ひな「ひなだお・・・なんで殴うの・・?おえぇ・・」at NEWS4VIP
ひな「ひなだお・・・なんで殴うの・・?おえぇ・・」 - 暇つぶし2ch250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 14:37:34.54 FNxGwVL+0
よよよ先輩優しい

251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 14:37:39.45 eopkDxil0
CARVIPやべぇよ

252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 14:39:15.95 LNTt+jWf0
はっぴはっぴがーwwwwwwwww

253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 14:40:53.95 K5FJqhsp0
莱香「少し見ない間に、やつれた」スッ

おいたん「あ……」

莱香「お金のことまではどうしようもないけど。だから、明日から」

おいたん「……はい」

莱香「それじゃ」

仁村「ちゃんと寝とけよ~」ヒラヒラ

おいたん「……」ペコリ


――

翌日・アパート

莱香「来た」

仁村「はいはい、来ましたよ~」

空「……いらっしゃい」

美羽「いやーっ、急ににぎやかだなぁっ」

254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 14:41:43.16 FNxGwVL+0
かわいいなあもう

255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 14:46:55.74 hfTsE29J0
おいまじ天使

256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:00:25.77 K5FJqhsp0
莱香「……」チラッ

おいたん「ど、どうも」

莱香「……」コクン

ひな「……」ヒョコ

莱香「じゃあ、さっそく、遊ぼう」

ひな「うん!」

――


ひな「ひなはゥナゥナセウン!」

莱香「じゃあ私は悪の女幹部」

莱香「仁村は悪の女幹部の部下にしてルナルナセブンを罠にかけようとするも自身の失態から破滅するヒラのワーウルフ」

仁村「はい」

莱香「わん」

仁村「わん」

ひな「ケラケラケラ!」

ひな「いぅぞー! わぅいやうはゥナゥナセウンがたいいしぇやうー!」

257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:14:12.45 FNxGwVL+0
かわいいいいいいいいwwwwwww

258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:14:54.35 K5FJqhsp0
莱香「く……今日はこれまで。さらば!」

仁村「早っ! 俺まだ死んでないですが」

莱香「わん」

仁村「ばうっ……!」バタッ

ひな「ケラケラケラ!」

ひな「とぉう! とぅ! とぉーぅ!」ドスッドスッドスッ

仁村「グッ、ゲフッ、グエ」ドスッ、ズンッ、ドズンヌ

美羽「よぉ~し、それじゃ私たちは、もてなしのお料理作っちゃいましょうかー!」

空「はーい……」ムッス

ひな「ひなもてつらぅお!」

空「ひな……!」ジーン

美羽「グスッ……よ、よ~し! 3人で最高の夕ご飯作っちゃうんだから!」



259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:16:42.42 bPY685JRO
俺「ひな!結婚してくれ!」

ひな「はい…///」

俺「チュッ…///」

ひな「ぁ…///」






ハッピーエンド

260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:20:19.40 lwMcj7r3O
ふざけてるのか…?
なぜひなを殴らない?
いつまで俺を待たせる気だ?

261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:21:25.57 27aRoxwc0
お前ら結構パパきき見てるのな

262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:21:48.26 /nR1afVY0
佐古「ぶっていいのはぶたれる覚悟のあるやつだけだ」

263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:24:10.45 lu00NuHk0
>>259
佐古自重

264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:24:38.70 K5FJqhsp0

キッチン<キャッキャ

おいたん「空ちゃん、美羽ちゃん……よかったね」

仁村「グヘッゴホッ、お前がまだだろ……どっこらしょっと」

莱香「そうよ」

おいたん「それでも、大きな一歩だと思います。先輩たちに遊んでもらって、あんなに明るく笑ってくれて……でも、どうしてだろう」

仁村「それはお前、ひなちゃんの夢に俺たちは出てきてなかったからだろ」

莱香「少しさみしいけど」

仁村「いや~、むしろ出てちゃダメでしょこの場合」

おいたん(そっか……だからひなちゃんの中では、ふたりはいつも通りの存在なんだ)

おいたん(そのふたりと触れ合って、笑って、少しだけど以前のひなちゃん自身を取り戻したから、空ちゃんたちとも普通に接することが)

おいたん(でもたぶん、俺は、まだ……)

265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:37:07.27 K5FJqhsp0
仁村「くら」ピシ

おいたん「いてっ」

莱香「焦らない。たぶん、それが肝心」

おいたん「先輩……」

莱香「性的感覚というのは、年齢に関係なく本能の領域に刷り込まれている重要な感覚。
   だから幼年期でも恐怖の対象として充分に想起されうるものだし、それがなにかのふとしたきっかけで、
   もっとも身近にいる異性に向けられてしまうこともある。思春期の女の子が父親の下着と洗濯物を一緒にされたくないのも、ある意味そう」

おいたん「医者の先生も、同じこと言ってました……」

仁村「先輩も思春期じゃ……はいすみません」

莱香「君はひなちゃんが、自分が思いもしなかった想像をするようなことを、
   潜在意識の知識として蓄えていてしまったことに責任を感じているかもしれない」

莱香「でも最近ではTVからの情報も多い。
   連想する材料はいくらでもある。ひなちゃんはさすがにまだでも、
   もう少し歳をとって小学生にでもなれば、携帯電話を持っても不思議ではないし、
   それならインターネットの情報だって得られるようになる。今の時代では両親両働きが当たり前だし、
   仮に片方が主婦業に専念していたとしても、子供がそういった情報を得てしまうことを防ぎきることは不可能よ」

莱香「だから、決して君のせいじゃない」

266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:43:07.09 oXzeIIcf0
ひなたんをにんしんさせたいお

267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:47:38.51 K5FJqhsp0
莱香「それが例えどんなに遅かれ早かれでも、
   知ることになるのに変わりがないのなら、本当に大切なのは、
   なにが悪かったのか、なにが元凶だったのかを必死に見つけ出して排除することじゃない。
   本当に大切なのは、そのことを、子供がどう処理すればいいのかということと、向き合うこと」

莱香「醜いことや怖いこととどうしてもぶつかってしまった時に、
   それとどう戦うのか、その方法をどんな風に身につければいいのか
   ―そのことを考えてあげられないのなら、その子供に待っているのは、
   決して幸せな未来なんかじゃないと、私は思うわ。だって、どうして自分が傷ついたのか、
   どうして辛いのか、それをどうすればよいのかも分からないんだもの。それ自体が嫌になってしまって、きっと、そうなる前に他人を傷つけてしまうわ」

莱香「それは〝わるいもの〟を決めつけることよりもはるかに困難で
   苦労を伴うことだけど、本当に大切なのは、見せ掛けなんかじゃない、
   無根拠なんかじゃない、その子の本当の未来と、本当の幸せ……違う?」


268:以下、名無しにかわりましてHBKを愛しています
12/02/17 15:49:39.83 mTSKVZ7i0
これは良いスレタイ詐欺

269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:51:20.21 5uPzmrQzO
パパのしゃぶりなさい

