……」

莱香「そうかも」

佐古「だから言っただろう。エンジェルの扱いはこの俺に任せておけとあれほど」

仁村「つーか、無責任だった!」

莱香「そうかも。心は難しい」

仁村「やっぱこういうのって、よくある、時間が解決してくれるってやつに頼らないと……ダメ、なんスかね?」

佐古「だから言っただろう。エンジェルの扱いはこの俺に任せておけとあれほど」

莱香「それはダメ」

佐古「ワッツ!?」


323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:40:31.56 K5FJqhsp0
莱香「ダメ……そう長い時間を置いたら、後悔することになる。いろいろな意味で」

仁村「それって、どういう」

佐古「その通り。私ではダメな理由を3行で述べよ。ワッツ、イズ、ディス?」

莱香「……3万回で答える」スッ

佐古「アオゥッ! ワウッ! woo!!」バッシーンバシーンバー

仁村「……!」ゴクリ


324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:43:38.42 CcdiJCEG0
まだ残ってたのかwww

325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:51:45.26 zdNGEtq80
いいからとっととボコれよ

326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:54:05.04 K5FJqhsp0
――

おいたん(時間が)

おいたん(時間が必要なのかもしれない)

おいたん(今のままでは、本当に生活も成り立たなくなりそうだ)

おいたん(ひなちゃんの一番最初の救急車の料金。その後のカウンセリングの通院代や、薬の料金)

おいたん(初期で使ってしまった大きな生活費)

おいたん(いや、もう、今月は公共料金の支払いのどれかを抜かさないと……それでようやくギリギリ赤字だということが、分かってしまっている)

おいたん(だから、日雇いのバイトはさらに増やす必要がある)

おいたん(でもその生活も、どれだけ持つだろうか。一ヶ月先、二ヶ月先……空ちゃんたちの学校が始まってから、その先も、ずっと―)

327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:54:48.14 K5FJqhsp0
おいたん(そう、学校)

おいたん(ひなちゃんの保育園も始まれば、ひなちゃんのことは否が応にも話さなくちゃならない。それは、あっという間に親戚中に知れ渡る)

おいたん(そうなれば、もう、彼女たちは俺の部屋にはいられない)

おいたん(ひなちゃんは、きっと地方の静かな地域で、大きな病院がある傍に引き取られる。入院もするかもしれない)

おいたん(そしたら、空ちゃんたちとは一緒にはいられない。空ちゃんたちも、負担は、ふたり分よりはひとりずつ……そんな風に、どこかの家に別々に引き取られていく。今なら分かる。それが当たり前なんだ)

おいたん(だから、学校が始まった先も―なんて時間は、存在しないんだ)

おいたん(……『それ』でも)

おいたん(時間が必要なのかもしれない)

おいたん(『それ』も含めた―1月や2月なんてもんじゃない、もっともっと大きな時間が)

おいたん(空ちゃんたちの、ために)

328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:59:01.85 Jwn5oUPW0
支援

329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:07:39.61 nwXI5hLB0
続き過ぎだろwwwwww

330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:09:24.75 iAcfPhwu0
これでおいたんストレスマックスでひなに当たりだしたら作者マジで尊敬する

331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:11:38.56 7GYVvvXd0
そういうのはけっこうです

332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:14:25.02 K5FJqhsp0
――

pirr! pirr! pirr!

おいたん「……」ピッ、ポチポチポチ

よし子『件名:あれから
    本文:どうしていますか? 大丈夫ですか? 電話にも出てください。
       今度、様子を見にそちらに行こうと思っています。お返事待ってます。』

おいたん「……」

おいたん「……」

おいたん「……」


333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:18:06.68 uujbPlsk0
何でまだ残ってんだよwwwwwwwwwww

334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:18:07.40 Jwn5oUPW0
おいたん!おいたん!

335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:22:01.64 nwXI5hLB0
けいおん!

