12/03/09 07:54:14.70 1uSLJPhU0
>>683 手動コピペしましたw
【高層ビルの揺れ 骨組み直撃 - 防災科学技術研 長周期地震動で実験】
2012.3.9 朝日新聞東京12版 7面
巨大地震で超高層ビルを襲うゆっくりした長い揺れで、ビルを支える骨組みに被害が出る
恐れがあることが、防災科学技術研究所の振動実験施設「Eディフェンス」(兵庫県三木市)の
実験でわかった。8日、東京大で開かれた文部科学省研究プロジェクトの報告会で発表した。
実験では、高さ80メートル21階建ての鉄骨ビルと同じように揺れる模型を作り、東海と
東南海地震が同時発生したときに名古屋市で想定される長周期地震動の地震波で
揺らした。4分以上の揺れで、建物は設計で想定しているより大きく繰り返し変形。
柱とはりの溶接で接合した部分に力が集中し、破断した。
柱とはりは、建物が倒壊しないように支える骨組み。接合部は多数あり、一部が破断
しても倒壊はしないと推定されるが、建物は弱くなり、大規模な修復が必要に
なりかねない。事前に接合部の補強をしたり、揺れを抑える装置を取り付けたり
する対策で破断を防げることもわかった。
長周期地震動による超高層ビルの骨組みへの影響は、コンピューターによる計算では想定
されていたが、材料強度や溶接技術にばらつきがあり、この実験で初めて詳細に
確かめられた。東日本大震災では、東京や大阪で超高層ビルが長周期地震動に
襲われたが、天井の落下など、骨組みに影響しない被害だった。(瀬川茂子)