270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 15:55:19.85 K5FJqhsp0
おいたん「でも……でも僕は……」

おいたん「両親がいなくなって、
     こんな生活もいつまで続けられるかも分からない
     ……そのことが不安じゃないわけがなかったのに、
     辛いに決まってたのに……そんなの分かりきってたはずなのに、
     分かってあげられなかったんです。この部屋の狭さだってそうです。
     僕自身だってストレスは感じていたのに。それなのに、彼女たちが明るく笑ってくれるから、
     ガマンしてもらえるんだって、勝手に決めつけて、甘えてしまったから……」

莱香「祐太……それは」

おいたん「おばさんたちの言ってた通りだったのかもしれない……
     結局は俺もただの子供で、社会のこととか、人間のこととかぜんぜん分かってなくて、
     なにが危険信号だったのかも知らずに、全部あの子たちに押し付けてしまっていたのかもしれない。
     先輩の言う通り、知らなかったなんてことで済ませられることじゃない……もしかしたら、一生消えない傷をあの子たちに残してしまうかもしれない……」


271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:07:57.24 K5FJqhsp0
仁村「だ、か、ら、うらっ」ピシッ

おいたん「だからいてっ」

仁村「だったらどーなるってんだよお前、んん?」

おいたん「どうって」

仁村「だ~かーら。お前のところにいたのが間違いだったかもって言いたいんだろ?
  でも、もしもお前が空ちゃんたちを引き取らなかったらどうなってたって言うんだって」

仁村「あの子たちはバラバラに引き取られて行って、離れたくなかったのに、それでもどうしようもなくって……たったひとりで、見知らぬ環境と向き合って行かなくっちゃならなくなってたんじゃ、ないのか?」

おいたん「それでも」

仁村「それでもまともな住環境と、食生活は確保されてたかもな。そうだな。その通りだよ。学校も、ここなんかよりはよっぽどマシな通学路が用意されてたはずだ。でもさ」

仁村「それだけじゃないか。あの子たちがひとりっきりになっちまうってことは、なんにも変わらない」

仁村「たしかにお前の親戚連中だって、お前やあの子たちをいじめたくてそんなことをするんじゃないだろうけどさ。むしろ大切だから、確実に育ててやれるように手を回すんだろうけど、でもさ」

仁村「世界に残ったたった3人の姉妹だもんな。一緒にいたいって思うのは当たり前だと思うし、なのに引き裂かれちゃうのってさ、どんな理由があったとしても、それは……ひどい話なんだと、思う」

272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:09:00.72 K5FJqhsp0
仁村「どの道が一番正しいのかは、分からない。けど、一番正しいことが、一番〝いいこと〟だとは限らないだろ? 周りがなんと言おうとお前は、あの子たちが一緒に暮らす……そのイッコだけは、だれも守れなかったひとつだけは、守ってやってるんだよ」チラ

キッチン<ココデオリーブデス!
キッチン<ビンニホンブントウカシマス
キッチン<キャッキャ


仁村「だから、俺は先輩みたいにはっきり断言なんてできないけどさ……お前のせいなんかじゃない」

おいたん「仁村……」

仁村「俺はそう思う」

おいたん「仁村、お前……どうしちゃったんだよ」

仁村「」パシッ

おいたん「ガアァァァァ!」


273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:09:17.27 ZdZabLoiO
いい台詞だ

274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:11:22.97 /XFjcxLO0
感動的だな

275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:17:01.39 wkTKsj5X0
なんでパパ聞きのSSの裕太はいつもおいたんになってんだよ

276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:22:05.41 K5FJqhsp0
おいたん「お、折れる~~!」

莱香「あっ、やめて!」

仁村「……」

莱香「それ以上いけない」

仁村「……」パッ

おいたん「ハァ、ハァ」

キッチン<ヴォー!
キッチン<キャーヘルファイヤ
キッチン<ギャーギャー

仁村「……」

莱香「……」

おいたん「……」

仁村「まあ、だからさ」

莱香「うん、だから」

277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:24:41.28 K5FJqhsp0
仁村「ガンガンいこうぜ!」

莱香「焦らずいきましょう」

莱香「……」

仁村「……」ダラダラダラダラ

おいたん「……ぷっ!」



278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:25:08.66 K5FJqhsp0
莱香仁村「!」

おいたん「ふたりとも、ありがとうございます……ははっ」

仁村「……俺はさ、お前の笑った顔を久しぶりに見た気がするよ」

莱香「そうね」クス




空「……できたー!」

美羽「……炭が!」

ひな「わぁい!」

空「……」

美羽「……」

ひな「ぇう?」

279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:31:29.75 K36ZXibS0
瓶2本分のオリーブとか

280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:35:53.17 K5FJqhsp0
――

それから・アパート

おいたん(あれから、先輩たちは本当に毎日ウチに遊びにきてくれて、炊事を手伝ってくれたりもした)

おいたん(みんなの笑顔も増えた。ひなちゃんは、もう空ちゃんたちとは以前とほとんど変わらなく接することができるようにまでなった)

おいたん(でも)


281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:46:04.28 K5FJqhsp0
――

ある日・アパート・リビング

ひな「くやぇ! ゥナゥナセウンひっさぅわな! ゥナゥナァ~……キィーック!」

空「ぐわぁぁ……やったなぁ、それぇ!」

ひな「!」ビクン

ひな「っ……ヒグッ! ……ヒキッ」ガタガタ

美羽「ひ、ひなっ!?」

空「ご、ごめんね!? い、今のは悪者の反撃でねっ? いや悪者っていうのは悪者じゃなくてフィクションの悪者で中の人は悪くない、悪いのは歪な社会構造と形成されつつあるディストピアであわわ」アタフタ

美羽「お姉ちゃんの言ってることもなんか怖いよ!?」

空「あわわわわわ」


282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:58:40.16 K5FJqhsp0
――


おいたん(ほんのささいなことから、ひなちゃんは発作かひきつけのように怯え出してしまって、そうなるとしばらくはそぅっとしておくしかなかった)

おいたん(それでも最初に比べればずっと明るくなったし、みんなの協力で、どうにか俺とも二言三言くらいの簡単なやりとりは、できるようになってきた)



283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:58:55.43 /XFjcxLO0
しえ

284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 16:59:01.81 K5FJqhsp0
――

またある日・アパート

おいたん「た、ただいまぁ~」

空「おかえりなさいっ」

美羽「おかえりおじさんっ! 小学生から大学生まで、4人の美少女がお出迎えだよっ」

莱香「……お帰りなさい」

ひな「……」ひょこ

おいたん「あ……」

ひな「……」じぃー

おいたん「……」

ひな「お……おかぇぃなさい、お、お……」

ひな「おぃ、たん……」

おいたん「……!」

285: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
12/02/17 17:01:16.07 Iw6gYaWV0
ホント子供が可愛そうな話は苦手だ…。

286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:01:34.68 lu00NuHk0
呼んだ!!