336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:26:22.51 K5FJqhsp0
――

莱香「ハァハァ……」

佐古「ドュフフドュフフwww」ビクンビクン

仁村(さすがの先輩も息が切れた……)ダラダラ

佐古「小学生より上には興味ないはずなのにぃ……こんなのおかしいよ絶対おかしいよぉ……ドュフフwww」ピラリ

莱香「……?」

仁村「ああ……それ。なんか、知り合いの知り合いの知り合いからもらったって言ってましたよ。急に予定が入っちゃって無駄になったとかなんとかで」

佐古「ウェヒヒwww」アヘアヘ

莱香「……これ、私にくれなさい」ピラ

佐古「おかしいよぉwww……」ダブルピース


337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:39:32.47 K5FJqhsp0
――


空(あれから)

空(結局、特別何かが変わることもなかった)

仁村「今日も」

莱香「来た」

ひな「りぃかー、こんばんゅ!」

空(相変わらず莱香さんと仁村さんも毎日来てくれるし、ひなもよくなついてる)

ひな「おいたんおひょうゆとってくゆ……?」ンションショ

おいたん「……ありがとう」ニコ

338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:46:43.90 iAcfPhwu0


339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:51:51.58 K5FJqhsp0
空(ひな自身も、変わらずお兄ちゃんとの距離を埋めようとがんばってる)

美羽「私さー。お刺身についてくるこの、ペンペン草みたいな薬味好きだなぁー!」

仁村「ペンペン草て」

空「もう、恥ずかしいからそういうのやめてよっ」

空(私たちも、明るく振舞っている……)

莱香「じゃぁ、今日は私が食器を片付けるから。いくよ」

仁村「わん」

おいたん「あ! お、俺も……」

キッチン<カチャカチャ

美羽「ねえ……おじさん、なんだか元気なくない?」

空「うん……」

美羽「……なにかあったのかな?」

空「たぶん時間がないからだと、思う」

美羽「え」


340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:56:51.71 Jwn5oUPW0


341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:02:48.49 k4kL4PS00
どうしてこうなった

342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:03:14.58 K5FJqhsp0
空「この前ね、聞いちゃったんだ……お兄ちゃんが、ベランダで電話してるの」

空「おばさんがね、今度、こっちに様子を見に来るんだって」

美羽「え……」

空「それと、今の私たちの現状がどうなのか、すごくしつこく聞かれてたみたい」

美羽「ど、どどどどどどど」

空「……ど?」

美羽「それで、なんて!?」

空「どはどこ行ったのよ……」

美羽「そんなことより、はよぅ!」

空「ううん。その場ではなんとかごまかせてたみたい……っていうか、はっきりした返事をまったくしなかっただけみたいだったけど」

美羽「そ、それならひなのことはまだ分からないよね!?」

343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:04:21.56 K5FJqhsp0
空「うん……」

美羽「ほっ」

空「同じことでしょ……おばさんが来たら、隠せっこないんだから」

美羽「そ、そそそそそそそ、どうしよう!?」

空「だからそのそは」

美羽「そんな、どうしよう!? って言おうと思ったんだもん! どうしよう!?」

空「どうしようも……ないよ」

美羽「……」

空「美羽だって分かるでしょ……」

美羽「……」クスン

344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:10:50.68 lT+zWRfV0
全く見てないけどまだ続いてんだ

345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:19:06.99 K5FJqhsp0
――


おいたん「ひ、ひなちゃん、その……あ、アイスだけど……食べる?」

ひな「ぅ、ぅぅ……うん!」

おいたん「!」パァァ

TV「サテンサン!」

空「」ボー

美羽「」ホケー

仁村「……ねえ、空ちゃん、美羽ちゃん」

TV「ウイハルー!」

仁村「なんか祐太のやつ、最近妙に、こう……やわらかいと思わない?」

空「そーですかー?」

美羽「ねー……」


346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:20:12.89 o199iI4N0
よかった残ってた

347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:20:30.50 iAcfPhwu0


348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:27:12.63 K5FJqhsp0
莱香「私にもそう見える」

空「そうですよねー」

美羽「ねー……」

莱香「……」

仁村「……」

仁村「なんていうのかさ、こう……達観してるっていうのか」

莱香「怖いものがなくなっちゃったような」

美羽「ねー……」

空「きっと……」

空「きっと、最後の団欒になるから」

ガタ


349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:35:33.01 K5FJqhsp0
仁村「あ……」

