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歴史秘話ヒストリア◇関ケ原の戦いで西軍を率いた石田三成の実像を伝える。関ケ原の戦いの３日後、
三成の本拠地だった佐和山城は落城し、彼の記録や痕跡の多くは消されていった。しかし現在の滋賀
県彦根市の佐和山周辺は、三成が目指した皆で幸せになろうというメッセージに満ちあふれている。
近年の研究によって分かってきた佐和山城の姿や庶民に愛された三成の素顔を探る。また関ケ原の
戦いは"三成vs家康"の構図ではなかったという事実を紹介。天下分け目の戦いは、豊臣政権を奪お
うとする徳川家康を倒そうと呼び掛ける手紙から始まったが、差出人の名前は三成ではなかった。そ
こには、三成が親友から指摘された弱点が秘められているという。本来なら豊臣連合軍と徳川軍との
戦いになるはずだったが、家康の巧妙な手段によって"三成vs家康"へとすり替えられた舞台裏に迫る。