287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:03:41.90 Jwn5oUPW0
               /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
              i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  ┏┓  ┏━┓   |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |   ┏┓┏┓┏┓
┏┛┗┓┃┏┓┃   i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|   .┃┃┃┃┃┃
┗┓┏┛┃┗┛┃┏━iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.━┓┃┃┃┃┃┃
┏┛┗┓┃┏┓┃┃  .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、┃┃┃┃┃┃┃
┗┓┏┛┗┛┃┃┗ 丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi..┛┗┛┗┛┗┛
  ┃┃      ┃┃ /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     ┏┓┏┓┏┓
  ┗┛      ┗┛ 'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((    , 'i ノノ  ヽ .  ┗┛┗┛┗┛
            ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
                 ノヽ、       ノノ  _/   i     \
                /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:09:05.16 7z0oROxT0
                           奇蹟のカーニバル

                          開     幕     よ
               l:/              ,, -----、 __           .l:::|
              {::|            ,,<´:::::::::::::::::::::´:::::::::ヽ           l:::}
、             j|::|           /:::,,イ ̄ ̄`:::::::::-‐-、::::::=- 、        |::|          -、
、ハ             |::|:|         //::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::\:::::\\     .|:j|           ゙l
 ヾ、             {::|:l         /_:/::::::::::/::::::::::::::::::/_::}::::::::::ハ:::\゙l      /|/|           |}
   \、_         l:|ヽ\     /:::::::::/::/::::::::::/::::::/ ||::::、::}:::::ハ::::ハ|    / l }           /
    ヽ>、     ∩ヽ::ヽ:::\   //::::::::l::::l/{::::::/ /::::/  八::::l゙l:::::::::}:::lリ.    / / /  | ∩      /
      \ \ .  l l \::\::`> ,,__{/::::::|::::{─l/、 .レl/  /-‐\|レ::::::l::::}、__,/ /ノ   | | |  _,, -‐''
         \ `ー-| }___`ー-===,三|::::::::ト、:ハl´{目ヽ   イ目}フ /:::/:::ハ`ニ='/===ナ| |ニ ---─''ニニニニ
         ` 三/  レl─''"´,,..-:::::|/::::::ハ_lリ      l     /イ::::::::::\-‐''    ,イ∨ |ヘ-、
        _rY  }  / .|  ,, イ´:::>''/:::::::::::∧    ____   /::::::::::::::::::::>--<´ | |  | | }`l
___,,====,,__( ヽヽ .| j //::::::イ´__∠----─{ \  \__/  /ヽ>:、、_::ハ\:::::::::::`ヽ{ ヽ {_/__/_/-----,,,_
   ̄ ̄ ̄ ̄l`ー'ー'   |::::/ |:::::{__/: : : : : : : /  ll>、 ‐  <l|  }: : : :ヾ、:::\>-<:::、::l  `ヽ  |ニニニニニ--ミ、
   ,,,-=ニ三|  /   /::::\|:::::::\_,, __,}).  |、`ー ニニノノ   }: : : : : : `ヽ:::‐-、}::::|ハ     ト、___
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/:::::::::::::/ {  |    |,,r''ー=''─ヘ  ̄ ̄: : : : : :/     ̄   _l: : : : : ::\___ノ::::::::::::ハ___|    |ノ   l:::::::ハ
\_|::{ リ  ゙l  |    |   _    \: : : : : : :_ロ「l--- ,,,_,,, -'「| l: : : : : : : :: ̄/ ̄ ̄|/   |    |    |::::::__}
   `    ∧_|    |>''´/`ヽ    ヽ_,, -‐''  `|〈三ミ[]三=〉.| |.{ r┐ : : : ,,ノ     __ノ|    l   //
      ム_::|    |.//    \        ._」/: : : ::lヽ: j j ハL」,,-''ー´   >''´ \ /    l
       ,r/    K       .X    ,,ヘ∠_/: : : : : :l .|/ /: ::_|´      /、      Y       |
       l {    ノ .}     /  \_><|`ーイ 〉: : : : : \メ--''_>  _>''´  \    |_     ト、
       | `ー'ー''  } _>''´  ___   _| : : :| |: : : : : : : :| | ̄: :ト-‐''       \  { ヽ__,,_,r'' }
       ヽ_    _ノ/   ,,ノ _,,--‐ 三-'}: : : :| |: : : : : : : :| |: : ::〈--- 、        \ハ     /
         `==''"    / /: : : : : : : :/\: : :| |: : : : : : : :| |: : : :ハ: : : :>、--、      `\__ノ
                / /: : : : : : : :/ \ \| |: : : : : : : :| |: :/ ∧: : : : : :\ \     

289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:15:00.05 QSrZQOLk0
続きがきになるっー

290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:15:48.85 K5FJqhsp0
空「やった!」

莱香「よくできました」

美羽「えらい、えらいよひな~っ」グシグシ

ひな「……」モジモジ

おいたん「は、はは……」ジーン

仁村「……美男子もいることよっ」ブリーン

おいたん(なんだか目頭が熱く―あれ?)クラッ

莱香「……!?」

仁村「おいっ? ……っと」トサ



291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:16:18.82 K5FJqhsp0
空「お兄ちゃん、大丈夫!?」

ひな「ぉ……! ぉぃ、た……?」オロオロ

おいたん「ありがとう仁村……大丈夫だよ、空ちゃん。なんだか、気が抜けちゃって。あは、は」

美羽「もう……仁村さんがへんなことするから、おじさんの気が遠くなっちゃったんじゃないですかっ?」

仁村「すみません……」

<ドッ アハハハ

莱香「……」

292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:27:28.97 Hecxo7EC0
          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o      ミ ミ ミ    <ひなだおwww
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\   /⌒)⌒)⌒)
| / / /      |r┬-|    | (⌒)/ / / //  
| :::::::::::(⌒)    | |  |   /  ゝ  :::::::::::/
|     ノ     | |  |   \  /  )  /  
ヽ    /      `ー'´      ヽ /    /     
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l   バ   
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、 ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒)) バ
                             ン




293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:27:59.77 tbC4CD4+0
はよ虐待しろ
つまらん

294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:29:02.36 UTidWVTY0
はよいじめたまえ

295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:29:42.90 i8Z7GiVU0
ひなのセリフがポーキー・ピッグで再生される

