11/11/30 23:12:25.23 QEa+K7W00
20111130 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
URLリンク(www.youtube.com)
東京には近藤さんです。
まず、東電が福島第一原発の事故で、溶け落ちた核燃料が今どこにあるかということを推
定して発表したというニュースについてなんですが、私、正直いいまして、東電の発表の
言葉を聞いても、小出先生、意味がよく判らないんです。是非、このことを教えていただ
きたいんですが、小出先生が今までどういうことを主張してらっしゃったかっていうこと
を、私の言葉でおさらいしてみますので、間違ってたら教えてくださいね。
東電がメルトダウンの可能性をずっとしていたような早い時期から、小出先生はおっし
ゃっていたのは、
『すでにメルトダウンしている。更に圧力容器は通り抜けて、その外側にある格納容器を
も一部破損させて、底に穴が開いたような状況になっているだろう。その下にあるコンク
リート部分に、溶け落ちた核燃料がどんどんと落ちていっていて、水をその上からかける
もんだから、汚染水がどんどん土壌にしみこんでいるのではないか?』
とおっしゃっていたと思います。
(小出氏)炉心が溶けて、格納容器ではなく圧力容器の底に落ちて、そこを貫き通した。
それがさらに今度は格納容器という容器の底に落ちた。そこはコンクリートの床張りがあ
るので、そのコンクリートを溶かしながら下に沈んで、場合によっては格納容器の鋼鉄製
の容器を溶かして、更に下に落ちてるかもしれないと言ったのだと思います。
あー、そういうことだったんですね。
私が判っていなかったのは、まず格納容器の鋼鉄の窯のそこの部分。
(小出氏)圧力容器じゃなくてですか?
はい。
格納容器の鋼鉄部分よりも、まだ浅いところにコンクリート部分があるというのが、私は
構造上、全然わかってなかったんだろうと、今の話を聞いて思いました。
リスナーから質問をくださっております。
『東電が言ってるのは、メルトダウンした燃料が圧力容器を突き抜けたものの、格納容器
に留まっていて、そこで冷却されているというふうに発表した。』
そうですね?
(小出氏)そうです。
『そうすると、小出先生の見立てよりも、東電の見立てはかなり甘いんではないでしょう
か?』とおっしゃってます。
(小出氏)はい。おっしゃるとおりです。
続く