莱香「祐太」

おいたん「空ちゃん……知って」

空「……ごめんなさいっ。電話で話してるの、勝手に聞いちゃったのっ」

おいたん「そっか……こちらこそごめん。切り出そうと思っても、切り出せなくて」

莱香「それは本当?」

おいたん「はい……」

莱香「親戚の人には、このことはもう?」

おいたん「それは、まだ」

空「だから、その時が来ちゃったら、ばれちゃいます」

美羽「そしたら私たち、もう……」シュン

仁村「そんな」

ひな「?……?」キョロキョロ

350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:42:43.96 Jwn5oUPW0
支援

351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:43:52.80 ptH0pn1E0
しかしこのペースを即興でよく書けるな

352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:47:01.90 HL97g8Sv0
支援

353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:47:46.66 o199iI4N0
|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ




| ミ  ピャッ!
|    ④

354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:54:03.15 0fiupf6D0
ひな「おいたんやめちくり~(挑発)」

355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:03:40.38 je9Z4iXKO
しえ

356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:05:00.30 Jn2wHLn00
なんだ虐待マジキチスレじゃないのな?

357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:06:25.30 K5FJqhsp0
おいたん「できれば来月……今はまずいから、せめて夏休みが終わったらってお願いしたんですけど。それも、理由を聞かれてしまって」

仁村「ああ……向こうももう、待つがないみたいだな、それは」

莱香「今ではマズい理由は。話したの」

おいたん「それもまだ……言えるはずがないですし」

莱香「その人が来るのはいつ?」

おいたん「今度の日曜……」

仁村「早いなっ!」

莱香「……」

仁村「先輩?」

莱香「あまり意味がないかもしれないけど、考えがある。祐太、携帯貸して」

おいたん「え」

莱香「スマホ。なんでもいい。その人には私から『事情を説明』するから」



358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:07:22.88 K5FJqhsp0
――

ザザーン

おいたん「で」

美羽「いきなり」

<オホゥツイニエンジェルコウリン……ウボェア
<ズボン! ブハッナニヲ

空「お、お、お」

<ザッザッザッ
<アバババババァ

空「沖縄~~~~!?」

ひな「わぁ!」キラキラ

仁村「っ~~~~きぃいいいいいいいたあああああああああああああ~~~~~~~!!!!」


359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:08:24.95 K5FJqhsp0
仁村「青い海! 青い空! そして青い海! 真夏のギラギラ照りつけた太陽とどこまでも澄んだ美しい景色によってより前衛的に攻撃的に開放されたドSカワイコチャンとの出会いが、今、ここで!!」

莱香「そう」

仁村「やっぱりすか!? フッフウウウウウウウウ!」

莱香「……そう、沖縄」

仁村「沖縄フウウウウウウウウウウウウウウ!」

おいたん「先輩……どうしてまだ運動もしてないのに、汗ばんでるんですか(え、エロイ……)」

莱香「運動なら今しがたしてきた……そう。軽い準備運動」ユッサ

仁村「先輩はな、今までお前んちに行く前に毎日かならず、一日たりとてそれを欠かさなかったんだぞ!」

莱香「チケットが欲しいなら絶対に自分も行くと聞かなかったから、仕方なく。今回は厳重に封印してきた」

おいたん「……は、はぁ?」


360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:15:23.51 K5FJqhsp0
莱香「もう〝いないもの〟と同じことだから、気にしても仕方のないこと」プルン

おいたん「ゴクリ……わ、分かりました」

空「……」ムッスゥ

仁村「それよりも見ろよユゥッタァ。北西二時の方角。あれはなかなかの粒ぞろいだぜ」

おいたん「……ゴクリ!」

仁村「巨乳から美乳、ロリ貧乳まで揃えてるとは、なかなか豪勢な連中じゃねえか、うんん? なあユッタン?」

空「ジトォ……ッ!!」プルーン

美羽「まあまあお姉ちゃん」ペターン

仁村「何してんだろうなぁあれ……映画撮影だな! うへへ。水着で映画撮影かぁ、いいなぁ」

おいたん「ええ……水着ならグラビア撮影かなにかだろ?」

仁村「ばかだなお前は。お前は本当にそういうところ見る目がないんだよお前は」

仁村「よく見ろ」


361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:16:52.47 K5FJqhsp0
仁村「巨乳の彼女が持ってるレフ板はどう見ても手作りだし」