296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:31:53.43 +d/RUP+S0
      ト、                  ______)
     「::::\┐  _,,. --─- 、..,,_    `ヽ.  で  泣  早
   r-‐'へ::::::::!_'´ __,,,,......,,,,,__    `ヽ、    ', す い  く
   > :、:;::::::>''"´       `"'' 、   ':,   i. よ て   続
  └─ァ''"  /            `':.,  ',.   !!  る  け
     ,:' /   / ,' /  ,' i.  ', ':,  i    ',!  i.  |.   子   て
   / ,'  .,'`メ、!,_,/ ./! 、i__,,!イ .|.  i ,ゝ |  |.   も  .下
   ,'  i   ,!/,.-ァー;' / !/ァ;ー'-r'、 ! /__」  |   |    い  さ
   i   ! ハ!イ i `ハ     i `'ハ Y/ i/  ; |  |.   る   い
  └'^iー! ,iヘ ':,_ン    ':,__ン ノ!'  |  i. i  ,'    ん   ! !
    ,:'  .!.7,.,.,     '     .,.,., ,'!  .!  | |∠,_    ________
 o ゜/  ,:'. ト、   r‐,-‐ ''"´`ヽ. / ;   |  ! !  `Y´ ̄
   ,' .// i. `i:.、.,!/      ,.イ,:' ,'   | ,'i .|
   レヘ_/ヽ. !ァ''"´ `ヾi、ー=''"/ヨ___,/、___!へr三/)       (ヽ三/) ))
       /      ヾ!二へ/:::::ト,.-'‐'^ヽ(((i )  ___   ( i)))
       ,'        ',l>く}:::7    rノ/  /     \  ヽ \
     K_    _,r-イYン/ムi:::::/   ,ノ´く  / (●) (●) \  > )
       /Y>ベ´   '';:::::io:/   ,イ\ `/::::::⌒(__人__)⌒:::::\' /
     ,.:':::::ヽ、ン':,    ヽ/   ,イ /゙,ー、 |        ̄      |/
   /:::/:::::::::::::::::ヽ.   '    ,.;'ヾ/、/_/ノ \              /
 ,く:::::::/::::::::::::::::::::::::`ヽ、___,.,.イi `'ー'^''‐'/    \        :::::/

297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:32:42.90 7GYVvvXd0
おいたん過労死フラグ?

298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:35:28.49 K5FJqhsp0
――

また、アパート

おいたん「ふ~、さっぱりした~」

おいたん「やっぱり自分ちのお風呂に入るのが、狭いけど最高だな~」ホクホク

おいたん(最初はちょっと遠めの銭湯に通ってて大変だったけど)

おいたん(今は先輩がひなちゃんと入ってくれるから、俺も入れるようになった)

おいたん(それに……)

おいたん(先輩が毎日使っている浴槽……)ゴクリ

おいたん(えへへ……ん?)

タッタッタ

ひな「ぇぅ……おいたん……」

おいたん「タオル……ありがとう、ひなちゃん!」

ひな「!」タッタッタ

空「あっ……ひな。どうだった、ちゃんと渡せた?」

ひな「……」じ~


299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:36:46.08 K5FJqhsp0
空「ひ、ひな? 聞いてる?」

おいたん「……」

ひな「……」ニヘラッ

おいたん「!!」

おいたん「わ、笑ってくれた……」ジ~ン

美羽「よかったですね、おじさんっ。遠巻きにでも笑ってくれるようになってっ」

おいたん「わっ―美羽ちゃん」

美羽「ひなも本当はけっこう前から、じーっとおじさんのこと見てたりしてたんですよ?」

おいたん「知ってるけど、でも、それは怖がってて」

美羽「そうじゃないんです」

美羽「ひなも、夢を見る前のおじさんや私たちとの生活を、小さいなりにきちんと覚えていて」

美羽「だから、自分なりに一生懸命、自分の記憶の中にあるおじさんと、怖い夢との区別をつけようとしていたんです」

美羽「ずいぶんと最初の方から、ひな、おいたんがかわいそうって、わるいことしてるからひなは悪い子だって、言ってたんです」


300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:41:44.79 bSkF+E4N0
ひなをぶーんに変換

301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:41:52.97 XYBv/Y4D0
ちょっと面白そうだからアニメを見てみようかって気になった

302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:43:58.19 41XSnEAS0
もうこうなることを前提に作られたキャラとしか思えなくなってきた・・・

303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:48:08.53 ATXDI9xQO
ひな「おいたんやめちくり~」

304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:49:58.63 FNxGwVL+0


305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:52:16.86 K5FJqhsp0
美羽「ひなは、本当に優しい子だから」

美羽「いつも自分を気遣って部屋の隅へ、隅の方へと行こうとするおじさんの姿を、ずっと、そんな風に思いながら見守ってたんです」

おいたん「そんな……」

美羽「おじさんが帰ってくる前とかにも、寝言で『おいたん、ごめんね』―って」

おいたん「俺は……ひなちゃんにまた辛い思いを……ひなちゃんは、これっぽっちも悪くないのに」

美羽「もう、おじさんっ?」

おいたん「は、はいっ」

美羽「せっかくひなが一生懸命笑ってくれてるのに、今度はおじさんが幽霊みたいな顔してどうするんですか! 本当に顔色まで青いですよ!?」

おいたん「いや、ははは」

美羽「……笑っていましょう」

おいたん「美羽ちゃん」

美羽「そうしたら、きっと、またいつも通りに戻れますよね」

おいたん「そうだね、そうなるといい……いや、絶対に、そうなるよ」

美羽「また、みんなでルナルナセブンごっこしましょう……したいです」ソッ

おいたん「……うん」ギュ


306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:54:00.68 K36ZXibS0
美羽たんマジ天使

307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:55:18.44 xIanuSt90
おいたんだぉ!

308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 17:56:10.33 PBL6dxRc0
喋り方がキモすぎる

309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:06:52.51 K5FJqhsp0
――

おいたん(そっと握った美羽ちゃんの手は、震えていた)

おいたん(どんなに強く願っても、本当にどうなるのかは分からない。それが分かっているからなんだと思う)

おいたん(俺がそうだったから、それがよく分かった)

おいたん(それでも、あんなに小さな身体で、一生懸命に願って、耐えてくれていたんだ)

おいたん(ひなちゃん自身も、懸命に元も関係に戻ってくれようと、努力してくれているのが痛いほどに分かった)

おいたん(少しずつでも、前進しているんだと。全員が信じていたし、そう思うより他はなかった)

おいたん(それでも……)

310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:14:00.65 K5FJqhsp0
――

またある日・アパート・食卓

仁村「おいおい瀬川クーンっ? アレがないよもうーっ? アレ取ってきてくれたまえー?」

おいたん「はいはい醤油ね……っと」

莱香「自分で取りにいけばいい」

空「私もそう思いますっ……! その、そういうのって、ふっ、夫婦のやり取りって言うか―男の人同士はよくないと思いますがっ!」

おいたん「いいよもう……立っちゃったし―って、あいてー!!」

ガツン!
ガランガラン!

