12/01/30 22:58:01.27 CVH+1qNt0
>>407
【勝利の確信と共に振り下ろされた剣は、男の刀によっていとも簡単に防がれる】
【予想外の事態に一瞬の驚きを見せる黒騎士だったが、すぐさま迫撃を仕掛けようと剣を構えなおす】
ぐぅぁアア……!?
【しかし、その直後雄たけびと共に振り下ろされる燃え盛る敵の刀、それは彼が反応する隙も与えず】
【―ガチャリ、そう鈍い音を立てて剥がれ堕ちる黒の欠片】
【斬撃と火炎によって一点を砕かれた鎧の亀裂は、そのまま全身へ走り】
【その内より焔の如き深紅の鎧が現出する】
我が鎧を砕くか、面白い……だがそこまで
【再び立ち上がった彼がその黒兜を脱ぎ捨てれば、片眼に傷を持つ男の素顔が露わとなる】