11/11/30 23:12:57.93 QEa+K7W00
(近藤氏)先生ね、先生も推測でそういう過去の事例なんかをもとに推測して、そういう
ふうに判断したわけですよね。
そうすると、この後も鋼鉄の板まで溶け落ちるっていう推測もされているわけですよね。
(小出氏)私はその可能性があると思ってきましたし、そうなってしまうと、汚染の広が
りを食い止められなくなりますので、可能性がある限りは対策を撮らなければいけないと
主張してきました。
(近藤氏)もし、鋼鉄の板も溶かしていたら、どうなるんですか?
(小出氏)更にまた下に構造物を溶かしながら、地面にめり込んでいくということになり
ます。
(近藤氏)それは、永遠に果てしなくそういうことが続いていくんですか?
(小出氏)そうではありません。永遠に果てしなく続くということは、ブラックジョーク
でいわれたわけで、スリーマイル島の事故があるころに『チャイナシンドローム』という
映画が出来て、『果てしなく地下に溶け込んでいって、地球のコアを通り抜けて地球の反
対側の中国で飛び出してくる』っていうのがチャイナシンドロームというブラックジョー
クですけれども、私はそうは多分ならないと、格納容器の鋼鉄を溶かして、地下にめり込
むとしても、多分5m、10mで止まるだろうと私は推測してる。
(近藤氏)水が止めるんですか?
(小出氏)もともと炉心という部分は、ウランの瀬戸物なんですが、約100トンの重さが
あるんですね。それを2800℃を超えて溶かして、瀬戸物がドロドロになって溶け落ちてい
くわけですけれども、溶け落ちていくと圧力容器の鋼鉄を溶かして一体になるわけだし、
更に格納容器のコンクリート、鋼鉄を溶かして、また一体になっていくわけですね。
どんどん体系が大きくなっていくわけです。
でも、発熱自身は崩壊熱という発熱しかありませんから、どこかでバランスが取れた段階
で、溶けることができなくなるという条件が必ずくるのです。
(近藤氏)そうですか・・・
(小出氏)私はそれが地下に潜り込んだとしても、5mか10mだろうと、あまり科学的な根
拠はないのですが、多分そうだろうと私は思っていて、地下に5m、或いは10mの遮水壁を
作らなければいけないというのが、私の要望でした。
そうですね。これをずっとおっしゃって来たわけですけれども・・・
(小出氏)そうです。5月からです<笑>
続く