ひな「!」

おいたん「~~~~~~~~ッ」ゴロンゴロン

仁村「おお、小指直撃か!?」

美羽「うわぁ」

311:うわああああ!! 精子 STG
12/02/17 18:15:00.90 Eq61OQAB0
             `゙'''ー ..,_         `゙''ー ,,,>.._,.. ,,,.゙"     .''-、    ヽ   .l   .!  r ̄ 、/    /
            - ..,,_"''― ..,,,_、 ゛..,,,_           `゙'''`-..,゛ rー      `'-、  \       / 、,〃  //
           、 .`゙゙'''~      `゙゙''''― ..,,,_.     {   ミ      `'-、 \(^o^ )/   うわああああああああああああああ!!!!!!!!!!.
               `゙゙゙'"  __  r'"⌒'- ..,,.    ´゙"''―`''' ー= .`゙''ー ,,、  `'-│  │′   ″ /   //
'-、,      . _,゙,゙ ゙̄""         !   .`゙'ミ 、 .¬―--   ___        │  │
  `゙"──'               ゙'-- ―¬           ____       │  │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ⊂ω )       : ー ..,,_.
            ,, -―ー- .              /  .゙│ : ー''''"゙,゙.. ー'''',゙./   /  \        、,    .`゙'''ー
          /        ゙̄二ニ--、   : _,,,.. -ー''''  ゙ー- .″ .‐''"´ ,.. -''″   /     \  \
       .l゙         二ニ-- ‘´    _,,.. -ー     _..-‐'″ .,..ー _/     .i′ ! .l,   、 \
       .l             'ニ―' ._,,.. -‐'''"゛     ,,, -'"゛.,..  ,/´ /    ,   .l゙  | ヽヽ ヽ  `-、
... --ー'''^゙´ .ヽ          _;;jjl″       ._,,, ._..-''"゛._.. ‐'´ ., / .../    ../    . l  ! .! .ヽヽ ヽ  .`'-,
        . ゙'ー ..,,..  .'“´       ,,‐'"  .''彡….‐'″ ,/゛ . ,/   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
   ._,,,.. -‐''"                _,, ‐l゙   ._ /   ,..-'´  _、./   〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´
''''"´                 ,,, -''"  ._.ゝ__ r'"  .,..‐″  .〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''" l, .ヽ  \
             ,,, -''″  _..-'"゛    ,/゛   ., ‐l゙ ゝ `く/ /  〉 /  ∧_,. r ''". !   ..l .ヽ \
         _,, -'"゛   ._..-'"゛     .,..-'゛   _,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二>│  !     .ヽ ヽ\
     ._..-‐'″   ._..-'"゛      .,..‐" ,.._,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} + |    .'i    ヽ  \
. _,, -'"゛    _.. ‐'″         ,..-'゛.,..‐ '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'  /  /  ゙.!  |   i l.l 、  .ヽ  ヽ
     ._..-'"゛        _/´., ‐'´   " / .,,‐   /;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  廴__ノ  |  ! !..l !、    ヽ
 ._.. ‐'″        ,..-'´  ./       ゛ .,i'゙,./  ./   / ./ .゙./,i/  /  /   i   .!  .|   ゙!.l   l,
'"           _. _/゛    l           ,ノン ./   ./  !    .;l′ .i′  !   .l   .|  l   /    ヽ
  _.. -''"゙_..-'″  .,..      .l           〃゛     ./   ヽ__./   ./   /   .}   :!   `--"
.''″ ,..-'´   ,..-'" .,,  : ,/ .ヽ、     ,./      ,ノ゛      ./    l   !   ,!   !    .l  lL 、
      ...-'″ . /  -"    .、゙''―ー''゙゛./    /      .r  ,i",ノ .l゙   !   .!   .|  i i l l ! .l
        ,/゛ /    .,/     . /     ./    , ‐ ,i′./ ./ .,″  /    l   │ .l .! ゝ .ゝ l、
          ´  ./    ./      /    /    ,/  ./  / ./ / .、  /   │   .|  | ."     "ヽ
           //  ./      /    . /   : ,/"      ゛/ ./ l .i . l    |    l .l         !
        /  ,/         /     ./   : /           " / / .! l    ,!    | 

312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:15:13.57 K5FJqhsp0
空「お、お兄ちゃん」

ひな「……」ガタガタ

莱香「無理もない。こんな狭い部屋に6人でテーブル囲んでる。それは脚もぶつかる」

仁村「まあ、一人暮らしでも鉄板の鬼門だよな。テーブルの四つ足は」

ひな「いあぁ……」ガタガタ

空「ひな?」


313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:15:16.87 Eq61OQAB0
誤爆った

314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:15:45.63 K5FJqhsp0
ひな「い、い、いぁああああああッッ!!」

おいたん「あ……」

美羽「ひな!」ガバ!

空「ほら、大丈夫……大丈夫だから、ね?」ギュウ

ひな「ぱ、パパァ……ママァ!」ガタガタ

空「!!」

美羽「!」

ひな「ママァ……!」

空「……」ギュゥ!

美羽「……っ」プルプル

おいたん「あ……あ」

仁村「……」

莱香「……」

315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:19:07.20 FNxGwVL+0


316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:20:51.43 meJSusgh0
SSスレがVIPを駄目にしている一番の原因
SSスレにいる奴のほとんどがニコ厨、新参

317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:23:02.79 K5FJqhsp0
――


おいたん(そのひなちゃんの、胸が張り裂けそうになる叫び声を聞いて、初めて分かった)

おいたん(ひなちゃんは、ただ怖いから泣いているんじゃなかった)

おいたん(空ちゃんたちや、俺や……本当は一緒にいたい人たちと自然に接することができなくなってしまったこと)

おいたん(そのことを必死にどうにかしようとしているのに、どうしようもないこと)

おいたん(そのことが悔しくて、悲しくて、でもまだ小さいからそれがどういう気持ちなのかも分からなくて、パニックになってしまっている……)

おいたん(きっと、そんな泣き声だった)


318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:24:54.16 K5FJqhsp0
――

空「ねぇ……なんでだろう」

美羽「うん」

空「お兄ちゃんはただ、私たちを一緒にいさせてくれるために、一生懸命になってくれてただけなのに」

美羽「うん」

空「ひなは、ちゃんと分かってる。ちゃんとお兄ちゃんとも自分は一緒にいたいんだって。そのために一生懸命がんばってる」

ひな「すぅ……すぅ……」

美羽「うん」



319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:25:18.66 K5FJqhsp0
空「ひなは、ちゃんと分かってた。事故のことは知らなくても、3人で協力しあっていかなくちゃいけないって。ひなはちゃんとがんばってた」

美羽「うん」

空「私たち、だって」

美羽「う、ん」

空「誰も、悪くないのに……」

空「どうして、悪いことばっかり起こるんだろう」

美羽「うん……」

空「どうすればいいんだろう……」

美羽「……」


320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:29:43.76 ndGKwU9S0
おいたん、しぇんだぉ

321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:30:19.76 z0J5+ux30
なんで伸びてんだよ

322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:39:28.05 K5FJqhsp0
空「誰か、教えてよ……誰も何も悪くないなら、どうすればいいのよ……!」

