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細山田 65%ダウンで戦力外回避も「食事は松屋か吉野家」
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DeNAの細山田武史捕手(26)が22日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の年俸1700万円から野球協約で定められた減額制限(1億円以下は25%)を大幅に超える65%減の年俸600万円でサインした。
昨季は捕手でチーム最多の84試合に出場したが、今季は鶴岡の加入もあり、春季キャンプから一度も1軍に上がることができなかった。
気になるのは来年の税金額だが、横浜市内の税務署の担当者は「経費がいくら掛かったかで変わるが、所得税と住民税で450万ぐらいになるのでは」と話した。
独身とはいえ年俸600万円から家賃などを支払うと手元にはほとんど残らない。食事は1コインでできる牛丼店で節約するか、おごってもらうしかないのだ。
金欠は自主トレにも影響する。今年1月は大分でソフトバンク・内川らと合同トレを行ったが「お金がないから大分に行けるか分からない」と話す。さらに「来年は契約してもらえたけど再来年は分からない。どれだけ死ぬ気でやれるか」と悲壮感を漂わせた。
事実上の戦力構想外で、下交渉では自由契約となり移籍先を探すか1100万円減で契約するか、2択を求められた末に出した結論。自由に食事も練習もできる金額を再び手にするため、厳しい競争に必死に食らいつく。