メルトダウン592at EQ
メルトダウン592 - 暇つぶし2ch289:M7.74(和歌山県)
12/11/17 17:58:22.58 IPDJI7Y90
第8回【ペイフォワード環境情報教室】 「累積被ばく10ミリシーベルト増すごとに癌が3%ずつ有意に増加する」
Sawada:
札幌の方で先生が講演されたなかで、大変有用なデータが沢山出ているという事が注目されていまして、
一番大きなところがよく言われる低線量被ばくにおける、
100ミリシーベルト以下の部分になりますけれども、
ここの部分の健康被害について、有意か有意じゃないかというところが常に問題になるという事で、
何が問題になるか?と言うと科学的根拠に基づいていないと言う事で否認されるケースが、
論文は出ているけれど、そうじゃないというケースが多いんですけれども、
今回それについて、特に原発労働者20万人を対象にした調査、
これは政府発表のものですけれども、
こちらのもの、ま、311以前のデータという事で発表されているのが比較されて、
今回そのような見解を出されていますけれども、その辺について教えていただけますか?

松崎:
日本の原発労働者の健康調査というか、追跡調査をずっと20年ぐらい前から政府がやっていまして、
それで、311前のちょうど1年前に4回目の報告書が公表されたんですね。
それによると10ミリシーベルトで、癌が3%有意に増加するという結果が出てしまっていたんですね。
ただそれは報告書の中では、政府、文科省サイドは
労働者の飲酒や喫煙率が高いから、たまたまそういう結果になったんだろうと書いていたんですね。
で、私がその報告書を読みなおして、いろいろと分析をしなおしても、
やはりですね、
飲酒とか喫煙の影響を補正してもやっぱり、
原発労働者はがかだか10ミリシーベルトの被ばくで癌のリスクが3%上がるという事は、
大体間違いがなさそうだという、そういう結論を出したわけです。

で、もうひとつ、
20年前からずっと、癌の発生率を追跡しているわけですけれども、
全体として右肩上がりで、だんだん、だんだん増えてきているんですね、そのデータが。
このトレンドでいくと、日本の原発労働者は
10数ミリシーベルト程度の累積の被ばくでも
さらにがんの率が増えてくるだろうということは予想できますね。
それが今まで、ICRPなんかが
「100ミリシーベルト以下では、
癌が出るかどうかは、被ばく者などのデータでも全然わからないから心配ない」
と言ってた事を覆すものだと僕は思うんですね。
で、それをまたさらに補強するデータが最近出まして、
それは、医療被曝。
心筋梗塞を患った患者さんに、
CTとかで沢山検査をやって、診断とか治療をするようになってきているんですけど、
1万人の患者さん、医療被曝を受けた患者さんを5年間追跡していてですね、
やはり、
10ミリシーベルト被ばく量が増すごとにですね、癌のリスクが3%ずつ増えるという
データが発表されまして、
これはカナディアンメディカル ジャーナルという医学雑誌に
2011年に掲載された論文なんですけれども、
それによると医療被曝、これは外部被ばくだけですけれども、
外部被ばくで10ミリシーベルト受けるごとに3%ずつ、癌のリスクが有意に上昇するという事がわかった。
ですから、
原発労働者も10ミリシーベルトで3%。
医療被曝でも10ミリシーベルトで3%。
という事で、桁も数字もまさに一致しているわけで、
そうすると、やっぱりもう、
10ミリシーベルトとか20ミリシーベルト程度の低線量被ばくでも、
癌は有意に3%とか6%増えてくるんだというふうに
放射線の影響を捉えなおす必要があると思うんですね。


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