美羽「……」ポロポロ

――


仁村「俺たちも、甘かったっすかねぇ……」

莱香「そうかも」

佐古「だから言っただろう。エンジェルの扱いはこの俺に任せておけとあれほど」

仁村「つーか、無責任だった!」

莱香「そうかも。心は難しい」

仁村「やっぱこういうのって、よくある、時間が解決してくれるってやつに頼らないと……ダメ、なんスかね?」

佐古「だから言っただろう。エンジェルの扱いはこの俺に任せておけとあれほど」

莱香「それはダメ」

佐古「ワッツ!?」


323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:40:31.56 K5FJqhsp0
莱香「ダメ……そう長い時間を置いたら、後悔することになる。いろいろな意味で」

仁村「それって、どういう」

佐古「その通り。私ではダメな理由を3行で述べよ。ワッツ、イズ、ディス?」

莱香「……3万回で答える」スッ

佐古「アオゥッ! ワウッ! woo!!」バッシーンバシーンバー

仁村「……!」ゴクリ


324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:43:38.42 CcdiJCEG0
まだ残ってたのかwww

325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:51:45.26 zdNGEtq80
いいからとっととボコれよ

326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:54:05.04 K5FJqhsp0
――

おいたん(時間が)

おいたん(時間が必要なのかもしれない)

おいたん(今のままでは、本当に生活も成り立たなくなりそうだ)

おいたん(ひなちゃんの一番最初の救急車の料金。その後のカウンセリングの通院代や、薬の料金)

おいたん(初期で使ってしまった大きな生活費)

おいたん(いや、もう、今月は公共料金の支払いのどれかを抜かさないと……それでようやくギリギリ赤字だということが、分かってしまっている)

おいたん(だから、日雇いのバイトはさらに増やす必要がある)

おいたん(でもその生活も、どれだけ持つだろうか。一ヶ月先、二ヶ月先……空ちゃんたちの学校が始まってから、その先も、ずっと―)

327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:54:48.14 K5FJqhsp0
おいたん(そう、学校)

おいたん(ひなちゃんの保育園も始まれば、ひなちゃんのことは否が応にも話さなくちゃならない。それは、あっという間に親戚中に知れ渡る)

おいたん(そうなれば、もう、彼女たちは俺の部屋にはいられない)

おいたん(ひなちゃんは、きっと地方の静かな地域で、大きな病院がある傍に引き取られる。入院もするかもしれない)

おいたん(そしたら、空ちゃんたちとは一緒にはいられない。空ちゃんたちも、負担は、ふたり分よりはひとりずつ……そんな風に、どこかの家に別々に引き取られていく。今なら分かる。それが当たり前なんだ)

おいたん(だから、学校が始まった先も―なんて時間は、存在しないんだ)

おいたん(……『それ』でも)

おいたん(時間が必要なのかもしれない)

おいたん(『それ』も含めた―1月や2月なんてもんじゃない、もっともっと大きな時間が)

おいたん(空ちゃんたちの、ために)

328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 18:59:01.85 Jwn5oUPW0
支援

329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:07:39.61 nwXI5hLB0
続き過ぎだろwwwwww

330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:09:24.75 iAcfPhwu0
これでおいたんストレスマックスでひなに当たりだしたら作者マジで尊敬する

331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:11:38.56 7GYVvvXd0
そういうのはけっこうです

332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:14:25.02 K5FJqhsp0
――

pirr! pirr! pirr!

おいたん「……」ピッ、ポチポチポチ

よし子『件名:あれから
    本文:どうしていますか? 大丈夫ですか? 電話にも出てください。
       今度、様子を見にそちらに行こうと思っています。お返事待ってます。』

おいたん「……」

おいたん「……」

おいたん「……」


333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:18:06.68 uujbPlsk0
何でまだ残ってんだよwwwwwwwwwww

334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:18:07.40 Jwn5oUPW0
おいたん!おいたん!

335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:22:01.64 nwXI5hLB0
けいおん!

336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:26:22.51 K5FJqhsp0
――

莱香「ハァハァ……」

佐古「ドュフフドュフフwww」ビクンビクン

仁村(さすがの先輩も息が切れた……)ダラダラ

佐古「小学生より上には興味ないはずなのにぃ……こんなのおかしいよ絶対おかしいよぉ……ドュフフwww」ピラリ

莱香「……?」

仁村「ああ……それ。なんか、知り合いの知り合いの知り合いからもらったって言ってましたよ。急に予定が入っちゃって無駄になったとかなんとかで」

佐古「ウェヒヒwww」アヘアヘ

莱香「……これ、私にくれなさい」ピラ

佐古「おかしいよぉwww……」ダブルピース


337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:39:32.47 K5FJqhsp0
――


空(あれから)

空(結局、特別何かが変わることもなかった)

仁村「今日も」

莱香「来た」

ひな「りぃかー、こんばんゅ!」

空(相変わらず莱香さんと仁村さんも毎日来てくれるし、ひなもよくなついてる)

ひな「おいたんおひょうゆとってくゆ……?」ンションショ

おいたん「……ありがとう」ニコ

338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:46:43.90 iAcfPhwu0


339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:51:51.58 K5FJqhsp0
空(ひな自身も、変わらずお兄ちゃんとの距離を埋めようとがんばってる)

美羽「私さー。お刺身についてくるこの、ペンペン草みたいな薬味好きだなぁー!」

仁村「ペンペン草て」

空「もう、恥ずかしいからそういうのやめてよっ」

空(私たちも、明るく振舞っている……)

莱香「じゃぁ、今日は私が食器を片付けるから。いくよ」

仁村「わん」

おいたん「あ! お、俺も……」

キッチン<カチャカチャ

美羽「ねえ……おじさん、なんだか元気なくない?」

空「うん……」

美羽「……なにかあったのかな?」

空「たぶん時間がないからだと、思う」

美羽「え」


340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 19:56:51.71 Jwn5oUPW0


341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:02:48.49 k4kL4PS00
どうしてこうなった

342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:03:14.58 K5FJqhsp0
空「この前ね、聞いちゃったんだ……お兄ちゃんが、ベランダで電話してるの」

空「おばさんがね、今度、こっちに様子を見に来るんだって」

美羽「え……」

空「それと、今の私たちの現状がどうなのか、すごくしつこく聞かれてたみたい」

美羽「ど、どどどどどどど」

空「……ど?」

美羽「それで、なんて!?」

空「どはどこ行ったのよ……」

美羽「そんなことより、はよぅ!」

空「ううん。その場ではなんとかごまかせてたみたい……っていうか、はっきりした返事をまったくしなかっただけみたいだったけど」

美羽「そ、それならひなのことはまだ分からないよね!?」

343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:04:21.56 K5FJqhsp0
空「うん……」