仁村「何よりも、グラビア撮影なら女の子はまだしも、撮影者までがどう見ても高校生くらいなのはおかしい」

仁村「これがどういうことか、分かるか、祐太?」

おいたん「いや……?」

仁村「つまり! 相手がオール高校生なら、こっち側は対等……それ以上の立場から声をかけることができるってこった!」

仁村「特に寝そべってるちっさい子。ありゃあ極上のSだぜぇ。……あの小さくてキュートなバディに、いったいどれだけのパワーを詰め込んでいるんだうへへ」

おいたん「ちょっと前から言おうと思ってたけどお前どんどん変になってきてるぞ。大丈夫か?」

仁村「大丈夫だ問題ない(キリッ。それじゃあ、俺は往くぜ」

おいたん「あっ、おい! いきなり声かけても失礼だろ……って、先輩?? なんで止めるんです?」

莱香「心配ない。見てて」

362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:26:22.98 uueGDb9r0
おい続きは

363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:34:44.80 K5FJqhsp0
仁村「スタスタ」

<キャーウミチャーン

仁村「……」ビタァッ……!

<ジトー
<ドロドロドロ……!

仁村「クルッ」スタスタスタ

おいたん「あ戻ってくる」

美羽「しかもドヤ顔でですよ」

仁村「ふっ……」

仁村「この俺の三角関係レーダーもまだまだ現役のようだ。無駄な損害を回避することができた」クイ

おいたん「お前メガネしてないだろ……」

美羽「壊れちゃったんでしょうか」

莱香「だから言った。心配ない」

おいたん「いや心配ですが……」


364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:45:23.20 K5FJqhsp0
仁村「……む」キュピン

美羽「な、なんです?」

仁村「美羽ちゃん、その水着……いいね……!」

美羽「そ、そうですか?」テレッ

仁村「うん……うん……!
    シンプルなデザインながらもオレンジ色を基調に据えた生地を選んだことにより、
    元気のよさを感じさせて、背伸びしすぎず、かといって幼稚すぎることもない。まだ小さな胸のふくらみも
    無駄にごまかすことなく、しっかりと強調し、美羽ちゃんくらいの年代の女の子の可愛らしさを最大限に引き出す最高の着こなしになっているよ!
    そしてなによりもスタイルがバツグンだ。大きければなんでもいいというものではない……すべては、黄金の持つべきバランスなのだよ」

おいたん「お前怖いんだが……」

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:47:00.73 nGQ/zJ5n0
まだやってんのか

366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:59:30.22 ptH0pn1E0


367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:05:21.77 K5FJqhsp0
仁村「なにを言う」

仁村「俺はしっかりとした科学的論拠からものを言っている」

仁村「人体の曲線美をもっとも引き立てるのは、三角形なんだ」

仁村「スーツなどのビジネス・エレガントスタイルもそうだ。
   襟部分、肩部分、腰のくびれ部分、さらにワイシャツも同じく、
   プラス、ネクタイ……これらはすべて三角形で構成されている。
   三角形のつながりが新たな三角形を切り出し、最終的に人間の形をより美しく見せているんだ」

仁村「美羽ちゃんを今一度よく見ろ」


368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:07:57.60 K5FJqhsp0
仁村「まず元の素体となる美羽ちゃんの肉体そのもの。
   くいっとひきしまった腰から上下に広がり、下はきれいな逆台形の股下から
   すらりとした二本の脚につながり、上は余計な肉がほとんどついていないかといって
   痩せぎすすぎてない、目を凝らせば分かる程度にうっすらと肋骨が浮かび上がった稜線を、
   キリッと登り、やはり控えめだがメリハリのはっきりとついた両肩へと繋がり、細い腕へとストンと下りる。もちろん、始めに述べた腰も極めて美しい三角形だ」

