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メルトダウン583 - 暇つぶし2ch463:M7.74(アメリカ合衆国)
11/11/30 00:53:24.19 QEa+K7W00
貼りますお~

20111129 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
URLリンク(www.youtube.com)

まず原発の寿命というものについて、今日は教えてください。
よく原発の寿命は30年或いは40年という話を聞きますけど、これはどうして30年、40年と
いう数字が出てくるんでしょう?
(小出氏)はい。原子力発電所というのは機械ですね。たくさんの部品から成り立ってい
るわけで、ポンプもあれば配管もあるし、様々なものが組み合わされてできています。
 そして機械というのは、たいていみなさんの想定してる機械もそうですけれども、どこ
かが壊れれば交換するということで、何がしか寿命を長くできるというものですよね。普
通のものでも。
 ただし、原発の場合には、絶対に交換できない部品があるのです。
 それが『原子炉圧力容器』と私たちが呼んでいるいわゆる原子炉の本体というか、圧力
なべそのものですね。それは、もう猛烈な放射能のかたまりですし、大きいものでは10
00トンもあるような超重たいもので、それだけは交換できない。
 それ一体何年もつのだろうか?ということを一番始めに考えました。
 鋼鉄というのは、普通皆さんわかっていただけると思うけど、叩いても割れないし、ち
ょっとくらいへこんだり、トントン叩いていけば伸びるという、金属は『延性』という伸
びる性質というのを持ってるものなんですね。
 一方ガラスというのは、『脆性』と言いまして、トンカチで叩いたらパリッと割れると
いう・・・

『脆い』と書く、脆弱の脆で・・・。
(小出氏)そうです。
 でも、金属もですね、普通は延性なのですが、温度をどんどん冷たくしていくと、ある
温度より冷たくなると脆性になると・・・

へぇー!ガラスみたいに叩いたら割れるような脆いものになってしまう?
(小出氏)そうです。零下何十度という状態にしないとならないのですが、金属も冷やし
ていくと、いつか脆性になってしまうという、そういう性質を持っています。
 ただし、マイナス何十度というのは、普通は無い条件なので、皆さん思っているわけで
すが、その金属が中性子を浴びていると、脆性になる温度がどんどんドンドン高くなって
くるのです。
 だから、運転をすればするだけ、脆くなる温度が常温に近づいて来てしまう。
『いったいそれが何時になったら許すことが出来ないほどの、普通の温度でガラスのよう
になってしまうんだ?』
ということを当初から考えたわけです。それで
『せいぜい30年か40年中性子に浴びせ続ければ、普通の温度で鋼鉄がガラスのような性質
になってしまうだろう』
と予測をたてまして、原子力発電所の寿命は30年か40年だとしたわけですね。

そうなんですか。
しかし、今回事故を起こした福島第一原発の場合は、1号機は運転スタートしてから、ま
さに40年経ったとき、71年3月のスタートですから、ちょうど40年で事故が起きたんです
よね?
(小出氏)ただし、圧力容器がガラスのようにパリッと割れたような事故ではありません
でしたね。今回も。どのくらいの温度でパリッと割れてしまうだろうか?ということは、
試験片という金属を圧力容器の中に入れておいて・・・

続く


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