美羽「ほっ」

空「同じことでしょ……おばさんが来たら、隠せっこないんだから」

美羽「そ、そそそそそそそ、どうしよう!?」

空「だからそのそは」

美羽「そんな、どうしよう!? って言おうと思ったんだもん! どうしよう!?」

空「どうしようも……ないよ」

美羽「……」

空「美羽だって分かるでしょ……」

美羽「……」クスン

344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:10:50.68 lT+zWRfV0
全く見てないけどまだ続いてんだ

345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:19:06.99 K5FJqhsp0
――


おいたん「ひ、ひなちゃん、その……あ、アイスだけど……食べる?」

ひな「ぅ、ぅぅ……うん!」

おいたん「!」パァァ

TV「サテンサン!」

空「」ボー

美羽「」ホケー

仁村「……ねえ、空ちゃん、美羽ちゃん」

TV「ウイハルー!」

仁村「なんか祐太のやつ、最近妙に、こう……やわらかいと思わない?」

空「そーですかー?」

美羽「ねー……」


346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:20:12.89 o199iI4N0
よかった残ってた

347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:20:30.50 iAcfPhwu0


348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:27:12.63 K5FJqhsp0
莱香「私にもそう見える」

空「そうですよねー」

美羽「ねー……」

莱香「……」

仁村「……」

仁村「なんていうのかさ、こう……達観してるっていうのか」

莱香「怖いものがなくなっちゃったような」

美羽「ねー……」

空「きっと……」

空「きっと、最後の団欒になるから」

ガタ


349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:35:33.01 K5FJqhsp0
仁村「あ……」

莱香「祐太」

おいたん「空ちゃん……知って」

空「……ごめんなさいっ。電話で話してるの、勝手に聞いちゃったのっ」

おいたん「そっか……こちらこそごめん。切り出そうと思っても、切り出せなくて」

莱香「それは本当?」

おいたん「はい……」

莱香「親戚の人には、このことはもう?」

おいたん「それは、まだ」

空「だから、その時が来ちゃったら、ばれちゃいます」

美羽「そしたら私たち、もう……」シュン

仁村「そんな」

ひな「?……?」キョロキョロ

350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:42:43.96 Jwn5oUPW0
支援

351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:43:52.80 ptH0pn1E0
しかしこのペースを即興でよく書けるな

352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:47:01.90 HL97g8Sv0
支援

353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:47:46.66 o199iI4N0
|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ




| ミ  ピャッ!
|    ④

354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 20:54:03.15 0fiupf6D0
ひな「おいたんやめちくり~(挑発)」

355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:03:40.38 je9Z4iXKO
しえ

356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:05:00.30 Jn2wHLn00
なんだ虐待マジキチスレじゃないのな?

357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:06:25.30 K5FJqhsp0
おいたん「できれば来月……今はまずいから、せめて夏休みが終わったらってお願いしたんですけど。それも、理由を聞かれてしまって」

仁村「ああ……向こうももう、待つがないみたいだな、それは」

莱香「今ではマズい理由は。話したの」

おいたん「それもまだ……言えるはずがないですし」

莱香「その人が来るのはいつ?」

おいたん「今度の日曜……」

仁村「早いなっ!」

莱香「……」

仁村「先輩?」

莱香「あまり意味がないかもしれないけど、考えがある。祐太、携帯貸して」

おいたん「え」

莱香「スマホ。なんでもいい。その人には私から『事情を説明』するから」



358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:07:22.88 K5FJqhsp0
――

ザザーン

おいたん「で」

美羽「いきなり」

<オホゥツイニエンジェルコウリン……ウボェア
<ズボン! ブハッナニヲ

空「お、お、お」

<ザッザッザッ
<アバババババァ

空「沖縄~~~~!?」

ひな「わぁ!」キラキラ

仁村「っ~~~~きぃいいいいいいいたあああああああああああああ~~~~~~~!!!!」


359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:08:24.95 K5FJqhsp0
仁村「青い海! 青い空! そして青い海! 真夏のギラギラ照りつけた太陽とどこまでも澄んだ美しい景色によってより前衛的に攻撃的に開放されたドSカワイコチャンとの出会いが、今、ここで!!」

莱香「そう」

仁村「やっぱりすか!? フッフウウウウウウウウ!」

莱香「……そう、沖縄」

仁村「沖縄フウウウウウウウウウウウウウウ!」

おいたん「先輩……どうしてまだ運動もしてないのに、汗ばんでるんですか(え、エロイ……)」

莱香「運動なら今しがたしてきた……そう。軽い準備運動」ユッサ

仁村「先輩はな、今までお前んちに行く前に毎日かならず、一日たりとてそれを欠かさなかったんだぞ!」

莱香「チケットが欲しいなら絶対に自分も行くと聞かなかったから、仕方なく。今回は厳重に封印してきた」

おいたん「……は、はぁ?」


360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:15:23.51 K5FJqhsp0
莱香「もう〝いないもの〟と同じことだから、気にしても仕方のないこと」プルン

おいたん「ゴクリ……わ、分かりました」

空「……」ムッスゥ

仁村「それよりも見ろよユゥッタァ。北西二時の方角。あれはなかなかの粒ぞろいだぜ」

おいたん「……ゴクリ!」

仁村「巨乳から美乳、ロリ貧乳まで揃えてるとは、なかなか豪勢な連中じゃねえか、うんん? なあユッタン?」

空「ジトォ……ッ!!」プルーン

美羽「まあまあお姉ちゃん」ペターン

仁村「何してんだろうなぁあれ……映画撮影だな! うへへ。水着で映画撮影かぁ、いいなぁ」

おいたん「ええ……水着ならグラビア撮影かなにかだろ?」

仁村「ばかだなお前は。お前は本当にそういうところ見る目がないんだよお前は」

仁村「よく見ろ」


361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:16:52.47 K5FJqhsp0
仁村「巨乳の彼女が持ってるレフ板はどう見ても手作りだし」

仁村「何よりも、グラビア撮影なら女の子はまだしも、撮影者までがどう見ても高校生くらいなのはおかしい」

仁村「これがどういうことか、分かるか、祐太?」

おいたん「いや……?」

仁村「つまり! 相手がオール高校生なら、こっち側は対等……それ以上の立場から声をかけることができるってこった!」

仁村「特に寝そべってるちっさい子。ありゃあ極上のSだぜぇ。……あの小さくてキュートなバディに、いったいどれだけのパワーを詰め込んでいるんだうへへ」

おいたん「ちょっと前から言おうと思ってたけどお前どんどん変になってきてるぞ。大丈夫か?」

仁村「大丈夫だ問題ない(キリッ。それじゃあ、俺は往くぜ」

おいたん「あっ、おい! いきなり声かけても失礼だろ……って、先輩?? なんで止めるんです?」

莱香「心配ない。見てて」

362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:26:22.98 uueGDb9r0
おい続きは

363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:34:44.80 K5FJqhsp0
仁村「スタスタ」

<キャーウミチャーン

仁村「……」ビタァッ……!