仁村「続いて水着だ」

仁村「ここまで言及したくだりに至っては
   聡明なる諸君にとっては蛇足も甚だしいことであろうが、
   まずはビキニの股下! これ……! ただのビキニとあなどるのは簡単だが、
   そうではない。隠しすぎず、かつ際どすぎずなベストな布面積を充てることで
   美羽ちゃんの元から良い股のラインを、グッと強調しているそう二枚の半透明の紙に書いた線を重
   より強い線を生み出すようにだ。かと思いきや後ろを振り返ってみれば、なんと。まだまだ豊満と言えるほどではないにしろ、
   溢れんばかりの若さが生み出した弾力の肌のみずみずしいお尻のふくらみが、キュッと締め上げられてかわいらしく零れ落ちそうになっているではないか」

仁村「次は胸だ……ひざまづけいのちごいブプェアッ!」ズッサア!

莱香「そろそろ美羽ちゃんが怖がってる」

美羽「怖いっていうか恥ずかしいっていうかその、全身裸にされて見られてるみたいで……///」モジモジ


369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:16:58.87 XYBv/Y4D0
しえん

370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:19:38.26 Yt+5ennd0
しえんだおwwww

371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:27:58.20 K5FJqhsp0
美羽「お、おじさんは……」チラ

おいたん「え?」

美羽「ど、どうかなっ? 私の水着とか……か、身体……」

おいたん「あ、ああ……」

おいたん「俺はそういうの詳しくないけど、すごく、可愛らしいと思うよ」

美羽「……えへへっ」ペカー

空「ジットーーー!!」ドロドロドロ

美羽「……」ツンツン

おいたん(美羽ちゃん……あ! そっか)

おいたん「ええと、その……空ちゃんもすごく似合ってると思うよっ!」

空「……ジトー?」

372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:28:03.61 HL97g8Sv0


373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:33:41.58 Jwn5oUPW0
ひな空気杉わろた

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:33:54.99 tbC4CD4+0
乗っ取りしねよ
感動話なんていらねえから虐待SS書け

375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:34:02.79 K36ZXibS0
美羽たんマジ天使

376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:36:02.51 Cv8mrAXzO
ありそうでないもの
ひながタラさんにめちゃめちゃされるSS

377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:37:33.03 tbC4CD4+0
擬音みたいなのがマジでキモイ
書いてる奴病気なんじゃねーかな

378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:38:23.76 K5FJqhsp0
おいたん「ええああううっとあとはそうだね」

美羽「」クイックイッ

おいたん「!……そ、そう! 美羽ちゃんと違ってすごくセクシー!
     プロポーション抜群! さすがお姉さん!それなら大抵の男子ならクラっときちゃうんじゃないかなーははは……」

空「チラッチラッ……」

美羽「(もう一押しです!)」ゴニョ

おいたん「ええ!?……い、いやあ~、僕は空ちゃんみたいな女の子を連れて歩けて幸せだな~! 恋人とか思われちゃったらどうしよ……はははっ」

空「っ……///」

おいたん「なななんてねははは! そんなことあるはずないよね俺なんか空ちゃんとは釣り合わないし、歳も……離れてるし……すいません(やっぱり言いすぎだったよ美羽ちゃぁん……)」

空「……なら、いい。…………そんなことないけど…………///」プイ

おいたん(助かったのか?)


379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:39:56.38 K5FJqhsp0
美羽「今回だけですから、次からはちゃんとひとりで扱ってあげてくださいね?」

おいたん「う、うん。ありがと、ね。はは」

仁村「接近警報」

おいたん「うわ」

仁村「新たな高脅威目標を補足したぞ。今度のはケタ外れだ」

おいたん「なに言って……」ヒヤリ

莱香「仁村……」

仁村「ハイ」

莱香「今日からお前をムラムラと呼ぶので」

ムラムラ「ハイ」

おいたん(はいじゃないが)ゴクリ

莱香「今さらだけど、パラソルの設置がまだだった……40秒以内に設置を完了すれば、お前の今日という日の命は、助かる……」

ムラムラ「祐太、俺……往ってくる」

380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:41:48.86 OFI8w7+D0
さりげなくあの夏メンバーがいる…

381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:43:55.66 HL97g8Sv0
虐待せーや


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