<ジトー
<ドロドロドロ……!

仁村「クルッ」スタスタスタ

おいたん「あ戻ってくる」

美羽「しかもドヤ顔でですよ」

仁村「ふっ……」

仁村「この俺の三角関係レーダーもまだまだ現役のようだ。無駄な損害を回避することができた」クイ

おいたん「お前メガネしてないだろ……」

美羽「壊れちゃったんでしょうか」

莱香「だから言った。心配ない」

おいたん「いや心配ですが……」


364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:45:23.20 K5FJqhsp0
仁村「……む」キュピン

美羽「な、なんです?」

仁村「美羽ちゃん、その水着……いいね……!」

美羽「そ、そうですか?」テレッ

仁村「うん……うん……!
    シンプルなデザインながらもオレンジ色を基調に据えた生地を選んだことにより、
    元気のよさを感じさせて、背伸びしすぎず、かといって幼稚すぎることもない。まだ小さな胸のふくらみも
    無駄にごまかすことなく、しっかりと強調し、美羽ちゃんくらいの年代の女の子の可愛らしさを最大限に引き出す最高の着こなしになっているよ!
    そしてなによりもスタイルがバツグンだ。大きければなんでもいいというものではない……すべては、黄金の持つべきバランスなのだよ」

おいたん「お前怖いんだが……」

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:47:00.73 nGQ/zJ5n0
まだやってんのか

366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 21:59:30.22 ptH0pn1E0


367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:05:21.77 K5FJqhsp0
仁村「なにを言う」

仁村「俺はしっかりとした科学的論拠からものを言っている」

仁村「人体の曲線美をもっとも引き立てるのは、三角形なんだ」

仁村「スーツなどのビジネス・エレガントスタイルもそうだ。
   襟部分、肩部分、腰のくびれ部分、さらにワイシャツも同じく、
   プラス、ネクタイ……これらはすべて三角形で構成されている。
   三角形のつながりが新たな三角形を切り出し、最終的に人間の形をより美しく見せているんだ」

仁村「美羽ちゃんを今一度よく見ろ」


368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:07:57.60 K5FJqhsp0
仁村「まず元の素体となる美羽ちゃんの肉体そのもの。
   くいっとひきしまった腰から上下に広がり、下はきれいな逆台形の股下から
   すらりとした二本の脚につながり、上は余計な肉がほとんどついていないかといって
   痩せぎすすぎてない、目を凝らせば分かる程度にうっすらと肋骨が浮かび上がった稜線を、
   キリッと登り、やはり控えめだがメリハリのはっきりとついた両肩へと繋がり、細い腕へとストンと下りる。もちろん、始めに述べた腰も極めて美しい三角形だ」

仁村「続いて水着だ」

仁村「ここまで言及したくだりに至っては
   聡明なる諸君にとっては蛇足も甚だしいことであろうが、
   まずはビキニの股下! これ……! ただのビキニとあなどるのは簡単だが、
   そうではない。隠しすぎず、かつ際どすぎずなベストな布面積を充てることで
   美羽ちゃんの元から良い股のラインを、グッと強調しているそう二枚の半透明の紙に書いた線を重
   より強い線を生み出すようにだ。かと思いきや後ろを振り返ってみれば、なんと。まだまだ豊満と言えるほどではないにしろ、
   溢れんばかりの若さが生み出した弾力の肌のみずみずしいお尻のふくらみが、キュッと締め上げられてかわいらしく零れ落ちそうになっているではないか」

仁村「次は胸だ……ひざまづけいのちごいブプェアッ!」ズッサア!

莱香「そろそろ美羽ちゃんが怖がってる」

美羽「怖いっていうか恥ずかしいっていうかその、全身裸にされて見られてるみたいで……///」モジモジ


369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:16:58.87 XYBv/Y4D0
しえん

370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:19:38.26 Yt+5ennd0
しえんだおwwww

371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:27:58.20 K5FJqhsp0
美羽「お、おじさんは……」チラ

おいたん「え?」

美羽「ど、どうかなっ? 私の水着とか……か、身体……」

おいたん「あ、ああ……」

おいたん「俺はそういうの詳しくないけど、すごく、可愛らしいと思うよ」

美羽「……えへへっ」ペカー

空「ジットーーー!!」ドロドロドロ

美羽「……」ツンツン

おいたん(美羽ちゃん……あ! そっか)

おいたん「ええと、その……空ちゃんもすごく似合ってると思うよっ!」

空「……ジトー?」

372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:28:03.61 HL97g8Sv0


373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:33:41.58 Jwn5oUPW0
ひな空気杉わろた

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:33:54.99 tbC4CD4+0
乗っ取りしねよ
感動話なんていらねえから虐待SS書け

375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:34:02.79 K36ZXibS0
美羽たんマジ天使

376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:36:02.51 Cv8mrAXzO
ありそうでないもの
ひながタラさんにめちゃめちゃされるSS

377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:37:33.03 tbC4CD4+0
擬音みたいなのがマジでキモイ
書いてる奴病気なんじゃねーかな

378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:38:23.76 K5FJqhsp0
おいたん「ええああううっとあとはそうだね」

美羽「」クイックイッ

おいたん「!……そ、そう! 美羽ちゃんと違ってすごくセクシー!
     プロポーション抜群! さすがお姉さん!それなら大抵の男子ならクラっときちゃうんじゃないかなーははは……」

空「チラッチラッ……」

美羽「(もう一押しです!)」ゴニョ

おいたん「ええ!?……い、いやあ~、僕は空ちゃんみたいな女の子を連れて歩けて幸せだな~! 恋人とか思われちゃったらどうしよ……はははっ」

空「っ……///」

おいたん「なななんてねははは! そんなことあるはずないよね俺なんか空ちゃんとは釣り合わないし、歳も……離れてるし……すいません(やっぱり言いすぎだったよ美羽ちゃぁん……)」

空「……なら、いい。…………そんなことないけど…………///」プイ

おいたん(助かったのか?)


379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:39:56.38 K5FJqhsp0
美羽「今回だけですから、次からはちゃんとひとりで扱ってあげてくださいね?」

おいたん「う、うん。ありがと、ね。はは」

仁村「接近警報」

おいたん「うわ」

仁村「新たな高脅威目標を補足したぞ。今度のはケタ外れだ」

おいたん「なに言って……」ヒヤリ

莱香「仁村……」

仁村「ハイ」

莱香「今日からお前をムラムラと呼ぶので」

ムラムラ「ハイ」

おいたん(はいじゃないが)ゴクリ

莱香「今さらだけど、パラソルの設置がまだだった……40秒以内に設置を完了すれば、お前の今日という日の命は、助かる……」

ムラムラ「祐太、俺……往ってくる」

380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:41:48.86 OFI8w7+D0
さりげなくあの夏メンバーがいる…

381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
12/02/17 22:43:55.66 HL97g8Sv0
虐待せーや


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